呼吸
体外から必要な気体を取り込み、同時に体内の不要な気体を放出する生命活動。
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体外から必要な気体を取り込み、同時に体内の不要な気体を放出する生命活動。
食細胞が病原体に結合し、その殺傷に関わる活性酸素を生み出す現象。数秒以内に酸素消費量が100倍近くまで増加する。
呼吸メカニズムとは、生体が大気と肺の間で酸素と二酸化炭素を交換するための物理的および生理的な一連の換気およびガス交換の過程を指す。
室内空気吸入時の動脈血酸素分圧(PaO2)が60Torr以下の状態。
延髄の孤束核に位置する、呼吸の制御に重要な部位。
呼吸仕事量とは、肺を拡張および収縮させ、気道を通過する空気を動かすために呼吸筋が消費するエネルギー、あるいは物理的な仕事を指す。 呼吸に伴う物理的な仕事は、胸郭および肺の弾性係数に逆らって組織を押し広げるための弾性仕事と、気道抵抗や組織の粘性抵抗に逆らって空気を流すための非弾性仕事(抵抗仕事)とに大…
生物の呼吸(外呼吸)に関わる器官。
呼吸器感作性物質とは、吸入されることにより気道過敏症を引き起こす性質を持つ化学物質または生体物質のことをいう。
呼吸に努力が必要な状態のこと。息切れとも呼ばれる。
過呼吸などによって二酸化炭素が過剰に排出された結果起こるアルカローシス。
呼吸運動または横隔神経の発射(発火)と何らかの位相関係を持った活動を示す神経細胞の総称。延髄の呼吸中枢に存在する。
呼吸に伴う心拍数の変化。心拍数は息を吸うときに増加し、吐くときに減少する。呼吸性洞性不整脈や洞性不整脈とも呼ばれる。
呼吸性洞性不整脈 呼吸性不整脈を参照。
呼吸抑制とは、中枢神経系の抑制や呼吸筋の機能低下などにより、呼吸の回数である呼吸数や一回あたりの換気量が減少し、体外への二酸化炭素の排出が十分に行われなくなる病態または生理学的変化である。
呼吸機能とは、生体が外界から酸素を取り込み、代謝によって生じた二酸化炭素を体外へ排出する一連のガス交換および換気にかかわる生理的機能全般のことをいう。 呼吸機能の主要な目的は、身体組織の代謝要求に応じた適切な酸素供給と酸塩基平衡の維持であり、その営みは肺をはじめとする呼吸器系の複雑な構造と協調的な運…
呼吸窮迫症状とは、肺のガス交換機能や呼吸器系の異常によって引き起こされる、著しい呼吸困難および努力呼吸の状態を指す医学的所見の総称である。
呼吸に関わる筋肉の総称。
気管支の枝分かれの最先端。呼吸細気管支はさらに二股の分岐を繰り返し、肺胞管(肺胞道)へ移行する。
呼吸筋の一種。呼吸を補助する筋肉。
呼吸酵素複合体 呼吸鎖複合体を参照。
複合体Ⅰ〜複合体Ⅳによって行われる電子伝達系および複合体Ⅴによって行われる酸化的リン酸化を合わせたATP合成の全過程のこと。
ミトコンドリアのエネルギー生成(呼吸鎖)に関わる酵素の複合体。呼吸酵素複合体とも。
国内で患者が発見され次第、医師が国に届け出をする必要がある感染症のグループのひとつ。
バソプレシンが過剰に分泌されている状態。悪性腫瘍や呼吸器感染症、中枢神経系の感染症や脳出血、神経変性疾患、薬剤などが原因となる。悪性腫瘍では、小細胞肺がんによる異所性ADH産生腫瘍によるものが最も多い。
2019年末から中国湖北省の武漢市を中心として大規模な感染が確認されたコロナウイルス(2019-nCoV、SARS-CoV-2)による感染症の名称。COVID-19の「COVI」はコロナウイルス、「D」は病気(disease)、末尾の「19」はこのウイルスが最初に確認された2019年が由来。
持続陽圧呼吸療法を参照。
CYP2Aとは、生体異物の代謝や内因性物質の酸化に関与するシトクロムP450 (CYP) ファミリーの一つである。
ヒトとブタに感染するインフルエンザウイルス。感染はヒトとヒトの間でのみ起こる。一年おきに1〜6月に局所的に発生する。
C型インフルエンザウイルスに似たインフルエンザウイルス。家畜に感染して呼吸器疾患を起こす。国内では牛への感染が確認されている。
EIECとは、環境中に存在する化学物質の推定摂取量を意味する概念である。 環境化学物質の人体への曝露評価やリスク評価を行う上で重要な指標として用いられている。
EWSとは、患者の生体情報やバイタルサインのわずかな変化を捉え、急変や心停止、予後不良を早期に予測・対応するために用いられる早期警告スコアの総称である。
Fra-a1とは、主としてマメ科の植物であるラッカセイ(落花生)に含まれる主要なアレルゲン蛋白質であり、アナフィラキシーを含む重篤な食物アレルギーを引き起こす原因物質の一つとして知られている。
三量体Gタンパク質と共役する受容体。複数の酵素の活性やセカンドメッセンジャーに影響する。全遺伝子の約5%に相当し、中でも最も多いのは嗅覚受容体。代謝型受容体(メタボトロピック受容体)とも。7本のαヘリックスが生体膜を貫く構造を持つため、7回膜貫通型受容体とも呼ばれる。
HCoV-HKU1とは、ヒトに感染を引き起こするコロナウイルスの一種であり、エンベロープを有するプラス鎖一本鎖RNAウイルスである。 ニダムウイルス目、コロナウイルス科、ベータコロナウイルス属に分類される病原体である。 本ウイルスは、2004年に香港において、肺炎を伴う呼吸器疾患を呈した患者の臨床検体から初めて分離…
HPV6とは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の型の一つであり、主として良性の尖圭コンジローマなどの性感染症や咽頭乳頭腫を引き起こすウイルスである。
黄色ブドウ球菌のバイオフィルム形成を阻害する化合物。
MARCOとは、主に呼吸器疾患の臨床研究や疫学調査において用いられる評価指標の一つであり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸困難や運動耐容能に関連する症状を測定するための質問票またはスコアシステムを指す場合がある。
MERSコロナウイルスが原因となる感染症。中東呼吸器症候群とも。
MERS(中東呼吸器症候群)の原因となるコロナウイルス。
タンパク質のヒスチジンメチル化に関わる酵素の一種。イミダゾール環のN1位で起こるpiメチル化(piメチルヒスチジンの生成)を触媒する。ヒトを含む多くの真核生物に保存されている。
ミトコンドリアの中に存在するDNA。ミトコンドリアDNA。
N,N-ジメチルアニリンとは、アニリンの窒素原子上の水素原子2つがともにメチル基で置換された芳香族アミンの一種である。
N-BARとは、成人における心肺蘇生(CPR: Cardiopulmonary Resuscitation)や蘇生術の質評価、あるいは集中治療における特定の患者評価指標、または神経学的な脳機能評価やバイオマーカーに関連して用いられることがある略語である。医学・救急医療分野における標準的な用語としての定着度は文脈により異なるが、主に心停止…
閉塞性睡眠時無呼吸症候群を参照。
P2Y2とは、細胞膜表面に存在するP2Y受容体ファミリーに属するGタンパク質共役受容体の一種であり、主としてATPやUTPをリガンドとして結合し活性化される受容体である。 P2Y2受容体は、ヒトゲノムにおいてP2RY2遺伝子によってコードされているタンパク質である。
PDE4Bとは、ホスホジエステラーゼ4ファミリーに属する酵素の一種であり、細胞内のサイクリックAMP(cAMP)を加水分解して不活化する働きを持つ遺伝子およびそのタンパク質産物である。
大気中を浮遊する、粒径(正確な球状ではないため空気動力学径)が2.5μm以下の微小粒子状物質。正確には、空気動力学径が2.5μm以上の粒子が50%カットされる粒径とされるため、2.5μmより大きい粒子も含まれる場合がある。
息を吸い込むタイミングに合わせてボンベの底を押し、薬剤を霧状に噴射する器具。加圧式定量噴霧吸入器。
乳幼児に感染すると深刻な呼吸器疾患を引き起こす、一本鎖のRNAウイルス。RSウイルスとも。
SARSコロナウイルスによる感染症。重症急性呼吸器症候群とも呼ばれる。
SARS(重症急性呼吸器症候群)の原因となるコロナウイルス。感染力が強く、感染経路は咳による飛沫感染。
睡眠時無呼吸症候群を参照。
SGLTのひとつ。腎臓の近位尿細管に発現してグルコースの再吸収(尿細管細胞内への取り込み)を行う。精巣や脳動脈、小脳、大脳、甲状腺、肝臓にも発現する。
SMAとは、一般に脊髄性筋萎縮症(Spinal Muscular Atrophy)の略称であり、脊髄の前角細胞(運動ニューロン)の変性により、全身の筋肉に筋力低下や筋萎縮が進行する遺伝性疾患(神経筋疾患)である。
SP-Cとは、肺の胞隔に存在するII型肺胞上皮細胞で産生・分泌されるサーファクタント(界面活性剤)の主要な構成タンパク質であるサーファクタントタンパク質Cの略称である。 ヒトにおいてSP-CはSFTPC遺伝子によってコードされており、肺胞の表面張力を低下させて呼気時における肺の虚脱を防ぐ極めて重要な役割を担っている…
ホスホフルクトキナーゼ(PFK1)を阻害する低分子化合物。ミトコンドリア呼吸を活性化する。
T細胞の前駆細胞(Tリンパ芽球)由来の悪性腫瘍。90%以上でTdTが陽性となることが知られている。
小麦製品の摂取後に運動などの二次的要因が加わることで起こる小麦アレルギー。小麦依存性運動誘発アナフィラキシーとも。
ジオチランを含むヘテロ環式化合物。6位に不斉炭素を有するキラル分子であり、天然に存在するα-リポ酸はR体。
βデフェンシン4とは、ヒトの生体防御機構である自然免疫において重要な役割を果たす抗菌ペプチドの一種であり、主として上皮細胞から産生されて病原体の侵入を防ぐペプチドである。