大腸がん
大腸の粘膜表面から発生するがん。盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸にできるものを結腸がん、直腸にできるものを直腸がんと区別される。直腸がんの方が、血便や下痢などの自覚症状が現れやすく、また直腸の粘膜が薄いため進行しやすい。
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大腸の粘膜表面から発生するがん。盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸にできるものを結腸がん、直腸にできるものを直腸がんと区別される。直腸がんの方が、血便や下痢などの自覚症状が現れやすく、また直腸の粘膜が薄いため進行しやすい。
変異によって大腸がんの発症の原因となる遺伝子。APCタンパク質を発現する。
大腸がんの発症に関わる遺伝子のひとつであるAPCから発現するタンパク質。
B-Rafとは、ヒト遺伝子の一つであり、細胞内のシグナル伝達経路であるMAPK/ERKシグナル伝達経路において重要な役割を果たすプロテインキナーゼをコードしている。
膵臓がんや胆管がん、胆嚢がん、胃がん、大腸がんなどの腫瘍マーカー。
炎症性ケモカインのひとつ。CCL3を介して腫瘍部位に集積したCCR5発現線維芽細胞が、増殖因子を産生し、大腸がん発症進展過程に重要な役割を果たしていることが報告されている。
CD151とは、細胞表面に発現するテトラスパニンファミリーに属する糖タンパク質であり、インテグリンなどの膜受容体と複合体を形成して細胞接着、細胞運動、シグナル伝達などの多様な生物学的プロセスの制御に関与する分子である。
大腸がんにおいて過剰に発現するがん抗原。
ESDとは、内視鏡を用いた粘膜下層剥離術のことであり、早期がんなどの病変に対して高周波電気メスを用いて粘膜下層を剥離し、病変を一括切除する治療法である。
2型フィブロネクチンロイシンリッチリピート膜貫通タンパク質反発性神経ガイダンス因子。神経が伸びる際、このタンパク質が存在する領域には神経が入らないように働くタンパク質。
FOLFOX6とは、主に大腸がんなどの悪性腫瘍に対する化学療法として用いられる、複数の抗がん剤を組み合わせた多剤併用療法レジメンの一つである。
早期中胚葉の分化段階で発現している転写因子。肝細胞がんや膵がん、大腸がんなどのがんで発現が増加しており、がん細胞の増殖や転移に関わることが知られている。
Fra-1とは、AP-1(Activator Protein-1)転写因子複合体を構成するFosファミリー蛋白質の一つであり、FosL1(Fos-like antigen 1)遺伝子によってコードされる分子量約35〜40 kDaの核蛋白質である。
MEK2とは、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼ2(Mitogen-activated protein kinase kinase 2)の略称であり、細胞内のシグナル伝達経路であるMAPK/ERK経路において中心的な役割を果たすタンパク質キナーゼ(不活性化酵素の一種)である。 ヒトにおいてはMAP2K2遺伝子によってコードされている。
大腸がんの組織などで高発現するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)。マトリリシン(マトリライシン)とも。
N-ミリストイル化を触媒するトランスフェラーゼ。
PAKとは、p21活性化キナーゼ(p21-activated kinase)の総称であり、細胞の骨格形成、細胞運動、細胞増殖、細胞生存などの多様なシグナル伝達経路を制御するセリン・スレオニンキナーゼの一種である。
がん抑制遺伝子のひとつ。網膜芽細胞腫の原因となる遺伝子として発見されたことからその名が付けられた。
胃や小腸および大腸の消化管上皮細胞のアピカル側の微絨毛に局在する受容体型チロシンホスファターゼ。
Src(エスアールシー)とは、 Rous sarcoma virus(ラウス肉腫ウイルス)に由来するレトロウイルスの遺伝子であり、がん遺伝子( oncogene)として初めて発見された v-srcのホモログである c-Srcチロシンキナーゼをコードする遺伝子、あるいはそのタンパク質産物を指す用語である。Srcは非受容体型チロシンキナーゼの一つ…
マンゴスチンのひとつ。大腸がん細胞(DLD-1株)においてサイクリン、サイクリン依存性キナーゼの発現を低下させ、p27の発現を上昇させることにより細胞周期をG1期に停止させることが報告されている。
β-アレスチンのサブタイプのひとつ。
細胞の接着結合を構成するタンパク質。Wntシグナル経路におけるシグナル伝達因子。
マンゴスチンのひとつ。大腸がん細胞(DLD-1株)において、サイクリンおよびCDKの発現を低下させ、細胞周期をG1期に停止させることが報告されている。他のマンゴスチンと異なり、細胞周期停止時にアポトーシスを伴わない。
マンゴスチンのひとつ。大腸がん細胞(DLD-1株)において、サイクリンD1の発現を低下させ、細胞周期をS期に停止させることが報告されている。
TGF-β受容体のひとつ。TGF-βと結合した後、Ⅰ型TGF-β受容体と複合体を形成し、細胞内領域に持つセリン・スレオニンキナーゼ活性によって結合したⅠ型TGF-β受容体の細胞内GSドメインをリン酸化してこれを活性化する。
国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。
幹細胞ががん化したもの。普通のがん細胞に比べて数は少なく増殖も緩やかであるが、抗がん剤や分子標的薬、放射線治療では死滅しないとされる。
がん細胞が発現するタンパク質で、免疫細胞などに抗原として認識される可能性のあるもの。
がん検診とは、無症状の健康な人に対して問診、身体診察、画像診断、血液検査などの検査を実施し、悪性新生物(がん)の早期発見と早期治療につなげることで、がんによる死亡率の低下を図る医学的介入である。 がんは日本人の死亡原因の第1位を占める重大な疾患であり、その対策として厚生労働省や地方自治体が主体となっ…
大腸がん発がん早期の患者の便中に多く見られることが知られており、この細菌が産生する膜小胞が腸管上皮細胞の炎症を惹起することと腸管上皮細胞内の活性酸素種を増加させDNA損傷を引き起こすことが大腸がんの原因になりえることが報告されている。
大腸がん発がんモデル動物の作製に用いられる発がん性物質(発がんイニシエーター)。
オリーブの果実(果肉)から得られる油。食品や化粧品、医薬品、石鹸などの原料として用いられる。
がんやがんに関連した原因によって起こる生命の危機。数時間~数日以内に非可逆的な臓器障害(時には多臓器不全)が起きて致命的となる病態。
プロテアーゼの一種。リソソームに存在する。乳がんや大腸がんなどの転移しやすいがん細胞ではカテプシンが高発現することが報告されている。
ヘミセルロースのひとつ。被子植物の細胞壁に含まれる、ガラクトースを含むグルコマンナン。
アミノ酸の一つ。グルコサミンの合成に必要。旨味成分となるグルタミン酸とは異なるアミノ酸であり味も異なる。
ジカルボン酸のひとつ。琥珀を蒸留した際に得られたことから名付けられた。容易に水分子を失って無水コハク酸となる。
様々な動植物に含まれるレシチンの構成要素。分子式は C5H14NO
老化細胞における染色体のペリセントロメア領域から転写される非翻訳RNA。正常な細胞には見られない。
タンパク質中のトリプトファンが腸内細菌により代謝されて生じる芳香族化合物。インドールのメチル化誘導体であり、3-メチルインドールとも。
カルコンのひとつ。デリシジンと同様にWnt/β-カテニンシグナル伝達経路を阻害することが報告されており、大腸がんの増殖を抑制することが示唆されている。
EGFRに対するIgG2モノクローナル抗体(ヒト化抗体)。EGFRの二量体化を阻害する作用を持ち、転移性大腸がんに対する使用が認可されている。商品名はベクティビックス。
コアヒストンのひとつ。ヒストンH3の末端は自由度が高く、メチル化やアセチル化、リン酸化といった化学修飾によって細胞の増殖などの情報の伝達に関与する。
ビタミンKのひとつ。4-アミノ-2-メチル-1-ナフトールとも。
フッ化ピリミジンとは、ウラシルやシトシンなどのピリミジン塩基の水素原子をフッ素原子で置換した化学構造を持つ抗悪性腫瘍薬(抗がん剤)の総称であり、代謝拮抗薬として広く臨床応用されている。
フロロピリミジ系とは、ピリミジン環にフッ素原子が結合した構造を持つ抗悪性腫瘍薬(代謝拮抗薬)の総称であり、主として悪性腫瘍の化学療法に用いられる薬剤群である。
腸内細菌の属のひとつ。2008年にクロストリジウム属やルミノコッカス属の一部の菌種が再分類されて提唱された新菌属。ヒトの糞便などからの新菌種などを合わせて現在では11菌種が属する。
モノクローナル抗体(ヒト化抗体)のひとつ。抗VEGF性を持ち、大腸がんの治療に用いられる。商品名はアバスチン。
イソチオシアネートのひとつ。
サイトカインの一種。がんの進行、細胞移動など様々な機能に関与する遺伝子の一つ。大腸がん早期から発現が確認される。
二型糖尿病や多嚢胞性卵巣症候群(排卵障害)などの治療で用いられる治療薬(ビグアナイド薬)。血糖降下作用を持つ。商品名はメトグルコ、グリコラン、メルビンなど。
治癒切除不能な大腸がん(結腸がん、直腸がん)や化学療法後に増悪した消化管間質腫瘍、化学療法後に増悪した切除不能な肝細胞がんなどに対する抗がん剤。商品名はスチバーガ。
便に血液が含まれるかどうかを調べる検査。大腸など下部の消化管の出血を確認できる。
便に含まれる血液の有無を確認する検査。大腸がんの早期発見に必要となる。
内視鏡を利用した手術のひとつ。がんの病巣の除去などに用いられる。
腸の腫瘍や炎症、閉塞などにより腸の通りが悪くなったり、腸以外の器質的疾患によって大腸の運動機能が異常を来したりすることによる便秘。
大腸カメラとは、内視鏡を用いて肛門から盲腸に至るまでの大腸全体の内腔を直接観察し、病変の有無を診断する検査法である。
大腸癌 大腸がんを参照。
大豆に含まれるトリテルペノイドサポニン(オレアナントリテルペン)。ソヤサポゲノールAおよびソヤサポゲノールBに糖が結合した配糖体の総称であり、計50種類以上の存在が報告されている。