海馬
記憶に関わる脳の部位。短期記憶およびそれを長期記憶とする働きに関わる。見た目がギリシャ神話のポセイドンが乗る馬車を引く架空の動物に似ていることから名付けられたとされる。
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記憶に関わる脳の部位。短期記憶およびそれを長期記憶とする働きに関わる。見た目がギリシャ神話のポセイドンが乗る馬車を引く架空の動物に似ていることから名付けられたとされる。
海馬の一部。場所細胞が存在する。
海馬CA3野
海馬の背側の一部。興奮性の錐体細胞と抑制性の介在神経細胞を含む。
海馬で起きる、1秒間に5~8周期繰り返される振動性の脳神経活動。レム睡眠や歩行中、不安などを感じたときだけに発生する。
側頭葉内側部の以下の部位からなる、大脳辺縁系の一部。
側頭葉内側部のうち、海馬の近傍に位置する脳回。空間内の物体の位置関係や風景の認識に必要。
海馬体の構成要素。海馬に隣接して存在し、海馬からの入力を受けとり、他の多くの脳領域(側坐核や視床、乳頭体、帯状皮質など)へと出力する。
海馬回とは、大脳皮質の側頭葉内側面において海馬の周囲に位置する、脳回の一つである。
海馬の一部。空間記憶の形成に関与する。ラットの背側海馬に相当する。
海馬苔状線維とは、脳の海馬回路において、歯状回の顆粒細胞からCA3領域の錐体細胞および介在ニューロンへと信号を伝える有髄神経の軸索である。
5-HT1F受容体とは、セロトニン(5-ヒドロキシトリプタミン、5-HT)の受容体サブファミリーの一つであり、Gタンパク質共役受容体(GPCR)のファミリーに属する分子である。 中枢神経系および末梢神経系の特定の領域に広く分布しており、セロトニン受容体の中でも1型受容体群(5-HT1受容体)に分類される。
セロトニン受容体(5-HT2受容体)のひとつ。大脳辺縁系(扁桃体、側坐核、海馬、視床下部など)に比較的高発現する。情動や摂食、睡眠などに関与する。
セロトニン受容体のひとつ。大脳皮質や海馬、扁桃体、視床、視床下部などに発現する。
ITU-Tで標準化されている脳の健康指標。脳MRIで計測した灰白質の容積や白質の結合性を脳領域毎にデータベースと比較して偏差値を求め平均した値。
CA2とは、大脳皮質の海馬構造におけるCA1野とCA3野の間に位置する神経細胞層であり、アンモン角の組織学的な領域の一つである。
コリントランスポーターのひとつ。高親和性コリントランスポーターとも。580個のアミノ酸で構成され、13回膜貫通ドメインを持つ。
ドーパミンD1受容体に属するドーパミン受容体のサブタイプのひとつ。海馬や視床下部に分布する。
EGR1とは、C2H2型ジンクフィンガー構造を持ち、刺激に応じて急速かつ一過性に転写が誘導される即時初期遺伝子、およびそれがコードする転写因子である。
EP受容体のひとつ。プロスタグランジンE2は、マスト細胞上のEP3受容体に作用してマスト細胞を活性化させることが確認されている。
MAPキナーゼのひとつ。初めに発見された代表的なMAPキナーゼ。細胞外シグナル制御キナーゼとも。
直接塩素チャネルと連結するGABA受容体。主な抑制性シナプス伝達を担っている。脳の広範囲に分布し、様々な機能に関与することが知られている。
GluK1とは、中枢神経系において興長性神経伝達を担うカイニン酸型グルタミン酸受容体を構成するサブユニットの一つである遺伝子およびそのタンパク質産物である。
インスリン様成長因子のひとつ。ソマトメジンAとも。
ATP感受性カリウムチャネルのアイソフォームのひとつ。海馬神経細胞においてシナプス伝達を担うシナプス後肥厚(PSD)に多く局在する。
ロイシンとヒスチジンからなるジペプチド。
中枢神経(脳の大脳皮質や海馬)や自律神経節、胃などの分泌組織に存在するムスカリン受容体。
グルタミン酸受容体のひとつ。グルタミン酸やグリシンをリガンドとする。NMDA型グルタミン酸受容体やN-メチル-D-アスパラギン酸受容体などとも。
眼白子症の原因遺伝子として発見されたタンパク質。GPR143とも。黒質や線条体、孤束核、海馬、大脳皮質などに発現する。
PDE4Bとは、ホスホジエステラーゼ4ファミリーに属する酵素の一種であり、細胞内のサイクリックAMP(cAMP)を加水分解して不活化する働きを持つ遺伝子およびそのタンパク質産物である。
PDE9Aとは、ホスホエステラーゼ(PDE)ファミリーの一種であるホスホジエステラーゼ9A、およびそれをコードする遺伝子の名称である。
Reelinとは、主として脳の発達および神経細胞の遊走や位置決めにおいて重要な役割を果たす大型の細胞外マトリックスタンパク質である。
SLC8A2とは、ナトリウム・カルシウム交換輸送体ファミリーに属する膜タンパク質であり、主に中枢神経系において細胞質内のカルシウムイオン濃度調節に関与する遺伝子およびそのコードするタンパク質である。
SLITRKのひとつ。脳全体(特に海馬の錐体細胞層など)で発現する。
σ受容体(シグマ受容体)のひとつ。運動機能や回腸機能の調節をしていると報告されている。
すべての真核細胞に最も多く存在し、細胞骨格の形成や細胞運動に関わるタンパク質。アクチン線維を作り出す。
橙赤色を呈すカロテノイド。サケの身やイクラ、エビやカニの赤色の成分。
アセチルコリン受容体を持つコリン作動性神経で用いられる神経伝達物質。化学的にはコリンと酢酸のエステル。最初に発見された神経伝達物質。
ケトン体を利用し、コレステロールや脂質の生合成に関与する合成酵素。脳の海馬錐体細胞層や小脳白質細胞層に高発現する。
最も多い認知症(全体の約60%)。海馬の病変による記憶障害が顕著な認知症で、物忘れから徐々に進行する。遺伝によるものを家族性アルツハイマー病、遺伝によらないものを孤発性アルツハイマー病と呼ぶ。アルツハイマー型認知症とも。
エストラジオールをリガンドとする核内受容体。子宮や卵巣以外にも腎臓や肝臓、心臓、前立腺、肺、消化管、造血系、中枢神経系など様々な組織に発現する。
抗酸化作用を持つアミノ酸。主にキノコ類が豊富に含んでいる。
グルタミン酸受容体のサブタイプ。カイニン酸によってγオシレーションが誘発される。カイニン酸型グルタミン酸受容体とも。
ローズマリーの葉に含まれる、抗酸化作用を持つポリフェノール。5kgのローズマリーに1.5gのカルノシン酸が含まれるとされる。
キヌレニン経路においてトリプトファンから生合成される有機化合物。
アンモニアとグルタミン酸を基質としてグルタミンの合成を触媒するシンテターゼ。
グルココルチコイドのひとつ。海馬における神経伝達に関わる。
コンソリデーションとは、医学・生物学の文脈において、記憶や学習の成果が時間経過とともに安定化し、脳内で固定される神経学的・認知的なプロセスを指す用語である。
コンドロイチン硫酸を含むプロテオグリカン。
遺伝子発現調節に関わるヒストンの脱アセチル化を触媒する酵素。
ある神経細胞の軸索と別の神経細胞との間にできる連結部分。主に樹状突起スパイン上に形成される。刺激によってその数は増減する。
海馬CA3領域錐体細胞から海馬CA1領域錐体細胞への神経投射。
脳神経細胞の樹状突起スパインの拡大に関わる細胞内タンパク質。海馬の神経細胞の樹状突起スパインに存在する。
肉体や精神にかかる負荷のこと。
セリンラセマーゼとは、L-セリンをD-セリンへと変換する酵素、およびその逆反応であるD-セリンからL-セリンへの変換を触媒する酵素である。
緑茶に含まれるアミノ酸。グルタミン酸の誘導体。
α2受容体の拮抗薬。ノルアドレナリンのシナプス前膜の自己受容体を遮断することでノルアドレナリンの遊離を促進する。その結果、シナプス後膜のα1受容体が刺激され、海馬での神経新生が促進されることが報告されている。
何もしないで安静にしている時に活動が活発となる脳領域。内側前頭前野、後部帯状回、楔前部、下部頭頂葉、外側側頭葉、海馬体を含むとされる。様々な認知課題遂行中に活動の低下を示す。
アセチルコリン受容体のひとつ。構造的には5つのサブユニットからなるイオンチャネル内蔵型受容体。ニコチン性アセチルコリン受容体とも呼ばれる。
ブラジキニンなどの血管作動性ペプチドを分解する酵素。また、ナトリウム利尿ペプチドの分解に関与する中性エンドペプチダーゼ。