抗原
体が異物だと認識する物質。この異物に対抗するために体内に作られるのが抗体である。
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体が異物だと認識する物質。この異物に対抗するために体内に作られるのが抗体である。
B細胞やT細胞の細胞表面に存在する、抗原と結合する受容体。
免疫応答を起こさせる性質。
免疫の一つ。抗体が異物である抗原に結合して、それを排除しようとする反応。
抗原抗体反応によって生成される抗原と抗体の結合物。補体を活性化する。免疫複合体とも呼ばれる。
抗原提示
病原体などの抗原を直接、または感染を受けた細胞から取り込み、その一部(エピトープ)をT細胞に提供する役割(抗原提示)を持つ細胞の総称。
抗原決定基
抗体が特定の抗原にしか反応しない性質。
抗体が持っている、抗原のエピトープに結合する部位。Fab領域とも呼ばれる。エピトープと強く結合するほど「親和性が高い」と表現される。IgGにおいては、H鎖とL鎖が持つV領域を指し、1分子のIgGに2箇所存在する。
抗原賦活化処理とは、ホルマリンなどの化学物質によって固定された組織標本において、マスクされている抗原と抗体との反応性を回復させるための前処理手法である。
血液型の分類方式の一つ。赤血球上の抗原(糖鎖)と血清中の抗体によって分類される。1900年頃、カール・ラントシュタイナー(Karl Landsteiner)により定義された(ラントシュタイナーの法則)。ABO血液型は第9染色体の遺伝子に存在する糖転移酵素によって決定される。
特定の分子へ高い特異性を有する抗体と、主に殺細胞活性を持つ薬剤(低分子化合物)を結合させた医薬品。薬剤を標的細胞へ特異的に作用させることができる。抗体-薬物複合体(抗体-薬剤複合体)とも。
シチジンの脱アミノ化を触媒する酵素。この酵素を発現する遺伝子は免疫グロブリンのクラススイッチに関わるため、その機能を阻害するとマウスのB細胞ではIgMしか作られなくなることが確認されている。
ABO血液型がA型の人が赤血球上や体液中に持つ、抗原として認識される糖鎖。
溶血性連鎖球菌(溶レン菌)の一種。化膿レンサ球菌とも。
A群溶血性レンサ球菌とは、グラム陽性の球菌であり、レンサ球菌属に分類される細菌の一種である。 ヒトの咽頭や皮膚などに感染し、多様な疾患を引き起こす病原体として知られている。
リンパ組織で高い発現が確認されている転写因子のひとつ。
BAFFやAPRILをリガンドとする、成熟したB細胞や形質細胞に発現する受容体。B細胞成熟抗原やCD269、TNFRSF17とも。
慢性骨髄性白血病において見られるがん抗原。
2つの異なる抗原結合部位を持ち、2種類の抗原に結合できるように人工的に作られた抗体。二重特異性抗体とも。
MB前駆細胞から分化してできる、B細胞の前駆体となる細胞。1つのB前駆細胞から100万個ほどのB細胞がつくられるとされる。それぞれは構造の異なるB細胞抗原受容体を持つ。
ABO血液型がB型の人が赤血球上や体液中に持つ、抗原として認識される糖鎖。
リンパ球のひとつ。Bリンパ球とも呼ばれる。骨髄(bone marrow)から生産されるためその名が付けられた。鶏ではファブリキウス嚢という部位で作られる細胞(bursa)がB細胞を生成するため、その頭文字を取っているともされる。
B細胞抗原受容体のこと。
B細胞抗原受容体のこと。
B細胞成熟抗原(B-cell maturation antigen) BCMAを参照。
B細胞の細胞膜表面に発現する受容体。1個のB細胞の表面に50000個以上存在する。B細胞受容体やB細胞レセプター、SIG抗体とも呼ばれる。
膵臓がんや胆管がん、胆嚢がん、胃がん、大腸がんなどの腫瘍マーカー。
免疫グロブリンスーパーファミリーに属する細胞接着分子のひとつ。非小細胞肺がんで高頻度で欠失する第11染色体長腕23領域のがん抑制遺伝子として同定された。
キメラ抗原受容体。抗体の遺伝子と、T細胞抗原受容体の遺伝子を組み合わせて作られた人工の抗原受容体。
B細胞の表面に発現するタンパク質。一部の急性リンパ性白血病では陽性となり、これを対象としたキメラ抗原受容体T細胞が治療に用いられる。
CD1dとは、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラスI分子に構造的類似性を持つ、糖脂質抗原を提示する非古典的MHCクラスI分子である。
B細胞に特異的に発現している補体の受容体。B細胞抗原受容体のシグナルを増強する。
B細胞抗原受容体(BCR)を介するシグナル伝達を負に制御することにより、CD72と同様にB細胞の活性化を制御する膜型レクチン分子。シグレック2とも。
ヘルパーT細胞およびキラーT細胞が表面に持つ分子。T細胞抗原受容体と複合体を形成し、それがT細胞の活性化に必要なシグナルを伝達を促進しているとされる。
CD300aとは、主として免疫細胞の表面に発現し、細胞の活性化や抑制を制御する受容体分子である。 CMRF-35抗原ファミリーに属するI型膜蛋白質であり、ヒトにおいてはIgSFドメインを1つ持ち、細胞質内には抑制性のITIMモチーフを有している特徴がある。
ヘルパーT細胞や樹状細胞の細胞膜を貫通して存在する糖タンパク質。MHCクラスⅡ分子に結合する。これを細胞表面に持つT細胞はCD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)と呼ばれる。
B細胞や樹状細胞、マクロファージなどの抗原提示細胞に発現するTNF受容体スーパーファミリー。
細胞外領域にフィブロネクチン様ドメインと糖鎖に富む領域を持つ受容体型チロシンホスファターゼ。リンパ球の表面に存在する分子で、抗原受容体を介するシグナル伝達において重要。
免疫細胞と男性(雄)の生殖組織に発現するGPI結合型糖タンパク質(GPIアンカー型タンパク質)。不妊の原因となる抗原となる場合がある。
活性化された抗原提示細胞が細胞表面に発現する分子のひとつ。B7-1とも。
ナイーブT細胞の活性化に必要な副刺激分子であるCD80とCD86の総称。B7とも。共にCD28に結合する。
CD82とは、細胞表面に発現する糖タンパク質の一種であり、テトラスパニンファミリーに属する分子である。 かつては前立腺癌の転移を抑制する遺伝子の産物として発見され、KAI1とも称される。
活性化された抗原提示細胞が細胞表面に発現する分子のひとつ。B7-2とも。
白血球分化抗原に対するモノクローナル抗体の反応特異性に基づく分類。HCDM(Human Cell Differentiation Molecules、旧名HLDA)により国際的に統一されている。
大腸がんにおいて過剰に発現するがん抗原。
CFP-10とは、主に結核菌(結核の原因菌であるMycobacterium tuberculosis)のゲノム上に存在する遺伝子から発現し、宿主の免疫応答において重要な役割を果たす10kDaの培養上清プロテイン(Culture Filtrate Protein 10)のことである。 このタンパク質はESAT-6とともに、結核の感染診断やワクチン開発の分野で極めて重要な…
インバリアント鎖の81〜104番目のアミノ酸配列。
スギ花粉に含まれる抗原(アレルゲン)のひとつ。
がん精巣抗原とも呼ばれる。がん抗原のひとつ。
抗原提示細胞が取り込んだ抗原を分解してできるペプチドの輸送に関わる細胞小器官。初期エンドソームに関連していると考えられている。
肺炎球菌の細胞壁に含まれる多糖類。
DAB(ジアミノベンジジン)とは、免疫組織化学法や免疫細胞化学法、イムノブロッティングなどの実験において、酵素である西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)の基質として広く用いられる有機化合物である。
哺乳類では189個のアミノ酸残基からなるタンパク質。その遺伝子はRasと協調的に細胞のがん化を促進するものとして発見された。家族性パーキンソン病の発症に関わる原因遺伝子であることが知られておりPARK7とも呼ばれる。
TLR9のアジュバントの作用(DNAによって活性化される)を利用したワクチン。
肝炎ウイルスのひとつ。B型肝炎ウイルスが共存しなければ増殖できない。デルタ肝炎ウイルスとも。
Rh血液型を決める抗原(血液型物質)。
d抗原とは、ヒトの赤血球表面に存在するRh血液型系における主要な抗原の一つであり、歴史的にはRh因子の陰性を決定づける重要な指標として研究されてきた概念である。
EGFRvIII(上皮成長因子受容体変異型III)とは、上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子にエクソン2から7までの欠失が生じることで形成される、腫瘍特異的な変異型受容体である。