認知症
脳の神経細胞が障害される疾患によって現れる、認知(記憶、思考、情動、知覚)の異常のこと。
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脳の神経細胞が障害される疾患によって現れる、認知(記憶、思考、情動、知覚)の異常のこと。
直訳すると「認知症による行動および心理・精神上の症状」。
赤血球に含まれるヘモグロビンと血液中の糖が結びついた糖タンパク質。過去1~3ヶ月の平均血糖値を意味する。ヘモグロビンA1cや糖化ヘモグロビン、グリコヘモグロビンとも呼ばれる。
アルツハイマー病の治療薬の候補である低分子化合物。レビー小体型認知症にも有効とされる。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病因として知られるタンパク質。また、前頭側頭型認知症で蓄積が見られる。
WAIS-R(Wechsler Adult Intelligence Scale-Revised)とは、David Wechslerによって開発されたウェクスラー式知能検査の成人用尺度である「WAIS」の改訂版であり、成人の知能を測定するための臨床用心理検査である。
140個のアミノ酸残基からなるタンパク質。神経細胞に局在し、シナプス可塑性や神経伝達物質の調整などを行う。
αセクレターゼとは、アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドβペプチドの産生を抑制する生体防御的なタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の総称である。 アルツハイマー病の脳内では、アミロイド前駆体タンパク質(APP)と呼ばれる膜タンパク質が酵素によって切断されることでアミロイドβが生成され、これが神経細胞…
σ受容体(シグマ受容体)のひとつ。リガンドとの結合によって、脳の特定領域のグルコース利用の調節や鎮咳作用、神経保護作用、抗精神病作用、抗認知症作用、コカインやメタンフェタミンの反復投与による感作に対する抑制作用、オピオイドによる鎮痛作用に対する拮抗作用などを示す。
コリンエステラーゼのひとつ。アセチルコリン分解酵素や真性コリンエステラーゼとも呼ばれる。
アルツハイマー病の原因物質と考えられているタンパク質。脳内で生成されることは古くから知られているが、それ以外の組織で生成されるアミロイドβも血液によって脳に運ばれ蓄積することが動物実験によって確認されている。
最も多い認知症(全体の約60%)。海馬の病変による記憶障害が顕著な認知症で、物忘れから徐々に進行する。遺伝によるものを家族性アルツハイマー病、遺伝によらないものを孤発性アルツハイマー病と呼ぶ。アルツハイマー型認知症とも。
イミダゾール基を有するアミノ酸結合体(ジペプチド)の総称。イミダペプチドやヒスチジン関連化合物とも呼ばれる。
がんやウイルス感染、活性酸素などの様々な異物(非自己由来の物質)によるストレスを感知して細胞内で形成されるタンパク質の複合体。
カテキン類は、主に茶類に含まれるポリフェノール。渋味がある成分。茶ポリフェノールとも呼ばれる。
白カビ(ペニシリウム属)による乳の発酵によって製造される、フランス原産のチーズ。熟成期間が20日前後と他のナチュラルチーズと比較してかなり短い。
ローズマリーの葉に含まれる、抗酸化作用を持つポリフェノール。5kgのローズマリーに1.5gのカルノシン酸が含まれるとされる。
アルツハイマー型認知症の進行を抑制する有機化合物。ロシアのコーカサス地方においてマツユキソウの球根から分離された三級アルカロイド。商品名はレミニール。
テルペンラクトンの一種。イチョウの葉に含まれるジテルペン。認知症やアルツハイマー病に対する効果があるとされる。そのままでは脂溶性が低いため、細胞への取り込まれにくい。
脳内において血管周囲に存在する間隙を介して体液を循環させ、老廃物を効率的に脳外へと除去する機構。体におけるリンパ系に対応する役割を果たす。グリンパティックシステムとも。
コリンの誘導体。ホスファチジルコリンの構成要素。コリンアルホスセラートとも。
脳でα-シヌクレインが異常に蓄積することで起こる神経変性疾患の総称。α-シヌクレイノパチーとも。
セージとは、シソ科サルビア属に属する常緑性の低木であり、学名をSalvia officinalisと称する植物である。
神経細胞の軸索内に存在する、分子量約5万の微小管結合タンパク質。微小管の重合を促進したり安定化したりする。
アルツハイマー病などの認知症の改善薬。アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)を阻害して脳内のアセチルコリンを増加させる。ドネペジル塩酸塩(塩酸ドネペジル)として使用される。商品名はアリセプト。
柑橘類や陳皮に特有のフラボノイドのひとつ。特にシークヮーサー(シークワーサー)に多いとされる。
ポリグルタミン病に分類される神経変性疾患。
パーキンソン病の四大症状。パーキンソン病以外では進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症(線条体黒質変性症)、レビー小体型認知症などで確認される。
アミロイドーシスのひとつ。脳(中脳)の黒質で起こるタンパク質のミスフォールディングによって、異常なタンパク質が組織へ沈着することが原因となる。パーキンソン病は高齢者に多く、65歳以上では100人に1人とも言われる。
3リピートタウの変性が主な原因となる前頭側頭型認知症。若年性認知症の中核的な疾患。
グリセロリン脂質のひとつ。sn-1位にビニルエーテル結合、sn-2位に多価不飽和脂肪酸を有するエーテル型グリセロ脂質。最も酸化を受けやすいリン脂質とされる。プラズマローゲンとも。
マイネルト基底核とは、大脳の基底核の一部を構成し、中枢神経系においてアセチルコリンを産生する主要なコリン作動性ニューロンの供給源として機能する神経核である。
1975年にアメリカで開発された、認知症の診断を行うための簡易知能検査。
アルツハイマー病の認知症症状の進行を抑制する有機化合物。コリンエステラーゼを阻害することで、脳内のアセチルコリン量を増加させる。商品名はイクセロン、リバスタッチ。
抗生物質のひとつ。結核やハンセン病などの治療に用いられる。肝臓のCYP3Aなどの薬物代謝酵素を誘導して併用された薬物の代謝を亢進させる。
レビー小体型認知症において神経細胞内に確認される封入体。
シヌクレイノパチーのひとつである認知症。パーキンソン病の症状もある場合が多い。
脳が活動している睡眠。眼球の急速な動き(REM : rapid eye movement)が起こることが名前の由来。
認知症の中で特に多い三種類の疾患のこと。
徘徊、興奮状態、不安、抑鬱、睡眠障害、異食、暴言暴力、紛失や盗難の訴え、帰宅願望、焦燥感など、脳神経外科患者や認知症患者に見られる症状の総称。
脳の神経細胞の阻害(認知症)によって現れる症状の総称。
血液中のグルコースの量が不足して血糖値が低くなる症状。
インスリンが過剰に分泌され、血糖が低値となる症状。高インスリン血性低血糖症とも。
作業療法とは、身体または精神に障害のある者、あるいはそれが予測される者に対し、その主体性のある生活を獲得するために諸機能の回復・維持および開発を促す治療、指導および援助を行う医療行為である。
分子イメージングとは、生体内の生体分子や細胞レベルの生物学的プロセスを、生きた状態のまま非侵襲的に視覚化し、定量化するための画像診断技術および学術領域である。 従来の画像診断が解剖学的な形態変化や病変の大きさの検出を主目的としていたのに対し、分子イメージングは遺伝子、タンパク質、酵素、受容体などの分…
前頭葉と側頭葉の前部1/3の領域が主に障害されること(前頭側頭葉変性症)による認知症。認知症全体の約10%を占める。TDP-43の蓄積が見られる。ピック病とも。
医学とは、疾病の予防、診断、治療、および健康の維持・増進に関する科学および技術の体系である。 医学は生物学や化学などの基礎科学を基盤としつつ、臨床現場における実践を通じて発展してきた総合的な学問領域である。
通常のクロイツフェルト・ヤコブ病とは異なる変異型。うつやパニック障害、認知症などの原因となる可能性が指摘されている。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)や前頭側頭型認知症、封入体ミオパチー、骨パジェット病などを組み合わせた形で発症する稀な遺伝疾患。
見慣れていたものでも、それが何か判別できなくなる症状。認知症における中核症状のひとつ。
計画を立てて物事を行うための脳機能(実行機能)の異常。認知症における中核症状のひとつ。遂行機能障害とも。
本来見えるはずのない物が見える幻覚。認知症で多い幻覚とされる。
サイコ(柴胡)、カンゾウ(甘草)、センキュウ(川芎)、トウキ(当帰)、ビャクジュツ(白朮)、ブクリョウ(茯苓)、チョウトウコウ(釣藤鈎)から構成される漢方。
抑肝散加陳皮半夏とは、伝統医学における漢方処方の一つであり、抑肝散に陳皮と半夏を加えた方剤である。
医薬品の服用を拒否すること。服薬拒否。
景観とは、視覚的な環境の総体であり、人間が環境を認知する際の重要な要素である。 自然科学や公衆衛生学、環境医学の分野において、良好な景観は人々の心理的および生理的な健康に深く寄与することが示されている。
ミカン科のミカン属、キンカン属、カラタチ属に属する植物の総称。シトラスとも。
混乱とは、意識の変容状態の一つであり、思考の明晰さが失われ、状況を正確に把握したり適切に判断したりすることが困難になる精神医学的および神経学的な症状である。
痴呆 認知症を参照。
発症とは、疾患の特有の症状や徴候が初めて臨床的に現れること、または潜伏期を経て病気が顕在化することを指す。 医学や疫学の領域において、発症という用語は健康な状態あるいは無症状の感染状態から、何らかの病態が明確に確認できる状態への移行局面を定義するために用いられる。