胃酸
胃液に含まれる酸(主に塩酸)のこと。
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胃液に含まれる酸(主に塩酸)のこと。
胃粘膜の胃腺に存在し、胃酸を分泌する細胞。壁細胞や胃壁細胞とも呼ばれる。
胃細管小胞において高発現するCl-/H+交換輸送体。ClC-5の遺伝子異常はデント病の原因なる。CLCN5とも。
胃粘膜表面積の1~3%を占め、ヒスタミンを放出する細胞。胃酸の分泌に関与する。腸クロム親和性細胞様細胞とも。
GIPは glucose-dependent insulinotropic polypeptide または gastric inhibitory polypeptide の頭文字を取った語。
胃酸の分泌に関わるヒスタミンH2受容体に結合し、その働きを阻害する薬。
ヒスタミン受容体のひとつ。ヒスタミンH2受容体。
H2受容体拮抗薬とは、ヒスタミンH2受容体を競合阻害することにより、胃酸の分泌を強力に抑制する医薬品の総称であり、消化性潰瘍や逆流性食道炎などの治療に用いられるH2ブロッカーとも呼ばれる薬剤である。
中枢神経(脳の大脳皮質や海馬)や自律神経節、胃などの分泌組織に存在するムスカリン受容体。
ムスカリン受容体のひとつ。気管支や消化管、膀胱、直腸、子宮の平滑筋や外分泌腺(汗腺、胃酸分泌細胞)などの細胞に発現し、これらの収縮に関わる。
腸管出血性大腸菌に分類される病原性大腸菌。H抗原としてH7を持つもの(O157:H7)が多い。
グレリンの3番目のセリンがアシル化(n-オクタノイル化)されたもの。活性型グレリンとも。ヒスタミン分泌や合成の促進によって胃酸分泌を増加させる。ガストリンとアシルグレリンは相乗的に作用することが知られている。
アトロピン代用薬とは、アトロピンと同様に副交感神経のムスカリン受容体においてアセチルコリンと拮抗し、その作用を競合的に阻害することでコリン作動性の神経伝達を抑制する薬剤の総称である。 自律神経系のうち副交感神経の働きを遮断することから、一般に抗コリン薬あるいは副交感神経遮断薬とも呼ばれる。
胃潰瘍の治療薬。H2受容体拮抗薬と併用される。潰瘍部分を胃酸やペプシンから保護する。商品名はアズロキサ。
プロトンポンプ阻害による胃酸分泌抑制作用を持つ有機化合物。消化性潰瘍や逆流性食道炎、ゾリンジャー・エリソン症候群、ピロリ菌感染胃炎などに対する再発抑制剤。商品名はネキシウム。
食道炎、胃炎、消化性潰瘍、過敏性大腸症(イリタブルコロン)などによる症状に対する治療薬。商品名はストロカイン。
胃潰瘍の治療薬。最も強力に胃酸の分泌を抑制する。商品名はオメプラゾンやオメプラール。国内では1991年から使用されている。
プロスタグランジンE1の誘導体。
中枢神経の興奮による覚醒作用および利尿作用があるアルカロイド。化学的にはプリン環を持つキサンチンのメチル化誘導体(1,3,7-トリメチルキサンチン)。
胃酸分泌抑制剤の一種。胃壁細胞の酸分泌機能の最終段階にあたるプロトンポンプ(H/K-ATPase)のカリウムイオン取り込みを阻害することで胃酸分泌を強力に抑える。
カリウム競合型酸ブロッカーとは、胃酸分泌の最終段階に関与するプロトンポンプ(H+,K+-ATPase)を可逆的かつカリウムイオンと競合的に阻害することで、強力な胃酸分泌抑制作用を示す薬剤である。 従来のプロトンポンプ阻害薬(PPI)と比較して、酸による活性化を必要とせず、投与後速やかにプロトンポンプを阻害するため…
ガストリンを分泌するG細胞から発生する神経内分泌腫瘍。ガストリノーマの60~90%が悪性腫瘍でありリンパ節へ転移する可能性が高いとされる。
ガスロンNとは、L-グルタミンとソフィコン(ソウハクヒエキス)を有効成分とする医療用医薬品であり、主として胃炎や胃潰瘍の治療に用いられる粘膜防御因子増強剤である。
クロストリジウム属の細菌。毒素であるトキシンAおよびトキシンBを産生する。
胃や膵臓、脳の視床下部弓状核、ランゲルハンス島のε細胞やα細胞などから分泌されるホルモン。28個のアミノ酸から構成される。空腹や低血糖によって主に胃の内分泌細胞(X/A様細胞)から放出される。
十二指腸や空腸のI細胞および回腸と結腸の神経細胞から分泌されるホルモン。
メチアミドを改良したH2受容体拮抗薬。商品名はタガメット。
スクロースとアルミニウムの複合体。消化性潰瘍や急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の症状改善に用いられる治療薬。潰瘍部分に保護層を形成し、その治癒を補助する。
膵臓腫瘍(ガストリノーマ)に胃酸の過剰分泌と難治性の消化性潰瘍が合併する状態。
胃酸分泌に影響しないグレリン。血漿中のグレリンの90%を占める。GHSR1aと結合できず、成長ホルモンの放出にも関わらない。不活性型グレリンとも。
消化性潰瘍や逆流性食道炎に対する治療薬。H2受容体を拮抗阻害する。商品名はアシノン。
パリエタル細胞とは、胃の胃底腺に存在する上皮細胞の一種であり、塩酸および内因子を産生・分泌する機能を持つ細胞である。
ヒスチジンからヒスチジンデカルボキシラーゼによって生成される興奮性神経伝達物質。胃酸分泌を制御する。
人体に必要なビタミンのひとつ。ビタミンBに分類される水溶性ビタミン。1948年に悪性貧血の特効薬として発見された。
胃粘膜のムスカリン受容体(M1受容体)に対するアンタゴニスト。胃酸分泌抑制作用や胃粘膜血流、粘液、プロスタグランジンなどの粘膜防御因子の増強作用を発揮する。商品名はガストロゼピン。
水素イオン(プロトン、H+)を輸送するイオンポンプ。
プロトンポンプ阻害薬とは、胃酸分泌の最終段階に関与するプロトンポンプ(H+/K+-ATPase)を特異的に阻害し、強力な胃酸分泌抑制作用を示す医薬品の総称である。
ペプシノゲンⅡとは、胃の粘膜から分泌されるタンパク質分解酵素の前駆体であるペプシノゲンのアイソザイム(同位酵素)の一つであり、胃酸を分泌する胃底腺の主細胞や副細胞だけでなく、幽門腺やブルンネル腺など広範囲な消化管粘膜からも産生される物質である。 血中へと移行するペプシノゲンⅡの濃度を測定することは、胃…
消化性潰瘍や逆流性食道炎に対する治療薬。商品名はタケキャブ。
内分泌や外分泌、代謝の調節や行動の制御など様々な生理作用を持つ、カエル特有の抗菌ペプチド。カエルの皮膚から単離された。14個のアミノ酸からなる。ボンベシンによるシグナル伝達にはGRPR、NMBR、BRS-3が関わることが知られている。
人体に必要なミネラルのひとつ。成人の体内には12〜20mgがあり、骨に全体の25%と最も多く存在する。次いで肝臓、膵臓、腎臓の順で存在する。血清中ではβ-グロブリンと結合して0.5〜2mg/Lが含まれる。
消化性潰瘍や胃炎に対する治療薬。胃粘膜壁細胞のH2受容体を選択的に遮断し、強力かつ持続的に胃酸分泌を抑制する。商品名はザンタック。
消化性潰瘍の治療薬。H+/K+-ATPaseのSH基を修飾して酵素活性を阻害し、胃酸分泌を抑制する。商品名はパリエット。
消化性潰瘍や逆流性食道炎、胃食道逆流症に対する治療薬。プロトンポンプであるH+/K+-ATPaseのSH基と結合し酵素活性を抑制することで胃酸分泌を抑制するとされる。
ハシリドコロの根茎や根から得られるエキス。毒性が極めて強く劇薬に指定されている。胃酸過多、胃炎、消化性潰瘍、痙攣性便秘などに対する治療薬に用いられる。生薬名はロートコン。
三黄瀉心湯とは、中国の古典医学書である『金匱要略』および『傷寒論』に収載されている漢方薬(方剤)の一つであり、主として体力が充実してのぼせ傾向がある人の胃炎、高血圧の伴う症状、鼻血、便秘、精神不安などの諸症状に用いられる瀉下薬である。
食道裂孔で食道を取り囲む筋肉。胃から食道へ胃酸や食物が逆流することを防ぐ役割を持つ。
糖類(特にオリゴ糖)を嫌気呼吸によって代謝してエネルギーを得て、乳酸を放出する細菌の総称。特定の細菌を指す名前ではない。乳酸菌の多くは通性嫌気性。
嘔吐によって胃酸が過剰に排出されたり、アルカリ性の薬剤や利尿薬によって起こるアルカローシス。
傍細胞とは、胃の胃底腺に存在する上皮細胞の一種であり、胃酸および内因子の分泌を担う重要な細胞である。
胃液(胃酸)を中和して胃の粘膜を保護する薬剤。pHを上昇させ、酸を中和する。消化性潰瘍や胃炎などの症状を軽減させるために使用される。
主に動物の乳にのみ存在する乳酸菌。種類は約20種類。乾燥や熱、酸に弱く、胃酸で死滅する。
胃酸を含む酸味のある液体が口腔までこみ上げてくること。おくび(げっぷ)を伴う場合がある。
基底果粒細胞とは、消化管などの上皮組織の基底層に存在し、ホルモンなどの生理活性物質を産生・分泌する内分泌細胞の一種である。
マグネシウムの塩化物(塩素の塩)。分子式は MgCl2
+胃酸を分泌する細胞(胃酸分泌細胞、胃壁細胞)のこと。 +血管壁を構成するペリサイトまたは血管平滑筋のこと。
幽門狭窄症とは、胃の出口である幽門部が何らかの原因によって狭くなり、胃内容物が十二指腸へスムーズに移行できなくなる疾患の総称である。 この病態には、乳児期に発症する先天性の疾患と、成人以降に消化性潰瘍や悪性腫瘍などの後天性要因によって引き起こされる疾患が含まれる。
幽門腺とは、胃の幽門部(胃幽門前庭部および幽門管)の粘膜固有層に存在する外分泌腺の一種である。
長期間続く胃炎。胃粘膜の機能の喪失を伴う萎縮や化生が起こる。ガストリンや胃酸、ペプシンなどの分泌量が減少する。
歯の磨耗とは、歯の硬組織が物理的または化学的な要因によって実質を失う現象の総称であり、主に咬耗、摩耗、酸蝕症の3つの病態に分類される。