造血幹細胞
胎児の肝臓、生後は骨髄中に存在し、生体内の全ての血液細胞(主に赤血球、血小板、顆粒球、B細胞、T細胞)を生涯に渡って生産する組織幹細胞。
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胎児の肝臓、生後は骨髄中に存在し、生体内の全ての血液細胞(主に赤血球、血小板、顆粒球、B細胞、T細胞)を生涯に渡って生産する組織幹細胞。
造血幹細胞と造血前駆細胞。通常、顆粒球コロニー刺激因子によって骨髄から末梢血に動員される。これはボルテゾミブの併用によって促進される。
造血幹細胞移植とは、白血病や悪性リンパ腫などの造血器腫瘍や、再生不良性貧血などの難治性疾患に対して行われる治療法である。 患者自身の造血幹細胞、またはドナーから提供された造血幹細胞を静脈内注射により移植し、患者の骨髄機能の再建を図る。
哺乳類の発生において、造血幹細胞が生み出される領域。
リンパ球のひとつ。Bリンパ球とも呼ばれる。骨髄(bone marrow)から生産されるためその名が付けられた。鶏ではファブリキウス嚢という部位で作られる細胞(bursa)がB細胞を生成するため、その頭文字を取っているともされる。
CXCL12を高発現する長い突起を持った細網細胞。骨髄に存在する。
炎症性ケモカインのひとつ。CCL3を介して腫瘍部位に集積したCCR5発現線維芽細胞が、増殖因子を産生し、大腸がん発症進展過程に重要な役割を果たしていることが報告されている。
造血幹細胞などの造血に関わる細胞や未熟な造血前駆細胞の細胞膜表面に発現するとされる糖タンパク質。造血幹細胞のバイオマーカーとなる。
CHDのひとつ。p53とヒストンH1との三量体を形成することによってp53の転写活性能を抑制し、最終的にアポトーシスを阻害する。CHD8が欠損すると、p53が異常に活性化してアポトーシスが誘導される。
CHIPとは、明確な血液疾患の兆候がないにもかかわらず、体細胞突起(体細胞変異)を獲得した造血幹細胞がクローン性増殖を起こす加齢性の病態である。
造血幹細胞から直接分化し、血小板、赤血球、顆粒球の三種類を産生し続ける細胞。
ケモカイン(CXCケモカイン)のひとつ。CXCR4のリガンド。SDF-1やPBSFとも。
CXCケモカインのひとつ。CXCL12をリガンドとする。好中球に発現する。
造血幹細胞の細胞膜上に発現し、その増殖に関与する受容体型チロシンキナーゼ。急性骨髄性白血病の約3割の患者で変異(ITD変異や点変異)が確認されている。
GATAのひとつ。造血系組織(造血幹細胞、造血前駆細胞)や神経、泌尿器系の発生に関わる。
重度のGVH反応。骨髄移植などによって他者のリンパ球が移植を受けた側の組織を攻撃することで起こる。場合によっては命にかかわるため、移植の際には可能な限りHLAを一致させる必要がある。
HLAタイピングとは、ヒトの白血球の表面に存在するHLA抗原(ヒト白血球型抗原)の型を調べる検査法および検査技術のことである。 HLAは主要組織適合遺伝子複合体(MHC)であり、免疫応答における自己と非自己の識別において極めて中心的な役割を担う糖タンパク質である。
HLHとは、正式名称をヘモファゴサイトティック・リンフヒスティオリシトシス(Hemophagocytic lymphohistiocytosis)といい、日本語では血球貪食症候群または血球貪食性リンパ組織球症と呼ばれる、過剰な免疫反応を特徴とする重篤な臨床症候群である。 本疾患は、体内の免疫システムが異常に活性化されることにより、組織…
インターフェロン(Ⅱ型インターフェロン)のひとつ。Th1サイトカインの代表。IFN-gとも。
インターロイキンのひとつ。
病原体の排除や創傷治癒の役割を果たすインターロイキン。過剰または持続的な産生は炎症性疾患の発症や進展に関与することが知られている。当初はBSF-2と呼ばれた。
腸間膜に存在するリンパ球集積(FALC)で発見された自然リンパ球。2型自然リンパ球とも。自然免疫に関わる造血幹細胞由来のリンパ球。NH細胞(ナチュラルヘルパー細胞)とも呼ばれた。
単球-樹状細胞前駆細胞とも呼ばれる。前駆体はGMP。造血幹細胞から産生され、cMoPやCDPの前駆体となる。
MELK(Maternal embryonic leucine zipper kinase)とは、主として細胞分裂や細胞周期の調節に関与するセリン・トレオニンキナーゼの一種であり、哺乳類の胚発生や腫瘍の進展において重要な役割を果たしているタンパク質キナーゼである。 分子生物学の分野において、本酵素はキナーゼファミリーに属し、様々なリン酸化反応…
造血幹細胞から直接分化し、血小板と赤血球の二種類を産生し続ける細胞。
造血幹細胞から直接分化し、血小板のみを産生し続ける細胞。
トロンボポエチンの受容体。巨核球や造血幹細胞の細胞膜表面に存在する。CD110とも。
造血幹細胞の分化によって生じる細胞のひとつ。ミエロイド系への分化能を失うことでT前駆細胞となる。
リンパ球への分化能力を失っているが、自己複製能は維持している造血幹細胞画分の細胞。マウスにおいては加齢によって増加することが報告されている。
NCCとは、主として造血幹細胞移植の分野や医療情報のネットワーク構築において、中核的な役割を果たす組織やセンターを指す用語である。 我が国の造血幹細胞移植体制においては、日本造血・細胞治療学会などの学会や関連機関が連携し、移植医療の推進や登録事業を行っている。
P2Y11とは、細胞外のヌクレオチドであるATPなどをリガンドとするGタンパク質共役型受容体の一種であり、ヒトではP2Y11遺伝子によってコードされている嘌呤受容体である。 P2Y11受容体は、ATPの結合によりアデニル酸 cyclaseを活性化し、細胞内のcAMP濃度を上昇させるという特徴的なシグナル伝達経路を持つ。 また、免疫系…
CDK阻害タンパク質のひとつ。
骨髄の造血幹細胞におけるGPIアンカーの生合成に必要な遺伝子。
ホスホリパーゼCのサブタイプ(PLCγ)に分類されるアイソザイムのひとつ。多くの組織に発現が見られる。
PRDM16とは、転写因子およびエピジェネティックなコアギュレーターとして機能し、哺乳類の発生や細胞分化、特に褐色脂肪細胞や筋由来脂肪細胞(ベージュ脂肪細胞)の分化誘導において中心的な役割を果たすタンパク質およびそれをコードする遺伝子である。
S1P受容体のひとつ。S1P3と同様に、造血幹細胞の前破骨細胞への分化に関わる。
S1P受容体のひとつ。S1P1と同様に、造血幹細胞の前破骨細胞への分化に関わる。
Spi-CはPU.1などのEtsファミリーに属するタンパク質であり、特定の遺伝子の発現を調節することで免疫系の細胞の機能維持に深く関与している。
細菌の鞭毛を構成するタンパク質であるフラジェリンを認識するToll様受容体。腹腔マクロファージや造血幹細胞から誘導した樹状細胞には発現しておらず、腸管内の特殊な細胞に発現しているとされる。
α-L-イズロニダーゼとは、ヒトゲノム上の4p16.3に位置するIDUA遺伝子にコードされる、ライソゾーム内の加水分解酵素の一種である。
サイトカインの一種。生体内では、細胞がウイルスに感染したときに、その細胞から産生され、ウイルスの増殖を阻害したりNK細胞を呼び寄せたりといった働きをする。インターフェロンという名前はウイルスの増殖を阻害(interfere)することから付けられた。
カテキン類は、主に茶類に含まれるポリフェノール。渋味がある成分。茶ポリフェノールとも呼ばれる。
コロニー刺激因子-1(CSF-1)とは、マクロファージやその前駆細胞の増殖、分化、生存を調節する主要なサイトカインであり、造血幹細胞から単球・マクロファージ系譜への分化を促進する液性因子である。
サイトメガロウイルス網膜炎とは、ヘルペスウイルス科に属するサイトメガロウイルス(CMV)の感染によって引き起こされる進行性の網膜炎症性疾患であり、日和見感染症の一つとして免疫不全状態にある患者に好発する。
土壌や汚水等に存在する腐生真菌の属。子嚢菌門ミクロアスクス目ミクロアスクス科。
ステムセルとは、日本語で幹細胞と呼ばれる、さまざまな細胞に分化する能力と、自分と同じ能力を持つ細胞分裂を繰り返して維持する自己複製能を持った未分化な細胞のことである。
スライ症候群とは、ライソゾーム病の一つであり、グリコサミノグリカンの分解に必要な酵素であるベータ-グルクロニダーゼの遺伝子異常によって引き起こされる先天性の代謝異常症であるムコ多糖症第VII型(MPS VII)の別名である。
必須アミノ酸のひとつ。分岐鎖アミノ酸のひとつである。
遺伝子組換えのヒト顆粒球コロニー刺激因子。
造血幹細胞移植における前処置に用いられる薬剤。細胞増殖を抑制し、骨髄抑制作用や抗腫瘍作用を示す。商品名はブスルフェクス。
CXCR4に対する阻害剤。HIV治療薬として開発されたが、造血幹細胞の末梢血への動員促進剤としての作用を持つことが確認されている。商品名はモゾビル。
造血幹細胞から生まれる、プレB細胞の前駆細胞。
形態形成や細胞の増殖・分化、造血幹細胞の制御などに関わるシグナル伝達経路。成人の組織の修復にも働く。
細胞のホーミングとは、細胞が別の組織に移動および定着すること。
分子標的薬のひとつ。プロテアソームに対する阻害剤。HIFの転写因子としての活性を抑制する。商品名はベルケイド。
微絨毛の形成に必須なタンパク質。
全悪性リンパ腫の約3%を占めるB細胞由来のリンパ腫。全身のリンパ節が腫れるとともに、脾臓や骨髄、消化管に病変を生じることがある。予後は不良。自家造血幹細胞移植が有効とされる。
ライソソーム病とは、細胞内の細胞小器官であるライソソームに存在する特定の加水分解酵素の先天的な欠損または機能低下により、分解されるべき基質が分解されずにライソソーム内に蓄積し、さまざまな臓器に進行性の障害を引き起こす遺伝性疾患の総称である。
ランゲルハンス細胞組織球症とは、ランゲルハンス細胞に類似した単核細胞が、皮膚、骨、肺、肝臓、脾臓、リンパ節などの様々な臓器や組織に増殖・浸潤する、原因不明の疾患である。 かつては病態に応じて組織球症X、エオシン性肉芽腫症、ハンド・シュラー・クリスチャン病、レター・シワ病などと個別の疾患名で呼ばれてい…
同種造血幹細胞移植におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制剤。ウイルスの複製に必要なCMVのDNAターミナーゼ複合体を阻害する。商品名はプレバイミス。