精巣
オスの生殖細胞(精子)を産生する器官。陰嚢の中に2つ存在する。
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オスの生殖細胞(精子)を産生する器官。陰嚢の中に2つ存在する。
精巣の細胞または胚細胞(精母細胞)から発生するがん。発症率は10万人に1人程度で25〜35歳に多く、進行が早いが他のがんと比べて根治しやすい。精巣腫瘍とも呼ばれる。
精巣の横に突出して存在する、精巣で産生された精子が精管に運ばれる途中に通過する部位。副睾丸とも呼ばれる。
精巣上体に細菌が繁殖して引き起こされる炎症。原因となる細菌は尿道から精管を通って精巣上体に移動する。
精巣上体の後上部から精巣の後下端部まで降下し、そこで反転して真っ直ぐに上へ向かう精管となる。
精巣の下端と陰嚢の皮膚を繋ぐ結合組織。ハンター導帯とも。
精巣が陰嚢内で回転することで血管が捻れて血流が止まる状態。思春期に多い。
精巣の周囲に液体が貯まることで陰嚢が膨らんだ状態。男の新生児にはよく見られる。陰嚢水腫とも。鼠径部に見られるものは精索水腫と呼ばれる。
精巣決定因子(testis determining factor : TDF) SRYを参照。
流行性耳下腺炎(おたふく風邪)によって起こる精巣の炎症。精巣の腫れと痛みが現れる。睾丸炎とも呼ばれる。
精巣の表面を包む、厚い緻密なコラーゲン繊維の膜。
精巣縦隔とは、精巣の後縁部において、精巣を包む白膜が実質内部へ入り込んで形成する不規則な結合組織の厚い線維性の帯状構造である。
精巣腫瘍(testicular tumor) 精巣がんを参照。
AZFaとは、Y染色体の長腕(Yq11)に位置する無精子症因子(Azoospermia factor)領域の3つの主要な遺伝子座のうちの一つである。
AZFcとは、ヒトY染色体の長腕(Yq11)に位置し、精子形成に必須な多くの遺伝子を含む無精子症因子(AZF)領域の一つである。 Y染色体微小欠失において頻繁に観察される領域であり、男性不妊、特に無精子症や乏精子症の主要な遺伝的要因の一つとして広く知られている。
テトラスパニンファミリーに属する4回膜貫通型の膜タンパク質。インテグリンやCD19、HB-EGFなどと複合体を形成し、コファクターとして細胞接着、遊走、転移、増殖、シグナル伝達などに関与する。
視細胞や嗅細胞の細胞膜に発現し、感覚の伝達に関わるイオン非選択性の陽イオンチャネル。サイクリックヌクレオチド感受性チャネルとも。
がん精巣抗原とも呼ばれる。がん抗原のひとつ。
Dartos筋膜とは、陰嚢の皮膚のすぐ深層に存在する平滑筋線維を含む薄い筋膜(皮下組織)であり、肉様膜とも称される構造である。
Dhhとは、ヘッジホッグファミリーに属するタンパク質であり、哺乳類における3つのヘッジホッグ遺伝子(Sonic hedgehog、Indian hedgehog、Desert hedgehog)の1つである。
哺乳類では189個のアミノ酸残基からなるタンパク質。その遺伝子はRasと協調的に細胞のがん化を促進するものとして発見された。家族性パーキンソン病の発症に関わる原因遺伝子であることが知られておりPARK7とも呼ばれる。
GATA4とは、GATAファミリに属する転写因子の一つであり、心臓の発生や分化、細胞の増殖および代謝の調節において極めて重要な役割を果たす蛋白質をコードする遺伝子、およびその遺伝子製品である。
HSF2とは、熱ショック蛋白質 (HSP) の発現を調節する転写因子ファミリーに属するタンパク質の一種であり、特に精子形成や脳の発生などの生理的プロセスにおいて重要な役割を果たしている分子である。
生殖細胞(卵子や精子)の減数分裂の開始に必要な転写活性化因子。卵巣や精巣内で減数分裂が始まる直前の特定の時期にだけ活性化する性質を持つ。体細胞分裂型の細胞周期の抑制と減数分裂プログラムの活性化とを協調する役割があることが示唆されている。マイオーシンとも。
NY-ESO-1とは、主としてがん精巣抗原ファミリーに属する代表的な腫瘍関連抗原の一つであり、様々な悪性腫瘍において発現することが知られているタンパク質である。
PDE11とは、ホスホジエステラーゼ(Phosphodiesterase)ファミリーに属する酵素の一種であり、サイクリックAMP(cAMP)およびサイクリックGMP(cGMP)という2つの重要なセカンドメッセンジャーを加水分解して不活性化する作用を持つ分子である。 PDE11には主にPDE11Aという遺伝子によってコードされるアイソフォームが存在…
シトクロムP450遺伝子の転写を正に制御する転写因子。Ad4BPとも。
SGLTのひとつ。腎臓の近位尿細管に発現してグルコースの再吸収(尿細管細胞内への取り込み)を行う。精巣や脳動脈、小脳、大脳、甲状腺、肝臓にも発現する。
SOXのひとつ。哺乳類の器官発生に関わる転写因子。性分化や軟骨細胞の分化に必須。
sPLA2-ⅡCとは、分泌型ホスホリパーゼA2(Secretory phospholipase A2: sPLA2)ファミリーに属する酵素の一つである。
Y染色体上に存在する、身体をオス化する遺伝子。Y染色体性決定領域。発見以前は精巣決定因子(TDF)と呼ばれた。
TDF 精巣決定因子を参照。
胎生期に肝臓および卵黄嚢で産生されるタンパク質。
がん精巣抗原(cancer-testis antigen) CT抗原を参照。
アクアポリン9とは、主に肝臓や白血球などの細胞膜に発現し、水だけでなくグリセロールなどの小さな非荷電性分子や尿素などを選択的に透過させるチャネル蛋白質である。
アクチノバチルス属の細菌は、家畜や実験動物などの動物の粘膜、特に口腔内や上気道の常在菌叢を構成することが知られている。
アクチノバチルス・セミニスとは、主にヒツジにおける繁殖障害、特に精巣上体炎や副睾丸炎、精巣炎を引き起こすグラム陰性杆菌の一種である。
アンドロゲンをヒドロキシ化し、それをエストロゲンへの転換する反応を触媒する酵素。シトクロムP450のひとつ。エストロゲン合成酵素とも。
精巣や副腎から分泌され、オスの二次性徴を促進するホルモンの総称。男性ホルモンとも呼ばれる。
TGF-βファミリーに属する糖タンパク質。インヒビンAとインヒビンBの2種類がある。
男性器の元となる性腺。精巣から分泌される男性ホルモンの働きによって男性器となる。
オスとは、有性生殖を行う生物において、より小型で運動性のある配偶子である精子または花粉などの小配偶子を生産する性別、またはその個体を指す用語である。 生物学的な性別の決定において、オスは一般的に受精の際に卵子などの大配偶子を提供する側として定義される。
オーロラキナーゼとは、真核生物の細胞分裂(有糸分裂および減数分裂)において中心体の分離や紡錘体の形成、染色体分配などの制御に中心的な役割を果たすセリン・スレオニンキナーゼファミリーである。
生体内でグルタチオンによる過酸化水素の還元を触媒する酵素群。細胞内の活性酸素を消去する主要な酵素(活性酸素消去酵素)。グルタチオンを補酵素する。
精巣や精子に特異的に発現し、精子の全糖脂質の9割以上を占める硫酸化糖脂質。精母細胞以降の生殖細胞の細胞膜構成成分。精子の発生分化に必須な分子であることが報告されている。
ダイナミンは小胞のエンドサイトーシスや細胞膜のダイナミクスに関与する酵素として広く知られているが、その中でもダイナミン3は、主として中枢神経系や精巣などの特定の組織において特異的に発現しているアイソフォームである。
チオレドキシン還元酵素3とは、セレノプロテインの一つであり、補酵素としてフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)を結合し、NADPHを電子供与体としてチオレドキシンなどのジスルフィド基を還元する酵素である。
ニューロメジンのひとつ。中枢神経系や脾臓、精巣で発現するペプチド。
ハンター導帯(Hunter's gubernaculum) 精巣導帯を参照。
ブルセラ属の細菌による感染症。4類感染症のひとつ。ヒトに感染を起こす細菌を保有する動物は牛や羊、山羊、豚、犬、猫、ネズミなどが報告されている。
メラノコルチンの前駆体となるポリペプチド。POMC/CARTニューロンによって産生される。
中性脂肪の分解過程で現れるジグリセリドを加水分解する反応を触媒するリパーゼ。リン酸化されることでリパーゼとしての活性が増強される。β3受容体によって活性化される。
精細管同士の間に存在し、男性ホルモンを分泌する間質細胞。ライディック細胞とも。
赤い色をした抗酸化作用を持つファイトケミカルのひとつであるカロテノイド。トマトやスイカ、ピンクグレープフルーツなどに豊富に含まれる。リコペンとも。
生体膜に生じたリン脂質ヒドロペルオキシドを直接還元できるグルタチオンペルオキシダーゼ。
ビタミンA1に分類される有機化合物。ビタミンA酸とも呼ばれる。
有毛細胞の運動毛に隣接して存在する。
受精(妊娠)が起こらないこと。一年以上不妊が続く場合は不妊症と呼ばれる。
胸膜や腹膜、心膜、精巣鞘膜などに起こる悪性腫瘍。アスベストが原因となる。
男児に起こる、精巣が陰嚢に入っていない状態となる先天的な異常。男児の3%程度に起こる。早産で起こりやすい。