原虫
寄生生物の一種。真菌を除く真核細胞の単細胞生物で、寄生性かつ病原性のものを指す。
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寄生生物の一種。真菌を除く真核細胞の単細胞生物で、寄生性かつ病原性のものを指す。
哺乳類では189個のアミノ酸残基からなるタンパク質。その遺伝子はRasと協調的に細胞のがん化を促進するものとして発見された。家族性パーキンソン病の発症に関わる原因遺伝子であることが知られておりPARK7とも呼ばれる。
GPIアンカーと結合した(GPIアンカーによる化学修飾を受けた)タンパク質のこと。GPIアンカーを持つタンパク質は細胞膜上の移動に有利であり、タンパク質の再結合も可能にしている。
メチルエリスリトールリン酸経路(非メバロン酸経路)における二番目の酵素。DXRとも。PfDXRはマラリア原虫の学名(P. falciparum)の頭文字を付けたもの。
Trypanosoma cruziとは、南アメリカから中アメリカにかけて風土病として存在する、人獣共通感染症のシャーガス病を引き起こす原虫の一種である。
TCRγとTCRδからなるT細胞抗原受容体を持つT細胞。ヒトの場合、多くのT細胞はαβ型T細胞であり、γδ型T細胞は少ない(5%未満)。主に粘膜下や皮膚下に分布し、自然免疫的な役割を持つ。
ニューモシスチス肺炎の発症抑制および治療薬。マラリアに対しても有効。ニューモシスチス・カリニやマラリア原虫のミトコンドリアの電子伝達系(複合体Ⅲ)を抑制する。商品名はサムチレールやマラロン。
アメリカトリパノソーマ病とは、原虫の一種であるクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)の感染によって引き起こされる人獣共通感染症であり、別名シャーガス病とも呼ばれる寄生虫病である。 主として中南米の風土病であるが、近年では人口移動に伴い非流行国へも感染者が拡がっている疾患である。
ヨモギの一種(クソニンジン)から抽出されたマラリアの治療薬となるセスキテルペノイド。チンハオス(青高素)とも。
赤痢アメーバ(エントアメーバ・ヒストリティカ)と同属の原虫だが、感染しても病原性を持たないもの。
ニトロイミダゾールの誘導体。抗原虫薬のひとつ。アメーバ赤痢の治療薬。
リーシュマニア原虫の寄生が原因となるリーシュマニア症のひとつ。内臓リーシュマニア症とも。
汚染された水道などで見られる原虫。
哺乳類に感染してクリプトスポリジオシスを引き起こす原虫。腸管の上皮細胞の微絨毛に侵入して寄生し増殖する。
腹痛と水様性下痢が主な症状として現れる感染症。原因はクリプトスポリジウム原虫。クリプトスポリジウム症とも呼ばれる。
コクシジウム属の原虫であるサイクロスポラ(Cyclospora cayetanensis)による感染症。熱に弱いため主に生鮮食品によって感染する。
寄生虫(原虫)の休眠状態。嚢子とも。
シャーガス病とは、クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)という寄生虫によって引き起こされる人獣共通感染症であり、アメリカ大陸の熱帯地域を中心に風土病として分布している疾患である。
オロト酸に水素が2つ結合した有機化合物。4,5-ジヒドロオロト酸とも。
リーシュマニア症の治療薬のひとつ。アンチモンを含む化合物。商品名はペントスタム。
マラリアの治療薬の有効成分のひとつ。ピリメタミンと合成されて利用されることが多い。パラアミノ安息香酸と競合して二水素葉酸の合成を阻害する。
プリマキンと同様に、ヒプノゾイトを殺滅する目的で使用される8-アミノキノリン誘導体。
トキソプラズマ症の原因となる原虫。トキソプラズマ・ゴンディが代表的。
原生生物の科のひとつ。トリパノソーマ症(アフリカ睡眠病)やナガナ病、スーラ病などを引き起こす原虫。哺乳類に寄生する。
トリパノソーマ科の寄生性原虫。アフリカ睡眠病やナガナ病の原因となる。アフリカトリパノソーマとも。
トリパノソーマ原虫の寄生による症状。アフリカ睡眠病とも。
メスがマラリアの原因となるマラリア原虫を媒介する蚊。漢字では羽斑蚊。
肝細胞内で休眠状態となった三日熱マラリアおよび卵形マラリアの原虫。長期間経過してから分裂を開始して血液中に放出され、症状を再発させることがある。治療薬は8-アミノキノリン系(プリマキンやタフェノキン)が有効。
抗マラリア原虫活性を有する有機化合物。プベルリン酸とも。
マラリアの再発防止のため、治療後肝細胞に残存する休眠状態のマラリア原虫(ヒプノゾイト)を殺滅する目的で使用される8-アミノキノリン誘導体。
マラリアの治療薬。マラリア原虫のジヒドロ葉酸レダクターゼを阻害し、テトラヒドロ葉酸の産生を低下させることでDNA合成を阻害する。商品名はマラロン。
肝臓から発見された、アンチトロンビンに結合して血液の凝固を抑制する作用を持つ硫酸化多糖(ヘパラン硫酸)。マスト細胞に存在する。ヘパラン硫酸の中でも硫酸化の度合いが高い。
マラリア原虫がヘムを自身にとって無毒なものに変化させたもの。マラリア色素とも。
植物やマラリア原虫のメチルエリスリトールリン酸経路(非メバロン酸経路)における2番目の酵素であるPfDXRを阻害する活性を持つ抗生物質。
ハマダラカが媒介するマラリア原虫によって引き起こされる感染症。紀元前からその存在が確認されている。イタリア語で「悪い空気」を意味する語であり、当初は悪い空気を吸うことで引き起こされると誤解されていた。
ハマダラカが媒介するマラリアの原因となる寄生虫。ハマダラカの胃の中に存在し、吸血する際に唾液に混ざって人間の血液に入る。
マラリア原虫や植物の色素体がステロイドやビタミンAなどのイソプレノイドの生合成を行う際の代謝経路。この経路においてイソプレノイドはイソペンテニル二リン酸の縮合によって生成される。非メバロン酸経路とも。ホスミドマイシンによって阻害される。
5-ニトロイミダゾール類に属する抗原虫剤および嫌気性の細菌に対する抗菌薬。対象の体内で還元されてニトロソ化合物に変化することで効果を発揮する。商品名はフラジール。
ジアルジア症の原因となる原虫。動物鞭毛虫綱ヘキサミタ科に属する鞭毛虫。世界中で最も感染者数の多い病原性寄生虫のひとつ。ジアルジアとも。
肝細胞から分泌され、細菌のシデロフォアに結合し、その鉄の利用を阻害するタンパク質。好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(NGAL)とも。
リューシュマニアウイルスとは、原虫であるドニシリーシュマニア(Leishmania donovani)などのリーシュマニア属原虫に寄生するウイルスの一種である。
本種は主として中南米地域に分布しており、サシチョウバエ類によって媒介される人獣共通感染症の原因菌として知られている。
サシチョウバエが媒介する原虫であるリーシュマニアによる人畜共通感染症。
人体寄生虫とは、人間の体内または体表に定着して栄養を摂取し、その代わりに不利益や病気を与える生物の総称である。 これらは宿主である人体に対する依存度が高く、感染を通じて様々な臨床症状を引き起こす病原体として医学および寄生虫学において重要視されている。
住血胞子虫とは、アピコンプレックス門アコノトスダニ亜綱に属する真核生物の一群であり、主として脊椎動物の血球や血管内皮細胞などに寄生する原虫の分類群である。
先天性トキソプラズマ感染症とは、妊娠中の母親がトキソプラズマ(Toxoplasma gondii)に初感染し、胎盤を介して胎児へと母子感染(垂直感染)することによって引き起こされる疾患である。 トキソプラズマは原虫の一種であり、猫などの終宿主の腸管内で有性生殖を行い、オーシストと呼ばれる卵のような形をとって糞便中に…
動物や植物、菌類に該当しない真核生物。
媒介とは、ある場所から別の場所へ、あるいはある主体から別の主体へと、物質、エネルギー、あるいは病原体などを仲立ちして伝えること、またはその役割を果たすものを指す医学および生物学における重要な概念である。
他の生物に寄生(別の生物から一方的に持続して利益を得ること)して生きる生物。
寄生虫体とは、宿主の体内または体表に定着して栄養を摂取し、生活史の全部または一部を依存する生物の個体そのものを指す用語である。
寄生虫感染症とは、寄生虫(原虫や蠕虫など)が宿主の体内へ侵入し、定着・増殖することによって引き起こされる疾患の総称である。地球上の広範な地域、特に熱帯や亜熱帯などの気候条件が揃った地域を中心に多大な罹患率と死亡率をもたらす公衆衛生上の重大な課題となっている。
自然免疫に関わるペプチド。皮膚や粘膜の上皮細胞から分泌される、30個程度のアミノ酸からなるペプチド。
原虫(寄生虫)の形態のひとつ。活動や分裂を行う。虫体とも。
マラリア原虫がヒトから蚊の吸血によって移るときの形態。ガメトサイトとも。
病気の原因となる微生物やウイルスの総称。
真核微生物とは、細胞内に核や細胞小器官を持つ真核生物のうち、微生物として扱われる単細胞生物および一部の多細胞生物の総称である。
寄生虫が成体となり、繁殖(有性生殖)を行うときの寄生対象。幼虫は中間宿主に寄生する。固有宿主とも。
胎児感染とは、母体の感染症が胎盤を介して、あるいは産道や羊膜を通るなどして胎児へと伝播する病態全般を指す用語である。 妊娠中の母体が特定の病原体に曝露または感染することで成立し、流産、死産、早産、あるいは出生後の新生児における様々な先天性疾患や発達障害の原因となり得る。
膣におけるトリコモナス症の原因となる原虫。
蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊が吸血する際に、ヒトなどの宿主へ病原体が伝播することによって引き起こされる感染症の総称である。国立感染症研究所によると、蚊は媒介者(ベクター)として機能し、ウイルス、寄生虫、線虫などの多様な病原体を伝播する特性を持っている。