胆汁
肝臓から分泌され十二指腸に送られる黄褐色で塩基性の液体。主な成分として胆汁酸を含む。
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肝臓から分泌され十二指腸に送られる黄褐色で塩基性の液体。主な成分として胆汁酸を含む。
胆汁に含まれる成分。肝臓でコレステロールから作られ、胆嚢に蓄えられる。
胆汁酸(コール酸)とアデノシンモノリン酸(AMP)が縮合した化合物。コール酸アデニレートとも呼ばれる。
回腸のみに存在するとされる、胆汁酸の吸収に関わる膜タンパク質。
胆汁酸にグリシンあるいはタウリンが抱合反応した化合物。脂質の乳化や消化に必要。
CYP27A1によって発現する酵素。アセチルCoAから胆汁酸が合成される反応に関わる。
ABCC4とは、ATP-binding cassetteトランスポーターファミリーに属する膜タンパク質であり、MRP4(Multidrug resistance-associated protein 4)としても知られている遺伝子およびタンパク質である。ヒトではABCC4遺伝子によってコードされており、細胞膜上に局在して様々な基質の輸送に関与している。
ヒトにおいてはACOX2遺伝子によってコードされており、主として肝臓などの組織で発現している。
銅の輸送に関わるATPase。遺伝子は13番染色体に存在する。細胞内のゴルジ体に局在する。肝臓内に銅が過剰蓄積するウィルソン病は、この遺伝子の変異が原因となる。
シトクロムP450のひとつ。コレステロールから胆汁酸の合成を行う経路に関わる。
CYP27A1とは、チトクロームP450ファミリーに属するミトコンドリアの酵素の一つであり、主に肝臓やマクロファージなどの組織においてステロイド化合物やコレステロールの代謝に関与している。
CYP7Aとは、コレステロールの代謝および胆汁酸の生合成における律速段階を触媒する重要な酵素である。 ヒトにおいてはCYP7A1遺伝子によってコードされており、主に肝臓の実質細胞に局在しているシトクロムP450ファミリーの分子種の一つである。
肝臓に存在するシトクロムP450のひとつ。
最も慢性肝炎へ移行しやすいウイルス性肝炎。C型肝炎ウイルスの感染による肝炎。血液を介して感染する。肝がんの原因のの70~80%を占める。
Gγ(ガンマ・GTP)とは、主に肝臓や胆道系に異常があるときに血液中で値が上昇する酵素の一種であるγ-GTP(ガンマ-グルタミルトランスペプチダーゼ)の別称であり、肝機能検査においてアルコール性肝障害や胆汁うっ滞などを評価するための重要な指標である。
リポタンパク質のひとつ。高比重リポタンパク質やHDLコレステロール(HDL-CHO)とも。
胆汁酸トランスポーターを参照。
腸管不全の致死的な合併症。疾患や手術などによる腸管の機能不全によって起きる肝障害のうち、他に原因のないものを指す。肝硬変や肝不全に至る。腸管不全合併肝障害とも。静脈栄養合併肝障害(PNALD)や静脈栄養合併胆汁鬱滞(PNAC)とも呼ばれた。
LDL-CHO(低密度リポ蛋白コレステロール)とは、肝臓で作られたコレステロールを全身の末梢組織へ運ぶ役割を持つリポ蛋白に含まれるコレステロールの量のことである。
ローヤルゼリーに含まれるタンパク質(MRJP)のひとつ。ミツバチの幼虫が女王蜂となるために重要であることが報告されている。
肝細胞膜に多量に存在し、門脈血中から肝細胞への胆汁酸循環を担うトランスポーター。また、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染に関わる膜タンパク質。ナトリウムタウロコール酸共輸送体とも。
S-グルクロナイドとは、生体内においてグルクロン酸抱合によって生成される代謝物の一種であり、含硫化合物に由来する硫黄原子(S原子)を介してグルクロン酸が結合した抱合体である。
UGT1A3とは、ヒトの肝臓や消化管などの組織に発現し、様々な内因性物質や薬物のグルクロン酸抱合を触媒するUDP-グルクロン酸転移酵素(UGT)ファミリーの主要なアイソザイムの一つである。 UGT1A3はUGT1A遺伝子クラスターに位置し、他のUGT1Aファミリーメンバーと同様にエクソンの共有と選択的スプライシングによって多様…
UGT2B7とは、主として肝臓や腎臓などの組織において内因性物質や薬物のグルクロン酸抱合を触媒するUDP-グルクロン酸転移酵素(UGT)ファミリーの主要なアイソザイムの一つである。
菌の集落周辺に緑色帯(メトヘモグロビン)を生じさせる溶血。オプトヒンおよび胆汁酸に感受性の肺炎球菌あるいは口腔細菌が引き起こす。
薬物のカルボキシル基がグルクロン酸抱合を受けて生成する不安定な代謝産物。毒性を有する。
胆管減少を特徴とする胆汁鬱滞、肺動脈に関連する先天性心疾患、眼球の後部胎生環、典型的な顔貌特徴(広く突出した額、窪んだ目、尖った顎、球根状で真っ直ぐ通った鼻)、蝶形椎体、腎臓や中枢神経系異常などを症状とする常染色体優性遺伝疾患。JAG1が原因遺伝子。
胆汁酸のひとつ。百寿者の便中に多く、グラム陽性病原性細菌に対する強い抗菌活性を持つことが報告されている。
二次胆汁酸に含まれるステロイド。コール酸の誘導体。商品名はウルソ。
胆汁に含まれるビリルビンが腸内細菌によって還元されることでできる有機化合物。
高コレステロール血症など脂質異常症の治療薬。NPC1L1を標的とする。商品名はゼチーア。
器質的疾患による便秘を除く、慢性便秘症の治療薬。商品名はグーフィス。
リグナン(マタイレシノール、セコイソラリシレシノール)が腸内細菌によって代謝されて生成される哺乳類リグナン(マンマリアンリグナン)。ファイトエストロゲンのひとつ。
ウイルスにおけるエンベロープとは、宿主となる細胞の生体膜に類似した、ウイルス全体(ヌクレオカプシド)を包む脂質二重膜のこと。
エーテル硫酸抱合体とは、フェノール性水酸基やアルコール性水酸基を持つ化合物に硫酸基が結合した代謝物の一種である。 生体内における異物やホルモンなどの解毒および排泄を促進するための主要な第II相代謝反応(抱合反応)の産物として知られている。
室傍核で合成され、脳下垂体後葉から分泌されるホルモン。9個のアミノ酸から構成される。
腸管不全関連肝機能障害(IFALD)や、中心静脈栄養を施行している新生児に生じる胆汁鬱滞などに対する治療に用いられるn-3系脂肪酸乳剤の商品名。
クリアランス機構とは、生体が代謝物、異物、老廃物、病原体などの不要物を血液、組織、あるいは器官から排除し、体外へ排泄あるいは無毒化する一連の生体防御および恒常性維持のための生理学的仕組みのことである。
FGF19サブファミリーに属するタンパク質の受容体を発現する遺伝子。腎臓でFGF-23に結合するタンパク質として発見された。
コール酸とグリシンが結合(抱合反応)したステロイド。胆汁酸に含まれる。
生物の体内に含まれるアルコール。グリセロールとも呼ばれる。分子式は C3H8O3
グルクロン酸抱合によって生成される化合物。猫以外の哺乳類では最も多い代謝産物。グルクロナイドやグルクロニドとも呼ばれる。
コレステロール胆石を溶解させる作用を持つ二次胆汁酸。
ヨーロッパ東部、地中海沿岸東部原産のセリ科の一年草。独特の香りを持ち、香辛料として使用される。コエンドロやカメムシソウとも。中国では香菜(シャンツァイ)、タイではパクチーとも。生薬としてはコズイシ(胡荽子)と呼ばれる。
十二指腸や空腸のI細胞および回腸と結腸の神経細胞から分泌されるホルモン。
ステロールのひとつ。コレステロールに類似した構造を持つ物質。
血清脂質のひとつ。体内で合成される固体の脂質で、ホルモンの生成や細胞膜の構成に必要。
胆嚢ポリープの約90%を占めるポリープ。胆嚢の中に多発しやすい。多くは数mm以内のものが多く良性。
コレラ毒素を産生し、コレラの原因となる細菌。ビブリオ属のグラム陰性桿菌。皮膜を持つ太い鞭毛を一本持ち、特徴的な運動を行う。ビブリオ・コレレとも。
胆汁に含まれる胆汁酸の大部分を占めるステロイド。分子式は C24H40O5
シトクロームP450(CYP)とは、分子内にヘム鉄を補欠分子族として有するヘモプロテインの一種であり、主として基質の酸化反応を触媒する多様な酵素スーパーファミリの総称である。
ジカフェオイルキナ酸のひとつ。カフェ酸の誘導体。サイナリンや1,5-ジカフェオイルキナ酸とも。
4つの炭素環がつながった化学構造(ステロイド骨格)を持つ有機化合物の総称。主に副腎皮質で産生される脂質。ステロイドホルモンのことを指す場合が多い。
以下の化学構造を骨格として持つ有機化合物の総称。ステロイドのA環の3位にヒドロキシ基(-OH)が結合したもの。
α2-グロブリンのひとつ。肝臓由来のタンパク質。小腸や十二指腸から吸収されて肝臓に運ばれてきた銅と結合し、これらを各臓器に輸送する。血清中の銅の約90%を保持する。
人体の様々な臓器に含まれる無味・無臭の有機化合物。人間の体重の約0.1%を占める。化学的にはアミノエチルスルホン酸と呼ばれる。分子式は C2H7NO3S
肝疾患の治療薬として使用される有機化合物。TUDCAとも表記される。
コール酸とタウリンが結合(抱合反応)したステロイド。胆汁酸に含まれる。親水性。
デオキシコール酸とタウリンが抱合反応してできる抱合胆汁酸。
コール酸のヒドロキシ基1つが水素に置換された構造を持つステロイド。二次胆汁酸のひとつ。