血栓
血管内にできる血液の塊。塞栓子のひとつ。
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血管内にできる血液の塊。塞栓子のひとつ。
血栓回収療法とは、脳梗塞の急性期において脳血管に詰まった血栓や塞栓子を、カテーテルなどの医療機器を用いて物理的に回収または吸引し、血流を再開させる血管内治療である。 急性期脳梗塞に対する標準的な治療法の一つとして、脳神経外科や脳血管内治療の領域で広く行われている。
血栓塞栓症 血栓症を参照。
血栓が下肢の表在性静脈にあり、そこで静脈炎を併発した状態。静脈の罹患部位に圧痛や発赤、腫脹が認められる。通常、症状は約10日以内で消退し、その後に索状に硬化した静脈を残す。一般的に予後は良好とされる。子宮内膜炎など感染症に続発する。
血栓が血管を塞ぎ、血液の流れが滞ることで発生する病気の総称。血栓塞栓症とも呼ばれる。
アナフィラトキシンに分類される補体。糸球体内血栓形成に深く関与することが知られている。
CalDAG-GEF1とは、カルシウムおよびジアシルグリセロールによって活性化され、グアニンヌクレオチド交換因子として機能するタンパク質の一種である。
CD151とは、細胞表面に発現するテトラスパニンファミリーに属する糖タンパク質であり、インテグリンなどの膜受容体と複合体を形成して細胞接着、細胞運動、シグナル伝達などの多様な生物学的プロセスの制御に関与する分子である。
B細胞や樹状細胞、血小板に発現するタンパク質。CD22同様にB細胞の活性化を負に制御する。
ポドプラニンをリガンドとする受容体。マムシ毒であるロドサイチンも結合する。
フィブリンが分解される際(二次線溶)に生じるフィブリン分解産物の最小単位。安定化フィブリンが生成したことを間接的に意味し、形成された血栓の程度を反映する。血栓症の判定や線維素溶解療法時のモニターとして計測される。基準値は1.0μg/mL未満。
凝固系の活性化によってプロトロンビンがトロンビンへと活性化する際に遊離されるN末端部位。
血小板膜糖タンパク質による複合体。GPⅠbα、GPⅠbβ、GPⅨ、GPⅤの4つのタンパク質で構成される。
血小板膜糖タンパク質の複合体のひとつ。血小板がフィブリノーゲンと結合するために必要。
PADとは、四肢の動脈、特に下肢の動脈が動脈硬化によって狭窄または閉塞し、血流が低下することで様々な症状を引き起こす疾患である末梢動脈疾患のことである。
プラスミノーゲン活性化因子を特異的かつ即時的に阻害して血栓を溶解する線溶系の開始段階を制御するタンパク質。組織内において血管内皮細胞の遊走を担う。プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1。
プロテアーゼ活性化型受容体のひとつ。血小板や白血球、血管内皮細胞に発現しているトロンビンの受容体。傷の修復に関わる。
Rap1Bとは、低分子量G蛋白質のRasファミリーに属するRapサブファミリーの一つであり、細胞の増殖、接着、遊走、および血管新生などの多様な細胞生物学的プロセスにおいて中心的な役割を果たすシグナル伝達分子である。
S状静脈洞とは、硬膜の静脈洞の一つであり、横静脈洞から内頸静脈へと血液を中継する重要な静脈の経路である。解剖学的には左右一対存在し、頭蓋骨の後頭骨、側頭骨、および蝶形骨の縁に沿ってS字状の弯曲を描きながら下方へ走行している。脳組織や硬膜、頭蓋骨からの静脈血を集め、頭蓋底にある頸静脈孔を経て内頸静脈へ…
プラスミノーゲン活性化因子(プラスミノーゲンアクチベータ)のひとつ。組織型プラスミノーゲン活性化因子。
プラスミノーゲン活性化因子のひとつ。1951年にヒトの尿から発見された。その遺伝子は10番染色体に存在する。
血小板のα顆粒に特異的に存在するタンパク質。代表的なCXCケモカイン。血小板による血栓形成などの活性化に伴い血液中に放出される。
グルタミン酸の4位がカルボキシル化された有機化合物。分子式は C6H9NO6
感覚異常のひとつ。何らかの原因で神経に障害が起き、皮膚感覚が過敏になったり、感覚が無くなるなどの症状が出る。その原因は多岐にわたる。しびれ感とも。
アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜とは、アクリロニトリルとメタリルスルホン酸ナトリウムの共重合体を素材として作製される高分子膜の一種であり、主として血液浄化療法における血漿交換用の分離膜などとして利用される医療機器の構成部材である。
血管内にプラークが蓄積することが原因で起こる動脈硬化。
脳内の太い動脈や頚動脈などの太い血管の動脈硬化によって起きる脳梗塞。太い血管で起きるため後遺症が起きやすい。
静脈血栓塞栓症の治療薬。血液凝固第Ⅹa因子を阻害することで、プロトロンビンからトロンビンへの変換を抑制する。DOACとして使用可能。商品名はエリキュース。
アメリカトリパノソーマ病とは、原虫の一種であるクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)の感染によって引き起こされる人獣共通感染症であり、別名シャーガス病とも呼ばれる寄生虫病である。 主として中南米の風土病であるが、近年では人口移動に伴い非流行国へも感染者が拡がっている疾患である。
以下の二種類の化合物がある。
アンチトロンビン欠損および欠乏患者の透析や脳血栓症、慢性動脈閉塞症(バージャー病)、ヘパリン起因性血小板減少症などの治療に用いられるトロンビン阻害剤。直接トロンビンの活性中心に結合してその活性を阻害することで、トロンビンが関与する血液凝固を抑制する。
マンヌロン酸とグルロン酸からなる直鎖のヘテロ多糖。昆布やわかめなど褐藻類の細胞外基質の主成分となる。その含量は乾燥重量の約30%を占めるとされる。海藻(Algae)から得られる酸性物質であることからその名が付けられた。
ビュルガー病、閉塞性動脈硬化症、血栓性静脈炎、静脈血栓症、レイノー病・レイノー症候群、凍瘡・凍傷、特発性脱疽、糖尿病による末梢血管障害、頭部外傷後遺症、早産などを起こす子宮収縮、月経困難症などに対する治療薬。塩酸塩の商品名はズファジラン。
角質が円形に積み重なった硬いできもの。角層が圧迫によって皮膚内に楔入したもの。魚の目や鶏眼とも呼ばれる。
n-3系脂肪酸に分類される多価不飽和脂肪酸のひとつ。EPAと呼ばれることが多い。イコサペント酸やIPA(イコサペンタエン酸)と呼ばれる。
長時間同じ姿勢でいることによって静脈の流れが滞り血栓ができ、それが血液に含まれ移動することで起こる様々な疾患のこと。飛行機の狭い座席(エコノミークラス)に長時間座ったままの状態が続くことで起こることからその名が付けられた。
2014年に承認された静脈血栓塞栓症の治療薬。血液凝固第Ⅹa因子を阻害する。商品名はリクシアナ。
慢性特発性血小板減少性紫斑病や再生不良性貧血の治療薬。エルトロンボパグオラミンとして使用される。商品名はレボレード。
オメガ3脂肪酸製剤とは、主としてエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などの高度不飽和脂肪酸を有効成分とする医薬品である。
キニノーゲンからキニン類を生成する反応を触媒する酵素(セリンプロテアーゼ)。カリジノゲナーゼとも。商品名はカルナクリン。
グレン手術とは、先天性心疾患に対する姑息手術の一つであり、上下半身からの静脈血を直接肺へ導くために行われる開心術の歴史的かつ重要な術式である。
狭心症、心筋梗塞を含む虚血性心疾患やうっ血性心不全の改善、血栓の抑制、尿タンパクの減少などを目的に使用される有機化合物。商品名はペルサンチン。
長時間座り続ける生活のこと。血栓ができやすく、エコノミークラス症候群を発症する恐れがある。
透析における血液凝固防止や汎発性血管内血液凝固症の治療薬として用いられる低分子量ヘパリン。血液凝固Ⅹa因子を阻害する。ブタの小腸粘膜に由来する。
第1世代のチエノピリジン系抗血小板薬。血小板の活性化を抑制し、血栓の形成や血流障害を防止する。商品名はパナルジン、ジルペンダー、パチュナ、パナピジン、ビーチロン、マイトジン。
ディスインテグリンとは、主としてマムシやガラガラヘビなどのヘビ毒中に見出される、血小板の凝集を強力に阻害する低分子量のタンパク質ファミリーである。
原著では「肺がん、膵がん、胃がんなどの担がん患者の胸部や上肢の表在静脈に見られる反復性・遊走性血栓症」を指す。トルーソー症候群とも。
抗リン脂質抗体症候群を引き起こす新しい自己抗体。抗β2GPI/HLA-DR抗体とも。
血液から大量のタンパク質が尿中に出ていく症状(タンパク尿)が見られる状態。単にネフローゼとも。
慢性動脈閉塞症に伴う虚血性諸症状や振動病における末梢循環障害、突発性難聴における症状などに対する治療薬となる単鎖の糖タンパク質。商品名はデフィブラーゼ。
手足の血管が詰まり、悪化すると壊死により切断に至ることもある難病。特発性脱疽や閉塞性血栓血管炎とも呼ばれる。ドイツ語読みではビュルガー病。
ヒト臍帯静脈内皮細胞とは、ヒトの臍帯にある静脈の内壁から分離・採取される内皮細胞のことである。
凝固因子のひとつ。肝臓で作られた血液中のタンパク質であるフィブリノーゲンからトロンビンの働きによって生成される。
止血完了後に血栓が線溶された際に、血液中に残ったフィブリンの破片のこと。
急性の肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の治療薬。アンチトロンビンⅢの抗血液凝固第Ⅹa因子活性を顕著に増強させることでトロンビン産生を阻害する。商品名はアリクストラ。
褐藻類に特有の植物ステロール。分子式は C29H48O
フソバクテリウム属に属する菌は、両端が尖った紡錘状の形態をとることが特徴的であり、ヒトや動物の口腔、消化管、女性の生殖器などの常在菌叢を構成する重要なメンバーとして知られている。
クロピドグレルを改良した第3世代のチエノピリジン系抗血小板薬。急性心筋梗塞後の血栓再閉塞予防に用いられる。商品名はエフィエント。
プラスミノゲンアクチベーターとは、不活性な前駆体であるプラスミノゲンをタンパク質分解酵素であるプラスミンへと変換する酵素の総称である。 プラスミンはフィブリノーゲンやフィブリンを分解する作用を持ち、血液凝固によって生じた血栓を溶解する線溶系(線維素溶解系)において中心的な役割を担っている。
プラスミノゲン活性化酵素とは、不活性な前駆体であるプラスミノゲンを限定分解し、タンパク質分解酵素であるプラスミンへと変換するセリン蛋白分解酵素の総称である。