網膜
目の硝子体の奥にある、光の像を認識する神経組織。カメラのフィルムに相当する。厚さ110~180μm。
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目の硝子体の奥にある、光の像を認識する神経組織。カメラのフィルムに相当する。厚さ110~180μm。
ラミナ・クリブローサ(篩状板)とは、視神経線維が眼球後極部において強膜を貫いて外へ出る部分に位置する、篩(ふるい)状の構造物である。
塞栓子が網膜に流れ込む網膜中心動脈を塞ぐこと。突然に急激な視力の低下が起こる。主に片目の視力が落ちるが、両目に起こることもある。
網膜幹細胞とは、網膜を構成する多様な細胞へと分化する能力と、自己複製能を併せ持つ幹細胞の一種である。
網膜に起こる障害。主に糖尿病網膜症を指す。
網膜色素上皮
色素顆粒を持つ網膜の上皮細胞。網膜の最外層を構成する。直径約14μm、高さ10〜14μmの単層上皮。胎生期に形成され、それ以降は増加しない。
網膜色素変性
小児や若年者に発症し、次第に網膜視細胞が痛んで視力の異常が起こり、最終的には失明に至る遺伝性難病。成人の主な失明原因のひとつ。
小児の眼球内に生じる悪性腫瘍。他人から目が白く見えることより気付くことが多い。
網膜裂孔とは、眼球の内側にある光を感じる組織である網膜に、何らかの原因で穴や裂け目が生じる疾患である。 加齢や硝子体の変化に伴って網膜が引っ張られることが主な原因となり、放置すると網膜剥離へと進行して視力低下や失明のリスクを高めるため、早期の診断と治療が極めて重要となる。
目の網膜で受け取った光の情報を脳の視床下部に伝達するグルタミン酸作動性の神経。
網膜の神経細胞(網膜神経節細胞)から視蓋への領域特異的(トポグラフィック)な神経投射。
3-メルカプトピルビン酸から硫化水素を生成する反応を触媒するスルホトランスフェラーゼ。補因子としてチオレドキシンやジヒドロリポ酸を必要とする。網膜の神経細胞に分布する。
ANGPTL7とは、アンジオポエチン様タンパク質ファミリーに属する分泌タンパク質であり、主として眼科学や腫瘍学の領域において研究されている分子である。 ヒトにおいてはANGPTL7遺伝子によってコードされており、角膜などの眼組織において比較的高い発現が確認されている生体分子である。
ミトコンドリア外膜タンパク質のひとつ。BCL2 19kDa関連タンパク3とも。
発達障害に関連する遺伝子。網膜のCYFIP2の欠損はマウスにおいて視覚異常の原因となることが確認され、ヒトの発達障害でしばしば見られる視覚異常の少なくとも一部は網膜の神経回路の変化に起因すると報告されている。
グルコーストランスポーターのひとつ。脳や腎臓、胎児の組織、赤血球、がん細胞などに発現する。SLC2A1とも。
セルロプラスミンのひとつ。
Gタンパク質共役受容体キナーゼのひとつ。
網膜の錐体細胞に存在するGタンパク質共役受容体キナーゼ(GRK)。
LRP5とは、低比重リポ蛋白受容体関連タンパク質5(Low-density lipoprotein receptor-related protein 5)の略称であり、細胞膜上に存在してWntシグナル伝達経路の受容体として機能する1回膜貫通型タンパク質である。 骨形成の調節において極めて重要な役割を果たしており、骨芽細胞の増殖や分化を促進することで骨密度の…
メラニン生合成系酵素遺伝子やメラノサイト、網膜色素上皮細胞の発現を制御する転写因子。3種類のアイソフォーム(A型、H型、M型)が確認されている。
株式会社林原が製造する機能性色素。クリプトシアニンO.A.コンプレックス(クリプトシアニンO.A.1、クリプトシアニンO.A.2、クリプトシアニンO.A.3)の主成分となるシアニン色素。
ホメオタンパク質のひとつ。初期発生において脳の形成に関わり、欠損すると脳全体が失われる。ドーパミン作動性細胞の発達や維持に関与し、扁桃体基底外側核の前側核における機能分子の発現に影響する。
p16とは、細胞周期の進行を制御するサイクリン依存性キナーゼ阻害因子の一つであり、INK4ファミリーに属するタンパク質である。
ホスホジエステラーゼのひとつ。
血小板由来増殖因子(PDGF)のひとつ。網膜のアストロサイトはPDGF-BBの受容体であるPDGFRαを発現する。
PNPLA6とは、パタチン様ホスホリパーゼドメイン含有タンパク質6(patatin-like phospholipase domain-containing protein 6)をコードする遺伝子、およびそれが翻訳する酵素の名称である。
がん抑制遺伝子のひとつ。網膜芽細胞腫の原因となる遺伝子として発見されたことからその名が付けられた。
TIE2とは、主に血管の内皮細胞に発現し、血管の構造維持や安定化、新生の制御において中心的な役割を果たす受容体型チロシンキナーゼの一種である。
Tie2とは、主に血管の内皮細胞に発現し、血管の安定化や血管新生において中心的な役割を果たす受容体型チロシンキナーゼの一種である。
α1受容体のひとつ。膀胱の血管や網膜色素上皮細胞に発現する。
β-クリスタリンとは、脊椎動物の眼球における水晶体の主要な構成タンパク質であるクリスタリンファミリーの一つであり、主にアミノ酸配列の相同性や構造的特徴から酸性および塩基性のグループに大別される水溶性タンパク質である。
γA-クリスタリンとは、主に脊椎動物の水晶体に高濃度で存在し、目の透明度や屈折率を維持するために重要な役割を果たしている構造タンパク質であるクリスタリンファミリー、特にγ-クリスタリン群に属するタンパク質である。
γS-クリスタリンとは、主に哺乳類の眼球における水晶体の主要な構成タンパク質であるクリスタリンファミリーの一つであり、特にγ-クリスタリングループに属する構造タンパク質である。
ⅩⅧ型コラーゲンとは、基底膜の血管側などに広く分布し、そのC末端側ペプチドがエンドスタチンへと切断されることで血管新生の阻害作用を発揮するマルチドメイン型の非線維性コラーゲンである。
特定の遺伝子(mRNA)が持つ塩基配列に相補的となるように化学的に合成したオリゴヌクレオチド。特定の遺伝子の発現を抑制する。
TNF-αを阻害するモノクローナル抗体(キメラ抗体)。難治性の網膜ブドウ膜炎に対して使用される。商品名はレミケードやインフリキシマブBS。
エストロゲン関連受容体とは、核受容体スーパーファミリーに属する転写因子であり、エストロゲン受容体と高い配列の類似性を持つ一方で、エストロゲン自身とは結合しないオーファン受容体として同定されたタンパク質群である。
エフリンをリガンドとする受容体型チロシンキナーゼ。エフリンによる刺激が網膜視蓋投射の形成において重要。
オメガ3脂肪酸とは、炭素鎖のメチル端から3番目の炭素間に二重結合を持つ不飽和脂肪酸の総称である。
細胞内に存在する、カルシウム依存性のプロテアーゼ。哺乳類には15種類のカルパインが存在する。
カロテノイドの一種。赤色を呈する。アスタキサンチンと同じく脂肪細胞分化の抑制を介して耐糖能異常を改善する可能性が示唆されている。
抗マラリア作用を持つ合成のキニーネ。腎疾患やてんかん、エリテマトーデス、関節リウマチの治療などに用いられたが、副作用のクロロキン網膜症が報告された。
クロロキン(ヒドロキシクロロキン)の長期投与によって起こる副作用。眼底黄斑が障害され、網膜血管が細くなり視野が狭くなる。
グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸からなるトリペプチド。GSH(γ-Glu-Cys-Gly)とも表記される。
目の組織(虹彩、網膜、脈絡膜、視神経乳頭など)が欠損する先天性異常。胎生裂の閉鎖不全が原因。視力不良、斜視、眼振などの原因となるが、その程度はには個人差がある。
サイトメガロウイルス網膜炎とは、ヘルペスウイルス科に属するサイトメガロウイルス(CMV)の感染によって引き起こされる進行性の網膜炎症性疾患であり、日和見感染症の一つとして免疫不全状態にある患者に好発する。
対象物に視線を向ける際に起こる、高速で一過性の眼球運動。サッケードは対象物の像を網膜中心窩に捉えるように働く。
α-ケトグルタル酸から3-メルカプトピルビン酸を生成する反応を触媒するトランスアミナーゼ。システインアミノ基転移酵素とも。
勃起不全の治療薬の有効成分。商品名はバイアグラやレバチオ。
人体の様々な臓器に含まれる無味・無臭の有機化合物。人間の体重の約0.1%を占める。化学的にはアミノエチルスルホン酸と呼ばれる。分子式は C2H7NO3S
ビタミンC(アスコルビン酸)の酸化によって生じる有機化合物。ビタミンCの水素が2つ減った構造を持つ。酸化型ビタミンCや酸化型アスコルビン酸とも。
トキソプラズマの経口摂取による感染症。母子感染を起こす(先天性トキソプラズマ症)。母体は無症状であることが多い。時に頚部リンパ節腫脹や発熱を伴う。
クロロキンのヒドロキシ化誘導体。世界的にはエリテマトーデスや関節リウマチ、マラリアの治療薬として承認されている。商品名はプラケニル。
脂溶性ビタミンのひとつ。熱や酸性に強く、鉄やアルカリ性、紫外線によって分解される。
目の網膜で神経が作られる際に働く遺伝子。この遺伝子の変異によって動体視力が低下する。
フィタノイルCoAジオキシゲナーゼとは、分岐鎖脂肪酸であるフィタン酸の代謝の初期段階において、フィタノイルCoAの2位の炭素を水酸化する反応を触媒する酵素である。
フィブラート系薬剤のひとつ。脂質異常症に対する治療薬。商品名はトライコアやリピディルなど。