カハール・レツィウス細胞
カハール・レツィウス細胞とは、哺乳動物の大脳皮質の発生初期における辺縁帯(のちの分子層)に特異的に出現し、大脳皮質の層形成において中心的な役割を果たす大型のニューロンである。スペインの神経解剖学者であるサンティアゴ・ラモン・イ・カハールとスウェーデンの解剖学者であるグスタフ・レツィウスによってそれ…
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カハール・レツィウス細胞とは、哺乳動物の大脳皮質の発生初期における辺縁帯(のちの分子層)に特異的に出現し、大脳皮質の層形成において中心的な役割を果たす大型のニューロンである。スペインの神経解剖学者であるサンティアゴ・ラモン・イ・カハールとスウェーデンの解剖学者であるグスタフ・レツィウスによってそれ…
Ca2+/カルモジュリン依存性プロテインホスファターゼのひとつ。酵母からヒトにいたる真核生物に普遍的に存在する。哺乳類の脳においてシナプス可塑性の制御に関与し、学習および記憶に重要とされる。
大麻(アサ、マリファナ)が含む多数の生理活性物質の総称。大麻の幻覚成分はΔ9-テトラヒドロカンナビノール。
60個のアミノ酸残基からなる、摂食の調節に関わるペプチド。ガラニンとアミノ酸13個分の共通配列を持つ。
片側の歯状核と、その反対側の赤核および下オリーブ核を結ぶ神経回路。以下のように神経がシナプスを結合することで形成される。
クロルフェネシンとカルバミン酸のエステル。脊髄の多シナプス反射経路中の介在ニューロンを選択的に抑制することによって骨格筋を弛緩させる作用を持つ。
α2A受容体のアゴニスト。α2A受容体への親和性がα2B受容体に比べて20倍高い。高血圧やチック症の治療薬。主な副作用は傾眠。商品名はエスタリック、インチュニブ。
側鎖が水素のみの最も単純な構造を持つアミノ酸。示性式は H2NCH2COOH
グリピカン2とは、細胞膜外表面にGPIアンカーを介して結合するヘパラン硫酸プロテオグリカンファミリーのメンバーであり、主として神経系の発生や軸索誘導において重要な役割を果たす糖タンパク質である。
アンモニアとグルタミン酸を基質としてグルタミンの合成を触媒するシンテターゼ。
興奮性アミノ酸のひとつ。Gluとも表記される。
グルタミン酸をリガンドとする受容体。中枢神経のシナプスに多く発現する。
コイルドコイルとは、2つ以上のアルファヘリックスが互いに巻きついてロープ状の構造を形成する、タンパク質の二次構造のモチーフである。
コカの葉に含まれる麻酔作用を持つ物質。初めて手術で使われた局所麻酔。
コネクシン50とは、哺乳類の水晶体において豊富に発現しているタンパク質であり、ギャップ結合を構成する主要なアイソフォームの一つである。
コンソリデーションとは、医学・生物学の文脈において、記憶や学習の成果が時間経過とともに安定化し、脳内で固定される神経学的・認知的なプロセスを指す用語である。
小脳皮質の顆粒層に存在する神経細胞のひとつ。
神経細胞のシナプス小胞上に発現し、その結合に関わるタンパク質。末梢組織の知覚神経にも局在が認められる。
シナプシンのひとつ。シナプス小胞の近傍に存在し、シナプス小胞同士およびシナプス小胞をシナプス前部のアクチン線維につなぎとめておくことで、シナプス小胞からの神経伝達物質の放出を調節していると考えられている。
シナプシン2とは、哺乳類の神経系においてシナプス小胞の細胞骨格への結合やその局在を制御する、シナプス小胞関連リン酸化酵素基質タンパク質ファミリーの一種である。
組織を等張液でバラバラにした後、遠心器を用いて分離した、人工的なシナプス前終末の膜構造。
カルシウムイオン結合型膜タンパク質。タンデムC2ドメインを有する。分泌小胞膜上に局在する。
神経筋接合部における、活動電位に誘起されるシナプス伝達に必須とされるタンパク質。
海馬CA3領域錐体細胞から海馬CA1領域錐体細胞への神経投射。
シナプス小胞の開口分泌に必須のタンパク質(t-SNARE)。HPC-1とも。
セリンラセマーゼとは、L-セリンをD-セリンへと変換する酵素、およびその逆反応であるD-セリンからL-セリンへの変換を触媒する酵素である。
神経伝達物質のひとつ。5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT)とも。幸せホルモンや幸福ホルモンと呼ばれることがある。
シナプス間隙に放出されたセロトニンの一部を神経終末に再度取り込むためのトランスポーター。
パーキンソン病の治療薬。線条体のシナプス後膜におけるドーパミンD2受容体を選択的に刺激する。商品名はドミン。
神経細胞に特異的に発現するダイナミン。
ダイナミンは小胞のエンドサイトーシスや細胞膜のダイナミクスに関与する酵素として広く知られているが、その中でもダイナミン3は、主として中枢神経系や精巣などの特定の組織において特異的に発現しているアイソフォームである。
チオペンタールとは、超短時間作用型のバルビツール酸系静脈麻酔薬であり、主として全身麻酔の導入や脳保護の目的に用いられる医薬品である。
筋弛緩薬として使用される有機化合物。筋肉の緊張(凝り、痛み、強張りなど)を和らげる。商品名はセブレチンやメキタック、テルネリンなど。頚肩腕症候群や腰痛、痙性麻痺に対して効果がある。
チャネルタンパク質とは、細胞膜を貫通して存在し、特定のイオンや分子が受動輸送によって細胞膜を通過するための親水性の通路を形成する膜タンパク質の一種である。
α2受容体の拮抗薬。ノルアドレナリンのシナプス前膜の自己受容体を遮断することでノルアドレナリンの遊離を促進する。その結果、シナプス後膜のα1受容体が刺激され、海馬での神経新生が促進されることが報告されている。
抗てんかん剤のひとつ。商品名はトピナ。
未熟期のアストロサイトから放出され、シナプスの形成に関わる糖タンパク質。慢性疼痛の形成の原因となる。
n-3系脂肪酸に分類される多価不飽和脂肪酸。DHAと呼ばれることが多い。
神経細胞の樹状突起スパイン内に局在するアクチン結合タンパク質(ドレブリン)のひとつ。
線条体で見られる特殊なシナプス。中脳(黒質)から投射されるドーパミン作動性神経をシナプス前膜とするが、シナプス後膜にはドーパミン以外(GABA)をリガンドとする受容体が発現し、神経伝達物質と受容体が一致していないという特徴がある。
シナプス(神経終末)に局在し、シナプス間隙からドーパミンを回収して神経シグナルの伝達を終結させるタンパク質。
アセチルコリン受容体のひとつ。構造的には5つのサブユニットからなるイオンチャネル内蔵型受容体。ニコチン性アセチルコリン受容体とも呼ばれる。
THIPから合成される有機化合物。シナプス間隙におけるγ-アミノ酪酸(GABA)の取り込みを阻害する。
シナプス前膜(シナプス前終末)に発現する細胞接着分子。ニューロリギンとヘテロフィリック結合する。
ニューレキシン1とは、神経細胞間におけるシナプスの形成や接着、機能維持に深く関与する細胞接着分子の一種である。
ニューレキシン2とは、主に中枢神経系においてシナプスの形成や神経伝達の制御に関与する細胞接着分子の一種である。
ニューロトランスポルターとは、神経伝達物質を細胞膜を越えて輸送する膜タンパク質の総称であり、神経伝達の調節やシグナル伝達の終結において極めて重要な役割を果たす分子である。
ニューロトランズミッターとは、神経細胞間あるいは神経細胞と効果器(筋肉や腺など)の間で情報伝達を担う化学物質である神経伝達物質の英語名による総称である。
ニューロモデュレーターとは、神経伝達物質の一種であり、古典的なシナプス伝達において直接的な興奮や抑制を引き起こすのではなく、神経細胞の興奮性やシナプス伝達の効率を修飾し、広範囲にわたる神経回路の活動状態を調節する化学物質の総称である。
シナプス後膜に発現する細胞接着分子。シナプス前膜の細胞接着分子であるニューレキシンにヘテロフィリック結合する。
ネクチン-2とは、細胞接着分子の一つであり、免疫グロブリンスーパーファミリーに属する糖タンパク質である。
プルキンエ細胞の樹状突起とそのシナプスを隙間なく取り囲むアストロサイト。
橋に存在する排尿中枢。膀胱を支配する仙髄節前神経細胞と多シナプス性に結合する。
この機能により、人間や動物は酷似した複数の記憶や感覚入力を混同することなく、それぞれを区別して記憶・学習することが可能になると考えられている。
パッチクランプ法とは、細胞膜の微小な領域(パッチ)に微小なガラス管電極を密着させ、細胞膜を通過するイオン電流を測定する電気生理学的実験手法である。
パラチオンの活性代謝物。アセチルコリンエステラーゼ阻害し、振戦や痙攣などを引き起こす。
神経細胞ではないが、その構造などが神経細胞に似ている細胞。
目の網膜で神経が作られる際に働く遺伝子。この遺伝子の変異によって動体視力が低下する。
イチゴやリンゴ、カキ、モモ、ブドウなどの果物に含まれるフラボノール。
てんかん発作の治療薬。シナプス後膜のGABAA受容体に結合してGABA作動性神経を増強する。商品名はプリムロン、マイソリン。