微小管
細胞骨格のひとつ。13個のプロトフィラメント(α-チューブリンとβ-チューブリンの二量体で作られる管)が円筒状に平行に並んだ構造を持つ。太さは25nm、管の内径は15nm。マイクロチュービュールとも呼ばれる。
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細胞骨格のひとつ。13個のプロトフィラメント(α-チューブリンとβ-チューブリンの二量体で作られる管)が円筒状に平行に並んだ構造を持つ。太さは25nm、管の内径は15nm。マイクロチュービュールとも呼ばれる。
微小管形成中心(microtubule organizing center : MTOC)
微小管組織中心とは、真核細胞において微小管の重合を起点とし、その細胞骨格の形成や配向を空間的・時間的に制御する特殊な細胞質領域のことである。
微小管重合とは、チューブリンのヘテロ二量体が結合して微小管を形成する動的な重合プロセスのことである。
C末端側に繰り返す微小管結合領域を3つ有するタウタンパク質。ピック病で蓄積が見られる。
C末端側に繰り返す微小管結合領域を4つ有するタウタンパク質。
CLIP-170(Cytoplasmic Linker Protein of 170 kDa)とは、細胞質において微小管のプラス端に特異的に結合し、微小管と他の細胞構造物やタンパク質との架橋機能を担う微小管プラス端追跡タンパク質(+TIPs)の代表例である。
CRMP2とは、主として神経系の発生や発達において、軸索の伸長や神経細胞の極性形成を制御するタンパク質である。
FKBP52とは、主として免疫抑制剤であるFK506やラパマイシンに結合するイムノフィリンファミリーに属する分子シャペロンであり、ステロイドホルモン受容体複合体や微小管ネットワークの制御において重要な役割を果たすタンパク質である。
ヒトの大脳の進化に重要であることが知られている遺伝子。
微小管の上を動く、単量体のモータータンパク質。
PRC1とは、有糸分裂および減数分裂における細胞質分裂の実行と紡錘体の形成に必須である微小管結合タンパク質の一種である。
ウイルスが持つ一本鎖RNAを認識するToll様受容体。
微小管を構成するチューブリンのひとつ。
微小管を構成するチューブリンのひとつ。
小胞体近傍で凝集した変異タンパクがダイニン依存性の逆行輸送によって微小管形成中心付近の細胞質で形成される凝集体。
粘液細菌の一種から発見された抗生物質。ポリケチド。
細胞内での物質の輸送に関わるタンパク質。分子モーターのひとつ。
NLRP3インフラマソームの活性化を抑制することで痛風を予防および治療するアルカロイド。グロリオサやイヌサフランに含まれるアルカロイドであり、ヤマイモやギョウジャニンニクと見間違えられて中毒を引き起こす恐れがある。場合によっては致命的。
セントロソームとは、動物細胞の細胞質中に存在し、微小管を組織化する主要な中心である細胞小器官(中心体とも呼ばれる)である。 一般的に、セントロソームは一対の中心粒(中心小体)と、それをり取り囲むタンパク質性のマトリックスである中心小体周縁物質(PCM)から構成されている。
神経細胞の軸索内に存在する、分子量約5万の微小管結合タンパク質。微小管の重合を促進したり安定化したりする。
ダイニン調節タンパク質。11種類、20分子のサブユニットからなる複雑な超分子複合体(全分子量1.2MDa)。
GTPアーゼの一種。クラスリン被覆小胞の膜のくびれを縊り切り小胞体として完成させる働きを持つ。この遺伝子の異常は中心核病の原因となる。
微小管中心方向(微小管マイナス端方向)へ向けた細胞内物質輸送を制御するモータータンパク質。直径が約12nm、幅が9nmであり、キネシンの約10倍の大きさ。
細胞骨格の微小管を構成するタンパク質。
タキサン系の抗がん剤。商品名はタキソテール。
ネクチン-4とは、細胞接着分子であるネクチンファミリーに属する1回膜貫通型の糖蛋白であり、免疫組織化学において特定の腫瘍を検出するためのバイオマーカーとして臨床的に利用される分子である。
イチイの葉から抽出されたタキサン系抗がん剤。商品名はタキソール。
ニチニチソウ類に含まれるアルカロイド。チューブリンに結合してその構造を変化させることで微小管の形成を阻害するというコルヒチンに似た作用を持つ。抗がん剤の有効成分となるが、神経毒性が強い。
白血病、悪性リンパ腫、小児腫瘍、褐色細胞腫などに対する抗がん剤。紡錘体を形成している微小管のチューブリンに結合することにより、細胞周期を停止させると考えられている。商品名はオンコビン。
ビンカアルカロイド系抗がん剤のひとつ。悪性リンパ腫、絨毛性疾患、再発または難治性の胚細胞腫瘍、ランゲルハンス細胞組織球症などの治療薬。商品名はエクザール。
ジケトピペラジン構造を有する微小管(チューブリン)作用薬。フェニラヒスチンをリード化合物として化学構造を変化させ、抗がん活性を持たせたもの。難水溶性。
チューブリンが長軸方向に1列に結合した線維。
マイクロチュービュール 微小管を参照。
ベンゾイミダゾールの誘導体。鞭虫症に対する駆虫薬。寄生虫に対する微小管阻害、グルコース取込み阻害、グリコーゲン合成抑制、ATP合成抑制などの作用を示す。
メラノサイトにのみ存在する、直径が最大500nmの大きな細胞小器官。メラニン合成酵素を含み、メラニンの合成および貯蔵を行う。
ATPの加水分解によるエネルギーを使って細胞の運動を発生させるATP分解酵素として働くタンパク質のこと。分子モーターとも呼ばれる。
細胞から1本だけ生える、長さ5μm程度の運動能を持たない毛。がん細胞や血球を除くほぼ全ての細胞が持つ。一次線毛とも。
ニンニクやニラに含まれるポリスルフィド。2つのアリル基が3つの硫黄原子によって結合する構造を持つ。ジアリルトリスルフィドとも。
細胞分裂(有糸分裂)の際に分かれた染色体を引っ張り移動させる繊維(微小管)の起点となる細胞小器官。微小管形成中心とも。
腎臓に多数の嚢胞が発生し、それらが徐々に大きくなることで腎機能が低下する難病。遺伝性腎疾患としては最も頻度が高いとされる。ポリシスチンをコードする遺伝子(PKD1およびPKD2)の変異が原因として知られている。
第一減数分裂とは、有性生殖を行う生物の生殖細胞形成過程において見られる、減数分裂の最初の細胞分裂段階のことである。
粗線とは、生物学、医学、および細胞生物学の分野において、顕微鏡下で観察される比較的太い線維状の構造物を指す一般的な呼称である。 組織学や細胞学の領域では、細胞質内や細胞骨格、あるいは結合組織を構成する各種の線維成分に関して、その形態学的特徴を表現する際に用いられることがある。
精子尾部とは、精子の最尾部に位置し、その運動を司る長鞭毛構造のことである。
細胞分裂の際に微小管によって形成され、複製した染色体を娘細胞へと正確に分配させる(染色体分配)ための双極性の構造体。スピンドルや細胞分裂装置とも呼ばれる。
細胞分裂中期において姉妹染色分体の異常を検知する機構。
細胞分裂(染色体分配)においてできる紡錘体を形成する糸。微小管によって構成される。
細胞膜の直下や細胞中に張りめぐらされているタンパク質の繊維。
線毛上皮細胞とは、表面に微小な毛状の突起である線毛を多数有し、その規則的な運動によって粘液や液体、細胞などを一定の方向へと輸送する機能を持つ上皮細胞の総称である。
薬剤性神経障害とは、治療目的で投与された種々の薬剤の副作用や有害事象として、末梢神経系(末梢神経)または中枢神経系に構造的あるいは機能的な障害が生じる病態の総称である。
運動性とは、生体、細胞、あるいは器官が、自らのエネルギーを用いて自発的かつ独立して移動または空間的な位置を変える能力、あるいは消化管などの管腔臓器が内容物を輸送するために行う収縮運動の総称である。
鞭毛上皮細胞とは、表面に鞭毛または繊毛を有する上皮細胞の総称であり、主に動物の体内において液体や分泌物を移動させる役割を担う細胞である。