心不全
心臓の構造や機能の異常(心筋細胞の壊死など)により、体の組織が必要とする血液を心臓が送り出せなくなった状態のこと。
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心臓の構造や機能の異常(心筋細胞の壊死など)により、体の組織が必要とする血液を心臓が送り出せなくなった状態のこと。
高齢者の増加に伴い、高齢心不全患者さんが大幅に増加する現象。
老化した細胞や様々なストレスを受けた細胞から過剰に分泌され(細胞老化関連分泌現象)、心筋細胞内のカルシウム濃度調節やエネルギー産生機能を減弱させることで心筋の収縮力低下を引き起こし、心不全の発症および進展を促進することが報告されている。
CaMKⅡδ(カルモジュリン依存性プロテインキナーゼⅡデルタアイソフォーム)とは、カルシウムとカルモジュリンのシグナル伝達によって活性化され、特に心筋細胞や血管平滑筋などの心血管系組織において重要な役割を果たすセリン・スレオニンキナーゼの一種である。
セカンドメッセンジャーとして働き、神経応答や筋肉の弛緩など、様々な生理機能や生命現象を調節する有機化合物。環状グアノシン一リン酸。
脳梗塞の発症リスク評価指標。以下5つの項目の文字をとったもの。
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンの受容体のひとつ。
Csrp3とは、システインを豊富に含むタンパク質ファミリーに属し、主に骨格筋や心筋などの筋組織において遺伝子発現や筋原繊維の構造維持に重要な役割を果たすタンパク質、あるいはそれをコードする遺伝子のことである。
GATA4とは、GATAファミリに属する転写因子の一つであり、心臓の発生や分化、細胞の増殖および代謝の調節において極めて重要な役割を果たす蛋白質をコードする遺伝子、およびその遺伝子製品である。
低出力パルス波超音波(断続的に超音波を発信する照射方法)による治療。
PDE9とは、サイクリックGMP(cGMP)およびサイクリックAMP(cAMP)を加水分解し、その細胞内シグナル伝達を負に調節するホスホディエステラーゼのアイソザイムファミリーの一つである。
PDE9Aとは、ホスホエステラーゼ(PDE)ファミリーの一種であるホスホジエステラーゼ9A、およびそれをコードする遺伝子の名称である。
2014年に登場した糖尿病の治療薬。SGLT2に対する阻害効果によって尿への糖の排出を促進することで血糖を下げる。現在では現在は6種類が使用可能で、糖尿病のみならず心不全などの循環器疾患や慢性腎臓病などの多くの生活習慣病治療に用いられる。
SLC5とは、様々な基質をナトリウムイオンと共に細胞内へと輸送する共役輸送体(共輸送体)のファミリーを指す。 人間のゲノムにおいては、SLC5遺伝子ファミリーとして複数の遺伝子がコードされており、膜タンパク質であるトランスポーターを形成する。
心不全時に起こる、筋小胞体のカルシウムイオン貯蔵が過剰となり、筋小胞体からの自発的なカルシウムイオン放出が引き起こされる現象。
TAOとは、大動脈弁狭窄症(Aortic Valve Stenosis)などの医療用語の略称として用いられるほか、科学技術や学術研究の分野において複数の定義を持つ用語である。
心筋の細胞膜に存在する、カルシウムイオン透過型陽イオンチャネル。抗がん剤の投与で発現が増加し、活性酸素を発生することで心筋細胞を萎縮させる。
TRPチャネルのひとつ。
Trypanosoma cruziとは、南アメリカから中アメリカにかけて風土病として存在する、人獣共通感染症のシャーガス病を引き起こす原虫の一種である。
電位依存性カルシウムチャネルのひとつ。小さな脱分極(低電位)によって活性化される。心臓では主に洞房結節や房室結節などの刺激伝導系に局在する。
VEGF-Bとは、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)ファミリーに属する糖タンパク質であり、主に胎児発育や心臓をはじめとする代謝が活発な組織において血管の維持や生存に関与する生理活性物質である。
アドレナリン受容体のひとつであるβ受容体に対するリガンドの結合を阻害する薬剤。βブロッカーとも。
弁膜の狭窄などによって心臓に鬱血する心不全。鬱血性心不全とも。
アデノシン三リン酸(ATP)のナトリウム塩。商品名はトリノシン、アデホス(アデホスコーワ)。
アドレナリン受容体キナーゼとは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)のリン酸化を触媒するセリン・スレオニンキナーゼファミリーの酵素であり、現在は主にGタンパク質共役受容体キナーゼ(GRK)と呼ばれる一群の蛋白質を指す。
アドレノメデュリンとは、1993年にヒトの褐色細胞腫組織から血圧低下作用を有するペプチドとして単離・同定された、52個のアミノ酸からなる内因性の生理活性ペプチドである。
36個のアミノ酸からなるアディポサイトカインかつマイオカイン。血管内皮などから分泌され、血管内皮由来の一酸化窒素を放出して血圧を降下させる。また、強力な心筋収縮作用を持つ。
心室細動、心室性頻拍、心不全などに対する抗不整脈薬。心筋細胞の活動電位持続時間及び不応期の著明な延長作用を示す。商品名はアンカロン。
アメリカトリパノソーマ病とは、原虫の一種であるクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)の感染によって引き起こされる人獣共通感染症であり、別名シャーガス病とも呼ばれる寄生虫病である。 主として中南米の風土病であるが、近年では人口移動に伴い非流行国へも感染者が拡がっている疾患である。
アンジオテンシン-(1-7)とは、レニン-アンジオテンシン系(RAS)において生成される、7つのアミノ酸からなるペプチドであり、主に血管拡張や抗炎症作用などの生体防御的な役割を担う生理活性物質である。
アンジオテンシンIIとは、血圧の上昇や水・ナトリウムの保持に中心的な役割を果たす生理活性ペプチドであり、強力な血管収縮作用を持つホルモンである。
アンジオテンシンⅠをアンジオテンシンⅡに変換する反応を触媒するカルボキシペプチダーゼ。亜鉛を活性中心に持ち、また、2つの活性中心を持つ。
アンジオテンシン変換酵素を阻害することで臓器障害の予防や高血圧と心不全の改善作用を発揮する薬剤。カプトプリルやエナラプリルなど。
マクロファージから分泌されるタンパク質。細胞膜表面に発現する。EGFRのリガンド。
RVLMに豊富に存在するイミダゾリン受容体。モキソニジンの高血圧性心不全に対する効果の発現に関わる。デクスメデトミジンの中枢神経保護作用にも関わるとされる。
アンジオテンシン変換酵素を阻害する、高血圧や鬱血性心不全の治療薬。フェニルアラニン、アラニン、プロリンを骨格とするペプチド。商品名はレニベース。
神経内分泌腫瘍(カルチノイド)から分泌される様々な生理活性物質によって現れる症状。
ヒトの心房性ナトリウム利尿ペプチド。過剰に分泌された血管収縮性の神経体液性因子に対して拮抗作用や分泌抑制作用を持つ唯一の急性心不全治療薬。
高血圧や慢性心不全の治療薬となるアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬のひとつ。
スズランなどヒガンバナ科に含まれる、水溶性で有毒なアルカロイド(ヒガンバナアルカロイド)のひとつ。
シャーガス病とは、クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)という寄生虫によって引き起こされる人獣共通感染症であり、アメリカ大陸の熱帯地域を中心に風土病として分布している疾患である。
ジギタリス属の植物から抽出される薬理作用を持つ物質の総称。利尿や強心作用を持ち、心不全の治療薬となる。
ジギタリスに含まれる、強心作用を持つ配糖体。糖として3分子のジギトキソースを持つ。
ジギタリスの配糖体。Na+/K+-ATPaseを阻害し、心筋のカルシウム濃度を上昇させることにより強心作用を示す。心不全などの治療に用いられる。
狭心症、心筋梗塞を含む虚血性心疾患やうっ血性心不全の改善、血栓の抑制、尿タンパクの減少などを目的に使用される有機化合物。商品名はペルサンチン。
鬱血性心不全や喘息、喘息性気管支炎の治療薬。商品名はトラベルミン。
チアゾリジンを基本骨格とする糖尿病治療薬。
無呼吸発作を伴う不整な呼吸。チェーンが1818年に観測し、ストークスが1854年に報告したことから名付けられた。
ジギタリスの配糖体。うっ血性心不全や頻脈などに対する治療に用いられる。
筋ジストロフィーのひとつ。国内ではもっとも多い筋ジストロフィー。X染色体上のジストロフィンの遺伝子の変異によって起こるため、男性にしか発生しない。新生男児約3500人に1人の割合とされる。患者のほとんどは心不全や呼吸不全によって20代で死亡する。
トランスサイレッチンとは、主として肝臓で産生される血清および脳脊髄液中の輸送タンパク質である。 かつてはサイロキシン結合プレアルブミンとも呼ばれていたが、現在では甲状腺ホルモンであるサイロキシン(T4)やレチノール(ビタミンA)結合タンパク質との複合体を輸送する機能にちなみ、トランスサイレッチンと命名…
バソプレシンV2受容体に対するアンタゴニスト。商品名はサムスカ。
鬱血性心不全患者の低拍出量改善、急性循環不全(ショック)の治療薬として使用されるβ受容体作動薬の有効成分。ドーパミンよりもβ1受容体に対する作用が強い。
ナトリウム・グルコース共輸送体2とは、おもに腎臓の近位尿細管に存在し、原尿中のグルコースとナトリウムイオンを細胞内へ再吸収する膜タンパク質である。
血管平滑筋のL型カルシウムチャネル対して選択的かつ強力にカルシウムイオンの取込みを抑制することで血管を拡張させる有機化合物。急性心不全や急激な高血圧に対して使用される。商品名はぺルジピン。
9個のアミノ酸から構成されるペプチド。キニンに分類される。血液凝固の際に放出される生理活性物質。強い痛みを起こす作用や血圧降下の効果がある。1948年にヘビ毒として発見された。一部はカリジンから生成される。
過剰摂取や遺伝的要因による鉄の蓄積によって起こる臓器組織への障害。血液検査では特にフェリチンの上昇が確認される。
ベンズニダゾールとは、シャガス病の治療薬として用いられるニトロイミダゾール系の抗寄生虫薬である。 本剤は、アメリカ大陸の熱帯地域を中心に風土病として存在するクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)の感染症に対する主要な治療選択肢の一つとして位置づけられており、寄生虫の代謝系やDNA合成を阻害すること…
自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。
アントラキノン誘導体である抗がん剤のひとつ。また、多発性硬化症の治療薬としても使用される。商品名はノバントロン。