軸索
神経細胞から伸びる細いパイプ状の構造。他の神経細胞に情報を送るための部位。神経軸索や神経線維、神経突起などとも呼ばれる。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
神経細胞から伸びる細いパイプ状の構造。他の神経細胞に情報を送るための部位。神経軸索や神経線維、神経突起などとも呼ばれる。
侵害刺激によって生じる情報は神経が求心性に脊髄後角へと伝達する一方で、その神経の軸索の他の分枝に逆行性(遠心性)に興奮が伝わり、C線維軸索の終末部からサブスタンスPやカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)、血管作動性腸管ペプチド(VIP)などが放出され、血管拡張や血管透過性亢進を引き起こすという反射。
軸索誘導とは、神経細胞(ニューロン)の軸索が伸長する際、化学物質や物理的な手がかりを受容体で感知しながら、正確な標的細胞へと目的地まで導かれる分子生物学的および発生生物学的なプロセスである。
CRMP2とは、主として神経系の発生や発達において、軸索の伸長や神経細胞の極性形成を制御するタンパク質である。
Fbxo31はSKP1-Cullin 1-F-boxタンパク質(SCF)複合体の構成成分として機能し、標的となるタンパク質にユビキチンを付加することでそのプロテアソーム依存的な分解を誘導する。
神経細胞の細胞骨格を構成するタンパク質(ニューロフィラメント)のひとつ。軸索では多くがリン酸化されている。NF-Hはニューロフィラメント間のクロスブリッジ形状に重要。
PNPLA6とは、パタチン様ホスホリパーゼドメイン含有タンパク質6(patatin-like phospholipase domain-containing protein 6)をコードする遺伝子、およびそれが翻訳する酵素の名称である。
プロテインチロシンホスファターゼである膜受容体(受容体型チロシンホスファターゼ)。神経細胞の軸索末端に発現し、樹状突起に発現する別の細胞接着分子と相互作用することでシナプス形成を誘導する。
S1P5とは、スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)受容体ファミリーに属するGタンパク質共役受容体の一種であり、正式名称をスフィンゴシン-1-リン酸受容体5型と称するタンパク質である。
TRPVのひとつ。後根神経節や全身に分布する感覚神経の神経終末の細胞膜に存在するバニロイド受容体。
Unc5Bは、線虫(Caenorhabditis elegans)における神経軸索誘導の異常を示す変異体として発見されたunc-5遺伝子の哺乳類ホモログの一つとして同定された。
β-スペクトリンとは、細胞骨格を構成する主要なタンパク質であり、赤血球をはじめとする様々な細胞の細胞膜直下に存在して膜蛋白と結合し、細胞膜の機械的強度や弾性、形態を維持する骨格構造を形成する分子である。
広がりを持って現れる病変の状態のこと。漢字では瀰漫性。
外部から頭を回転させる強い力が加わった場合に脳が捻じれ、広範囲(びまん性)の軸索が強く引っ張られて断裂し、その機能を失う外傷。
アストロサイトの活性化によって起こる神経膠症(グリオーシス)。
内顆粒層の最内側部ほぼ一列に並んでいる神経細胞。無軸索細胞とも。
エフリンAとは、Eph受容体に結合してシグナル伝達を媒介するリガンドファミリーであり、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカーを介して細胞膜に結合している膜タンパク質である。
エフリンA1とは、エフリンAリガンドファミリーに属する細胞膜結合性のタンパク質であり、受容体型チロシンキナーゼであるEph受容体、特にEphA受容体のリガンドとして機能する分子である。
中枢神経系における細胞遊走や軸索誘導に関わるCD34のメンバー。
グリア細胞のひとつ。希突起膠細胞やオリゴデンドログリアとも呼ばれる。
オレキシン(ヒポクレチン)を産生する神経細胞。ヒポクレチン産生神経やオレキシン神経とも。
カハール・レツィウス細胞とは、哺乳動物の大脳皮質の発生初期における辺縁帯(のちの分子層)に特異的に出現し、大脳皮質の層形成において中心的な役割を果たす大型のニューロンである。スペインの神経解剖学者であるサンティアゴ・ラモン・イ・カハールとスウェーデンの解剖学者であるグスタフ・レツィウスによってそれ…
複数の末梢神経が障害される疾患(ポリニューロパチー)のひとつ。
片側の歯状核と、その反対側の赤核および下オリーブ核を結ぶ神経回路。以下のように神経がシナプスを結合することで形成される。
中枢神経系の損傷部周辺に反応性アストロサイトが集積して形成される組織。アストロサイトがⅠ型コラーゲンと反応してカドヘリンを発現させることでグリア性瘢痕が形成されることが知られている。コンドロイチン硫酸プロテオグリカンを産生し、物理的かつ化学的に軸索の再生を妨げる。
グリア細胞株由来神経栄養因子とは、ラットの神経膠腫(グリア腫瘍)細胞株の培養上清から見出された、神経系の生存や分化を支持する生理活性物質である。
グリピカン2とは、細胞膜外表面にGPIアンカーを介して結合するヘパラン硫酸プロテオグリカンファミリーのメンバーであり、主として神経系の発生や軸索誘導において重要な役割を果たす糖タンパク質である。
N-アセチルグルコサミン-6-硫酸とガラクトースから成る二糖類を構成成分とするグルコサミノグリカン。
ゴルジ型とは、イタリアの神経学者カミッロ・ゴルジの名にちなむ神経細胞(ニューロン)の形態学的分類の一つであり、主として軸索が長く大脳皮質や小脳などの遠隔部位へ信号を投射する投影ニューロンを指すゴルジI型のことを指す場合が多い。
小脳皮質の顆粒層に存在する神経細胞のひとつ。
アクチンの重合を阻害し、それに関わる細胞の機能(細胞質分裂、卵割の進行、原腸陥入、軸索の成長、白血球の食作用など)に影響を及ぼす物質。
ある神経細胞の軸索と別の神経細胞との間にできる連結部分。主に樹状突起スパイン上に形成される。刺激によってその数は増減する。
神経発生過程でシナプス前終末とシナプス後終末の構造分化を誘導する膜受容体様接着分子。
シナプス後膜に存在する、神経伝達物質を受け取る部分のこと。
神経細胞のシナプスのうち、神経伝達物質を放出する側。プレシナプスとも呼ばれる。
シナプス前終末にある、合成された神経伝達物質が貯蔵される直径40nm程度の袋状の器官。輸送小胞のひとつ。
若年期から筋萎縮と感覚障害が進行する疾患。世界で最も頻度の高い遺伝性末梢神経障害とされる。
ヘパラン硫酸の脱硫酸化を触媒するスルファターゼのひとつ。神経細胞の軸索の形成に関わる。
ヘパラン硫酸の脱硫酸化の触媒となるスルファターゼ。スルファターゼ1と同様に神経細胞の軸索の形成に関わる。
セマドメインを持つタンパク質。30種類以上が確認されている。
セレトニンとは、中枢神経系および末梢神経系に広く分布し、情動のコントロールや睡眠、体温調節など多様な生理的機能に関与する神経伝達物質および生理活性物質である。 化学名を5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT)と称し、生体内では必須アミノ酸であるトリプトファンを前駆体として生合成される。
神経細胞の軸索内に存在する、分子量約5万の微小管結合タンパク質。微小管の重合を促進したり安定化したりする。
クロストリジウム属である破傷風菌が産生する神経毒となるタンパク質。破傷風毒素とも。
シナプス前膜(シナプス前終末)に発現する細胞接着分子。ニューロリギンとヘテロフィリック結合する。
ニューロトランズミッターとは、神経細胞間あるいは神経細胞と効果器(筋肉や腺など)の間で情報伝達を担う化学物質である神経伝達物質の英語名による総称である。
神経細胞の細胞骨格を構成するタンパク質。細胞体や樹状突起では比較的少ないが、軸索では細胞質の大部分を占める。
この機能により、人間や動物は酷似した複数の記憶や感覚入力を混同することなく、それぞれを区別して記憶・学習することが可能になると考えられている。
ランビエ絞輪部分の髄鞘の端。軸索はランビエ絞輪で多重的にパラノードループに接触する。ペルオキシソームが集積している。
セマフォリンと結合する受容体。神経細胞の軸索や樹状突起の形や向きを制御する。
プレクシンとは、神経系の発生や軸索ガイダンス、血管新生、免疫系の制御などにおいて重要な役割を果たす膜受容体のファミリーである。
プロテアーゼの結合によって発生する断片をリガンドとする、7回膜貫通型のGタンパク質共役型受容体。プロテイナーゼ活性化型受容体とも呼ばれる。
ポラリティとは、生物学、医学、薬学などの幅広い分野において、分子、細胞、組織、あるいは動物個体などにおける構造的または機能的な「極性」を指す用語である。一般に、空間的な非対称性や、性質の異なる二極分化の状態を意味する。
ミエリン(髄鞘)とは、脊椎動物の神経細胞の軸索を取り囲む生体膜構造であり、神経インパルスの伝導速度を飛躍的に高める絶縁体としての役割を果たす多層性の膜である。
神経が特異的に持つ糖タンパク質。
ラミナとは、生物学および医学用語において、薄い板状、層状、あるいは膜状の構造物を指す一般的な解剖学的名称である。
神経の軸索を包む髄鞘が中断して括れている部分。数十μmの間隔で複数存在する。
ランヴィエ絞輪とは、有髄神経繊維において髄鞘(ミエリン鞘)が途切れている軸索の露出部である。
末梢神経系の一つ。脊髄後角の二次ニューロンに感覚を伝達する神経細胞。一次求心性線維や一次知覚神経とも。
生体の制御において中心的な役割を担う神経細胞の集団。
中脳-大脳辺縁系路とは、中脳の腹側被蓋野から発せられ、大脳辺縁系の側坐核などの領域へ投射するドパミン作動性の神経路である。