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HEALTH WORDS / 用語解説

単球

monocyte

このページの目次
  1. 単球の種類

白血球のひとつ。好中球の細胞核が分葉しているのに対して、一個の細胞核を持つため単球と呼ばれる。大きさは12〜20μmでクローバーのような形をしている。末梢血の白血球の3〜6%を占める。1

骨髄のcMoP(共通単球前駆細胞)で作られ、血液からがんや炎症の起きた組織に入り、マクロファージや樹状細胞に分化する免疫細胞。23

血液中での移動性が高く、異常が起こった部位に好中球の次に到達して病原体を貪食する。貪食された病原体はペルオキシダーゼなどの酵素によって殺菌される。1

分化を行う場所となる組織にがんなどの異常があった場合、TAMなどの炎症を引き起こすマクロファージなる恐れがある。

単球はがん組織で腫瘍関連マクロファージ(TAM)、炎症性腸疾患で炎症惹起マクロファージ、骨疾患で破骨細胞に各々分化することが予想されるため、ヒトcMoPを標的とした新規治療法の開発が期待されます。4

単球の種類

大きく以下の二種類に分類される。56

前者はCX3CR1hiCCR2- でありフラクタルカインに対して選択的に反応する。後者はCX3CR1loCCR2+でありMCP-1など炎症性ケモカインに対して選択的に反応する。後者が単球の8〜9割を占める。

参考文献・出典

  1. 技術評論社 奈良信雄 知りたいサイエンス とっても気になる血液の科学(2010/1/5) ↩1 ↩2
  2. 東邦大学 マクロファージ|バーチャルラボラトリ: http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/macrophage/introduction/int-01.html ↩
  3. 感染と防御・第4回 免疫の概念 免疫系のネットワーク: http://www.setsunan.ac.jp/~p-bisei/Lecture_files/NID13-04.pdf ↩
  4. 「がん悪化や炎症を主導するマクロファージの源となる細胞を発見」【樗木俊聡 教授 】 | プレスリリース | 国立大学法人 東京医科歯科大学: http://www.tmd.ac.jp/press-release/20170517/index.html ↩
  5. 日本臨床免疫学会会誌 フラクタルカインと炎症性疾患: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/28/3/28_3_131/_article/-char/ja/ ↩
  6. 近畿大学学術情報リポジトリ 乳がんの病期に伴う末梢血CD14highCD16+単球の増加: https://kindai.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=10334&item_no=1&page_id=13&block_id=21 ↩