緑内障
眼圧が上昇することで視神経が障害され、視野が狭くなる目の疾患。ただし、国内では眼圧が正常であるのにも関わらず視神経障害を来す正常眼圧緑内障が最も多く、眼圧が上昇して生じる疾患という説明が必ずしも正しくないことが報告されている。国内では40歳以上の5%が緑内障であるとされる。青底翳(あおそこひ)とも呼ば…
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眼圧が上昇することで視神経が障害され、視野が狭くなる目の疾患。ただし、国内では眼圧が正常であるのにも関わらず視神経障害を来す正常眼圧緑内障が最も多く、眼圧が上昇して生じる疾患という説明が必ずしも正しくないことが報告されている。国内では40歳以上の5%が緑内障であるとされる。青底翳(あおそこひ)とも呼ば…
ANGPTL7とは、アンジオポエチン様タンパク質ファミリーに属する分泌タンパク質であり、主として眼科学や腫瘍学の領域において研究されている分子である。 ヒトにおいてはANGPTL7遺伝子によってコードされており、角膜などの眼組織において比較的高い発現が確認されている生体分子である。
CYP1とは、主として生体異物や内因性物質の代謝に関与するシトクロムP450(CYP)ファミリーの一つである酵素群、およびそれをコードする遺伝子ファミリーのことである。
P2Y受容体のひとつ。ウリジン二リン酸(UDP)をリガンドし、その結合によって眼房水の産生を抑制する。加齢によって減少する。
緑内障のこと。漢字では青底翳。
ぶどう膜強膜流出路とは、眼内の房水が線維柱帯を介さずに、虹彩の根元や毛様体のぶどう膜組織を経て強膜方向へ流出する副次的な流出路のことである。
アクアポリン1とは、生物の細胞膜上に存在する膜タンパク質の一種であり、主として水分子を効率的かつ選択的に透過させる水チャネルとして機能するタンパク質である。 1992年にピーター・アグレらによって赤血球膜から発見され、水の輸送に関する生体膜の仕組みを解明する契機となった。
ムスカリン受容体拮抗薬。慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の治療薬。臭化物として使用され、商品名はエクリラジェヌエア。
利尿薬として作用するスルファニルアミドのアナログ。炭酸脱水酵素を阻害し房水の産生を抑える作用を持ち、緑内障の治療薬となる。商品名はダイアモックス。
アトロピン代用薬とは、アトロピンと同様に副交感神経のムスカリン受容体においてアセチルコリンと拮抗し、その作用を競合的に阻害することでコリン作動性の神経伝達を抑制する薬剤の総称である。 自律神経系のうち副交感神経の働きを遮断することから、一般に抗コリン薬あるいは副交感神経遮断薬とも呼ばれる。
ドコサノイドのひとつ。ウノプロストンにイソプロピル基が付加した有機化合物。
緑内障や高眼圧症に対する点眼薬。EP2受容体に対する選択的刺激作用により、線維柱帯流出路およびブドウ膜強膜流出路を介した房水流出を促進して眼圧を下降させる。商品名はエイベリス。
ムスカリン受容体作動薬となる合成コリンエステル。緑内障治療における縮瞳に用いられる。
細胞内に存在する、カルシウム依存性のプロテアーゼ。哺乳類には15種類のカルパインが存在する。
眼圧下降やβ受容体遮断作用を持つ有機化合物。緑内障の治療薬。商品名はチモプトール。
アレルギー性疾患(鼻炎、皮膚炎、喘息)やケロイド、肥厚性瘢痕などに対する治療薬。商品名はリザベン、アレニスト。
トラベクロトミーとは、緑内障の治療において、房水の流出路である線維柱帯を切開し、眼圧を下げることを目的として行われる手術の手技の一つである。
緑内障や高眼圧症の治療薬となる点眼薬の有効成分。商品名はトラバタンズ。
緑内障に対する点眼薬や眼軟膏の有効成分。縮瞳や調節痙攣が起こる。シェーグレン症候群や放射線治療に伴う口腔乾燥症の治療薬ともなる。商品名はサンピロやサラジェン。
緑内障や高眼圧症、高血圧などの治療薬。商品名はデタントール。
α2受容体作動薬。緑内障や高眼圧症に対する治療薬の有効成分。房水流出の促進により眼圧を下降させると考えられている。商品名はアイファガン(点眼薬)。
プラトー虹彩形状とは、前房深度が正常であるにもかかわらず隅角が狭い、あるいは閉塞の危険性を示す解剖学的特徴を指す用語である。
閉塞隅角緑内障の一種。虹彩の変形(プラトー虹彩形状)が原因となる緑内障。
フラボノイドに属するポリフェノールのひとつ。アグリコンはヘスペレチン。ビタミンPとも呼ばれる。
ホモシスチン尿症とは、アミノ酸の一種であるメチオニンの代謝異常によって生じる遺伝性の先天代謝異常症である。
眼圧下降作用を持つプロスタグランジンF2αの誘導体。プロスタグランジンF2αの17位にフェニル基を導入することによりFP受容体への選択性を向上させたもの。緑内障の治療薬となる。商品名はキサラタン(点眼液)。
ラミナとは、生物学および医学用語において、薄い板状、層状、あるいは膜状の構造物を指す一般的な解剖学的名称である。
緑内障や高眼圧症に対する治療薬。Rhoキナーゼを阻害する。商品名はグラナテック。
胎生期の隅角の発達異常によって起こる緑内障。発達緑内障とも。
原因が不明な緑内障。以下の2種類に分けられる。
圧力とは、単位面積あたりに垂直に加わる力の大きさのことである。
視界の中で部分的に見えない部分。閃輝暗点や緑内障の初期症状などで現れる。
眼圧が正常値にも関わらず発症する緑内障。開放隅角緑内障に分類される。
濾過手術とは、主として緑内障の治療において、眼圧を下降させるために房水の新たな流出路を外科的に作成する手術の総称である。
白内障手術とは、濁った水晶体を除去し、代わりに眼内レンズを挿入することで視力の回復を図る外科手術である。 我が国において白内障手術は非常に高い頻度で施行されている眼科領域の手術であり、水晶体再建術とも称される。
房水によって保たれる目への圧力。眼圧の正常範囲は10〜21mmHgであり、これを上回ると高眼圧症とされる。
眼疾患とは、眼球およびその付属器(眼瞼、結膜、涙器、眼窩、外眼筋など)に生じる異常や疾患の総称である。 眼疾患は視覚機能に直接的な影響を及ぼすことが多く、軽度なものから失明に至る重大なものまで多岐にわたる。
眼科医療とは、眼(眼球およびその付属器)に関する疾患や視覚障害の予防、診断、治療、およびリハビリテーションを行う医療分野である。厚生労働省や日本眼科学会などの公的機関および学術的知見に基づき、眼科医療は国民の健康な視機能を維持し、生活の質(QOL)を向上させるために不可欠な専門的医療サービスとして位置…
眼科疾患とは、眼球およびその付属器(眼瞼、結膜、涙器、眼窩、眼筋など)に生じる異常、障害、および病気の総称である。
房水が虹彩と水晶体の間を通りにくくなることで虹彩の後ろに溜まり、虹彩の付け根を押し上げて隅角を閉塞すること。眼圧の上昇の原因となり閉塞隅角緑内障を引き起こす恐れがある。
神経節細胞とは、主として網膜の最内層に位置し、視覚情報を脳へと伝達する神経細胞の総称である。
篩板とは、頭蓋骨を構成する蝶形骨または篩骨の一部、あるいは眼球の鞏膜の一部に見られる、多数の小さな孔が開いた板状の骨または組織構造の総称である。
糖尿病の合併症のひとつ。成人の失明の原因で最も多い病気。徐々にではなく突然目が見えなくなる。
主に傷や病気などの外的要因によって起こる緑内障。
網膜幹細胞とは、網膜を構成する多様な細胞へと分化する能力と、自己複製能を併せ持つ幹細胞の一種である。
目の隅角に表面を覆っている、房水の出口のフィルター。
落屑症候群に続発する緑内障。薬物療法では改善しにくい上、進行が早い。
視覚障害とは、眼の構造または機能の異常により、視力の低下や視野の狭窄などの視覚に関する障害が生じている状態をいう。 視覚障害は、視覚情報の入力に制限が生じるため、日常生活や社会生活全般において様々な困難を伴うことがある。
水晶体に調節力が働かない状態で遠くを見たときにピントが網膜の手前に結ぶ状態のこと。
原発緑内障のひとつ。隅角が狭窄して房水の流れが妨げられ(線維柱帯が閉塞し)眼圧が上昇する。
原発緑内障のひとつ。隅角は開放されていて房水は流出できるが、房水の出口である線維柱帯が徐々に詰まることで眼圧が上昇して起こる緑内障。徐々に症状が進行する慢性型。緑内障全体の80%を占める。
線維柱帯を含めての房水の流出路の場所で、角膜と虹彩の間にあり、シュレム管が存在する。
眼圧が21mmHg以上であるが、緑内障は発症していない状態。高眼圧症の患者が緑内障を発症する確率は年1〜2%とされる。
発達緑内障(developmental glaucoma)