粘膜(mucous membrane)

消化管などの内臓の内側(内腔)などに存在し、それを保護する役割を持つ層状の組織。粘膜は粘膜上皮粘膜固有層の二層、またはこれらに粘膜筋板を加えた三層から構成される。

例えば、胆嚢の粘膜は粘膜筋板の無い二層であるが、食道などの消化管には粘膜上皮が存在する。*1*2

粘膜は病原体の侵入を防ぐ免疫を持つ。主に分泌型IgAが産生される。*3

粘膜面には,B2系B細胞に加え,T細胞非依存的に多糖類脂質などの病原体に共通する抗原に対する抗体を産生し,骨髄外で成熟するB1系B細胞が多くみられる.... またT細胞においても,全身免疫系で一般にみられるのは,αβT細胞であるのに対し,粘膜面にはγδT細胞が数多く分布している.*4

ヒトや動物には,外敵から身体を守るために免疫系が備わっている.多くのウイルスや病原の侵入口である粘膜面には効果的な「粘膜免疫」が存在し,抗原特異的分泌型IgA応答や細胞傷害性T細胞CTL)を誘導する.*5

*1Web Histology 胆嚢: http://plaza.umin.ac.jp/~web-hist/liv03-1.html
*2神戸大学附属図書館 デジタルアーカイブ 【 学内研究成果 】消化器系: http://www.lib.kobe-u.ac.jp/products/jintai1/T010.pdf
*3粘膜バリア 病原体と戦うシステム 手塚裕之 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 生体防御学分野: http://www.tmd.ac.jp/mri/koushimi/shimin/teduka.pdf
*4「他領域からのトピックス」粘膜免疫システム―生体防御の最前線: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/114/11/114_11_843/_pdf
*5粘膜免疫・粘膜ワクチン: https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/56/3/56_3_191/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2018-06-11 (月) 08:05:24