自己抗体
本来自己である組織に対して作られ、それを攻撃する抗体。自己抗原に対する抗体。自己免疫疾患の原因となる。
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本来自己である組織に対して作られ、それを攻撃する抗体。自己抗原に対する抗体。自己免疫疾患の原因となる。
好中球の細胞質にあるMPO/PR3に対する自己抗体(抗好中球細胞質抗体)によって血管に炎症を生じる自己免疫疾患。国内における患者数は約1万人。60~70代に多い。
ヘミデスモソームに存在する膜貫通型タンパク質。ヒトにおいては155kDaのⅡ型一回膜貫通型タンパク質。類天疱瘡の原因となる自己抗体のひとつ。ⅩⅦ型コラーゲンα1(COL17A1)やBPAG2とも。
C3転換酵素(C3bBb、C3bBbP)に対するIgG分画の自己抗体。
コリントランスポーター様タンパク質のひとつ。主に舌や筋肉、腎臓、心臓、肺などに発現する。
グルタミン酸デカルボキシラーゼのひとつ。
一次構造においてL-フィコリンと49%の相同性を持つフィコリン。全身性エリテマトーデス患者に現れる自己抗体の抗原として発見された。
I抗原とは、主として成人の赤血球膜上に豊富に発現する糖脂質および糖タンパク質上の炭水化物構造(糖鎖)を指す血液型抗原の一つである。
生命維持に必要なタンパク質に対する自己抗体。膠原病や筋炎において確認される。一般的な診療では測定できない。
MPOとは、日本語でミエロペルオキシダーゼと呼ばれる、主に好中球や単球などの造血細胞に豊富に含まれるヘム含有酵素である。 MPOは免疫系において重要な役割を果たしており、体内に侵入した細菌や真菌などの病原体をファゴサイトーシス(貪食)した際に、過酸化水素とハロゲン化物から強力な活性酸素種である次亜塩素酸を…
Tfh細胞のひとつ。表面にOX40分子を高発現する。
アレルギーのひとつ。刺激型と呼ばれることもある。
副腎皮質の異常によって、副腎皮質ホルモン(コルチゾール、アルドステロン、副腎アンドロゲン)が不足することで低血圧や脱水、電解質異常、色素沈着、下痢、嘔吐、精神症状などが現れる疾患。トーマス・アジソン(Thomas Addison)によって報告された。慢性副腎皮質機能低下症とも。
内因性のインスリンに対する自己抗体によって引き起こされる症候群。低血糖が起こる。
肺や腎臓に起こる自己免疫疾患(Ⅱ型アレルギー)。基底膜に対する自己抗体が原因。抗糸球体基底膜抗体病とも。
シグレックのひとつ。免疫細胞表面のシアル酸に結合するとすることで、その免疫細胞の機能を抑制する作用を持つ。
表皮の角化細胞同士の接着を行うタンパク質。角化細胞の細胞膜を一回通過する膜タンパク質で、細胞外にある領域にはカドヘリンリピートと呼ばれる110個程度のアミノ酸の配列を複数持つ。
デスモプレキンとは、細胞間接着装置の一つであるデスモソームを構成する主要なタンパク質であり、上皮細胞などの間で強力な機械的ストレスに対する耐性を維持するために不可欠な細胞骨格連結因子である。
IL-6の受容体(膜型および可溶型)を遮断する作用を持つモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。商品名はアクテムラ。関節リウマチや慢性炎症に伴う貧血に対して有効とされる。
抗リン脂質抗体症候群を引き起こす新しい自己抗体。抗β2GPI/HLA-DR抗体とも。
甲状腺における自己免疫疾患のひとつ。甲状腺機能亢進症やグレーブス病とも呼ばれる。
パリエタル細胞とは、胃の胃底腺に存在する上皮細胞の一種であり、塩酸および内因子を産生・分泌する機能を持つ細胞である。
プラズマフェレーシスとは、患者の血液から血漿成分を分離して除去し、血漿中の病原体や自己抗体などの有害物質を取り除く血液浄化療法の一種である。
関節リウマチなどで現れる自己抗体。リウマチ因子とも。
糖尿病のひとつ。治療にインスリンの投与が必要になるためインスリン依存性糖尿病とも呼ばれる。自己免疫疾患のひとつでもある。
がんの患者に合併する神経障害。悪性腫瘍自体の転移やその治療に伴う副作用、全身状態の増悪に伴う感染、栄養・代謝障害などを除く、中枢神経および末梢神経系の障害。
免疫介在性血小板減少症とは、免疫システムの異常によって血小板に対する自己抗体が産生され、脾臓などの単球マクロファージ系細胞を介して血小板が過剰に破壊されることで、末梢血中の血小板数が減少する疾患の総称である。
リウマチ性疾患(自己免疫疾患)のひとつ。アジアやアフリカの女性に多く、患者の9割が女性とされる。国内で2013年に新たに申請された全身性エリテマトーデスの患者数は約6万人。
表皮の角化細胞を接着するデスモグレインを抗原とする自己抗体(IgG)ができることで起こる自己免疫疾患(自己免疫性水疱症)。
デスモグレインに対する自己抗体が原因となる主な天疱瘡。
巨赤芽球性貧血のうち、胃の内因子に対する自己抗体によるビタミンB12の吸収阻害の結果としてのビタミンB12欠乏が原因となるもの。年間発症率は人口10万人に対して1~5人。女性にやや多い。
胃粘膜襞の減少や消失と胃粘膜の皮薄化が起こる慢性胃炎。胃の疾患の中でも頻度が高いとされる。
細胞膜のリン脂質もしくはリン脂質とタンパク質との複合体に対する自己抗体の総称。
1982年に腎臓における血管炎の症例から発見されたIgG型の自己抗体。以下の4つの血管炎に関わる。
真核細胞の細胞核内の抗原性を持つ物質に対する抗体。膠原病の患者の血清には、その疾患に特有の自己抗体である抗核抗体と抗細胞質抗体が検出される。
接着斑とは、上皮細胞などの強固な機械的結合が要求される組織において、隣接する細胞同士を強力に接着させる細胞間結合の一種である。
血液の中の赤血球が壊れ、赤血球中のヘモグロビンが血清、血漿中に出てくる現象。
甲状腺に関連した自己抗体が原因として起こる眼窩の炎症。
疾患病態とは、生体が疾病に罹患した際に見られる病気の原因、発症機序、および身体に生じる構造的・機能的変化の総体を指す医学・生物学上の概念である。 医学および生物学の領域において、疾患病態の解明は臨床医学の基礎をなす極めて重要な研究分野であり、病理学や病態生理学といった学問体系によって体系的に解析され…
神経筋疾患とは、末梢神経、神経筋接合部、および骨格筋のいずれかの構造や機能に異常が生じることで、筋力低下や筋肉の萎縮などを引き起こす一連の疾患の総称である。
低補体血症を特徴とする腎疾患。
真皮や靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するコラーゲン(膠)に炎症などの障害が生じる疾患の総称。自己抗体が出現するため自己免疫疾患と言える。
慢性萎縮性胃炎のひとつ(A型)。悪性貧血において見られる。胃の胃底部および体部の粘膜萎縮が前庭部よりも顕著。A型胃炎や自己免疫性胃炎とも。
血小板に対する自己抗体によって血小板が破壊され、その数が減る自己免疫疾患。
免疫細胞が自分の体の一部を異物と誤認して(自己抗原)、それを攻撃する病気の総称。
血液吸着療法とは、患者の血液を体外へ導き出し、専用の吸着カラムを用いて血液中の有害な毒素や病態関連物質を物理化学的に除去した上で、浄化された血液を体内へと戻す体外循環療法の一つである。
視神経脊髄炎スペクトラム障害とは、中枢神経系、特に視神経と脊髄を主要な標的とする自己免疫疾患の一つである。 かつては多発性硬化症の亜型と考えられていたが、現在では免疫学的および病理学的に異なる独立した疾患として分類されている。
自己免疫疾患のひとつ。主に自己抗体によってシナプス後膜のアセチルコリン受容体(神経伝達物質を受け取る側)が破壊されて筋肉への神経伝達が弱くなり、筋肉が思い通りに動かせなくなる。筋力の低下と疲れやすさが主な自覚症状となる。
形質細胞の一種。主に骨髄に移行し、そこで持続的に抗体を産生する。
自己免疫疾患であるリウマチのひとつ。