α-ケト基
α-ケト基とは、カルボニル基(C=O)の隣接する炭素(α位)に別のカルボニル基が結合した構造、あるいはカルボニル基の隣の炭素原子がケトンとしての酸素原子を持つ官能基の総称である。 一般的には、有機化合物におけるカルボニル炭素の隣(α位)にオキソ基(ケト基)が存在する構造を指し、生化学や有機化学の分野におい…
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α-ケト基とは、カルボニル基(C=O)の隣接する炭素(α位)に別のカルボニル基が結合した構造、あるいはカルボニル基の隣の炭素原子がケトンとしての酸素原子を持つ官能基の総称である。 一般的には、有機化合物におけるカルボニル炭素の隣(α位)にオキソ基(ケト基)が存在する構造を指し、生化学や有機化学の分野におい…
インテグリンのひとつ。自己免疫疾患やがんの転移に関与することが知られている。α4インテグリンを阻害する抗体(ナタリズマブなど)が医薬品として実用化されている。
ガラクトース転移酵素のひとつ。哺乳類には6つの遺伝子が確認されている。
血液検査の項目のひとつ。γ-グルタミルトランスペプチターゼ(ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ)。γ-GTやGGTとも表記される。
Ⅰ型糖鎖とは、哺乳類の糖鎖構造の一つであり、Galβ1-3GlcNAcという特徴的な二糖の結合様式(リピート構造や末端構造)を持つ糖質の分類名である。
ⅩⅧ型コラーゲンとは、基底膜の血管側などに広く分布し、そのC末端側ペプチドがエンドスタチンへと切断されることで血管新生の阻害作用を発揮するマルチドメイン型の非線維性コラーゲンである。
国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。
がんが終末期に皮膚に浸潤または転移し、皮膚を破ってできる腫瘤が壊死して潰瘍となったもの。乳がんや頭頚部がん、食道がんなどで見られ、特に乳がんでは約5~10%と多く見られる。
がん化した個々の細胞のこと。通常の細胞に比べて分裂速度が速く、密度も高いため非常に硬くなる。
頭部および頚椎が後方への過伸展とそれに続く前方への過屈曲の状態となることで痛みを始めとした様々な症状が現れるもの。外傷性頚部症候群や頚椎捻挫とも。
アクチニウム225とは、近年がん治療、特に標的アイソトープ治療(TRT)の分野において大きな注目を集めている放射性同位元素(ラジオアイソトープ)の一種である。
アシル基に作用するトランスフェラーゼ。脂肪酸を導入する際に働く。アシル基転移酵素やトランスアシラーゼとも。
アシルトランスフェラーゼを参照。
加水分解によってアスパラギン酸とアンモニアとなる。
アスパラギン酸アミノ基転移酵素(aspartate transaminase : AST) ASTを参照。
アセチル化を触媒する酵素の総称。アセチル基転移酵素やトランスアセチラーゼとも呼ばれる。
アセチルトランスフェラーゼを参照。
他の細胞との接着が無く、足場を確保できない細胞が細胞死(アポトーシス)を起こす現象。アノイキスを起こさないがん細胞は転移しやすい。
がんの放射線治療において、放射線照射部位だけでなく離れた転移巣にも免疫の増強が起こる効果。免疫チェックポイント阻害薬と放射線治療を組み合わせる治療(免疫放射線療法)で、この効果が生じやすくなることが報告されている。
アミノ基転移酵素を参照。
アミノ酸に含まれるアミノ基が、トランスアミナーゼの働きによって2-オキソグルタル酸に転移してグルタミン酸になる反応。
ある分子のアミノ基を別の化合物に移す反応を触媒する酵素。トランスフェラーゼのひとつ。トランスアミナーゼやアミノトランスフェラーゼとも呼ばれる。
化学的にはアミノ基(‐NH2)とカルボキシル基(‐COOH)とをもつ有機化合物の総称。タンパク質(ペプチド)を構成する要素となる。基本となる化学構造は以下の通り。示性式は H2N-CHR-COOH
飢餓時にアミノ基転移反応を経て炭素骨格が異化される。糖原性アミノ酸は糖新生経路で血糖になり、ケト原性アミノ酸はクエン酸回路で酸化される。
アラニンアミノ基転移酵素 ALTのこと。
常温で刺激臭のある無色の気体。皮膚や目など粘膜に対する刺激性があり有毒。水溶液は塩基性を示す。化学式は NH3
ウリジン二リン酸とグルクロン酸からなる有機化合物。UDPGAやUDP-グルクロン酸とも表記される。
様々な化合物の官能基(ヒドロキシ基、カルボキシル基、アミノ基、チオール基など)にグルクロン酸を付加する抱合反応を触媒するトランスフェラーゼ。UDP-グルクロン酸転移酵素とも。
uPAが特異的に結合する受容体。これによる信号伝達機構は腫瘍の生育や転移に密接に関わるとされる。
膜小胞の一種。大きさは50〜100nm。エキソソームとも呼ばれる。
エノールピルビル転移酵素とは、ホスホエノールピルビン酸からエノールピルビル基の転移を触媒する酵素の総称である。
エフリンAとは、Eph受容体に結合してシグナル伝達を媒介するリガンドファミリーであり、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカーを介して細胞膜に結合している膜タンパク質である。
エフリンA1とは、エフリンAリガンドファミリーに属する細胞膜結合性のタンパク質であり、受容体型チロシンキナーゼであるEph受容体、特にEphA受容体のリガンドとして機能する分子である。
エーテル硫酸抱合体とは、フェノール性水酸基やアルコール性水酸基を持つ化合物に硫酸基が結合した代謝物の一種である。 生体内における異物やホルモンなどの解毒および排泄を促進するための主要な第II相代謝反応(抱合反応)の産物として知られている。
アミノ酸の一つ。L体(L-オルニチン)はタンパク質を構成しない遊離アミノ酸として体内に存在する。蜆に多く含まれる。
オロチジンがリン酸化したヌクレオチド。オロチジン一リン酸とも。
オンコゲンとは、日本語では癌遺伝子と呼ばれ、細胞の癌化を誘導する遺伝子の総称である。
プロテアーゼの一種。リソソームに存在する。乳がんや大腸がんなどの転移しやすいがん細胞ではカテプシンが高発現することが報告されている。
カテプシンのひとつ。リソソームに含まれるシステインプロテアーゼ。末梢組織炎症に伴って活性化された脊髄ミクログリアにおいてプロカスパーゼ1を活性型のカスパーゼ1に変換する。
カテプシンのひとつであるシステインプロテアーゼ。リソソームのオートファジーに関わる。
神経内分泌腫瘍(カルチノイド)から分泌される様々な生理活性物質によって現れる症状。
カルニチン・パルミトイルトランスフェラーゼとは、脂肪酸のミトコンドリア内への代謝的な輸送に関与する重要な酵素である。
カルバミン酸とリン酸からなる有機化合物。酸化的脱アミノ反応によって生じたアンモニアから生成される。カルバミルリン酸とも。
カルボキシラーゼとは、基質に二酸化炭素(または炭酸水素イオン)を導入するカルボキシル化反応を触媒する酵素の総称であり、リアーゼあるいはリガーゼに分類される酵素群である。
ガストリンを分泌するG細胞から発生する神経内分泌腫瘍。ガストリノーマの60~90%が悪性腫瘍でありリンパ節へ転移する可能性が高いとされる。
ガラクトース転移酵素を参照。
糖タンパク質や糖脂質などの糖鎖の非還元末端に、糖供与体であるUDP-ガラクトースからガラクトースを転移する2型膜タンパク質である酵素。ガラクトシルトランスフェラーゼとも。
ガンマナイフとは、多数のコバルト60線源から発せられるガンマ線を、病巣に対して多方向から集中させて照射する放射線治療装置、およびその治療法の名称である。
脳の視床下部の細胞から分泌されるタンパク質。メタスチンとも呼ばれる。
キナーゼドメインとは、タンパク質のアミノ酸配列中において、ATPなどの高エネルギーリン酸結合化合物から基質となるタンパク質へリン酸基を転移させる酵素活性を担う、保存された三次元構造領域のことである。
キナーゼ阻害剤とは、タンパク質にリン酸基を転移する反応を触媒する酵素であるキナーゼ(プロテインキナーゼ)の働きを特異的に妨げる低分子化合物や分子標的薬などの総称である。
キナーゼ阻害薬とは、タンパク質キナーゼ(プロテインキナーゼ)の触媒活性を特異的に抑制し、細胞内のシグナル伝達経路を遮断する低分子化合物あるいは抗体医薬品などの総称である。国立がん研究センターがん情報サービスによると、がんの分子標的薬の多くはキナーゼ阻害薬であり、がん細胞の増殖や生存に関わる特定の分…
UDP-グルクロン酸転移酵素の変異が一因とされる体質性黄疸。
クローディン2とは、細胞間隙をシールし上皮組織および内皮組織におけるバリア機能や細胞間接着を担う膜蛋白質であるクローディンファミリーの一員である。 クローディン2は、特に腎臓の近位尿細管や腸管、脈絡叢などの上皮細胞において強く発現していることが知られている。
グリコゲン合成とは、グルコース(ブドウ糖)からグリコゲンを生成する同化代謝経路であり、グリコゲン貯蔵器官である肝臓や骨格筋などで活発に行われる生体反応である。
グリコリシスとは、グルコース(ブドウ糖)がピルビン酸または乳酸へと分解される一連の代謝経路であり、糖代謝の中心的な生化学的プロセスである。
グリコーゲン代謝とは、生体内におけるグリコーゲンの合成(グリコゲン合成)および分解(グリコーゲン分解)の総称であり、動物や真菌においてエネルギー源であるグルコースの恒常性を維持するために極めて重要な生体内反応の代謝経路である。
グリシン脱炭酸酵素複合体とは、アミノ酸の一種であるグリシンの分解代謝において中心的な役割を果たす酵素系である。 この複合体はミトコンドリアのマトリックス内に存在しており、グリシン開裂系とも呼ばれる多酵素複合体である。
グリセロール-3-リン酸のsn-1位にアシル基を転移させてリゾホスファチジン酸に変換する反応を触媒するトランスフェラーゼ。
ヘスペリジンに1分子のグルコースを付加した有機化合物。グルコースを付加することで水溶性が著しく向上する。糖転移ヘスペリジンとも。