糖鎖
グルコースなどの糖が枝分かれしながら鎖状に繋がった分子。多くはタンパク質や脂質などに結合した状態で存在する。糖鎖を持つタンパク質を糖タンパク質と呼ぶ。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
グルコースなどの糖が枝分かれしながら鎖状に繋がった分子。多くはタンパク質や脂質などに結合した状態で存在する。糖鎖を持つタンパク質を糖タンパク質と呼ぶ。
糖鎖による化学修飾。糖鎖の付加反応のこと。
糖鎖抗原とは、細胞表面に存在する糖蛋白質や糖脂質などの構成成分である糖鎖構造を認識部位(エピトープ)とする抗原の総称である。
糖鎖認識ドメイン 糖認識ドメインを参照。
血液型の分類方式の一つ。赤血球上の抗原(糖鎖)と血清中の抗体によって分類される。1900年頃、カール・ラントシュタイナー(Karl Landsteiner)により定義された(ラントシュタイナーの法則)。ABO血液型は第9染色体の遺伝子に存在する糖転移酵素によって決定される。
ABO血液型がA型の人が赤血球上や体液中に持つ、抗原として認識される糖鎖。
ABO血液型がB型の人が赤血球上や体液中に持つ、抗原として認識される糖鎖。
リンパ球のひとつ。Bリンパ球とも呼ばれる。骨髄(bone marrow)から生産されるためその名が付けられた。鶏ではファブリキウス嚢という部位で作られる細胞(bursa)がB細胞を生成するため、その頭文字を取っているともされる。
C-マンノシル化とは、タンパク質のアミノ酸残基に対して糖鎖であるマンノースが炭素-炭素結合を介して直接共有結合する、特殊な翻訳後修飾の1つである。
膵臓がんや胆管がん、胆嚢がん、胃がん、大腸がんなどの腫瘍マーカー。
B細胞抗原受容体(BCR)を介するシグナル伝達を負に制御することにより、CD72と同様にB細胞の活性化を制御する膜型レクチン分子。シグレック2とも。
表皮幹細胞、真皮幹細胞、脂肪幹細胞の細胞表面上に発現するタンパク質。
細胞外領域にフィブロネクチン様ドメインと糖鎖に富む領域を持つ受容体型チロシンホスファターゼ。リンパ球の表面に存在する分子で、抗原受容体を介するシグナル伝達において重要。
Fc領域を構成するドメインのひとつ。
カルシウム依存性の糖鎖結合活性を持つレクチン。カルシウム要求型レクチン。
EGF(上皮成長因子)ドメインにおける糖鎖修飾に関わるO-GlcNAc転移酵素のひとつ。細胞外のN-アセチルグルコサミン修飾を触媒する酵素。
FUT2とは、フコースを特定の糖鎖に転移させる酵素であるフコース転移酵素のファミリーに属し、主に分泌型のABO式血液型抗原やLewis抗原の生合成に関与するフコース転移酵素2をコードする遺伝子である。
糖鎖合成酵素(糖転移酵素)。GnT-Vが作る糖鎖はがんの進行に関わることが知られており、がん細胞が放出する細胞外小胞にはGnT-Vが多く含まれている。
タンパク質に結合して、それを生体膜上に固定する役割などを持つ糖脂質のGPI(グリコシルホスファチジルイノシトール)のこと。
IDUAとは、アルファ-L-イドルロニダーゼをコードする遺伝子、および同遺伝子によって産生される酵素の名称である。
IFN-βのひとつ。大腸菌を宿主細胞として製造される。ヒトのIFN-βの17位のアミノ酸が置換され、1位のメチオニンと糖鎖が脱落した構造を持つ。多発性硬化症の治療薬。
I抗原とは、主として成人の赤血球膜上に豊富に発現する糖脂質および糖タンパク質上の炭水化物構造(糖鎖)を指す血液型抗原の一つである。
細胞接着分子(セレクチン)のひとつ。リンパ球の細胞膜上に発現する。LECAM-1やCD62L、LAM-1とも。
1996年にヒト血漿から得られたフィコリン。P35とも。主に肝臓で産生される。
MGAT3とは、N-結合型糖鎖の生合成において「バイセクティングGlcNAc(N-アセチルグルコサミン)」の付加を触媒する糖転移酵素であるグリコシルトランスフェラーゼファミリーの一員である。
MRJP2とは、ミツバチ(Apis mellifera)の王乳(ローヤルゼリー)に特異的かつ豊富に含まれる主要タンパク質ファミリー(Major Royal Jelly Protein)を構成する分子の一つである。
ガラクトースの誘導体であるアミノ糖。ABO血液型におけるA抗原となる糖鎖の末端に結合する。
キチンやヒアルロン酸を構成する糖類。グルコサミンの2位のアミノ基がアセチル化された構造を持つ。細胞と細胞外を繋ぐ働きを持ち、様々なタンパク質の糖修飾に関わる。GlcNAcと表記される。
ムラミン酸の誘導体。細菌の細胞壁(ペプチドグリカン)の糖鎖を構成する単糖類のひとつ。MurNAcと表記される。
グリコシル化の一種。N-グリコシル化とも呼ばれる。
タンパク質を構成するアミノ酸のうち、アスパラギンの側鎖にあるアミド部分にN-アセチルグルコサミンがβ結合した糖鎖。
シアリダーゼ(ノイラミニダーゼ)のひとつ。
細胞質内で糖タンパク質からN型糖鎖を外す酵素。細胞質ペプチド:グリカナーゼN1とも。
血液中を巡るリンパ球のひとつ。ナチュラルキラー細胞とも。
O-結合型糖鎖であるフコース。
O-メチルグルクロン酸とは、グルクロン酸の水酸基がメチル基でエーテル化された糖質の一種であるウロン酸の誘導体である。
O-結合型グリコシル化とは、タンパク質のアミノ酸残基であるセリンあるいはスレオニンの水酸基(ヒドロキシ基)の酸素原子に対して、糖鎖が共有結合的に付加される翻訳後修飾の一種である。
タンパク質を構成するアミノ酸残基のセリンまたはトレオニンの側鎖を介して結合している糖鎖。
病原性を持つグラム陰性菌の外膜から伸びる糖鎖。菌体抗原とも。
セレクチンファミリーに属する膜タンパク質のひとつ。血小板のα顆粒膜と血管内皮細胞のバイベル・パラーデ小体に発現する。CD62Pとも。
髄鞘の形成に関わるタンパク質。
膵がんの幹細胞表面に発現する糖鎖を特異的に認識するレクチン。他のレクチンと異なり、凝集反応を起こさない。
REG3G(Regenerating islet-derived protein 3 gamma)とは、リガーゼ様作用や抗菌ペプチドとしての機能を持つC型レクチンファミリーに属するタンパク質の一種であり、主として膵臓や小腸などの消化器系組織において発現が認められる分泌タンパク質である。
α2,6-シアル酸の合成に関わる糖転移酵素。細胞内のゴルジ体に存在し、シアル酸を糖鎖の末端にあるガラクトースにα-2,6結合の様式で転移する。
糖鎖の認識に遊離のチオール基を必要とするレクチン。
ウイルスが持つ一本鎖RNAを認識するToll様受容体。
ウリジン二リン酸とN-アセチルグルコサミンが結合した有機化合物。UDP-GlcNAcやウリジン二リン酸-N-アセチルグルコサミンとも呼ばれる。分子式は C17H27N3O17P2
UDP-グルコース糖タンパク質グルコース転移酵素。
小胞輸送に関わるSNAREタンパク質。おたふく風邪(流行性耳下腺炎、ムンプス)のウイルス(ムンプスウイルス:MuV)が細胞に侵入・増殖するのに必要となることが報告されている。
α-1,4-ガラクトース転移酵素とは、糖脂質であるグロボ系糖脂質の生合成経路において、特定のガラクトース残基をα-1,4結合で転移する反応を触媒する酵素である。
α-2,6結合とは、糖鎖のシアル酸がガラクトースなどの糖残基と結びつく際のグリコシド結合様式のひとつであり、シアル酸の2位の炭素とガラクトースなどの6位の炭素が酸素原子を介して結合したものを指す。
血清に含まれる糖タンパク質。オロソムコイドとも。
β-グリコシダーゼとは、O-グリコシル化合物におけるO-グリコシド結合の加水分解を触媒する酵素の一種であり、国際生化学・分子生物学連合の酵素番号(EC番号)としてEC 3.2.1.21に分類される加水分解酵素である。 本酵素は、主に配糖体やオリゴ糖の非還元末端にあるβ-D-グリコシル残基の切断に関与し、対応する糖とアグリ…
Ⅰ型糖鎖とは、哺乳類の糖鎖構造の一つであり、Galβ1-3GlcNAcという特徴的な二糖の結合様式(リピート構造や末端構造)を持つ糖質の分類名である。
アスパラプチンCとは、アスパラガス(学名: Asparagus officinalis)の地下茎や茎などの植物組織から単離・同定されるステロイドサポニンの一種である。
単糖類の一部のヒドロキシ基がアミノ基に置換された誘導糖。
植物の細胞壁に含まれる単糖類(ペントース)のひとつ。主にL体として存在する。甘味度は砂糖の60%程度。
エキソグリコシダーゼとは、多糖やオリゴ糖などの糖鎖の非還元末端側から糖残基を1つずつ順次切り出す触媒作用を持つ酵素の総称である。 グリコシド結合を加水分解する酵素であるグリコシダーゼの下位分類に位置づけられており、糖鎖工学や生化学の分野において重要な酵素群の一つとして広く認識されている。
植物の細胞壁に含まれる主要な構造タンパク質。
胎児期には肝臓、出生後は腎臓で作られるホルモン。赤血球を作るために必要。赤血球コロニー刺激因子とも。