免疫グロブリン
B細胞や形質細胞が生産する糖タンパク質。抗体とも呼ばれる。γ-グロブリン分画に含まれる。
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B細胞や形質細胞が生産する糖タンパク質。抗体とも呼ばれる。γ-グロブリン分画に含まれる。
免疫グロブリンE(IgE)とは、哺乳類に見出されている抗体のアイソタイプのひとつであり、主に寄生虫感染に対する防御やアレルギー反応に関与するタンパク質である。
免疫グロブリンG IgGを参照。
免疫グロブリンM(IgM)とは、脊椎動物の免疫系において産生される抗体の主要なアイソタイプの1つであり、B細胞の細胞膜上に単量体として発現されるほか、体液中では主に五量体構造を形成して存在する分子である。 IgMは、生体が抗原に初めて曝露された際の初感染時や、免疫応答の初期段階において最初に産生される抗体で…
免疫グロブリンに特徴的なIgドメインを持つタンパク質のグループ(スーパーファミリー)。
抗体のタンパク質が共通して持つ、約100個のアミノ酸残基からなるドメイン。
細胞外に免疫グロブリン様のドメインをもつ一型膜貫通タンパク質。
シチジンの脱アミノ化を触媒する酵素。この酵素を発現する遺伝子は免疫グロブリンのクラススイッチに関わるため、その機能を阻害するとマウスのB細胞ではIgMしか作られなくなることが確認されている。
免疫グロブリン性アミロイドーシスのひとつ。アミロイドーシス全体の約37%を占める。免疫グロブリンL鎖(κ鎖、λ鎖)のミスフォールディングによるアミロイドの沈着。
免疫グロブリンスーパーファミリーに属する細胞接着分子のひとつ。非小細胞肺がんで高頻度で欠失する第11染色体長腕23領域のがん抑制遺伝子として同定された。
T細胞の受容体のひとつ。免疫グロブリンのファミリーに属する。代表的なT細胞の副刺激分子のひとつ。
CD300Hとは、主として免疫系細胞の表面に発現し、シグナル伝達や免疫応答の調節に関与する膜タンパク質の一種である。
CH3ドメインとは、免疫グロブリンの重鎖にある定常領域を構成するドメインの一つである。
Cxadrとは、コクサッキーおよびアデノウイルス受容体(Coxsackievirus and adenovirus receptor)の略称であり、エンテロウイルス属のコクサッキーウイルスB群や多くのアデノウイルスが細胞へ感染する際に初期の結合部位として利用する1回膜貫通型の細胞接着分子である。 Cxadr遺伝子はヒトにおいては染色体21番q21.1-q22.…
抗体のV領域以外の部分。ほとんどの抗体で同じアミノ酸配列を持つ領域。免疫グロブリンのY字の軸部分と腕の下半分(全体の下側の4分の3)。定常領域とも呼ばれる。
DAP12とは、免疫系や神経系の細胞表面に発現し、シグナル伝達を担う重要な膜タンパク質である。 造血細胞をはじめとする多様な細胞において、受容体と複合体を形成して活性化シグナルを細胞内へと伝達する機能を持つ。
FGFR-2とは、線維芽細胞増殖因子(FGF)が結合する受容体チロシンキナーゼファミリーの一種であり、細胞の増殖、分化、遊走、アポトーシスなどの多様な細胞応答を制御する膜貫通型タンパク質である。 FGFR-2は遺伝子によってコードされており、ヒトのゲノム上では10番染色体の長腕(10q26)に位置している。
Fra-a1とは、主としてマメ科の植物であるラッカセイ(落花生)に含まれる主要なアレルゲン蛋白質であり、アナフィラキシーを含む重篤な食物アレルギーを引き起こす原因物質の一つとして知られている。
免疫グロブリンの中央に2本存在して、Y字の骨格となる部分。重鎖とも呼ばれる。
消化管をはじめとした粘膜面やその分泌液に含まれ、粘膜の防御に重要な免疫グロブリン。単量体、またはJ鎖に結合した二量体や三量体として存在する。
免疫グロブリンのひとつ。膜型IgMとともにB細胞表面に発現している。
免疫グロブリンのクラスのひとつ。進化的に最も後にできた抗体で、哺乳類のみが持つ。通常、健康な人の血液中には微量しか存在しない。
抗体(免疫グロブリン)のクラスのひとつ。血液中に最も多く存在しており、γ-グロブリンの80%を占める。二次応答の主要な抗体。血液中の半減期も長い。
IgGのアイソタイプのひとつ。最も血中濃度が高く、ヒトの全ての免疫グロブリンの中で半減期が最も長い(約21日)。
抗体(免疫グロブリン)のクラスのひとつ。抗体全体の約10%を占める。5つの抗体が結合した五量体。B細胞が最初に作る抗体であり、IgMが作られた後にIgGが作られる。
免疫グロブリン(抗体)が共通して持つドメイン。
インターロイキンのひとつ。Th2サイトカイン。B細胞増殖因子やB細胞刺激因子とも呼ばれる。
95%以上の⾼濃度の多価IgGを含む静注⽤免疫グロブリン製剤。
免疫グロブリンのY字の腕の部分に左右一つずつ存在する部位。H鎖と共に抗原結合部位を形成する。
ウイルス粒子で最も豊富に存在し、ウイルス粒子形成の足場として機能するウイルス形成に必須のタンパク質。
神経系の細胞に発現する細胞接着分子(糖タンパク質)。神経細胞接着分子とも。
転写因子のひとつ。リウマチなどの自己免疫疾患やアレルギー、がんなどの疾患に関わるとされる。
血管内皮細胞や血小板に高発現する細胞接着分子。白血球にも発現する。免疫グロブリンスーパーファミリーに属する。血小板内皮細胞接着分子-1やCD31とも。
抑制型の免疫グロブリン様受容体の一種。ヒトKIRやILTの相同分子。
Rh式血液型とは、赤血球の細胞膜上に存在する糖タンパク質や糖脂質などの抗原による血液型分類の一つである。 ABO式血液型と並び、輸血や妊娠管理において極めて重要な臨床医学上の分類基準となっている。
TIM4とは、主としてマクロファージなどの自然免疫系細胞の表面に発現し、アポトーシスを起こした細胞の貪食やT細胞の免疫応答の制御に関与する糖タンパク質である。
RNA結合タンパク質。初期大型プレB細胞における免疫グロブリン遺伝子のDNA再構成および小型プレB細胞への分化における最適な遺伝子発現変化を制御する。
VpreBタンパク質は、免疫グロブリンの重鎖が再構成される前に現れる代用軽鎖(surrogate light chain)の一部を形成する。 プレB細胞受容体は、μ鎖、VpreB、およびλ5(IGLL1)タンパク質から構成されており、B細胞受容体の前段階としてB細胞の分化と増殖を制御するシグナル伝達において中心的な役割を担う。
血清の蛋白分画のひとつ。免疫グロブリン(IgG、IgA、IgM)を含む。
μH鎖タンパク質とは、免疫グロブリンM(IgM)の構成要素である重鎖(H鎖)の一種であるμ鎖の異常な蓄積や、それに伴う血中での検出に関連するタンパク質のことである。通常、形質細胞の腫瘍性増殖などの疾患において、完全な抗体分子ではなく免疫グロブリンの重鎖の断片として産生され、臨床検査や病理学的研究の対象とな…
アレルギーのひとつ。即時型アレルギーやアナフィラキシー型アレルギーとも呼ばれる。
クリオグロブリンの一種。モノクローナルな免疫グロブリンで、多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症で認められる。
クリオグロブリンの一種。ポリクローナルの免疫グロブリンから構成され、膠原病やウイルス・細菌の感染で認められる。
免疫グロブリンにおいて、同一の抗原に結合できるもののグループ。
アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜とは、アクリロニトリルとメタリルスルホン酸ナトリウムの共重合体を素材として作製される高分子膜の一種であり、主として血液浄化療法における血漿交換用の分離膜などとして利用される医療機器の構成部材である。
アルカリ性の環境でリン酸化合物の加水分解を触媒するホスファターゼ。ほぼ全ての臓器にあるが、特に肝臓、骨、小腸、胎盤などに多い。
同じアイソタイプの免疫グロブリン(抗体)であっても、個体(家系)によって抗原性に違いが存在するもの。ヒトのIgG1にはアロタイプが少ない。
TNF受容体(TNFR2)とヒトの免疫グロブリンの一部(IgG1のFc)を結合させた完全ヒト型製剤(完全ヒト型可溶性TNF-α/LT-αレセプター製剤)。TNF阻害薬の中で唯一の受容体製剤。関節リウマチに対する生物学的製剤。国内では2005年に承認された。商品名はエンブレル。
抗体や補体によって食細胞の貪食が活性化されること。抗体の結合した異物がFc受容体の働きで効率よく貪食される作用。オプソニン化やオプソニン効果とも呼ばれる。
ホスホセリンを多く含むカゼイン由来のペプチド。牛乳のカゼインにトリプシンなどのプロテアーゼを作用させることで得られる。
B細胞が産生する抗体のC領域の遺伝子を変化させることで、IgM以外の免疫グロブリン(IgGやIgA)を産生できるようにすること。単にクラススイッチとも呼ばれる。
血清を0~4℃(37℃より低い温度)にすると白濁沈殿およびゲル化し、37℃にすると再溶解する性質を有する異常な免疫グロブリン。
血清に含まれるタンパク質のひとつ。
コクサッキーウイルスBとアデノウイルスの2型と5型が細胞へ感染する際に利用する受容体。免疫グロブリンスーパーファミリーに属する。遺伝子名はCxadr。8個のエクソンから構成される。
マウスの骨髄に常駐しているマクロファージの細胞表面にある185kDaの分子として同定された1型膜タンパク質。リンパ節と脾臓に高発現する。シグレック1とも。
ネクチン-1とは、細胞接着分子であるネクチンファミリーに属する糖タンパク質の一つであり、免疫グロブリンスーパーファミリに分類される分子である。 ヒトゲノムにおいてはPVRL1(poliovirus receptor-related 1)遺伝子またはネクチン-1遺伝子|NECTIN1遺伝子によってコードされており、染色体上の11q23-q24に局在してい…
ネクチン-2とは、細胞接着分子の一つであり、免疫グロブリンスーパーファミリーに属する糖タンパク質である。
モノクローナル抗体のひとつ。ヒト抗体遺伝子の大部分を導入したマウスに抗原を注射して作られる抗体。ヒトから摂取した抗体という意味ではない。
プラズマフェレーシスとは、患者の血液から血漿成分を分離して除去し、血漿中の病原体や自己抗体などの有害物質を取り除く血液浄化療法の一種である。
免疫グロブリンの遺伝子再構成に成功したH鎖遺伝子から発現するμH鎖タンパク質とVpreB、λ5の3つタンパク質からなる複合体。