血栓症
血栓が血管を塞ぎ、血液の流れが滞ることで発生する病気の総称。血栓塞栓症とも呼ばれる。
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血栓が血管を塞ぎ、血液の流れが滞ることで発生する病気の総称。血栓塞栓症とも呼ばれる。
CalDAG-GEF1とは、カルシウムおよびジアシルグリセロールによって活性化され、グアニンヌクレオチド交換因子として機能するタンパク質の一種である。
フィブリンが分解される際(二次線溶)に生じるフィブリン分解産物の最小単位。安定化フィブリンが生成したことを間接的に意味し、形成された血栓の程度を反映する。血栓症の判定や線維素溶解療法時のモニターとして計測される。基準値は1.0μg/mL未満。
凝固系の活性化によってプロトロンビンがトロンビンへと活性化する際に遊離されるN末端部位。
プロテアーゼ活性化型受容体のひとつ。血小板や白血球、血管内皮細胞に発現しているトロンビンの受容体。傷の修復に関わる。
S状静脈洞とは、硬膜の静脈洞の一つであり、横静脈洞から内頸静脈へと血液を中継する重要な静脈の経路である。解剖学的には左右一対存在し、頭蓋骨の後頭骨、側頭骨、および蝶形骨の縁に沿ってS字状の弯曲を描きながら下方へ走行している。脳組織や硬膜、頭蓋骨からの静脈血を集め、頭蓋底にある頸静脈孔を経て内頸静脈へ…
血小板のα顆粒に特異的に存在するタンパク質。代表的なCXCケモカイン。血小板による血栓形成などの活性化に伴い血液中に放出される。
アンチトロンビン欠損および欠乏患者の透析や脳血栓症、慢性動脈閉塞症(バージャー病)、ヘパリン起因性血小板減少症などの治療に用いられるトロンビン阻害剤。直接トロンビンの活性中心に結合してその活性を阻害することで、トロンビンが関与する血液凝固を抑制する。
ビュルガー病、閉塞性動脈硬化症、血栓性静脈炎、静脈血栓症、レイノー病・レイノー症候群、凍瘡・凍傷、特発性脱疽、糖尿病による末梢血管障害、頭部外傷後遺症、早産などを起こす子宮収縮、月経困難症などに対する治療薬。塩酸塩の商品名はズファジラン。
長時間同じ姿勢でいることによって静脈の流れが滞り血栓ができ、それが血液に含まれ移動することで起こる様々な疾患のこと。飛行機の狭い座席(エコノミークラス)に長時間座ったままの状態が続くことで起こることからその名が付けられた。
グレン手術とは、先天性心疾患に対する姑息手術の一つであり、上下半身からの静脈血を直接肺へ導くために行われる開心術の歴史的かつ重要な術式である。
ディスインテグリンとは、主としてマムシやガラガラヘビなどのヘビ毒中に見出される、血小板の凝集を強力に阻害する低分子量のタンパク質ファミリーである。
原著では「肺がん、膵がん、胃がんなどの担がん患者の胸部や上肢の表在静脈に見られる反復性・遊走性血栓症」を指す。トルーソー症候群とも。
抗リン脂質抗体症候群を引き起こす新しい自己抗体。抗β2GPI/HLA-DR抗体とも。
血液から大量のタンパク質が尿中に出ていく症状(タンパク尿)が見られる状態。単にネフローゼとも。
急性の肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の治療薬。アンチトロンビンⅢの抗血液凝固第Ⅹa因子活性を顕著に増強させることでトロンビン産生を阻害する。商品名はアリクストラ。
プラスミノゲン活性化酵素とは、不活性な前駆体であるプラスミノゲンを限定分解し、タンパク質分解酵素であるプラスミンへと変換するセリン蛋白分解酵素の総称である。
プラズミノーゲンとは、主として肝臓で合成されて血液中や細胞外基質に存在する、分子量約9万の糖タンパク質であり、線溶系の中核を担う不活性なチモゲン(酵素前駆体)である。
ホモシスチン尿症とは、アミノ酸の一種であるメチオニンの代謝異常によって生じる遺伝性の先天代謝異常症である。
血液凝固を阻害するDOACのひとつ。血液凝固第Ⅹa因子を阻害する。脳卒中や血栓症の予防に用いられる。商品名はイグザレルト。
エコノミークラス症候群のこと。
上矢状洞とは、大脳鎌の上縁に沿って走り、硬膜の2層間に挟まれた最大かつ最も重要な硬膜静脈洞の一つである。 頭蓋骨の内面、前方の鶏冠付近から後方の内後頭隆起にある静脈洞交会にかけて正中線を後方へ向かって走行する。 形状は三角形を呈することが多く、後方に向かうにつれて断面積が大きくなり、脳からの静脈血を集…
上腸間膜静脈内に血栓が形成されることにより鬱血が起こる比較的稀な疾患。
下肢の静脈の弁が壊れて表在静脈の逆流が生じ、表在静脈が拡張して膨れ上がった状態となる症状。表在静脈に生じた血栓であり、エコノミークラス症候群の原因となる深部静脈血栓症とは異なる。
38℃以上の発熱が現れるが、3日間検査をしても原因が特定できないものを指す。
胸管の損傷によって胸水が胸腔に溜まること。
妊娠、深部静脈血栓症、骨盤内腫瘍などが原因となり深部静脈の循環障害を起こしたため、表在静脈に負担がかかって発生する静脈瘤。
心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症に対する予防に使用される抗血小板薬。現在国内での利用者は500万人前後と推定されている。副作用として消化管傷害がある。
脳梗塞を除く血栓症。心臓や腎臓、消化管、眼などの重要な臓器や四肢の機能不全および壊死を引き起こす場合がある。
血球(主に赤血球)の数が異常に多くなる疾患。骨髄増殖性腫瘍(骨髄増殖性疾患)のひとつ。エリスロポエチンの有無にかかわらず赤血球が作られる。真性多血症や赤血球増加症(赤血球増多症)とも。
好中球外トラップとは、好中球が自身の細胞外へDNAやヒストン、抗菌ペプチドなどを網状の構造物として放出し、病原体を捕捉して不活化・排除する生体防御機構のことである。
好中球が特定の刺激に反応して細胞外へ放出する、細胞核内のクロマチンから成る網目状構造物。細菌、真菌、寄生虫等の外来微生物を補捉する生体防御メカニズムの一つ。
導出静脈とは、頭蓋骨の骨孔を通過して頭蓋腔内の硬膜静脈洞と頭蓋骨外の静脈網を結ぶ血管のことである。
左鎖骨下静脈とは、上肢からの血液を心臓へと還流させる主要な血管であり、第1肋骨の外側縁から胸鎖関節の後方にかけて走行し内頸静脈と合流して腕頭静脈を形成する静脈である。
全身性自己免疫疾患のひとつ。抗リン脂質抗体(抗カルジオリピン抗体やループスアンチコアグラント)に関連して起こる動静脈血栓症あるいは妊娠合併症(習慣性流産、子宮内胎児死亡)を主症状とする。後天性の血栓症のなかで最も頻度が高いとされる。全身性エリテマトーデス患者の約10%が合併していると推定されている。
活性化とは、生体において不活性な状態にある細胞、酵素、受容体、遺伝子などが、物理的あるいは化学的な刺激を受けて機能的な状態へと転換される現象、またはそのプロセスのことを指す。
瘀血とは、東洋医学において血液の循環が滞り、スムーズに流れなくなった状態、あるいはその結果として体内に停滞した古い血液を指す概念である。
造血幹細胞のPIG-Aの変異によってGPIアンカー型タンパク質が正常に生成されなくなることによって、赤血球の補体制御因子(DAFやCD59)が欠損して溶血が起こる疾患。ヘモグロビンを含んで黒褐色となった尿が出る。発作性夜間ヘモグロビン尿症とも。
経口避妊薬とは、女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の2種類のホルモンを配合した錠剤であり、主として避妊を目的として経口投与される医薬品である。
網状チアノーゼとは、皮膚が網目状またはレース状に青紫色に変色する皮膚症状であり、皮膚の血流障害や毛細血管のうっ血などを反映して現れる臨床症状の一種である。 チアノーゼは血液中の還元ヘモグロビン濃度が上昇することによって皮膚や粘膜が青紫色を呈する状態を指すが、これが網目状の形態をとるものが網状チアノー…
習慣性流産とは、流産を3回以上妊娠の初期に繰り返す状態のことである。 なお、近年では不育症という用語が用いられることも多く、これは生殖年齢の男女において妊娠は成立するものの流産や死産を繰り返して生児を得られない状態を指す。
脳へ血液を送る血管(動脈)が詰まり、その先の脳細胞へ血液が流れなくなる事で脳細胞が壊死する疾患。脳血栓症とも。
腫瘍(がん)と循環器疾患(心臓病や脳卒中、血栓症)の両領域を取り扱う研究領域。国内では2017年に腫瘍循環器学を専門とする日本腫瘍循環器学会が設立された。
ステントを留置した部分の血管が慢性期に狭くなる(再狭窄)ことを防止するために、金属製のステントの表面に新生内膜増殖を抑制する薬剤が塗布されているステント。冠動脈ステント留置治療の大部分で使用されている。
血管内にできる血液の塊。塞栓子のひとつ。
血栓塞栓症 血栓症を参照。
血栓が下肢の表在性静脈にあり、そこで静脈炎を併発した状態。静脈の罹患部位に圧痛や発赤、腫脹が認められる。通常、症状は約10日以内で消退し、その後に索状に硬化した静脈を残す。一般的に予後は良好とされる。子宮内膜炎など感染症に続発する。
アンチトロンビンやプロテインC、プロテインSなどの遺伝子の異常によって起こる。
閉塞性疾患とは、管状の器官や血管などの内腔が狭窄あるいは閉塞することにより、物質や液体の通過障害を引き起こす疾患の総称である。
静脈炎などの局所における血管透過性の亢進や静脈血栓症、静脈弁不全などにより静脈圧が上昇して生じる局所性浮腫。
深部静脈血栓症と肺血栓塞栓症の総称。
静脈血栓塞栓症とも呼ばれる。肺塞栓症が合併症となる場合がある。
骨髄増多症とは、骨髄において血球の成分を産生する造血幹細胞がクローン性の増殖を起こし、末梢血中の血球(赤血球、白血球、血小板など)のいずれかあるいは複数が持続的に増加する一連の疾患群を指す言葉である。
血漿中のホモシステイン濃度が高くなる症状。
旅行者血栓症
深部静脈血栓症
脳血栓症