腫瘍循環器学
腫瘍(がん)と循環器疾患(心臓病や脳卒中、血栓症)の両領域を取り扱う研究領域。国内では2017年に腫瘍循環器学を専門とする日本腫瘍循環器学会が設立された。
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腫瘍(がん)と循環器疾患(心臓病や脳卒中、血栓症)の両領域を取り扱う研究領域。国内では2017年に腫瘍循環器学を専門とする日本腫瘍循環器学会が設立された。
ウイルス療法に用いられるウイルス。がん細胞が正常細胞に比べてウイルス感染に弱く、がん細胞にウイルスが感染するとウイルスが増殖しやすい性質を利用したもの。
腫瘍細胞の中でも悪性(害)が強いものを特に悪性腫瘍(がん)と呼ぶ。
腫瘍組織とは、異常な細胞の過剰な増殖によって形成された新生物の構造体を指し、腫瘍の本体を構成する実質と、それを支持する間質から成り立っている。
がん(悪性腫瘍など)が行う血管新生。
がん細胞の周りに存在する間質。以下の成分から構成され、これらはがんに都合よく働く。
肛門から排出される腸内の気体。おならや屁とも呼ばれる。
腸管膜リンパ節とは、小腸や大腸などの消化管を支える腸管膜の内部に位置し、免疫応答において重要な役割を果たしているリンパ節の総称である。 人体において最大のリンパ節群の一つであり、腹部の血管周囲や腸管膜の根元に多数存在している。
膵がんなど、上腹部の悪性腫瘍などによる強い痛みを緩和するために、腹腔神経叢の交感神経に含まれる感覚線維による伝達を遮断する手法。
腺を構成する細胞できるがん。
膀胱に発生するがん。50歳以上に多く、男性は女性の2~3倍の発症率。喫煙者は非喫煙者の2~4倍。
膜受容体とは、細胞膜上に存在し、細胞外のシグナル分子を特異的に認識して結合するタンパク質の総称である。
糸球体の血管壁に免疫複合体が沈着することでタンパク質が漏れる腎臓の異常。腎生検では糸球体基底膜にIgGが沈着し、基底膜が厚く見えるため膜性腎症と呼ばれる。IgGに対応する抗原は不明なことが多い。
膜発現とは、生体内の細胞において、タンパク質などの分子が細胞膜上に移動し、その機能を発揮できる状態で配置される現象および過程を指す。
膵がんを含む腫瘍に対して行われる、膵臓の部分切除術。
主に膵管の上皮細胞から発生するがん。膵臓がんの大部分を占める。
膵管内に出来る腫瘍。膵臓にできる嚢胞性腫瘍の代表。良性腫瘍と悪性腫瘍のどちらも含まれる。
膵臓のがん。早期発見が難しく、その上進行が速いため膵臓がんによる死亡率は98%と高い。60代に多く、性別ではやや男性に多い。近年増加傾向にある。膵がんとも呼ばれる。
臨床遺伝専門医とは、日本人類遺伝学会および日本遺伝カウンセリング学会が共同で認定する医師の専門医資格、およびその保有者のことである。
自家貪食(オートファジー)とは、細胞が自身のタンパク質や細胞小器官などの成分を分解してリサイクルする生体の基本的な代謝機構である。 この仕組みは栄養飢餓状態などのストレスに対する細胞の適応応答として働き、生体内の恒常性(ホメオスタシス)の維持に極めて重要な役割を果たしている。
自己リン酸化とは、同一の蛋白質分子が自身のアミノ酸残基に対してリン酸基を転移し、共有結合させる生化学的な反応過程のことである。
抗原による刺激を受けていなくともあらかじめ血清中に存在する抗体。B1細胞によって作られ、一次的な免疫応答(自然免疫)を行う。
臭素酸とカリウムからなる塩。食品添加物のひとつ。ブロム酸カリウム(ブロム酸カリ)とも。化学式は KBrO3
舌の前方(口を大きく開けたときに見える範囲)に生じるがん。多くは側面(側縁部)に生じる。口腔がんの約60%を占める。
舌下腺がんとは、口腔底の粘膜下にある唾液腺の一つである舌下腺に発生する悪性腫瘍(がん)の一種である。 唾液腺がん全体の中では非常にまれな疾患であり、頭頸部領域の悪性腫瘍の中でも発症頻度が低いことで知られている。
重度の日光過敏症と神経症状を呈する希少な常染色体劣性遺伝性疾患。国内では約2万人に1人とされ、西欧に比べて高い発症率である。
ベンゼン環にアミノ基が結合した構造を持つ有機化合物の総称。最も単純な芳香族アミンはアニリン。
薬剤性神経障害とは、治療目的で投与された種々の薬剤の副作用や有害事象として、末梢神経系(末梢神経)または中枢神経系に構造的あるいは機能的な障害が生じる病態の総称である。
融合タンパク質とは、2種類以上の異なるタンパク質あるいはそのドメインをコードする遺伝子を遺伝子組み換え技術により連結し、単一のポリペプチド鎖として発現させた人工産物、または染色体異常などにより自然界で生成されるキメラタンパク質のことである。
染色体転座によって、別々の遺伝子が融合してできる異常な遺伝子。
がん細胞において見られる、血小板が集まる現象のこと。
正常な尿よりも血液(血球)を多く含んだ尿。尿の通り道(腎臓や尿管、膀胱、 尿道)から出血すると尿に血液が含まれる。
腫瘍を作る癌以外の血球などのがん。造血器悪性腫瘍とも呼ばれる。
既存の血管から新しい血管が形成される現象。
血行性とは、病原体や細胞などが血液の流れ(血行)に乗って身体の他の部位へ運ばれる状態や経路を指す医学・生物学用語である。
がんの転移のひとつ。血管を通って別の組織に転移する経路。
手術によって拡散する恐れのあるがん細胞を死滅させるために、手術前に行われる放射線治療。
術前補助療法とは、悪性腫瘍に対する根治的手術を行う前に施行される薬物療法や放射線療法などの補助療法の総称である。
膀胱壁の内側表層にカリフラワーのように増殖する膀胱がん。膀胱がん全体の約70%を占める。膀胱壁の筋層までは浸潤しない。
細胞が示す、ある化学物質へ遊走する性質。多細胞生物の発生、がん細胞の転移、白血球の遊走、自己免疫疾患などに関わる。
超音波の反射を映像化することで内臓や胎児の異常を確認する検査。エコー検査とも呼ばれる。
細胞が細胞外基質と接着した状態でなければ増殖できずにアポトーシスを起こす性質のこと。がん細胞は足場依存性を持たない。
転写因子SP1とは、哺乳類の遺伝子発現調節において中心的な役割を果たすDNA結合タンパク質であり、主にプロモーター領域に存在するGCリッチ配列に結合して転写を活性化するジンクフィンガー型の転写因子である。
転写抑制因子とは、DNAからmRNAへの転写を負に調節し、遺伝子発現を抑制あるいは停止させるタンパク質の総称である。
転写活性化ドメインとは、転写因子などのタンパク質内に存在し、遺伝子の転写を促進する機能を持つ領域のことである。
転写調節とは、DNAの遺伝情報からRNAが合成される転写の過程を制御するメカニズムの総称である。生物が環境変化に適応し、細胞の分化や多様性を維持するために不可欠な生体防御および代謝制御の仕組みであり、原核生物から真核生物に至るまで広く備わっている。
がん細胞が血液やリンパ液によって別の臓器などに移動して新たながんを形成すること。血管を移動して広がる転移を特に血行性転移と呼ぶ。
転移性とは、悪性腫瘍(がん)の細胞が原発巣から離れた他の組織や臓器に血行性、リンパ行性、あるいは播種によって移動し、そこで新たな増殖を営む状態、またはその性質を指す用語である。
転移性肺腫瘍とは、身体の他の原発巣に発生した悪性腫瘍(がん)が、血行性あるいはリンパ行性に肺へ転移して増殖した腫瘍の総称である。 呼吸器外科領域において頻度の高い疾患の一つであり、肺は全身の血流が集中する臓器構造上の特性から、転移を最も起こしやすい臓器の一つとして知られている。
造血器悪性腫瘍 血液がんを参照。
造血幹細胞移植とは、白血病や悪性リンパ腫などの造血器腫瘍や、再生不良性貧血などの難治性疾患に対して行われる治療法である。 患者自身の造血幹細胞、またはドナーから提供された造血幹細胞を静脈内注射により移植し、患者の骨髄機能の再建を図る。
がん細胞が増殖し、臓器の外のリンパ節などに転移しはじめたがんの状態。
がんが前立腺の被膜を超えて広がっていたりリンパ節や骨などに転移したりしている前立腺がん。
がんの末期患者やHIV感染者に起こる、脱髄を特徴とする感染症。JCウイルスのオリゴデンドロサイトへの感染が原因。
抗がん剤の投与後24時間以降に起こる嘔吐。
遺伝情報を表すDNAの塩基配列の一部のこと。生物の性質は遺伝子により親から子へ引き継がれる。
疾患やがんの治療などによって減少した好中球を補うために製造された顆粒球コロニー刺激因子。
遺伝性乳がん・卵巣がん症候群 HBOCを参照。
皮膚平滑筋腫、子宮平滑筋腫、単発性腎がんを特徴とする腫瘍性疾患。平均25歳で発症し、加齢とともに増大する。
細胞のDNAに直接作用して遺伝子に突然変異をもたらし、それが原因となってがんを引き起こす物質のこと。