真菌
カビ、キノコ、酵母などの菌の総称。菌類とも呼ばれる。名前に菌と付くが、細菌とは異なる。細菌は原核生物だが、真菌は真核生物である。
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カビ、キノコ、酵母などの菌の総称。菌類とも呼ばれる。名前に菌と付くが、細菌とは異なる。細菌は原核生物だが、真菌は真核生物である。
真菌が原因となる感染症。
核酸のアナログ。真菌の核酸合成を阻害する。選択性はあまり高くなく、耐性菌が早期に出やすいという欠点がある。フルシトシンとも。商品名はアンコチル。
ペア型受容体CD300ファミリーの一つであり、細胞を活性化させる免疫受容体。
GPIアンカーと結合した(GPIアンカーによる化学修飾を受けた)タンパク質のこと。GPIアンカーを持つタンパク質は細胞膜上の移動に有利であり、タンパク質の再結合も可能にしている。
MADSボックス遺伝子とは、真核生物の遺伝子発現を調節する転写因子をコードし、保存された塩基配列であるMADSボックスを持つ遺伝子群の総称である。 植物においては花芽の形成や器官の分化を制御するABCモデルの中心的な役割を担うことで広く知られており、動物や菌類など多様な真核生物にも広く保存されている。
MPOとは、日本語でミエロペルオキシダーゼと呼ばれる、主に好中球や単球などの造血細胞に豊富に含まれるヘム含有酵素である。 MPOは免疫系において重要な役割を果たしており、体内に侵入した細菌や真菌などの病原体をファゴサイトーシス(貪食)した際に、過酸化水素とハロゲン化物から強力な活性酸素種である次亜塩素酸を…
RORγtとは、RORファミリーに属する核内受容体の一つであり、ヘルパーT細胞の一種であるTh17細胞の分化および機能発現において中心的な役割を果たす転写因子である。 RORγtは免疫応答や炎症性疾患の病態形成において極めて重要な因子として分子生物学や免疫学の分野で研究されている。
非受容体型チロシンキナーゼのひとつ。
ヘルパーT細胞の種類のひとつ。IL-17を産生する。分化や増殖にはIL-23が必要。
α-シトラールとは、モノテルペンに分類される有機化合物であり、レモン様芳香を有する無色から淡黄色の液体である。
α-テルピネンとは、様々な植物の精油に含まれる天然のモノテルペン炭化水素の一種である。
マンナンのひとつ。デクチン-2のリガンド。
真菌が持ち、その細胞壁の主成分となるβ-1,3-グルカンを合成するシンターゼ。
β-グリコシダーゼとは、O-グリコシル化合物におけるO-グリコシド結合の加水分解を触媒する酵素の一種であり、国際生化学・分子生物学連合の酵素番号(EC番号)としてEC 3.2.1.21に分類される加水分解酵素である。 本酵素は、主に配糖体やオリゴ糖の非還元末端にあるβ-D-グリコシル残基の切断に関与し、対応する糖とアグリ…
多数のグルコースが結合してできる多糖類であるグルカンのひとつ。キノコなど真菌の細胞壁に多く含まれる。
βデフェンシン4とは、ヒトの生体防御機構である自然免疫において重要な役割を果たす抗菌ペプチドの一種であり、主として上皮細胞から産生されて病原体の侵入を防ぐペプチドである。
アカカビとは、不完全菌類に分類される糸状菌(カビ)の一属であるフザリウム属の真菌の総称であり、植物に様々な病害をもたらすとともに、ヒトや家畜に対して有害な代謝産物を産生する生物である。
アスペルギルス属の真菌。国内の発酵食品(酒や味噌など)の製造に使用されてきた麹。アスペルギルス・ソウエとも表記される。
アスペルギルスの真菌のひとつ。アスペルギルス症の原因となる。外耳道真菌症を起こすアスペルギルス属菌の約7割を占める。
アスペルギルス・ニガーとは、自然界に広く分布する不完全菌の一種であり、クロカビの代表的な菌種である。
ヒトの肺に対する病原性を持つアスペルギルス属の真菌。疾患や加齢によって免疫力が低下していると感染しやすい。
アスペルギルス属のカビ。農作物における日和見病原体。
深在性真菌症のひとつ。アスペルギルス属の真菌によって主に肺に起こる感染症。外耳道や副鼻腔に感染が起こる場合もある。
抗真菌薬の一種。真菌のエルゴステロールの生合成を阻害する。イミダゾール骨格やトリアゾール骨格を有する。
フェンネルなどセリ科植物に含まれるフェニルプロパノイド。アニスオイルの精油成分であり独特の芳香を持つ。単体では弱い抗菌活性を示し、その作用は他の薬剤と併用することで増強される。
放線菌(ストレプトマイセス・ノドサス)が産生するポリエン系抗真菌薬。エルゴステロールと結合することにより細胞膜障害を起こす。商品名はファンギゾン、ハリゾン。
アゾール系抗真菌薬のひとつ。環状β-アミノ酸で分枝鎖アミノ酸を輸送するトランスポーターによって真菌細胞内に細胞外液の200倍の高濃度で蓄積する。イソロイシルtRNA合成酵素に作用してタンパク質の合成を阻害する。
トリアゾール系の抗真菌薬。脂溶性。
アスペルギルス・ニデュランスが産生する環状ヘキサペプチド。カンジダ属に優れた抗真菌活性を示すが、溶血毒性を持つ。
エノールピルビル転移酵素とは、ホスホエノールピルビン酸からエノールピルビル基の転移を触媒する酵素の総称である。
皮膚糸状菌の属のひとつ。真菌症の原因となる。
真菌の細胞膜に含まれる植物ステロール。ビタミンD2の前駆体であり、プロビタミンD2とも。分子式は C28H44O
エルゴペプチンアルカロイドとは、マメ科やイネ科などの植物に寄生する麦角菌(Claviceps属)などが産生するエルゴライン骨格を有するアルカロイドの一群であり、リゼルグ酸のアミド誘導体にペプチド鎖が結合した複雑な化学構造を持つ化合物の総称である。
感染症の治療において、可能性のある菌を想定して実際に原因菌が判明する前に抗菌薬による治療を開始すること。原因菌が判明するまでの間に感染部位により想定される菌を広くカバーできるような比較的広域なスペクトラムの抗菌薬を使用する治療法。経験的治療とも。
オルタナティブ経路とは、補体系を活性化する3つの主要な経路(古典的経路、レクチン経路、オルタナティブ経路)のうちの一つであり、抗原-抗体複合体の存在を必要とせず、病原体の表面構造によって自発的に開始される自然免疫の重要な生体防御機構である。
カンジダ属やアスペルギルス属による真菌症に対するキャンディン系抗真菌薬。プネウモカンジンB0の環状ペプチドにアミノ基の修飾(ヘミアミナール部分のヒドロキシ基をジアミノエタノールで置換)を加え、水溶性で抗真菌活性の向上させた誘導体。商品名はカンサイダス。
真菌のひとつ。微生物の中で最も多くの遺伝子を持つ。大きさは5~6μmで細菌よりも遥かに大きい。
芳香族のケトン。分子式は C15H12O
皮膚や口腔、腸内に生息する真菌。
カンジダ(Candida) 真菌の属名。 -カンジダ・アルビカンス(カンジダ菌)
代表的なカンジダ菌。環境によって菌糸と酵母の形態を切り替える二形性真菌。
エノキタケやブナシメジ、シイタケなどが属す真菌の科。菌界担子菌綱ハラタケ目キシメジ科。
真菌のひとつ。菌糸が集合した傘(子実体)をキノコと呼ぶ場合が多いが、その実体は菌(菌糸)である。植物とは異なる。
真菌の細胞壁を構成するβ-1,3-グルカンの合成を阻害する抗真菌薬。エキノキャンディン系やカンジン系とも。
クラビンアルカロイドとは、主としてエルゴットアルカロイドの一群であり、インドール環構造を基本骨格に持つ天然化合物の総称である。
担子菌類に属する酵母状の真菌の属。クリプトコックスとも。
致死性の高いクリプトコッカス属真菌。免疫細胞に認識されにくい莢膜を持ち、容易に脳に感染する。
クリプトコッカス症の原因となる主な真菌。世界中に存在が認められる。
クリプトコッカス・ネオフォルマンスなどのクリプトコッカス属の真菌にによる感染症。クリプトコックス症とも。
グリコーゲン代謝とは、生体内におけるグリコーゲンの合成(グリコゲン合成)および分解(グリコーゲン分解)の総称であり、動物や真菌においてエネルギー源であるグルコースの恒常性を維持するために極めて重要な生体内反応の代謝経路である。
アミラーゼのひとつ。糖化酵素のひとつでもある。
スフィンゴ脂質のひとつ。セラミドの前駆体。多くの真菌が持ち、その増殖や出芽、環境適応、病原性への関与が示唆されている。食品では穀物や豆類、根菜、果実などの植物由来のものや麹、酒粕に含まれる。
真菌に対する鍍銀法。メテナミン銀液と無水クロム酸を用いて真菌、グリコーゲン顆粒、粘液、糖鎖などの黒く染色する。
ケイヒアルデヒドとは、シナモン(桂皮)の精油の主成分であり、特有の芳香を持つ有機化合物である。 化学式は$C_9H_8O$で表され、ベンゼン環に不飽和アルデヒド基が結合した構造を持つフェニルプロパノイドの一種である。 シナモアルデヒドとも呼ばれ、シナモン特有の甘くスパイシーな香りの根源物質として広く知られてい…
イミダゾール系抗真菌剤。白癬や皮膚カンジダ症、癜風、脂漏性皮膚炎などに対する治療薬。
真菌の一属。コクシジオイデス症の原因となる。
コクシジオイデス・イミチスとは、主としてアメリカ合衆国南西部やメキシコなどの乾燥地帯に生息し、ヒトにコクシジオイデス症を引き起こす二形性真菌の一種である。
コクシジオイデス属真菌による感染症。病原性はペストに相当するほど強く、四類感染症に指定されている。
真菌の属。サッカロミセスとも。