鎮痛
痛みを和らげること。主に薬剤(鎮痛薬)やその有効成分による効果のことを指す。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
痛みを和らげること。主に薬剤(鎮痛薬)やその有効成分による効果のことを指す。
鎮痛効果とは、生体が痛みを知覚するメカニズムである痛覚を軽減あるいは消失させる作用のことを指し、医薬品や医療技術を用いて疼痛を和らげる効果の総称である。
鎮痛作用を持つ薬剤。以下のように分類される。
4H-ベンゾチアジンとは、ベンゼン環とチアジン環が縮合した構造を持つ複素環式化合物の一種であり、医薬品などの有機化学分野における重要な骨格である。
EP1受容体は、プロスタグランジンE2が結合することによって活性化され、主に細胞内のカルシウムイオン濃度の上昇を引き起こすシグナル伝達経路を活性化する性質を持つ。
神経や心筋、内分泌細胞において、それぞれ種々のリガンドによる抑制性シナプス後電位の形成、心臓徐脈、分泌抑制を担うカリウムチャネル。Gタンパク質制御内向き整流性カリウムチャネル。
N-アシルエタノールアミンのひとつ。
NaV1.8とは、主として末梢の痛覚受容神経である求心性のC繊維やAδ繊維の細胞膜に多く発現する、電位依存性ナトリウムチャネルのαサブユニットをコードする遺伝子、および同遺伝子によって発現するチャネル蛋白質である。
NRSとは、主に臨床医学や疼痛管理の分野において、患者が感じている痛みの強さを主観的に評価するために用いられる数値評価スケール(Numeric Rating Scale)の略称である。
PLCβ3(ホスホリパーゼCベータ3)とは、細胞膜上に存在する酵素の一種であり、細胞外からのシグナルを細胞質内へと伝達する情報伝達系において重要な役割を果たすタンパク質である。
エトミデートとは、主として全身の麻酔導入に用いられる超短時間作用型の静脈性麻酔薬である。 GABAA受容体を介して中枢神経系の抑制的な神経伝達を促進することで、速やかな鎮静や催眠作用をもたらす特徴を持っている。
イソプロピルアンチピリン、アセトアミノフェン、アリルイソプロピルアセチル尿素、無水カフェインを配合した解熱鎮痛剤の商品名。
U69563とは、カッパオピオイド受容体に対して高い親和性と選択性を示す強力な非ペプチド性の合成オピオイド作動薬である。 中枢神経系において鎮痛作用や利尿作用、抗けいれん作用などを示すことが知られており、オピオイド受容体の研究用試薬として利用される。
UGT1A6は、ヒトの第2相代謝酵素(抱合酵素)の一つであり、主にアセトアミノフェン(パラセタモール)や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの薬物、さらには食事由来の化合物やセロトニンなどの神経伝達物質の代謝に関与している。
UGT2B7とは、主として肝臓や腎臓などの組織において内因性物質や薬物のグルクロン酸抱合を触媒するUDP-グルクロン酸転移酵素(UGT)ファミリーの主要なアイソザイムの一つである。
α2受容体のサブタイプ。α2作動薬は主にこのα2A受容体を介して脊髄の侵害受容ニューロンの伝達を抑制する。
α2受容体のひとつ。脳や腎臓、大動脈、静脈などに発現する。シナプス前抑制や交感神経抑制、ノルアドレナリン遊離抑制、鎮痛、インスリン分泌制御などに関与する。
アドレナリン受容体のひとつ。アドレナリンα2受容体とも。
脳内で分泌されるオピオイドペプチドのひとつ。脳下垂体から副腎皮質ホルモンとともに血液中に放出される。また、甘味によって脳幹の中脳水道周囲灰白質から分泌されることが報告されている。脳内麻薬とも呼ばれる。
オピオイド受容体のひとつ。
オピオイド受容体のひとつ。
オピオイド受容体のひとつ。
μ受容体とは、主として中枢神経系や末梢神経系に存在し、鎮痛作用や依存性の発現に関与する主要なオピオイド受容体の一つである。
σ受容体(シグマ受容体)のひとつ。リガンドとの結合によって、脳の特定領域のグルコース利用の調節や鎮咳作用、神経保護作用、抗精神病作用、抗認知症作用、コカインやメタンフェタミンの反復投与による感作に対する抑制作用、オピオイドによる鎮痛作用に対する拮抗作用などを示す。
しわがれ声とは、音声の質の異常であり、声帯の振動障害や閉鎖不全などによって声が掠れたり、低く濁ったりする状態を指す一般的な症状である。 医学的には嗄声とも呼ばれ、日常会話における音声の伝達に支障をきたすことがある。
フェニルエタノイド配糖体。植物由来の天然の化合物では珍しいC6-C2型化合物の配糖体。エキナコシドの代謝によって生じる。ベルバスコシドとも。
水に溶けにくい白色で無臭の結晶。アセチルサリチル酸の商品名。サリチル酸から合成された。
1873年にドイツで合成されたp-アミノフェノールの誘導体。解熱作用および鎮痛作用を持つ。APAPやパラセタモールとも呼ばれる。分子式は C8H9NO2
副腎髄質から分泌されるホルモン(副腎髄質ホルモン)。カテコールアミンのひとつ。エピネフリンとも。分子式は C9H13NO3
未熟なケシの実から採取され、鎮痛薬として用いられたもの。漢字では阿片。
アポノールとは、主としてペチジン(塩酸ペチジン)を有効成分とする麻酔前投薬および鎮痛を目的とした医療用医薬品(注射薬)の名称である。 アポノール注などの製品名で臨床現場において疼痛緩和や鎮静のために用いられてきた歴史があるが、麻薬及び向精神薬取締法上の麻薬に指定されている。
三環系抗うつ剤のひとつである第三級アミン。ドーパミンの再取込み抑制作用は弱い。商品名はトリプタノール。
ピリン系の有機化合物。アミノフェナゾンとも。
緩和な睡眠および鎮痛作用をもつモノウレイド系薬剤。アプロナールやアプロナリドとも呼ばれる。国外での商品名はセドルミド。
アロミドンとは、中枢神経系に作用して鎮痛効果や鎮静効果を示す化合物の一つである。
アンゼリカとは、セリ科シシウド属(Angelica属)に属する植物の総称、またはその根や茎などの生薬およびハーブとしての利用を指す用語である。ヨーロッパやアジアの温帯から亜寒帯にかけて広く分布しており、古くから民間薬や食用、香料として利用されてきた歴史を持つ。
ピリン系の解熱鎮痛薬のひとつ。
アセトアミノフェンを有効成分とする、小児用の坐薬型解熱鎮痛剤。
ピリン系の解熱鎮痛薬。プロピフェナゾンとも。
エコーウイルス9型とは、ヒトを宿主とするエンテロウイルス属のピコルナウイルス科に分類されるウイルスの一種であり、主として小児における無菌性髄膜炎や発疹を引き起こす病原体である。
ゴシュユ(呉茱萸)に含まれるアルカロイド。
鎮痛作用を持つ神経ペプチド。内因性のオピオイド。
中国各地に生息するケシ科の多年草。草丈10~20cm。扁球状の塊茎が生薬として使用される。漢字では延胡索。
4つのアミノ酸からなるペプチド。4残基中3残基が芳香族アミノ酸(チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン)。μオピオイド受容体の内在性アゴニスト。モルヒネよりも強力な鎮痛作用を有するとされる。
エンドモルフィン1とは、哺乳類の脳組織から単離・同定された、強力かつ選択的なμオピオイド受容体作動薬として機能する内因性のペプチド(エンドモルフィン)の一種である。 アミノ酸配列がTyr-Pro-Trp-Phe-NH2で示されるテトラペプチドであり、中枢神経系における疼痛の制御やオピオイド受容体を介した様々な生理学的機…
エンドモルフィンⅡとは、哺乳類の中枢神経系において発見されている内因性のオピオイドペプチドの一種であり、強力かつ選択的にμオピオイド受容体に結合して鎮痛作用などの生理活性を示すテトラペプチドである。
エンドルフィンとは、脳下垂体などの中枢神経系や下垂体前葉において産生・分泌される内因性オピオイドペプチドの一種であり、主として鎮痛効果や多幸感の誘導に関与する神経伝達物質およびホルモンである。
オピオイド鎮痛薬のひとつ。オキシコドンの80%がCYP3Aで代謝される。
オトギリソウ科の多年草。国内では北海道から九州に広く分布する。漢字では弟切草。
キク科の一年草。トッツキやホシダマとも。果実には棘があり、衣服に付着することから俗にひっつき虫とも呼ばれる。
オピオイド受容体に結合して鎮痛作用を発揮するリガンド。オピオイド鎮痛薬(医療用麻薬)の成分。「オピエートの様なもの」を意味する言葉。
Gタンパク質共役型受容体のひとつ。オピオイド鎮痛薬の対象となる受容体。
中枢神経に存在するオピオイド受容体に結合して鎮痛作用を示す医薬品。
てんかん発作の治療薬。電位依存性ナトリウムチャネルを阻害して興奮性神経の伝播を抑制するとされる。商品名はテグレトール。
α2受容体のリガンド。鎮痛及び鎮静作用を示す。商品名はセラクタール。
セリ科のウドの根。発汗、解熱、鎮痛などの作用を持つ生薬。漢字では羌活。独活と呼ばれる場合があるが、厳密には異なる。
細胞毒性を持つ有機化合物。骨粗鬆症の治療薬であるビスホスホネート製剤(第一世代)の有効成分となる。クロドロネートとも。
高血圧の治療薬。脳幹のα2受容体に選択的に作用して交感神経緊張を抑制することによって末梢血管を拡張させ血圧を下げる。商品名はカタプレス。
ケシ属の植物は一年草あるいは多年草であり、世界中に約70種以上が分布している。葉や茎、未熟な果実(蒴果)に傷をつけると乳液が分泌され、この乳液を乾燥させたものがアヘン(鴉片)と呼ばれる。アヘン中には多数のベンジルイソキノリンアルカロイドが含まれており、その代表例としてモルヒネ、コデイン、パパベリンな…
κオピオイド受容体の作動薬として中枢性鎮痛作用を示す有機化合物。ケトシクラゾシンとも。