逆転写
通常の転写とは逆に、RNAから二本鎖DNAを合成すること。
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通常の転写とは逆に、RNAから二本鎖DNAを合成すること。
通常の転写と逆に、RNAの遺伝情報を元にDNAを合成する働きを持ち、 RNA鎖を鋳型にして相補的なDNA鎖を合成する反応(逆転写)を触媒する酵素。レトロウイルスが持つ。
APOBEC3Dとは、ヒトを含む哺乳動物のゲノムに存在するAPOBEC3遺伝子ファミリーにコードされる酵素であり、主としてウイルスの複製を抑制する宿主防御機構に関与するサイトカイン誘導性のDNAシトシンデアミナーゼファミリーの一つである。
mRNAに相補的なDNA。相補的DNAとも呼ばれる。
細胞内にあるパターン認識受容体の代表的経路。細胞質のDNAセンサー。
DCT(Differential Display PCR)とは、PCR法を応用して複数の細胞間における遺伝子発現の差異を網羅的に検出するための分子生物学的実験手法である。
ETV6-RUNX1とは、小児の急性リンパ芽球性白血病(ALL)において最も高頻度に検出される染色体異常の一つであり、t(12;21)(p13;q22)転座によって生じる融合遺伝子およびそれに由来する異常タンパク質である。
ヒト免疫不全ウイルスとも呼ばれる。AIDS(エイズ)を引き起こすレトロウイルス。
HIV-2プロテアーゼとは、ヒト免疫不全ウイルス2型(HIV-2)の遺伝子によってコードされるアスパラギン酸プロテアーゼであり、ウイルス粒子の成熟に不可欠な酵素である。HIV-2は主に西アフリカを中心に流行しているウイルスであり、1型であるHIV-1と比較して病原性や伝播率が低いとされる一方で、特有の薬剤耐性プロファイ…
ヒトのテロメラーゼ逆転写酵素(TERT)。テロメラーゼの活性化に必要な触媒サブユニット。
NRTIとは異なる化学構造を持つ抗HIV薬。逆転写酵素のポリメラーゼ部位近傍に位置するPalmドメイン内の疎水性アロステリック部位で分子間相互作用を形成し、RNAからDNAへの逆転写を阻害する。非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤や非核酸系逆転写酵素阻害剤とも。
ヌクレオシドに似た化学構造を持つ抗HIV薬。ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤や核酸系逆転写酵素阻害剤とも。
トランスクリプトームを解析する手法のひとつ。RNAシークエンシングとも呼ばれる。mRNAやncRNAの断片的な塩基配列の情報(数10〜数100塩基)を網羅的に取得し、ゲノム配列と対応させることで、遺伝子発現量の定量や新たな転写配列の発見を行う。
RNAテンプレートとは、遺伝情報を伝達または複製する際に、新たな核酸鎖を合成するための型として機能するリボ核酸分子のことである。
RNAを鋳型にして反対向きRNA(アンチセンスRNA)を合成するポリメラーゼ。テロメラーゼ逆転写酵素(TERT)がRNA依存性RNAポリメラーゼとしての活性を持つ。
TERとは、トランスポゾン(トランスポゾンプラスミドなどの可動遺伝因子)やレトロウイルスの複製・転写・組換えなどの生化学的な反応や生命科学の研究分野において用いられる終結領域(ターミネーター)や、医学・生理学における内皮関連の受容体、あるいは特定の医学用語の略称として文脈により多様に定義される専門用語…
Vif蛋白とは、主としてレンチウイルス属のヒト免疫不全ウイルス(HIV)などがコードする約23kDaのアクセサリー蛋白であり、ウイルスの感染性を維持するために必須の分子である。
レトロウイルスが感染する際に、逆転写酵素によってDNAに変換されたウイルスゲノムを宿主細胞の細胞核内染色体に組み込む酵素。ウイルス感染成立の最終段階(インテグレーション)を司る。
逆転写酵素によって合成されたウイルスDNAを感染細胞の染色体に組み込む、レトロウイルスに特有の現象。
HIV-1感染症の治療薬。HIV-1の逆転写酵素を阻害する(非核酸系逆転写酵素阻害剤、NNRTI)。商品名はストックリン。
シチジンの合成ヌクレオシド誘導体。HIV-1逆転写酵素の基質となり、DNA鎖伸長を停止させる抗HIV薬。商品名はエムトリバ。
ゲノムRNAとは、多くのRNAウイルスにおいて遺伝情報の伝達および保存を担う核酸であり、DNAではなくリボ核酸を遺伝情報の媒体として保持するゲノムのことである。
核酸を構成するプリンヌクレオチドのアナログ。細胞内に取り込まれた後、活性代謝物のジデオキシ体となりHIVの逆転写酵素を阻害する。商品名はヴァイデックス。
エイズの治療に用いられる逆転写酵素阻害剤。アジドチミジン(AZT)とも。商品名はレトロビル。
トリパノソーマの治療薬。レトロウイルスの逆転写酵素に対する阻害活性を持つ。
B型肝炎ウイルス(HBV)の増殖抑制剤。細胞内で活性代謝物であるテノホビル二リン酸となり、HBVの逆転写酵素によりウイルスDNA鎖へと取り込まれその複製を阻害する。商品名はベムリディ。
テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩とは、主としてヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の治療およびB型肝炎ウイルス(HBV)感染症の治療に用いられる核酸系逆転写酵素阻害薬(NRTI)である。
テノホビル二リン酸とは、逆転写酵素阻害薬であるテノホビルの細胞内活性代謝物であり、強力な抗ウイルス作用を示すヌクレオチド系逆転写酵素阻害薬の有効体である。
テルロメアとは、真核生物の染色体の末端部に位置する特殊なDNA・タンパク質複合体であり、染色体のゲノム情報を保護する極めて重要な役割を担っている。
テロメラーゼ活性とは、染色体の末端にあるテロメアのDNA配列を伸長させる酵素であるテロメラーゼが、プライマーに対してヌクレオチドを付加してDNA鎖を合成する触媒作用のことである。 テロメラーゼは逆転写酵素の一種であり、自ら保持するRNAを鋳型としてDNAをテロメアのG-rich strandに付加することで、細胞分裂に伴う…
テロメラーゼ複合体とは、真核生物の染色体末端にあるテロメア配列を伸長する働きを持つリボ核タンパク質の複合体である。
テロメラーゼの一部分を構成する、逆転写酵素としての活性を持つサブユニット。
ゲノムDNA上の位置を移動することができる塩基配列のこと。ヒトのゲノム全体の45%を占めるとされる。動く遺伝子や転移因子とも呼ばれる。
レトロウイルスが逆転写によって、感染対象の細胞のDNAに組み込ませた、そのウイルスのDNAのこと。エイズウイルスなどによって形成される。
ラウス肉腫ウイルスとは、ニワトリに肉腫を引き起こすレトロウイルス科の一種であり、腫瘍ウイルスとして歴史上初めて発見されたウイルスである。 ペイトン・ラウスによって1911年に発見され、悪性腫瘍が感染性の因子によって引き起こされることを世界で初めて証明した画期的な発見となった。
HIVやB型肝炎ウイルスに対する抗ウイルス薬。細胞内でリン酸化され、HIV感染細胞内でHIVやHBVの逆転写酵素によってウイルスDNA鎖に取り込まれ、DNA鎖の伸長を停止することによりHIVの複製を阻害する。商品名はエプジコムやゼフィックス、エピビル、コンビビル。
RNAウイルスの中で逆転写酵素を持つもの。
転写されたRNAが逆転写を経て転移が起こるトランスポゾン。ヒトのゲノムに存在するトランスポゾンの大部分を占める。
自律複製とは、生体の遺伝情報を担う核酸や細胞などが、他の分子や細胞の恒常的な介入や制御を直接受けずに、自らの系の中で複製を進める現象および仕組みのことである。
非LTR型レトロトランスポゾンとは、両端に長末端反復配列(LTR)を持たないレトロトランスポゾンの一種であり、ゲノム上の別の場所へ移動する際にRNA中間体を介して逆転写機構を利用する可動遺伝因子である。
ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
核酸系逆転写酵素阻害剤
非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤
非核酸系逆転写酵素阻害剤