結核
紀元前5000年頃からの存在が確認されている感染症。結核菌によって引き起こされる。
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紀元前5000年頃からの存在が確認されている感染症。結核菌によって引き起こされる。
長さ1〜5μm、幅0.3〜0.6μmの細長い棒状の菌(桿菌)。抗酸菌の一種。結核を引き起こす原因となる。
国内で患者が発見され次第、医師が国に届け出をする必要がある感染症のグループのひとつ。
結核のワクチンに利用される細菌。
結核のワクチン。牛に感染する結核菌の病原性を弱めた生ワクチン。効果は10〜15年とされる。
CFP-10とは、主に結核菌(結核の原因菌であるMycobacterium tuberculosis)のゲノム上に存在する遺伝子から発現し、宿主の免疫応答において重要な役割を果たす10kDaの培養上清プロテイン(Culture Filtrate Protein 10)のことである。 このタンパク質はESAT-6とともに、結核の感染診断やワクチン開発の分野で極めて重要な…
ミトコンドリアに局在する、インフラマソームを介したIL-1βの産生に必須の役割を果たす制御因子。
結核の診断方法のひとつ。被検者の血液と、結核菌には存在するがBCGには存在しない抗原(ESAT-6、CFP-10)を混合培養し、試験管の中でリンパ球にIFN-γを産生させ、それをELISAで測定するもの。
INF-γ(インターフェロン・ガンマ)とは、主に活性化T細胞やナチュラルキラー細胞(NK細胞)によって産生・分泌される、免疫応答において中心的な役割を果たすサイトカインの一種である。
ワクチンなど薬剤の免疫効果を高めるため付加される物質。免疫増強剤とも呼ばれる。
結核の治療薬。耐性菌が生じにくく、他の抗結核剤と併用することでその効果を高める。カルシウム塩の商品名はアルミノニッパスカルシウム。
結核の治療薬。ピラジン酸の誘導体。商品名はイスコチン、ヒドラ。
インターフェロンガンマとは、免疫応答において中心的な役割を果たすサイトカインの一種であり、特に抗ウイルス作用、抗腫瘍作用、および免疫細胞の活性化に深く関与するタンパク質である。
線虫共生細菌(Photorhabdus noenieputensis)から発見された、結核菌を特異的に殺菌する抗生物質。
エサンブトールとは、結核の治療に用いられる合成抗菌薬であり、抗酸菌に対して静菌的に作用する化学療法薬の一種である。
結核菌などマイコバクテリウム属の細菌に対する抗菌薬。結核菌の核酸合成を阻害し、細胞分裂を抑制する。商品名はエブトール、エサンブトール。
肺結核の治療薬。商品名はツベルミン。
グラム陰性の桿菌の一属。11種のうち3種がヒトに病原性を示すとされる。インベイシンを産生する。マクロファージなどの細胞内に寄生する。
グラム染色によって紫色に染まるグラム陽性の細菌。ブドウ球菌やレンサ球菌、破傷風菌、結核菌、ボツリヌス菌など。
グリセロール存在下で産生が誘導されるミコール酸含有脂質。感染の長期化に伴って結核菌が特異的に産生する脂質であり、休眠結核菌の脂質マーカーとして知られる。
喘息や肺気腫、気管支炎、肺結核などに対する短時間作用性交感神経β2受容体作動薬。商品名はサルタノールインヘラー、ベネトリン。
結核の抗生物質として使われるアミノ糖。
感冒、上気道炎、気管支炎、肺炎、肺結核、気管支拡張症などの症状である咳嗽、喀痰喀出困難に対する治療薬。商品名はアスベリン。
ヒト型結核菌の培養液から分離精製した精製ツベルクリン(purified protein derivative : PPD)と結核菌の反応、またはその反応を調べる検査のこと。ツ反とも呼ばれる。ロベルト・コッホによって開発された。
感冒、気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、咽喉頭炎、鼻カタルなどによる咳の治療薬。延髄の咳中枢に直接作用し、咳反射の閾値を上げる。中枢神経のセロトニン濃度を上昇させる。
多剤耐性肺結核に対する治療薬。結核菌の細胞壁を構成するミコール酸の生合成を阻害する。商品名はデルティバ。
結核菌やその類縁菌に特徴的な菌体表層糖脂質として存在する糖脂質。超高級脂肪酸であるミコール酸を構成成分とする。コードファクターとも呼ばれる。
ステロイドのひとつであるモメタゾン(モメタゾンフランカルボン酸エステル)を有効成分とする点鼻薬。
抗原(エピトープ)を認識するための受容体の総称。免疫細胞などが持つ。
結核の治療薬。イソニアジドとの併用による効果が高い。商品名はピラマイド。
ファゴソーム(食胞)がリソソームと融合することにより形成される細胞小器官。
気道粘液溶解剤。気管支炎、肺結核、塵肺症、手術後などに使用される。商品名はビソルボン。
細菌の属のひとつ。抗酸菌とも。酸に対して強いという意味ではない。結核菌とそれ以外の非結核性抗酸菌に分けられる。
結核菌など抗酸菌の細胞壁に含まれる長鎖脂肪酸。天然では最も長鎖で分岐を持つ疎水性脂肪酸(主鎖の炭素数が約80)の総称。
抗生物質のひとつ。結核やハンセン病などの治療に用いられる。肝臓のCYP3Aなどの薬物代謝酵素を誘導して併用された薬物の代謝を亢進させる。
結核菌に最も多く含まれる水溶性のリポグリカン(糖脂質)。丸山ワクチンの主成分。
中耳に起こる炎症の総称。
皮膚結核、ハンセン病の皮膚障害、発汗障害、神経障害などに有効なワクチン。がんの免疫療法にも用いられる。名前の由来はワクチンの生みの親である丸山千里。
壊死した組織が黄色みを帯びたチーズ状になった状態。乾酪変性とも。結核結節の中心に見られる。
卵巣結核とは、結核菌の感染によって卵巣に肉芽腫性炎症を引き起こす非常に稀な疾患である。
消毒薬のひとつ。ベンザルコニウム塩化物とも。
塩酸ピリドキシンとは、水溶性のビタミンの一種であるビタミンB6の塩酸塩であり、生体内における多様な代謝反応において補酵素として機能する有機化合物である。
不適切な薬剤投与によって引き起こされるとされる。
類上皮細胞の融合細胞。1868年に結核患者から発見されることをランゲルハンスが報告した。一部の肉芽腫で確認される。
感染経路別予防策とは、標準予防策(スタンダード・プリコーション)に加えて、特定の感染症の患者を対象として、その病原体の伝播経路を断つために講じられる追加的な感染制御策である。 医療機関内における院内感染を防止し、患者や医療従事者、面会者を感染症から守るための極めて重要な医療安全上の戦略として位置づけ…
菌糸が放射状に伸びることから名付けられた、土壌に生息する原核生物(真正細菌)。
気管支が拡張して元に戻らない症状。原因は先天的なものと、小児期までの肺炎や結核などの感染がある。
異物肉芽腫とは、生体内で免疫系が分解・排除できない異物に対し、マクロファージなどの炎症細胞が集積して形成される肉芽腫性の病変である。 組織内に侵入した異物は、通常好中球やマクロファージといった炎症を担う細胞によって処理される。 しかし、手術用縫合糸、タルク、木片、金属片、あるいは体内で生じたケラチン…
結核菌が血管やリンパ管を介して身体各所の臓器に運搬され、そこに無数の粟粒大の結節を作る疾患。
索状影とは、画像検査、特に胸部X線検査やCT検査などの画像診断において、細長く紐状や索状に見える影のことを指す。
マクロファージなどの食細胞に貪食されても殺菌されず、その細胞質内で生存・増殖する細菌。細胞性免疫によって感染した細胞を破壊することで殺菌される。
抗原の種類によっては、抗体ではなくリンパ球が直接抗原を攻撃して排除する。この免疫反応は、リンパ球を他の動物に注射することで移すことができるので細胞性免疫と呼ばれる。
細菌の感染が原因となる肺炎。原因となる細菌には肺炎球菌(主にストレプトコッカス・ニューモニエ)、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリス、肺炎桿菌などがある。世界中で毎年100万人以上が死亡する。
病原体に感染した細胞を囲い込み、それが必要とする栄養や酸素を遮断するために形成する組織。
マイコバクテリウム・アビウム・コンプレックスが原因となる肺の疾患。国内では10万人に15人程度の罹患率とされる。
結核菌による肺に病巣を形成して増殖する感染症。症状は咳、血痰、倦怠感、発熱、体重減少、寝汗など。
胸部の臓器(肺や心臓、それらにつながる動脈)を撮影するレントゲン。
胸部レントゲン検査とは、X線を利用して胸郭内部の臓器、特に肺や心臓、気管などの状態を画像として描出する代表的な画像診断法である。
結核菌の感染による腰椎の炎症。
結核菌が消化管や近傍のリンパ節へ感染することで発症する腸管の炎症性疾患。