肝硬変
肝細胞が線維化して硬く変化した状態。肝臓の障害(慢性肝炎)の末期に見られる。肝硬変症とも。患者の70%が男性とされる。
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肝細胞が線維化して硬く変化した状態。肝臓の障害(慢性肝炎)の末期に見られる。肝硬変症とも。患者の70%が男性とされる。
肝硬変症 肝硬変を参照。
血液検査の項目のひとつ。血液中の尿素窒素(血中尿素窒素)のこと。腎臓の健康状態の指標。基準値は大体 8~20mg/dL。
ウイルス性肝炎のひとつ。B型肝炎ウイルス(HBV)による感染症。
肝炎ウイルスのひとつ。遺伝子としてRNAとDNAを両方持つ特殊なウイルス。B型肝炎の原因となる。国内の急性肝炎の約30%、慢性肝炎や肝硬変の約15%がB型肝炎ウイルスの感染によるものとされる。
エンドトキシン(細菌内毒素)など菌体表層成分の共役受容体(マルチリガンド受容体)。肝臓のクッパー細胞やマクロファージの細胞表面に発現する。一部の単球の表面にも発現する。
最も慢性肝炎へ移行しやすいウイルス性肝炎。C型肝炎ウイルスの感染による肝炎。血液を介して感染する。肝がんの原因のの70~80%を占める。
e抗原とは、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染時に産生されるタンパク質の一種であり、ウイルスのコア抗原(HBcAg)の一部がプロテアーゼによって切断され、血液中へ遊離したものである。 B型肝炎の病態把握や治療方針の決定において、極めて重要な血清マーカーとして臨床現場で広く測定されている。
赤血球に含まれるヘモグロビンと血液中の糖が結びついた糖タンパク質。過去1~3ヶ月の平均血糖値を意味する。ヘモグロビンA1cや糖化ヘモグロビン、グリコヘモグロビンとも呼ばれる。
腸管不全の致死的な合併症。疾患や手術などによる腸管の機能不全によって起きる肝障害のうち、他に原因のないものを指す。肝硬変や肝不全に至る。腸管不全合併肝障害とも。静脈栄養合併肝障害(PNALD)や静脈栄養合併胆汁鬱滞(PNAC)とも呼ばれた。
悪化する可能性が高い非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)のひとつ。非アルコール性脂肪性肝炎。
タンパク質やエネルギー源が不足している状態。国内ではがんや肝硬変の患者、高齢者などに見られる。タンパク質エネルギー栄養障害とも。
胎生期に肝臓および卵黄嚢で産生されるタンパク質。
コラーゲンのひとつ。基底膜の主要構成成分であり、その骨格を形成する。
ジェノタイプ1型(1b)のC型肝炎や代償性肝硬変に対する治療薬。C型肝炎ウイルスのNS3/4Aプロテアーゼを阻害する。ダクラタスビルと併用される。商品名はスンベプラ。
過剰な飲酒(エタノールの摂取)によって起こる肝臓の障害。
天然の糖アルコールのひとつ。抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれる。イノシトールの環状構造をイノシトール環と呼ぶ。
ウイルスの感染が原因となる肝炎の総称。
ジェノタイプ1のC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善薬。C型肝炎ウイルスのNS5Aを阻害する。商品名はエレルサ。
ジェノタイプ1のC型慢性肝炎やC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善薬。商品名はグラジナ。
生薬となるナツメの果実。漢字では大棗。
ジェノタイプ1のC型肝炎や代償性肝硬変の治療薬。NS5A複製複合体を選択的に阻害する。アスナプレビルと併用される。商品名はダクルインザ。
C型肝炎ウイルスに対するNS3/4Aプロテアーゼ阻害剤。商品名はテラビック。
バソプレシンV2受容体に対するアンタゴニスト。商品名はサムスカ。
肝臓の硬さを非侵襲的に計測する機器。肝硬変の診断などに使用される。
ヘキソサミンのひとつ。血清中のタンパク質(ヘモグロビンやアルブミン)のアミノ基にグルコースが非酵素的に結合した糖タンパク質。本来は血清中にある全タンパク質の糖化したタンパク質の総称。側鎖結合がフルクトース構造を取る。
腸内細菌の属のひとつ。2008年にクロストリジウム属やルミノコッカス属の一部の菌種が再分類されて提唱された新菌属。ヒトの糞便などからの新菌種などを合わせて現在では11菌種が属する。
過剰摂取や遺伝的要因による鉄の蓄積によって起こる臓器組織への障害。血液検査では特にフェリチンの上昇が確認される。
自覚症状がないか、症状があってもごく軽微である肝硬変。
住血吸虫症とは、寄生虫である住血吸虫属の吸虫が血管内に寄生することによって引き起こされる人獣共通感染症(寄生虫病)である。 住血吸虫の卵が肝臓や腸壁、膀胱などの組織に沈着することで肉芽腫性病変を形成し、門脈圧亢進症や肝硬変、血尿などの症状を引き起こす。 感染経路は、尾虫(セルカリア)と呼ばれる幼虫を…
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の一種。肝臓内に脂肪が沈着するのみであり、通常は非進行性で悪影響は少ない。
原発性胆汁性胆管炎の旧称。
胆管が自己免疫によって破壊され、胆汁が肝臓内に鬱滞するために胆汁中のビリルビンが血管内に逆流して全身の組織に沈着する慢性肝疾患。50〜60歳の中年以降の女性に多い。
小葉間胆管とは、肝臓内において肝小葉の周囲のグリソン鞘に位置し、胆汁を集めて肝管へと送り出す微小な管状の構造である。
弾性とは、物体に外力を加えたときに変形し、外力を取り除くと元の形状や体積に戻る性質のことである。 生物学や医学の分野においては、組織や細胞が持つ力学的な特性を理解する上で極めて重要な概念となっている。
6ヶ月以上持続する肝炎のこと。
慢性肝炎、肝硬変、肝細胞がん、原発性胆汁性胆管炎(原発性胆汁性肝硬変)の総称。
膵臓の外分泌腺に長期間持続的に炎症が起こることで徐々にその細胞が壊されて線維化し、膵臓の機能が失われる疾患。肝硬変に似た変化が膵臓に起こる。
抗利尿ホルモン2型受容体とは、主として腎臓の集合管基底膜側に存在し、水の再吸収を調節するGタンパク質共役受容体である。
持続感染とは、宿主の免疫機構や生体防御機構による排除を免れ、ウイルスなどの病原体が宿主細胞や個体内において長期間にわたって存在し続ける感染様式のことである。
アジアで見られる住血吸虫。オンコメラニア属(宮入貝)を中間宿主とする。
βカロテンなどカロテノイドの摂取・蓄積によって皮膚が黄色くなる現象。柑色皮症とも。
ウィルソン病の一種。錐体外路障害を合併する肝硬変として報告された。
肝前駆細胞とは、幹細胞様の性質を持ち、肝臓において肝細胞および胆管上皮細胞の双方へ分化する能力を有する未分化な細胞のことである。
肝機能低下による全身性浮腫。アルブミン合成能が低下して血漿の膠質浸透圧が低下し起こる。肝硬変などで腹水が多量に溜まると、下大静脈圧迫で下半身に浮腫が現れる。
肝臓の機能障害を起す病気。主にウイルスが原因となる。
ウイルス性肝炎を引き起こすウイルス。肝臓がんの原因となる肝細胞の炎症を引き起こすものもある。
慢性肝疾患(肝硬変)が原因で肺の血管拡張が起こり、肺胞から遠ざかった血液の酸素濃度が低下して肺内シャントによる低酸素血症が起こる状態。
人体の中で最大の臓器。体内のエネルギーを骨格筋とほぼ同じ割合(21.3%)で消費する。重さは体重の約2%を占める(1.0〜1.5kg)。レバーとも呼ばれる。
肝障害とは、様々な原因によって肝臓の細胞や組織に炎症や壊死などの障害が生じ、肝機能が低下した状態の総称である。 肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、代謝、解毒、胆汁の生成など生体維持に不可欠な多様な機能を担っているが、障害を受けても初期には自覚症状が現れにくい特徴を持つ。
肺の血管の拡張によって肺胞での換気(酸素と二酸化炭素の交換)が行われない血液が増える状態のこと。肝肺症候群の症状のひとつ。
胸腔に液体がたまる疾患。またはその溜まった液体のこと。
腹腔内に異常に貯留した液体。肝機能が低下によって増加する。
腹腔に存在するマクロファージ。肝硬変腹水中における主要な細胞成分。
血液由来感染症とは、病原体に汚染された血液や体液が、皮膚の損傷部や粘膜を介して体内に侵入することにより伝播する感染症の総称である。
血清アルブミン値とは、血液中の血漿に含まれる主要なタンパク質であるアルブミンの濃度を示す生化学検査の項目である。
超音波エラストグラフィとは、超音波を用いて組織の硬さ(弾性)を画像化し、診断に活用する非侵襲的な画像診断法である。
肝硬変の症状のひとつ。肝硬変患者の8割に見られる。
静脈栄養合併肝障害とは、中心静脈栄養(TPN)を長期にわたり受ける患者において高頻度に発症する肝障害の総称であり、腸管不全関連肝障害(IFALD)とも呼ばれる。
非代償性肝硬変 自覚症状がある肝硬変。