乳がん
乳房内の組織にできるがん。1999年以降の女性の部位別のがん罹患率は、乳がんが最も高い。特に40代に多い。統計的には12人に1人の割合。
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乳房内の組織にできるがん。1999年以降の女性の部位別のがん罹患率は、乳がんが最も高い。特に40代に多い。統計的には12人に1人の割合。
乳がん感受性遺伝子Ⅰ BRCA1を参照。
がんの診断から5年後に生存している患者の割合のこと。がん以外による死亡を除くため、実際には5年相対生存率の数値が使われる。
イソチオシアネートのひとつ。6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート。6-MITCとも表記される。
APOBEC3Bとは、ヒトの第22染色体上に位置する遺伝子にコードされ、DNAおよびRNA中のシトシンをウラシルへと脱アミノ化する酵素ファミリーに属するDNAシトシンデアミナーゼである。
がんの原因遺伝子として知られるタンパク質。
がん抑制遺伝子のひとつ。乳がん感受性遺伝子Ⅰ。
BRCA1と同様に、遺伝性の乳がんなどの原因となる遺伝子。
エストロゲン受容体の上流に存在する遺伝子。6番染色体に存在する。CCDC170の発現が高い乳がんは再発しやすいことが報告されている。
CD151とは、細胞表面に発現するテトラスパニンファミリーに属する糖タンパク質であり、インテグリンなどの膜受容体と複合体を形成して細胞接着、細胞運動、シグナル伝達などの多様な生物学的プロセスの制御に関与する分子である。
動原体を構成するタンパク質のひとつ。CENP-Aを供給・維持する働きを持つ。
乳がんの最も早期に現れる病変。乳管内にがん細胞が限局して存在する状態。マンモグラフィーで発見できる。
EGFRvIII(上皮成長因子受容体変異型III)とは、上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子にエクソン2から7までの欠失が生じることで形成される、腫瘍特異的な変異型受容体である。
細胞内でc-MycやNotch1などのがん遺伝子産物を分解するがん抑制遺伝子。FBXW7の欠損が乳がん発生や治療抵抗性の要因となる腫瘍内がん細胞の多様化の原因となる。
FGFR-2とは、線維芽細胞増殖因子(FGF)が結合する受容体チロシンキナーゼファミリーの一種であり、細胞の増殖、分化、遊走、アポトーシスなどの多様な細胞応答を制御する膜貫通型タンパク質である。 FGFR-2は遺伝子によってコードされており、ヒトのゲノム上では10番染色体の長腕(10q26)に位置している。
Fra-1とは、AP-1(Activator Protein-1)転写因子複合体を構成するFosファミリー蛋白質の一つであり、FosL1(Fos-like antigen 1)遺伝子によってコードされる分子量約35〜40 kDaの核蛋白質である。
乳がん発症の超早期にがん細胞を取り囲む微小環境(ニッチ)を整えることが知られている、細胞膜に結合している細胞内アダプター分子。がん細胞が増殖を開始するために必須。
乳がんの腫瘍形成や転移に関与する膜タンパク質。細胞の表面に突き刺さったような形で存在する。トリプルネガティブの乳がんで発現が高い。MAFKによって発現が増加する。
BRCA1およびBRCA2の遺伝子の異常によって起こる遺伝性の乳がんおよび卵巣がん。遺伝性乳がん・卵巣がん症候群とも呼ばれる。
EGFRの遺伝子と類似の構造を有するがん遺伝子から発現するタンパク質。ヒト上皮増殖因子受容体関連2。neuやc-erbB-2とも。
増殖中のがん細胞に存在する細胞周期関連核タンパク質。乳がんの増殖能を示すバイオマーカー。Ki67染色率が高いほど、がんの増殖のスピードが速いとされる。30%以上は増殖能が高く、悪性度が高いと考えられている。
転写因子のひとつ。GPNMBの発現を増加させる。トリプルネガティブの乳がんで高発現する。
MELK(Maternal embryonic leucine zipper kinase)とは、主として細胞分裂や細胞周期の調節に関与するセリン・トレオニンキナーゼの一種であり、哺乳類の胚発生や腫瘍の進展において重要な役割を果たしているタンパク質キナーゼである。 分子生物学の分野において、本酵素はキナーゼファミリーに属し、様々なリン酸化反応…
Nectin-4とは、細胞接着分子であるネクチンファミリーに属するI型の膜貫通型タンパク質であり、ポリオウイルス受容体関連タンパク質4としても知られている。
PAKとは、p21活性化キナーゼ(p21-activated kinase)の総称であり、細胞の骨格形成、細胞運動、細胞増殖、細胞生存などの多様なシグナル伝達経路を制御するセリン・スレオニンキナーゼの一種である。
がん抑制遺伝子のひとつ。網膜芽細胞腫の原因となる遺伝子として発見されたことからその名が付けられた。
Src(エスアールシー)とは、 Rous sarcoma virus(ラウス肉腫ウイルス)に由来するレトロウイルスの遺伝子であり、がん遺伝子( oncogene)として初めて発見された v-srcのホモログである c-Srcチロシンキナーゼをコードする遺伝子、あるいはそのタンパク質産物を指す用語である。Srcは非受容体型チロシンキナーゼの一つ…
運動による筋収縮により骨格筋から分泌される代謝産物。アミノ酸の一種。3-アミノイソ酪酸とも。
細胞の接着結合を構成するタンパク質。Wntシグナル経路におけるシグナル伝達因子。
国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。
がんによる心膜炎。原因となるがんは肺がんが最も多く、次いで乳がんや悪性リンパ腫、食道がん。
がんが終末期に皮膚に浸潤または転移し、皮膚を破ってできる腫瘤が壊死して潰瘍となったもの。乳がんや頭頚部がん、食道がんなどで見られ、特に乳がんでは約5~10%と多く見られる。
がん細胞が発現するタンパク質で、免疫細胞などに抗原として認識される可能性のあるもの。
がん検診とは、無症状の健康な人に対して問診、身体診察、画像診断、血液検査などの検査を実施し、悪性新生物(がん)の早期発見と早期治療につなげることで、がんによる死亡率の低下を図る医学的介入である。 がんは日本人の死亡原因の第1位を占める重大な疾患であり、その対策として厚生労働省や地方自治体が主体となっ…
ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の手術不能または再発乳がんに対する治療薬。商品名はベージニオ。
ヒユ科ヒユ属のアマランサスやキヌアが生成する、赤色のベタレイン色素。ベタニンにグルクロン酸が結合した化学構造を有する。
アンドロゲンをヒドロキシ化し、それをエストロゲンへの転換する反応を触媒する酵素。シトクロムP450のひとつ。エストロゲン合成酵素とも。
抗がん作用を持つ抗生物質の一種。乳がんや卵巣がん、血液腫瘍など多くのがんに対して用いられる。アンスラサイクリンとも。
アンドロゲン(男性ホルモン)をリガンドとする受容体。前立腺がんや乳がん、唾液腺導管がんなどのがんに発現することが知られている。
官能基としてイソチオシアネート基(-N=C=S)が結合した以下の様な化学構造を持つ化合物の総称。天然に100種類以上が存在するとされる。
大豆イソフラボンのダイゼインが腸内細菌よって代謝され、ジヒドロダイゼインを経て生成される有機化合物。エコールとも。
エストロゲンの一種。前立腺がんや閉経後の末期乳がんに対する治療薬。血中テストステロン値を低下させる。商品名はプロセキソール。
ラパマイシンの誘導体。mTOR阻害作用を持つの分子標的薬。乳がんに対するホルモン療法において、これを併用した際の有効性が報告されている。
再発乳がんで大量に生産されるノンコーディングRNAのひとつ。細胞核内に留まり、乳がんの増殖に関わるESR1遺伝子を活性化する。
哺乳類リグナン(マンマリアンリグナン)のひとつ。植物由来のエストロゲン様物質(ファイトエストロゲン)。
プロテアーゼの一種。リソソームに存在する。乳がんや大腸がんなどの転移しやすいがん細胞ではカテプシンが高発現することが報告されている。
カテプシンのひとつ。リソソームに含まれるシステインプロテアーゼ。末梢組織炎症に伴って活性化された脊髄ミクログリアにおいてプロカスパーゼ1を活性型のカスパーゼ1に変換する。
上皮細胞から発生する悪性腫瘍(漢字で表記する癌)のこと。
胆道がんや非小細胞肺がん、膵がん、尿路上皮がん、乳がん、卵巣がん、悪性リンパ腫などに対する治療薬。商品名はジェムザール。
コンピュータ支援診断とは、医師が画像診断を行う際に、コンピュータを用いてその診断を補助する手法およびシステムのことである。
センチネルリンパ節のみを調べることで、がんがそれより先に転移していないことを確認するための検査。乳がんに対して行われる。
抗エストロゲン薬のひとつ。乳がんの治療薬。商品名はノルバデックスやタスオミンなど。
脂肪が少なく、乳腺の割合が多い乳房のこと。高濃度乳房や高濃度乳腺とも呼ばれる。
HER2の細胞外ドメイン(HER2)に選択的に結合し、そのシグナル伝達を阻害したりADCC作用を誘導したりするモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。マウスのモノクローナル抗体のCDRを人間の遺伝子に組み込んだヒト化抗体。商品名はハーセプチン。
女性ホルモン(エストロゲンおよびプロゲステロン)の受容体、HER2の発現がいずれも陰性である乳がん。MAFKが高発現する。
閉経後乳がんの治療薬。乳がん組織などのエストロゲン受容体を競合阻害して、がん細胞の増殖を抑制する。
タキサン系の抗がん剤。商品名はタキソテール。
非小細胞肺がんや卵巣がん、乳がんなどに発現するHER3のリガンド。CD74とも。
ネクチン-4とは、細胞接着分子であるネクチンファミリーに属する1回膜貫通型の糖蛋白であり、免疫組織化学において特定の腫瘍を検出するためのバイオマーカーとして臨床的に利用される分子である。
イチイの葉から抽出されたタキサン系抗がん剤。商品名はタキソール。