肺胞
肺を構成する部位のひとつ。呼吸で取り込んだ気体中の酸素を毛細血管に取り込み、同時に体内の二酸化炭素を血液から取り出して呼気として排出する。
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肺を構成する部位のひとつ。呼吸で取り込んだ気体中の酸素を毛細血管に取り込み、同時に体内の二酸化炭素を血液から取り出して呼気として排出する。
気道から侵入する異物を貪食するマクロファージ。
肺胞上皮細胞とは、肺の呼吸に関与する最末端の組織である肺胞の内面を覆う上皮細胞のことである。
肺胞管から分岐した肺の最深部。
肺胞とその周りを取り囲む毛細血管の間にある薄い組織。肺胞上皮細胞より深部の基底膜などによって構成される。厚さは0.5μm以下。
肺胞換気とは、外界から吸入された空気が肺の肺胞に到達し、血液との間でガス交換が行われるプロセスのことである。
胎児の肺胞を満たす液体。肺液や肺水とも。
呼吸細気管支と肺胞を結ぶ管。肺胞管から更に 2~5 本の肺胞嚢に分岐する。
肺胞道
肺胞の周りに存在する支持組織。
低酸素誘導因子のひとつであるHIF1のサブユニット。
好酸球に含まれる顆粒にある塩基性のタンパク質。顆粒に含まれるタンパク質の50%を占める。
SP-Cとは、肺の胞隔に存在するII型肺胞上皮細胞で産生・分泌されるサーファクタント(界面活性剤)の主要な構成タンパク質であるサーファクタントタンパク質Cの略称である。 ヒトにおいてSP-CはSFTPC遺伝子によってコードされており、肺胞の表面張力を低下させて呼気時における肺の虚脱を防ぐ極めて重要な役割を担っている…
394個のアミノ酸から構成されるタンパク質。肝臓で産生され血液中に分泌される。α1-アンチトリプシンとも呼ばれる。
Ⅱ型肺胞上皮細胞とは、肺の肺胞に存在する上皮細胞の一種であり、サーファクタントの合成および分泌を担う立方型の細胞である。
細胞が自己の成分を分解する機能。細胞の一部を小胞で隔離し、その内容物を細胞内のリソソームに運んで分解する機構。全ての真核生物が保有しているとされる。
肺や腎臓に起こる自己免疫疾患(Ⅱ型アレルギー)。基底膜に対する自己抗体が原因。抗糸球体基底膜抗体病とも。
サーファクタントとは、液体表面の表面張力を著しく低下させる物質の総称であり、界面活性剤とも呼ばれる生理活性物質である。
間質性肺炎の重篤化しやすい病型において血液中で特徴的に増加するタンパク質。
煙草に含まれるアルカロイド。南米の植物であるニコチアナ(学名「ニコチアナ・タバクム」)に含まれる。
肺炎球菌が細菌内部に有するコレステロール依存性細胞溶解毒素(CDC)。
フォスファチジルコリンとは、グリセロールのヒドロキシ基に2分子の脂肪酸と、リン酸を介してコリンが結合した構造を持つリン脂質の一種である。
プロスタグランジンのひとつ。Ⅰ型アレルギー反応において主体となる肥満細胞から多量に産生・放出される。前駆体はプロスタグランジンH2。
タンパク質のシトルリン化を触媒する酵素のファミリー。
自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。
2001年に発見されたパラミクソウイルス科のマイナス鎖RNAウイルス。150~600nmの多形性もしくは球形。エンベロープを持ち、13~17nmの突起構造を持つ。人に感染するものを特にヒトメタニューモウイルスと呼ぶ。
ラドンとは、元素記号Rn、原子番号86の希ガス(貴ガス)に属する放射性元素であり、無色・無臭・無味の気体である。
上皮系とは、体の表面や内腔を覆う組織、および腺を構成する細胞の系統を指す総称である。生物の発生段階において外胚葉、中胚葉、内胚葉のいずれの胚葉からも分化する特徴を持つ。上皮系に属する細胞は、隣接する細胞同士が強固に結合し、基底膜と呼ばれる構造を介してその下の結合組織と接している。極性を持つことが大…
心臓や肺において還元ヘモグロビンが 5g/dL 以上になることで現れるチアノーゼ。
乳腺細胞とは、哺乳類の乳腺を構成する細胞の総称であり、乳汁の合成や分泌を担う上皮細胞およびそれを支える筋上皮細胞などを指す。
低信号とは、磁気共鳴画像法(MRI)などの画像診断において、組織や病変からの信号強度が周囲の組織と比較して相対的に低い(暗い)状態として描出される所見をいう。
動脈血ガス分析とは、動脈血中の酸素分圧、二酸化炭素分圧、水素イオン濃度(pH)などを測定し、呼吸機能、酸塩基平衡、および代謝の状態を評価するための検査である。
動脈の血液に含まれる二酸化炭素による分圧。
狭くなった声門を吐く息(呼気)が通過する際に生じる唸り声。肺胞虚脱を防ごうとする防御反応であり、呼吸窮迫症候群などで出現する。
呼吸メカニズムとは、生体が大気と肺の間で酸素と二酸化炭素を交換するための物理的および生理的な一連の換気およびガス交換の過程を指す。
呼吸抑制とは、中枢神経系の抑制や呼吸筋の機能低下などにより、呼吸の回数である呼吸数や一回あたりの換気量が減少し、体外への二酸化炭素の排出が十分に行われなくなる病態または生理学的変化である。
呼吸機能とは、生体が外界から酸素を取り込み、代謝によって生じた二酸化炭素を体外へ排出する一連のガス交換および換気にかかわる生理的機能全般のことをいう。 呼吸機能の主要な目的は、身体組織の代謝要求に応じた適切な酸素供給と酸塩基平衡の維持であり、その営みは肺をはじめとする呼吸器系の複雑な構造と協調的な運…
呼吸窮迫症状とは、肺のガス交換機能や呼吸器系の異常によって引き起こされる、著しい呼吸困難および努力呼吸の状態を指す医学的所見の総称である。
気管支の枝分かれの最先端。呼吸細気管支はさらに二股の分岐を繰り返し、肺胞管(肺胞道)へ移行する。
生物個体が外界と気体成分(酸素や二酸化炭素)を交換するために行う呼吸。肺呼吸とも呼ばれる。
浅くて速い呼吸。肺炎などによって肺コンプライアンスが減少した際の換気不足を呼吸回数で補おうとした結果として生じる。
左下葉とは、人間の左肺を解剖学的に上下の2つの肺葉に分けたうちの下側にある葉のことである。
左気管支とは、気管が左右に分岐した後に左肺へと向かう、気管支の左側部分である。 胸部内において、気管は第5胸椎の高さ(胸骨角の高さ)で左右の主気管支へと分岐する。 分岐した気管支のうち、右側の主気管支(右気管支)と比較して、左気管支は細く、かつ長距離を走行するという特徴がある。 また、右気管支が気管の…
平衡とは、可逆的な化学反応において正反応の速度と逆反応の速度が等しくなり、見かけ上反応物がこれ以上増加も減少もしない状態で化学平衡の状態にあることをいう。
敗血症や肺炎、誤嚥、有毒物質の吸入、溺水、薬剤性、多発外傷などが原因となる急性の呼吸困難。成人呼吸促迫症候群とも呼ばれた。急性呼吸促迫症候群とも。
扁平とは、生物学や医学の分野において、物体や組織、細胞などの形状が立体的ではなく、上下あるいは前後に押しつぶされたように平たくなっている状態を指す一般的な形態学用語である。
新生児における肺胞液の排出異常が原因となる多呼吸。
肺において、呼吸に関連し、肺胞でのガス交換によって血液中に酸素を取り込むための血管。肺動脈および肺静脈がこれに当たる。肺胞で毛細血管網を形成する。
残気量とは、最大に呼気した(息を吐き出した)後にも肺内に残存する気量のことである。 呼吸器系の生理学および医学において、肺気量分画の一つとして定義されている。
肺の一部に生理食塩水を入れて洗い、洗浄後にその生理食塩水を吸引回収して含まれる細胞などを調べることで、肺の疾患を鑑別する方法。
気道上皮とは、鼻腔から終末気管支あるいは肺胞に至るまでの気道の内腔を覆う上皮組織であり、外環境と直接接触しながら生体防御の最前線として機能する単層または多列の細胞層である。
炎症を起こしている肺を胸部X線で撮影した際に確認される、境界のはっきりしない淡い陰影。
特発性器質化肺炎(cryptogenic organizing pneumonia : COP) 肺炎のひとつ。 >組織学的には細気管支と肺胞管の腔内にポリープ様の肉芽組織形成を認め,肺胞壁レベルの間質や気腔内への小円形細胞や泡沫状マクロファージの浸潤と集簇を様々な程度で認めるが,既存の肺胞構造は保たれている.
原因が不明な肺線維症。肺胞が繰り返し損傷を受けることで、コラーゲン線維などが肺胞の壁(間質)に蓄積して肺の線維化が起こる症状。
広義の窒息は、細胞が低酸素および無酸素状態に陥ること。通常、窒息と言うと外窒息を指す。
索状影とは、画像検査、特に胸部X線検査やCT検査などの画像診断において、細長く紐状や索状に見える影のことを指す。
定常状態にてほぼすべての臓器および組織に分布しているマクロファージ。生体に最も多く存在する抗原提示細胞。
慢性肝疾患(肝硬変)が原因で肺の血管拡張が起こり、肺胞から遠ざかった血液の酸素濃度が低下して肺内シャントによる低酸素血症が起こる状態。
哺乳類の肺胞表面に分泌される、リン脂質とタンパク質の複合体。呼吸を正常に行うための界面活性剤。また、病原体に対する免疫作用を持つ。
肺の血管の拡張によって肺胞での換気(酸素と二酸化炭素の交換)が行われない血液が増える状態のこと。肝肺症候群の症状のひとつ。