オートファジー
細胞が自己の成分を分解する機能。細胞の一部を小胞で隔離し、その内容物を細胞内のリソソームに運んで分解する機構。全ての真核生物が保有しているとされる。
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細胞が自己の成分を分解する機能。細胞の一部を小胞で隔離し、その内容物を細胞内のリソソームに運んで分解する機構。全ての真核生物が保有しているとされる。
AMPKαとは、真核細胞のエネルギー感知機構として中心的な役割を果たすAMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)を構成する触媒サブユニットのアイソフォームの一つである。 AMPKはヘテロ三量体構造をとる酵素であり、触媒サブユニットであるαサブユニットのほか、調節サブユニットであるβサブユニットおよびγサブユニットによ…
オートファジーに関わるタンパク質群。
ATG13とは、オートファジー(自食作用)の初期過程において重要な役割を果たすタンパク質であり、ULK1 キナーゼ複合体の構成要素の一つである。 真核生物の間で高度に保存されており、細胞内の栄養状態やストレスに応答してオートファジーの誘導を制御する中心的分子として機能する。
オートファゴソームの形成を促進するタンパク質。ベクリン1と結合し、オートファジーの初期段階に必須の働きをする。
Drp1(Dynamin-related protein 1)とは、ミトコンドリアの分裂(ミトコンドリア分裂)において中心的な役割を果たすダイナミンファミリーに属するGTPase(GTP加水分解酵素)の一種であるタンパク質である。
細胞内に存在するタンパク質複合体。小胞輸送を制御する。
リボソームにおけるタンパク質合成(翻訳)に関連するタンパク質(S6キナーゼや4E-BP1など)をリン酸化して活性化する複合体。ラパマイシンによって阻害される。
PNPLA5とは、パタチン様リン脂質ドメイン含有タンパク質ファミリーに属する酵素の一つであり、主として脂質代謝や細胞内の小胞体機能に関与するタンパク質である。
REDD1とは、ストレス応答や低酸素状態、DNA損傷などによって細胞内で誘導されるタンパク質であり、主にmTORC1シグナル伝達経路を強力に抑制することで細胞成長やタンパク質合成を負に調節する分子である。
SLC15A4とは、プロトンの勾配を利用してさまざまな基質を細胞内へ輸送するトランスポーターであるSLCファミリーに属する膜タンパク質の一つである。 主として免疫細胞のエンドソームやリソソームなどの細胞内小器官の膜に局在していることが知られている。
オートファジーが特定の物質を認識するため受容体の一つ。TRIMタンパク質は特有の配列を持つタンパク質群で、ヒトでは82種類のTRIMタンパク質がある。ユビキチンリガーゼとして働く。
ULK1とは、哺乳類におけるオートファジー(自食作用)の初期段階を誘導する中心的なセリン・スレオニンキナーゼである。 酵母のAtg1のホモログであり、細胞内の栄養飢餓やストレスに応答して活性化することで知られている。
VAMP8は、エンドソームやリソソームなどの細胞内小器官の膜融合において重要な役割を果たしており、エキソサイトーシスやオートファジーなどの生理的プロセスにも深く関与していることが知られている。
Vps15とは、真核生物の細胞内における小胞体からゴルジ体、あるいはエンドソームやリソソームといった膜交通に関与するタンパク質複合体の構成要素であるセリン・スレオニンキナーゼの一種である。
小胞体近傍で凝集した変異タンパクがダイニン依存性の逆行輸送によって微小管形成中心付近の細胞質で形成される凝集体。
植物リグナンのひとつ。ゴボウシ(牛蒡子)やレンギョウ(連翹)の主要成分であり、オートファジー阻害および細胞増殖抑制作用を有する。
オートファジーの分解過程でできる中間体。オートファゴソームがエンドソームと融合してできる。
オートファジーの際に一時的に作られる細胞小器官。直径約1μmの歪な球形。二重膜構造。
オートファジーによって構成されたオートファゴソームの外膜がリソソーム(または液胞)と融合した後に、リソソーム(または液胞)内に移動するオートファゴソームの内膜とその中身のこと。
オートファソームとは、真核生物の細胞質内に形成される二重の生体膜構造を持つ二重膜小胞であり、マクロオートファジー(以下、オートファジー)の過程において細胞内の不要物や損傷したオルガネラを隔離膜によって包み込むことによって作られる構造体である。
オートファゴソームにリソソームが融合してできる細胞小器官。オートファジーの過程で形成され、内容物の分解が完了すると消滅する。
カテプシンのひとつであるシステインプロテアーゼ。リソソームのオートファジーに関わる。
損傷した葉緑体を分解するオートファジー。
タンパク質合成阻害剤。mTORC1活性化を介して飢餓によって誘導されるオートファジーを抑制することが報告されている。
タンパク質が持つ特定の短いアミノ酸配列で、そのタンパク質を細胞内の特定の部位に輸送したり細胞外に分泌したりする際の移動先を指定する働きを持つ。
シャーペロン(分子シャペロン)とは、細胞内においてタンパク質が正確な高次構造へと折りたたまれる(フォールディング)過程を助け、あるいは凝集を防ぐ機能を持つタンパク質群の総称である。
ストレプトミセス・ヒグロスコピクス(Streptomyces hygroscopicus)とは、放線菌の一種であり、土壌中に広く生息しているグラム陽性菌の細菌である。
タンパク質分解系のオートファジー活性を促進するペプチド。
p53を阻害する物質のひとつ。オートファジーを阻害する。
細胞内で鉄を蓄える、直径12nmのタンパク質。鉄を蓄えるための直径8nmの空間を内部に持つ籠状構造を取る。24個の同一のタンパク質によって構成される。
活性酸素種(ROS)の増加による脂質の過酸化が誘因となって引き起こされる細胞死。細胞内の遊離鉄(Fe2+)を触媒とするため鉄依存性細胞死とも。
プレセニリン2とは、ヒトにおいてPSEN2遺伝子によってコードされるタンパク質であり、アルツハイマー病の発症に関与する膜タンパク質の一つである。
プログラム細胞死とは、個体の発生段階や組織の恒常性維持において、不要あるいは有害となった細胞があらかじめ組み込まれた遺伝子プログラムに従って自発的に引き起こす細胞死の総称である。
心筋や骨格筋、脂肪細胞などのインスリン感受性がある組織に多いヘキソキナーゼ。主に細胞質基質に存在する。
オートファジーの制御に関わるタンパク質。
オートファジーによるペルオキシソームの分解のこと。
複数のアミノ基を持つ有機化合物。窒素を含む低分子で塩基性の生理活性物質。全ての細胞が持つ物質であり、細胞の成長に必要。
オートファジーによる選択的ミトコンドリア分解。オートファジーを利用してミトコンドリアを隔離して分解する細胞の機能。ミトファジーとも。
マクロオートファジー(macroautophagy) オートファジーを参照。
マウスの初期発生胚において確認されたオートファジー。
選択的なオートファジーの一種。マイトファジーとも呼ばれる。
生体膜の分裂や融合により、細胞膜と細胞小器官の間、または細胞小器官同士の間で分子が移動する過程のこと。
ライソソームとは、真核細胞の細胞質内に存在する、一重の生体膜に包まれた細胞小器官(オルガネラ)の一種である。
リステリア症の原因菌。低温増殖性であり、主に非加熱喫食食品で繁殖する。国内では稀だが、欧米では食中毒の原因として多い。
リゾソームとは、真核細胞の細胞質内に存在する、一重の生体膜に包まれた細胞小器官(オルガネラ)の一つである。
フラボノイド系のポリフェノールのひとつ。シソや荏胡麻(エゴマ)に含まれる主要なポリフェノール。分子式は C15H10O6
小児に多い血液がんの一種。骨髄での造血障害による白血球減少により免疫力が低下し、発熱や肺炎、貧血、倦怠感、息切れ、出血傾向などの症状が現れる予後不良な疾患。
細胞の寿命とは、細胞がその分裂能を維持し、あるいは代謝活動を継続して生存し続ける期間のことを指す。 多細胞生物を構成する細胞の寿命は、その種類や組織における役割、および個体の生理的状態によって極めて多様性に富んでいる。
細胞の内、細胞質から細胞小器官を除いた液状成分のこと。サイトゾル(サイトゾール)とも呼ばれる。
リン脂質と共有結合を形成したAtg8。オートファゴソームや隔離膜に豊富に見られる。
自家貪食(オートファジー)とは、細胞が自身のタンパク質や細胞小器官などの成分を分解してリサイクルする生体の基本的な代謝機構である。 この仕組みは栄養飢餓状態などのストレスに対する細胞の適応応答として働き、生体内の恒常性(ホメオスタシス)の維持に極めて重要な役割を果たしている。
自食作用 オートファジーのこと。
植物の細胞に特有の光合成を行うための細胞小器官。クロロプラストとも呼ばれる。
オートファジーの初期に細胞内にできる膜。完成前のオートファゴソーム。