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HEALTH WORDS / 用語解説

免疫関連有害事象

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  1. 免疫関連有害事象によって起こる疾患

免疫チェックポイントを阻害することで起こる副作用。主に過剰な自己免疫による症状。自己免疫疾患関連副作用とも。

免疫関連有害事象は抗PD-1抗体では70〜80%、抗CTLA-4抗体では約90%と高い割合で発症し、重篤なものも抗CTLA-4抗体の25%に出現するとされる。1

発見が遅れた場合は重篤になり、最悪の場合は死亡する恐れがある。

いずれの薬剤においても自己免疫性と考えられる甲状腺,下垂体,副腎の内分泌機能異常や腸炎,肝炎などが認められる.最も注意が必要なものは抗PD-1抗体における肺障害であり,ニボルマブ開発時の臨床試験において死亡例も認められた.2

PD-1阻害療法に伴う臓器傷害では、臓器にて特にT細胞・B細胞の異常な集積(異所性リンパ組織)の形成と免疫グロブリン(抗体)の沈着が起こることが確認されている。この傷害臓器の異所性リンパ組織の形成には、IL-21産生性CD4T細胞、B細胞遊走因子CXCL13の活性化が必要不可欠であることが報告されている。3

免疫関連有害事象によって起こる疾患

甲状腺炎と下垂体炎の頻度が高い。最も注意が必要なものは抗PD-1抗体による肺障害。2

参考文献・出典

  1. 免疫チェックポイント阻害剤による免疫関連副作用の実際 門野岳史: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsci/40/2/40_83/_pdf ↩
  2. 京府医大誌 免疫チェックポイント阻害剤の効果と副作用: http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/126/126-6/uchino12606.pdf ↩1 ↩2
  3. がん免疫療法の副反応による臓器傷害の原因解明に新たな一歩―がんに対する免疫応答と、有害事象に関わる免疫応答の違い― | 京都大学: https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2022-07-13 ↩