カゼイン(casein)

動物の細胞牛乳に含まれる、カルシウムリンなどが結合したタンパク質*1

サブミセルを形成し、リン酸カルシウムと共にカゼインミセルと呼ばれる球状粒子を形成する。牛乳中にはこれが懸濁?状態で存在しているため白く見える。*2

カゼイン粒子に乳酸が作用すると、カゼインに結合しているカルシウムが遊離して凝固がおこる。これがヨーグルトとなる原因である。またチーズの主成分でもある。*3

カゼインはアミノ酸以外にリンを含む複合タンパク質であり,特有のリンタンパク質である(Schmidt DG, 1982)。乳の pH血液とほぼ同じ中性(7.0)であり,牛乳では pH 約 6.8 である。牛乳から脂肪を除いた脱脂乳乳酸塩酸など)を加えてpH4.6 にすると,カゼインは容易に凝集して沈殿する。また,牛乳凝乳酵素を作用すると,豆腐状に凝固する。この凝固物の本体がカゼインであり,チーズはこの凝固物からつくられる。*4

電気泳動における易動度の速い順に以下の3種類が存在する。*5

牛乳中では、これらは単独ではなく相互作用しながらコロイド粒子として懸濁?する。コロイド牛乳に約10%含まれるκ-カゼインが中心となって形成される。*6

*1タンパク質を理解するための牛乳力ゼインを用いた実験の教材化: http://ci.nii.ac.jp/els/110008906376.pdf?id=ART0009863996&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1482541339&cp=
*2東北大学機関リポジトリTOUR チーズ製造における理論と技術について (2.研修報告,III.資料): https://tohoku.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=66063&item_no=1&page_id=33&block_id=38
*3乳酸とヨーグルト: http://www.nodai.ac.jp/hojin/journal/images/j_1103/p6.pdf
*4牛乳由来α-ラクトアルブミンの抗炎症作用に関する研究: http://repository.nihon-u.ac.jp/xmlui/bitstream/handle/11263/466/Yamaguchi-Makoto-3.pdf?sequence=3
*5牛乳カゼイン その構造的特徴を中心として 仁木良哉 有馬俊六郎: https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/22/4/22_4_219/_pdf/-char/ja
*6東京理科大学Ⅰ部化学研究部 食品にまつわる化学: http://www.ed.tus.ac.jp/~kaken/studies/07/07_tue.pdf

カゼインに関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]

コメントはありません。


このページの最終更新日時: 2019-03-11 (月) 07:15:17