細胞小器官
細胞の内部には生体膜で区切られた多くの器官で埋め尽くされている。これらの細胞内に生息する個々の器官のことを細胞小器官と呼ぶ。オルガネラとも。
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細胞の内部には生体膜で区切られた多くの器官で埋め尽くされている。これらの細胞内に生息する個々の器官のことを細胞小器官と呼ぶ。オルガネラとも。
低分子量Gタンパク質であるがん抑制遺伝子。細胞小器官間のタンパク質輸送を行う輸送小胞の形成を調節する。ADPリボシル化因子とも。
抗原提示細胞が取り込んだ抗原を分解してできるペプチドの輸送に関わる細胞小器官。初期エンドソームに関連していると考えられている。
PKD2L1とは、多発性嚢胞腎関連タンパク質ファミリーに属するTRPチャネルの一種であり、主として細胞膜に局在してイオンチャネルとして機能する膜タンパク質である。
哺乳類を含めた様々な脊椎動物が有する脂質分解酵素のファミリー。水晶体の細胞の細胞質基質に存在し、その細胞小器官を分解することで水晶体の透明化を行うことが確認されている。
細胞内の細胞小器官や小胞同士を融合させるのに必要な分子の総称。SNARE複合体を形成する。
V型ATPase。ATPの加水分解エネルギーを利用してプロトンやアルカリ金属イオン(Na+、Li+)を細胞内から膜小胞や細胞外に能動輸送する膜タンパク質。
α-トコフェロール(ビタミンE)と特異的に結合し、それを輸送する可溶性タンパク質。278個のアミノ酸からなる。脂質結合ドメインとしてSec14を持つ。この異常が先天性ビタミンE欠乏症の原因となる。
精子の先端に存在する細胞小器官。受精(先体反応)に必要なタンパク質(酵素)を含む。先体とも。
細胞死のひとつ。遺伝的にプログラムされた生理的で無害な細胞死。ギリシャ語で離れて(apo-)落ちる(ptosis)という意味。
アリルスルファターゼBとは、リソソーム内に存在する酵素の一つであり、ムコ多糖類の一種であるデルマタン硫酸およびコンドロイチン硫酸の硫酸基を加水分解する働きを持つタンパク質である。 人間の体内において、細胞内のリソソームは不要となった物質の分解や代謝を担う重要な細胞小器官であり、アリルスルファターゼBは…
エンドサイトーシスによって細胞内へと取り込まれた物質の処理を行う細胞小器官。
エンドプラズミックレティキュラムとは、真核細胞の細胞質基質内に存在する網状または管状の細胞小器官であり、日本語では小胞体とも呼ばれる。
オルガネラ 細胞小器官のこと。
オートファジーの際に一時的に作られる細胞小器官。直径約1μmの歪な球形。二重膜構造。
細胞が自己の成分を分解する機能。細胞の一部を小胞で隔離し、その内容物を細胞内のリソソームに運んで分解する機構。全ての真核生物が保有しているとされる。
オートファゴソームにリソソームが融合してできる細胞小器官。オートファジーの過程で形成され、内容物の分解が完了すると消滅する。
活性酸素の過酸化水素(H2O2)を水と酸素に分解(不均化反応)する反応の触媒として働く酵素。ヘムタンパク質のひとつ。
発芽中の植物種子に存在する細胞小器官。グリオキシル酸回路による代謝が行われる。
細胞小器官のひとつ。発見者であるイタリア人病理学者のカミッロ・ゴルジ(1843-1926)から、その名が付けられた。ゴルジ装置やゴルジ複合体とも呼ばれる。
ショ糖密度勾配遠心法とは、管内にショ糖濃度の勾配を作成し、その中に試料を重ねて遠心力を作用させることで、粒子の沈降係数や密度の差を利用して分離・精製する遠心分離法の一種である。
先天性トキソプラズマ症に対する抑制剤。トキソプラズマの細胞小器官であるアピコプラストでのタンパク質合成を阻害することが報告されている。
セントロソームとは、動物細胞の細胞質中に存在し、微小管を組織化する主要な中心である細胞小器官(中心体とも呼ばれる)である。 一般的に、セントロソームは一対の中心粒(中心小体)と、それをり取り囲むタンパク質性のマトリックスである中心小体周縁物質(PCM)から構成されている。
トランスゴルジネットワークとは、ゴルジ体の最もトランス側に位置し、タンパク質や脂質の選別と輸送を担う重要な細胞小器官の膜網状構造である。 ゴルジ体はシスゴルジネットワーク、シスゴルジ面、メディアルゴルジ面、トランスゴルジ面、そしてトランスゴルジネットワークという一連の極性を持った区画から構成されてお…
真核生物の小胞体における糖鎖修飾の際に脂質キャリアとして用いられるポリプレノール(イソプレノイド)。
漢方である黄芩(オウゴン)の主成分。バイカリンのアグリコン。細胞小器官中の特定のタンパク質と結合し、抗腫瘍や抗アレルギー、抗炎症、利尿などの作用を発揮する。
ビタミンBに分類される水溶性ビタミン。様々な酵素(主にビオチン酵素)の補酵素として働き、糖新生やアミノ酸代謝、脂肪酸の合成などに関わる。ビタミンB7やコエンザイムRとも。過去にはビタミンHと呼ばれた。
ファゴソーム(食胞)がリソソームと融合することにより形成される細胞小器官。
真核細胞の細胞小器官のひとつ。直径0.2~1.5μmでほぼ球形。肝細胞ではひとつの細胞に数百個存在する。マイクロボディやミクロボディとも呼ばれる。
リン酸化したホスファチジルイノシトール。細胞小器官間での物質輸送において、細胞小器官を識別するための分子として働く。ホスファチジルイノシトールのイノシトール環がリン酸化されることで生成し、生体内にはリン酸化のパターンの違いによる7種類が存在する。
2つの脂肪酸を持つグリセロリン脂質のひとつ。ケファリンとも。
口腔に生息する細菌のひとつ。歯周病の原因となる歯周病菌でポルフィロモナス属(グラム陰性、偏性嫌気性の桿菌)。ジンジバリス菌とも。
細胞や細胞小器官の生体膜の内部を指す。基質とも。
真核細胞の中にある細胞小器官の一つ。細胞容積の10%ほどを占める。大きさは0.5μm程度。
皮膚の基底層に存在する、メラニンを合成する細胞。メラニン色素産生細胞やメラニン細胞とも呼ばれる。
メラノサイトにのみ存在する、直径が最大500nmの大きな細胞小器官。メラニン合成酵素を含み、メラニンの合成および貯蔵を行う。
生体膜の分裂や融合により、細胞膜と細胞小器官の間、または細胞小器官同士の間で分子が移動する過程のこと。
ライソソームとは、真核細胞の細胞質内に存在する、一重の生体膜に包まれた細胞小器官(オルガネラ)の一種である。
ライソソーム病とは、細胞内の細胞小器官であるライソソームに存在する特定の加水分解酵素の先天的な欠損または機能低下により、分解されるべき基質が分解されずにライソソーム内に蓄積し、さまざまな臓器に進行性の障害を引き起こす遺伝性疾患の総称である。
不要になった細胞膜上のタンパク質(受容体やトランスポーター)は必要に応じて細胞内に取り込まれるが、一部の再利用可能な分子を細胞膜へ戻す働きをする細胞小器官。
動物細胞に特有の細胞小器官のひとつ。ライソゾームとも呼ばれる。
リゾソームとは、真核細胞の細胞質内に存在する、一重の生体膜に包まれた細胞小器官(オルガネラ)の一つである。
細胞小器官のひとつ。細胞内に多数存在している。大きさは直径3nm程度。数種類のrRNAと多数のリボソームタンパク質から構成される。雪だるまのような形状で、だるまの上部が小サブユニット、下部が大サブユニットと呼ばれる。
細胞分裂(有糸分裂)の際に分かれた染色体を引っ張り移動させる繊維(微小管)の起点となる細胞小器官。微小管形成中心とも。
植物の細胞が葉緑体で行う、光エネルギーを利用して必要な有機物やエネルギーを得る化学反応。
凍結障害とは、生体組織や細胞が凍結することによって受ける物理的および化学的な損傷の総称である。
ペプチドの内分泌を行う細胞が持つ、その分泌する物質を包む細胞小器官。
細胞の内部環境のこと。細胞核と細胞質(細胞小器官と細胞質基質)の総称。
1~5μmの単細胞生物。核膜がなく核酸が細胞質に直接露出している。
細胞核を持たない細胞。原核生物を構成する。
主にアクチン繊維によって構成される、細胞分裂時の中央部に形成されるリング状の構造。収縮を調節するタンパク質も集積している。
基礎生物学とは、生物の生命現象に関する普遍的な原理や仕組みを科学的に探求する学問分野の総称である。 地球上に存在する多様な生物が共有する共通祖先からの進化の歴史を紐解きつつ、分子、細胞、個体、そして生態系に至るまでの各階層における生命の維持機構を解明することを目的としている。
トキソプラズマが感染した細胞内で形成する細胞小器官。これによって宿主から栄養分を摂取することで効率的に増殖する。IFN-γによって寄生胞を破壊するGTPase(GBP、IRG)が誘導される。
細胞質内の網状の構造を持つ細胞小器官。
平衡密度勾配遠心法とは、遠心力場において密度の異なる溶液中に生じた密度勾配を利用し、粒子のもつ浮遊密度の差に基づいて生体分子や細胞などを分離・精製する遠心分離法の一種である。
微細線維とは、真核生物の細胞質基質中に見出される直径が数ナノメートルから十数ナノメートルの線維状の構造物であり、主にアクチンなどのタンパク質から構成される細胞骨格の一種である。
呼吸で取り込んだ酸素が体内で代謝される過程で、他の物質と反応しやすく不安定な状態に変化する。このような不安定で他の物質を酸化する作用を持つ、酸素に関連する分子やイオンを活性酸素と呼ぶ。
植物の細胞が持つ細胞小器官。植物細胞内の約90%の体積を占める。
細胞や細胞小器官が持つ外界との境界の膜。基本構造は脂質二重膜。
真核微生物とは、細胞内に核や細胞小器官を持つ真核生物のうち、微生物として扱われる単細胞生物および一部の多細胞生物の総称である。