TRPM4
TRPM4とは、一時的受容体電位(Transient receptor potential: TRP)チャネルファミリーのメラスタチンサブファミリーに属する、カルシウム非透過性の一価陽イオンチャネルである。 細胞外からのカルシウムイオンの流入ではなく、細胞内カルシウム濃度の上昇によって活性化され、主にナトリウムイオンなどの一価陽イオンを…
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TRPM4とは、一時的受容体電位(Transient receptor potential: TRP)チャネルファミリーのメラスタチンサブファミリーに属する、カルシウム非透過性の一価陽イオンチャネルである。 細胞外からのカルシウムイオンの流入ではなく、細胞内カルシウム濃度の上昇によって活性化され、主にナトリウムイオンなどの一価陽イオンを…
TRPVのひとつ。後根神経節や全身に分布する感覚神経の神経終末の細胞膜に存在するバニロイド受容体。
ジオチランを含むヘテロ環式化合物。6位に不斉炭素を有するキラル分子であり、天然に存在するα-リポ酸はR体。
α2受容体のサブタイプ。α2作動薬は主にこのα2A受容体を介して脊髄の侵害受容ニューロンの伝達を抑制する。
アドレナリン受容体のひとつ。アドレナリンα2受容体とも。
MPTPと類似の毒性を持つヘテロ環式化合物。脳内や脳脊髄液に存在し、パーキンソン病で増加する。
オピオイド受容体のひとつ。
ベンゾジアゼピン受容体のサブタイプのひとつ。大脳辺縁系および脊髄に多く分布する。この受容体の刺激は筋弛緩、抗不安、運動障害、抗痙攣に関係する。
髄膜を構成する2番目の膜。くも膜と軟膜の間の空間をくも膜下腔と呼び、ここは脳脊髄液で満たされている。
脊髄くも膜下麻酔を参照。
頭蓋骨内部を覆う硬膜の内側にあるくも膜と、脳全体を覆う軟膜との間(くも膜下腔)に出血する脳出血のこと。死亡率が高く、後遺症が残る可能性の高い重篤な症状。
脳のくも膜と軟膜の間の空間のこと。脳脊髄液で満たされている。
くも膜細胞とは、脳や脊髄を包む3層の髄膜のうち、中層に位置するくも膜を構成する細胞のことである。 脳脊髄液の循環や血液脳関門の維持において重要な役割を担っている。
脳の命令によって骨格筋を震えさせて熱を生み出すこと。恒温動物が対応低下を防ぐために行う。
アクアポリン1とは、生物の細胞膜上に存在する膜タンパク質の一種であり、主として水分子を効率的かつ選択的に透過させる水チャネルとして機能するタンパク質である。 1992年にピーター・アグレらによって赤血球膜から発見され、水の輸送に関する生体膜の仕組みを解明する契機となった。
アストロサイトの活性化によって起こる神経膠症(グリオーシス)。
ATXN1から発現するタンパク質。ATXN1のエキソンのCAGリピート配列の異常伸長が脊髄小脳失調症1型の原因とされる。
アミロイドベータとは、アルツハイマー病の脳内において神経細胞外に蓄積する老人斑(アミロイド斑)の主要な構成成分であるペプチドである。アミロイドベータは、膜タンパク質であるアミロイド前駆体タンパク質(APP)が、酵素であるベータセクレターゼおよびガンマセクレターゼによって切断されることによって産生される…
アレキサンダー病とは、アストロサイトにグリア線維性酸性タンパク質(GFAP)が異常蓄積することによって引き起こされる、極めて稀な進行性の神経変性疾患である。
通常は痛みとして感じない軽い触覚や圧刺激によって誘発される痛み。アロデニアや異痛症とも。神経の損傷などが原因となる神経障害性疼痛の一種。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の治療薬。商品名はユプリズナ。
代表的な脊髄性筋萎縮症(Ⅰ型)。座った姿勢を維持することができない重症なもので、人工呼吸を行わなければ2歳までに死亡することが多い。SMN1がコードするSMNタンパク質の発現不全が原因として知られている。
エンドモルフィンⅡとは、哺乳類の中枢神経系において発見されている内因性のオピオイドペプチドの一種であり、強力かつ選択的にμオピオイド受容体に結合して鎮痛作用などの生理活性を示すテトラペプチドである。
脊髄性筋萎縮症に対する遺伝子治療薬。商品名はゾルゲンスマ。
仙髄(第二仙椎〜第四仙椎)の脊髄前角に存在する神経核。一般体性神経(下位運動ニューロン)の集合。オヌフ核から出る陰部神経は尿道や外尿道括約筋に分布し、NM受容体を介して蓄尿に関わる。
カテプシンのひとつ。リソソームに含まれるシステインプロテアーゼ。末梢組織炎症に伴って活性化された脊髄ミクログリアにおいてプロカスパーゼ1を活性型のカスパーゼ1に変換する。
ガストリンの産生を促進する神経ペプチド(神経ペプチドホルモン)。ガストリン放出ペプチドとその受容体(GRPR)が脊髄後角で痒み情報を選択的に伝達することが知られている。
キノリンの誘導体(5-クロロ-7-ヨード-8-キノリノール)。
クモ膜顆粒とは、脳および脊髄を包む髄膜の中層であるクモ膜が、硬膜の静脈洞内に突出した小さな突起状の構造物である。
胸髄後柱の基部内側面(後角固有核の内側)にある比較的限局した索細胞の集団。後脊髄小脳路の起始核。胸髄核とも。
クリアランス機構とは、生体が代謝物、異物、老廃物、病原体などの不要物を血液、組織、あるいは器官から排除し、体外へ排泄あるいは無毒化する一連の生体防御および恒常性維持のための生理学的仕組みのことである。
クロルフェネシンとカルバミン酸のエステル。脊髄の多シナプス反射経路中の介在ニューロンを選択的に抑制することによって骨格筋を弛緩させる作用を持つ。
脊髄性筋萎縮症のひとつ(Ⅲ型)。常染色体劣性遺伝疾患または常染色体優性遺伝疾患であり、発症は主に10歳前後。歩行は可能。
中枢神経系の損傷部周辺に反応性アストロサイトが集積して形成される組織。アストロサイトがⅠ型コラーゲンと反応してカドヘリンを発現させることでグリア性瘢痕が形成されることが知られている。コンドロイチン硫酸プロテオグリカンを産生し、物理的かつ化学的に軸索の再生を妨げる。
コンドロイチンが硫酸化した有機化合物。グルコサミノグリカンのひとつ。グルクロン酸とグルコサミンの繰り返し単位が直鎖状に結合したヘテロ多糖。分子式は C13H21NO15S
嚥下反射や痛みの伝達に関わる神経ペプチド(タキキニン)。11個のアミノ酸から構成される。NK1受容体のリガンド。
ヤブカ属の蚊が媒介するジカウイルスによる感染症。ジカウイルス感染症とも。
亜急性脊髄視神経症を参照。
アミノ酸のひとつ。側鎖はヒドロキシメチル基(-CH2OH)。
セレトニンとは、中枢神経系および末梢神経系に広く分布し、情動のコントロールや睡眠、体温調節など多様な生理的機能に関与する神経伝達物質および生理活性物質である。 化学名を5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT)と称し、生体内では必須アミノ酸であるトリプトファンを前駆体として生合成される。
セレブラシドとは、セラミドの1位の水酸基に糖が1分子結合した構造を持つ、中性の糖脂質(グリコスフィンゴ脂質)の総称である。
セロトニンを神経伝達物質とする神経細胞。縫線核(主に背側縫線核)が起始核となる。不安や恐怖の制御を行う神経回路の一部となる。
ノバルティス社によって開発された脊髄性筋萎縮症の治療薬(オナセムノジーン アベパルボベック)の商品名。
タイサブリとは、一般名をナタリズマブとする、遺伝子組換え技術を用いて製造されたヒト化モノクローナル抗体であり、主として多発性硬化症などの自己免疫疾患の治療に用いられる免疫抑制剤および生物学的製剤である。
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンの誘導体。脊髄小脳変性症の運動失調に対する治療薬。商品名はセレジスト。
クロストリジウム属である破傷風菌が産生する神経毒となるタンパク質。破傷風毒素とも。
脊髄性筋萎縮症のひとつ(Ⅱ型)。1歳6ヶ月までに発症し、歩行が不可能。重症では呼吸器感染症に伴う呼吸不全が起こる。
IL-6の受容体(膜型および可溶型)を遮断する作用を持つモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。商品名はアクテムラ。関節リウマチや慢性炎症に伴う貧血に対して有効とされる。
トランスサイリチンとは、主として肝臓で合成され血液中や脳脊髄液中に分泌される四量体構造を持つタンパク質である。
サイロキシンを脳に運ぶ役割を持つタンパク質。また、サイロキシンおよびレチノール結合タンパク質を介してビタミンAの担体として機能する。脳脊髄液や眼房水では他のタンパク質と比較して高濃度に存在している。
トランスサイレッチンとは、主として肝臓で産生される血清および脳脊髄液中の輸送タンパク質である。 かつてはサイロキシン結合プレアルブミンとも呼ばれていたが、現在では甲状腺ホルモンであるサイロキシン(T4)やレチノール(ビタミンA)結合タンパク質との複合体を輸送する機能にちなみ、トランスサイレッチンと命名…
透析患者の皮膚掻痒症の改善薬。ダイノルフィンと同じくκオピオイド受容体に対する選択的作動薬。動物実験ではヒスタミン、サブスタンスP、モルヒネによって起こる引っ掻き行動を抑制することが報告されている。
豚の脊髄から発見された神経ペプチドの総称。6種類があり、以下のように分類される。
痛みを伝える脊髄内の介在神経で特異的に発現する分泌性のタンパク質。神経障害による痛みの伝達を行う。
てんかん発作(欠神発作)に対する治療薬。ヒストン脱アセチル化酵素の阻害作用を持つ。妊婦が内服した場合、胎児に悪影響を及ぼす恐れがある。商品名はデパケン。
劣性遺伝のパーキンソン病の原因遺伝子。ユビキチンリガーゼであり、小胞体のPael受容体とα-シヌクレインを基質とする。
白血球に感染し、成人T細胞白血病/リンパ腫やHTLV-1関連脊髄症の原因となるレトロウイルス。
脂肪組織に含まれる間葉系幹細胞。脂肪組織由来の間葉系幹細胞を構成細胞とする。
寄生虫の一種。脊髄動物のリンパ系、血管系、皮下、眼、体腔などに寄生する。幼虫はミクロフィラリアと呼ばれ、吸血する昆虫によって媒介される。糸状虫とも。
体内に存在するモノアミンのひとつ。化学構造や薬理作用は覚醒剤であるメタンフェタミンと類似している。フェニルエチルアミンとも。