インターフェロン
サイトカインの一種。生体内では、細胞がウイルスに感染したときに、その細胞から産生され、ウイルスの増殖を阻害したりNK細胞を呼び寄せたりといった働きをする。インターフェロンという名前はウイルスの増殖を阻害(interfere)することから付けられた。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
サイトカインの一種。生体内では、細胞がウイルスに感染したときに、その細胞から産生され、ウイルスの増殖を阻害したりNK細胞を呼び寄せたりといった働きをする。インターフェロンという名前はウイルスの増殖を阻害(interfere)することから付けられた。
インターフェロン-α
インターフェロン-β IFN-βを参照。
インターフェロン-γ IFN-γを参照。
インターフェロンガンマとは、免疫応答において中心的な役割を果たすサイトカインの一種であり、特に抗ウイルス作用、抗腫瘍作用、および免疫細胞の活性化に深く関与するタンパク質である。
インターフェロン制御因子
インターフェロン調節因子
肝炎ウイルスのひとつ。遺伝子としてRNAとDNAを両方持つ特殊なウイルス。B型肝炎の原因となる。国内の急性肝炎の約30%、慢性肝炎や肝硬変の約15%がB型肝炎ウイルスの感染によるものとされる。
CD1dとは、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラスI分子に構造的類似性を持つ、糖脂質抗原を提示する非古典的MHCクラスI分子である。
C型レクチンのファミリーに属する膜タンパク質。
CFP-10とは、主に結核菌(結核の原因菌であるMycobacterium tuberculosis)のゲノム上に存在する遺伝子から発現し、宿主の免疫応答において重要な役割を果たす10kDaの培養上清プロテイン(Culture Filtrate Protein 10)のことである。 このタンパク質はESAT-6とともに、結核の感染診断やワクチン開発の分野で極めて重要な…
アデニル酸とグアニル酸が2つのホスホジエステル結合によって環状に結合した有機化合物。セカンドメッセンジャーとしての働きを持つ。
最も慢性肝炎へ移行しやすいウイルス性肝炎。C型肝炎ウイルスの感染による肝炎。血液を介して感染する。肝がんの原因のの70~80%を占める。
病原体由来のDNAを察知する、細胞質に局在するパターン認識受容体。腫瘍間質に存在するマクロファージに発現増強する遺伝子として発見された。DLM-1やZBP1とも。
2本のRNA(あるRNAとそれに対するアンチセンスRNA)が結合したもの。二本鎖RNAとも。
FGF受容体のひとつ。肝細胞がんに発現し、その細胞増殖および細胞浸潤に関与していることが知られている。インターフェロンの投与によってさらに過剰に発現する。
GMP-AMPシンターゼ(cGAS)とは、細胞質内に侵入した二本鎖DNAなどのDNAを認識して活性化するDNAセンサーであり、自然免疫応答を惹起する酵素である。
Ⅰ型インターフェロンを参照。
Ⅰ型IFNのひとつ。インターフェロン-α。商品名はスミフェロン。
Ⅰ型IFNのひとつ。インターフェロン-β。IFN-βの遺伝子の欠損はがん化の原因となることが報告されている。
インターフェロン(Ⅱ型インターフェロン)のひとつ。Th1サイトカインの代表。IFN-gとも。
Ⅲ型インターフェロンを参照。
Ⅰ型インターフェロン受容体のサブユニット。チロシンキナーゼ2と結合する。
Ⅰ型インターフェロン受容体のサブユニット。JAK1と結合する。
INF-γ(インターフェロン・ガンマ)とは、主に活性化T細胞やナチュラルキラー細胞(NK細胞)によって産生・分泌される、免疫応答において中心的な役割を果たすサイトカインの一種である。
ミトコンドリア外膜上の分子量約6万の膜タンパク質。MAVSやVISA、Cardifなどとも呼ばれる。
インターフェロンの制御を行う転写因子。インターフェロン制御因子やインターフェロン調節因子と呼ばれる。
IRF-5とは、インターフェロン調節因子(Interferon Regulatory Factor)ファミリーに属する転写因子の一つであり、主として免疫系の細胞においてウイルスや細菌などの病原体に対する自然免疫応答や炎症反応の制御に重要な役割を果たしているタンパク質である。 IRF-5は、免疫担当細胞であるマクロファージや樹状細胞などに…
形質細胞様樹状細胞によるⅠ型インターフェロンの産生を誘導する転写因子。特にIFN-αの遺伝子発現を制御している。形質細胞様樹状細胞以外には、未刺激状態ではほとんど発現していない。IFN-αとIFN-βの両方の転写がIRF-7に依存的であることが示されている。
IRF9とは、インターフェロン(IFN)シグナル伝達経路において重要な役割を果たし、ISGF3複合体の構成成分として転写活性を担うタンパク質および遺伝子である。
インターフェロンの生産とインターフェロンによる遺伝子の活性化の両方で中心的役割を果たす転写活性化因子。STAT1、STAT2およびIRF9が結合したヘテロ三量体。
ユビキチン化酵素(E3)の活性抑制に関わるタンパク質。CSN5とも。
RIG-I様受容体のひとつ。麻疹ウイルスや脳心筋炎ウイルスなどに由来する比較的長い(dsRNA > 1kb)を認識する。
軟骨基質の主要な分解酵素となるマトリックスメタロプロテアーゼ。3型コラゲナーゼとも。
サルベコウイルス亜属に分類されるコロナウイルスに特異的な遺伝子。強いインターフェロン抑制活性効果を有する。
RNAウイルスが細胞に感染した場合に、その細胞内に現れる二本鎖RNAの立体構造を認識する、細胞質内の受容体タンパク質。
パターン認識受容体のひとつ。細胞質に存在し、細胞内のウイルスを認識する。dsRNAのセンサーであり、自己のRNAとそうでないRNAを見分ける。
COVID-19の原因となるコロナウイルス。通称、新型コロナウイルス。2019-nCoVとも呼ばれた。
Ⅰ型インターフェロンやインフルエンザウイルスの刺激を受けた気道上皮細胞ならびにマクロファージが高発現する酵素。
転写因子の一つ。EtsファミリーおよびIRFファミリー。B細胞に発現して、その分化や機能を調節する。
転写因子のファミリー。インターフェロンの下流で働く転写因子として発見された。
STATのひとつ。サイトカイン(Ⅰ型インターフェロンやIFN-γなど)が細胞の受容体に結合するとリン酸化されて細胞核内に移行し、標的遺伝子を発現する。
STAT経路とは、サイトカインや成長因子などの細胞外シグナルを受容した細胞において、細胞膜から核内へ情報伝達を行い標的遺伝子の転写を直接誘導する、主要なシグナル伝達経路の一つである。
病原体感染におけるサイトカインの産生において必須な役割を果たすキナーゼ(細胞内シグナル分子)。NAKやT2K、IKKiとも。
Th1細胞によって産生されるサイトカインの総称。代表的なものはIFN-γ(インターフェロン-γ)。
ウイルスが持つ一本鎖RNAを認識するToll様受容体。
TLR4を介するMyD88非依存的経路に必要なアダプター分子。TRAMのN末端はミリストイル化部位を持ち、この部位に変異を導入するとTRAMが正常に膜上に局在できなくなり、TLR4のシグナルが障害されることが知られている。
Ⅰ型インターフェロンをリガンドとする受容体。IFNAR1とIFNAR2の2つのサブユニットからなる。
インターフェロンの分類のひとつ。ウイルスの感染時には大量に産生され、そのウイルスを排除するために働く。恒常的に僅かな量が体内に存在する。この常に僅かに分泌されるⅠ型インターフェロンは腫瘍を抑える働きを持つことが示唆されている。
Ⅱ型インターフェロンを参照。
Ⅱ型インターフェロン(interferon II type) IFN-γを指す。
Ⅲ型インターフェロンを参照。
Ⅰ型インターフェロンおよびⅡ型インターフェロンと異なる構造を持つインターフェロン。IFN-λとも。
ヒトのIFN-βとほぼ同じ構造をもつ遺伝子組換え型のインターフェロン(IFN-β-1a)の商品名。多発性硬化症に対して使用される。
ひとつの細胞に複数のウイルスが感染した場合にウイルスの増殖が抑制される現象。
免疫細胞が分泌する、細胞の増殖や分化、活性化、抑制などを制御する、分子量が6,000~60,000(8,000〜30,000とも)のタンパク質または糖タンパク質の総称。ホルモンと作用は似ているが、ホルモンとは違って主に近くの細胞に作用する。
サイトカイン受容体とは、免疫系や造血系をはじめとする生体の多様な細胞応答を制御するサイトカインが特異的に結合し、そのシグナル伝達を細胞内へ仲介する細胞膜受容体の総称である。
セレジストとは、ヒトインターフェロン・ベータ(IFN-$\beta$)製剤の一つであり、遺伝子組み換え技術によって製造される組換えタンパク質医薬品である。
JAKファミリーに属する非受容体型チロシンキナーゼ。サイトカイン(IL-12、IL-23、IFN-αなど)の受容体に会合し、それらの受容体下流の細胞内シグナル伝達活性化を仲介し、T細胞やNK細胞の働きに関与する。
様々なパターン認識受容体の活性化により発現が誘導され、インターフェロンの産生を誘導する遺伝子。正式名はRSAD2。