無名質
無名質とは、主として脳の神経系において見出される特異的なタンパク質や組織成分の総称、あるいは特定のアミノ酸配列や機能が十分に同定されていない物質を指す学術用語である。 歴史的に生化学や神経解剖学の分野において、その存在や染色特性は確認されていたものの、分子レベルでの詳細な構造や生理学的意義が長らく不…
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無名質とは、主として脳の神経系において見出される特異的なタンパク質や組織成分の総称、あるいは特定のアミノ酸配列や機能が十分に同定されていない物質を指す学術用語である。 歴史的に生化学や神経解剖学の分野において、その存在や染色特性は確認されていたものの、分子レベルでの詳細な構造や生理学的意義が長らく不…
異形細胞(いけいさいぼう)とは、通常の細胞と比較して、その形態や構造が著しく異なっている細胞の総称であり、組織学的な異型を示すものを指す。 生体内の組織や臓器において、細胞の大きさ、形状、核の大小や形、核と細胞質の比率などが通常の状態から逸脱している状態を異型と呼び、このような変化を起こした個々の細…
疾患病態とは、生体が疾病に罹患した際に見られる病気の原因、発症機序、および身体に生じる構造的・機能的変化の総体を指す医学・生物学上の概念である。 医学および生物学の領域において、疾患病態の解明は臨床医学の基礎をなす極めて重要な研究分野であり、病理学や病態生理学といった学問体系によって体系的に解析され…
病理診断とは、患者から採取された組織や細胞を対象として、顕微鏡を用いた観察などを行うことにより、病気の原因や診断を確定させるための医療行為である。 病理診断は、現代の医療において治療方針の決定や予後の予測に不可欠な役割を果たしている。
癌化とは、正常な細胞が遺伝子変異やエピジェネティックな異常の蓄積により、無秩序な増抗と浸潤・転移能を獲得するプロセスのことである。 生物学的な細胞は通常、精緻な細胞周期の制御を受け、周囲の組織環境と協調して生存している。 しかし、様々な内因性あるいは外因性の要因によってDNAの塩基配列に傷がつき、それが…
筋層浸潤性膀胱癌とは、膀胱の粘膜および粘膜下層を超えて、固有筋肉層(平滑筋層)にまで及ぶ浸潤を示した悪性腫瘍(癌)のことである。
管腔器官とは、体内にあって内側に空洞(管腔)を有する器官の総称である。 生物の個体内において、物質の輸送、分泌、排泄などの生体機能を担う重要な役割を果たしている。
粗線とは、生物学、医学、および細胞生物学の分野において、顕微鏡下で観察される比較的太い線維状の構造物を指す一般的な呼称である。 組織学や細胞学の領域では、細胞質内や細胞骨格、あるいは結合組織を構成する各種の線維成分に関して、その形態学的特徴を表現する際に用いられることがある。
精巣縦隔とは、精巣の後縁部において、精巣を包む白膜が実質内部へ入り込んで形成する不規則な結合組織の厚い線維性の帯状構造である。
糖鎖抗原とは、細胞表面に存在する糖蛋白質や糖脂質などの構成成分である糖鎖構造を認識部位(エピトープ)とする抗原の総称である。
清野謙次によって発見された、生体各所に存在し、旺盛な生体色素摂取能を発揮する細胞。
胸膜頂とは、壁側胸膜のうち最上部に位置し、肺尖部を覆うドーム状の部分である。 胸膜は肺を包み込む漿膜であり、そのうち胸壁の内面を覆う部分が壁側胸膜と呼ばれる。 その壁側胸膜の最上部は、鎖骨の内側上方に向かって突出しており、この突出したドーム状の領域が胸膜頂と称される。 成人においては、胸膜頂の位置はお…
腔とは、生物の体腔や器官の内側にある空間や空洞を指す医学・生物学用語である。
腫瘍組織とは、異常な細胞の過剰な増殖によって形成された新生物の構造体を指し、腫瘍の本体を構成する実質と、それを支持する間質から成り立っている。
真皮や靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するコラーゲン(膠)に炎症などの障害が生じる疾患の総称。自己抗体が出現するため自己免疫疾患と言える。
膵島アミロイドとは、膵臓のランゲルハンス島(膵島)において、アミロイドと呼ばれる不溶性の線維状タンパク質が異常沈着したものである。
薬剤性神経障害とは、治療目的で投与された種々の薬剤の副作用や有害事象として、末梢神経系(末梢神経)または中枢神経系に構造的あるいは機能的な障害が生じる病態の総称である。
血行性とは、病原体や細胞などが血液の流れ(血行)に乗って身体の他の部位へ運ばれる状態や経路を指す医学・生物学用語である。
術前補助療法とは、悪性腫瘍に対する根治的手術を行う前に施行される薬物療法や放射線療法などの補助療法の総称である。
補体第3成分(C3)とは、生体防衛システムである補体系の中核を担う最も存在量の多いタンパク質であり、肝臓で産生されて血漿中に分泌される。 補体経路の古典経路、レクチン経路、オルタナティブ経路のいずれの活性化カスケードにおいても、C3はこの中心的な合流点に位置しており、自然免疫および獲得免疫の両方において…
視神経脊髄炎スペクトラム障害とは、中枢神経系、特に視神経と脊髄を主要な標的とする自己免疫疾患の一つである。 かつては多発性硬化症の亜型と考えられていたが、現在では免疫学的および病理学的に異なる独立した疾患として分類されている。
角化不全とは、表皮の角質層において核が消失せずに残存している病理学的状態を指す。
超音波エラストグラフィとは、超音波を用いて組織の硬さ(弾性)を画像化し、診断に活用する非侵襲的な画像診断法である。
閉塞性疾患とは、管状の器官や血管などの内腔が狭窄あるいは閉塞することにより、物質や液体の通過障害を引き起こす疾患の総称である。
一部の肺の疾患(過敏性肺炎や肺胞微石症など)をX線で撮影した際に映る陰影。
骨膜反応とは、何らかの刺激や病変によって骨膜の内層にある骨芽細胞が刺激され、骨の表面に新たな骨組織が形成される生体防御反応および修復機転のことである。 X線検査などの画像診断において、骨皮質の外側に異常な骨形成として視覚化される。
黄色ブドウ球菌α毒素とは、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) が産生する主要な病原性因子の一つであり、強力な細胞溶解作用を示す外毒素(ポアフォーミング毒素)である。