統合失調症
認知機能障害や自閉症、幻覚、妄想などが現れる神経疾患。かつては早発痴呆や精神分裂病と呼ばれた。器質的には視床と眼窩前頭皮質を結ぶ神経線維(前頭前野でのGABA作動性神経)の結合が弱まっていることが報告されている。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
認知機能障害や自閉症、幻覚、妄想などが現れる神経疾患。かつては早発痴呆や精神分裂病と呼ばれた。器質的には視床と眼窩前頭皮質を結ぶ神経線維(前頭前野でのGABA作動性神経)の結合が弱まっていることが報告されている。
セロトニン受容体(5-HT2受容体)のひとつ。統合失調症やパーキンソン病の精神症状(幻覚・妄想)などに対する治療薬の標的となる。
セロトニントランスポーター(5-HTT)の遺伝子のプロモーター領域における遺伝子多型。DNAメチル化状態と関連し、扁桃体の形態変化を通してうつ病などの精神疾患の病態に関係するとされる。
Aホルデインとは、精神神経科領域などで用いられる治療薬の名称であり、一般的にはハロペリドールを有効成分とする医薬品の商品名の一つである。
脂肪酸結合タンパク質のひとつ。脳型脂肪酸結合タンパク質とも。
ケモカイン受容体のひとつ。フラクタルカインをリガンドとする。
Dab1とは、リー・ショルツ病(滑脳症)の原因遺伝子であるReelinシグナル伝達経路において中心的な役割を果たすアダプタータンパク質をコードする遺伝子、およびそのタンパク質の名称である。
EGR3とは、転写因子をコードする遺伝子ファミリーの一つであり、早期応答遺伝子として様々な細胞内シグナル伝達に応答して急速に発現が誘導されるタンパク質を生成する。
GABA_A受容体とは、中枢神経系における主要な抑制性の神経伝達物質であるGABA(ガンマ-アミノ酪酸)に特異的に結合し、細胞膜のイオンチャネルを透過させることで神経細胞の興奮を抑制するリガンド作動性イオンチャネル型受容体である。
脂肪酸としてドコサヘキサエン酸(DHA)を持つリゾホスファチジン酸(LPA)。
PDE10は、特に脳内の線条体において高発現していることで知られており、基底核を介した情報伝達系や神経回路の調節において重要な役割を果たしている。
PDE4Bとは、ホスホジエステラーゼ4ファミリーに属する酵素の一種であり、細胞内のサイクリックAMP(cAMP)を加水分解して不活化する働きを持つ遺伝子およびそのタンパク質産物である。
PDE9とは、サイクリックGMP(cGMP)およびサイクリックAMP(cAMP)を加水分解し、その細胞内シグナル伝達を負に調節するホスホディエステラーゼのアイソザイムファミリーの一つである。
PPARのひとつ。肝臓や心臓、消化管などに多く脂質代謝に密接に関わっている。RXRαと二量体を形成する。
Reelinとは、主として脳の発達および神経細胞の遊走や位置決めにおいて重要な役割を果たす大型の細胞外マトリックスタンパク質である。
SV2Aとは、シナプス小胞の膜に存在する糖タンパク質の一種であり、神経伝達物質のエクソサイトーシス(放出)において重要な役割を果たしている膜タンパク質である。
γ帯域(30〜100Hz)の神経オシレーション。
統合失調症の治療薬。セロトニン受容体やドーパミン受容体、アドレナリン受容体、ヒスタミン受容体など複数の神経伝達物質の受容体を拮抗阻害する。商品名はシクレスト。
アドレノクロムとは、アドレナリン(エピネフリン)の酸化によって生じる有機化合物であり、生体内でのカテコールアミンの代謝過程において生成される副産物の一つである。
アリピブラゾールとは、主として統合失調症の治療などに用いられる非定型抗精神病薬である。
うつ病や統合失調症、躁状態などに対する抗精神病薬。商品名はエビリファイ。
DNAの塩基配列を変化させるのではなく、ヒストンや一部の塩基(シトシン)の後天的な化学修飾によって行われる遺伝子発現の制御。
クロザピンを元に開発された統合失調症の治療薬(非定型抗精神病薬)。セロトニン受容体のひとつである5-HT6受容体を阻害する作用を持つ。
心身の働きを自分の意志で制御することが困難となる疾患。緊張病とも。統合失調症や老年期うつ病、精神障害、発達障害などで見られる。
糖鎖が結合する糖化によって、不可逆的な終末糖化産物ができること。動脈硬化や糖尿病、統合失調症の発症に関わるストレス。
非定型抗精神病薬のひとつ。統合失調症の治療薬。うつ状態の急性期に用いられる。
非定型抗精神病薬のひとつ。オランザピンの基となった。商品名はクロザリル。
グルタミン酸のトランスポーター。主にアストロサイトに発現する。
シナプシン2とは、哺乳類の神経系においてシナプス小胞の細胞骨格への結合やその局在を制御する、シナプス小胞関連リン酸化酵素基質タンパク質ファミリーの一種である。
生まれた直後のヒトを含む哺乳類の脳には、必要以上のシナプスが存在する。その中の必要なシナプスのみのを残し、不要なシナプスを除去する過程のこと。P/Q型カルシウムチャネルが必須であることが報告されている。
スキゾフレニア(schizophrenia) 統合失調症を参照。
統合失調症の治療薬(ブチロフェノン系)。黒質-線条体路をはじめとするドーパミン作動性神経におけるドーパミン受容体遮断作用を持つ。商品名はスピロピタン。
D2受容体の選択的阻害剤。商品名はドグマチール。
セリンラセマーゼとは、L-セリンをD-セリンへと変換する酵素、およびその逆反応であるD-セリンからL-セリンへの変換を触媒する酵素である。
チクルとは、統合失調症の治療薬であるクロザピンの血中濃度を上昇させ、副作用のリスクを高める相互作用を引き起こす代表的な成分の一つであるチクルのような直接的な公的医療用語ではなく、一般的には医療・薬学領域において直接用いられる学術用語や成分名としては確認されない表現である。 しかしながら、医療安全や医…
ブチロフェノン系のひとつ。統合失調症の治療薬。商品名はトロペロン。
緑茶に含まれるアミノ酸。グルタミン酸の誘導体。
ドパミン受容体とは、神経伝達物質であるドパミンをリガンドとするG蛋白質共役受容体のファミリーであり、中枢神経系および末梢神経系において多様な生理的機能を調節する膜受容体である。
ニューレキシン1とは、神経細胞間におけるシナプスの形成や接着、機能維持に深く関与する細胞接着分子の一種である。
ニューレキシン2とは、主に中枢神経系においてシナプスの形成や神経伝達の制御に関与する細胞接着分子の一種である。
チョウトウコウ(釣藤鉤)の成分。統合失調症の陽性モデルにおいて抗精神病薬としての活性を示す。
ブチロフェノン系の抗精神病薬。統合失調症の治療薬。商品名はプロピタン。
統合失調症や小児の自閉症などに対する治療薬。意欲増進など賦活作用を持つ。商品名はオーラップ。
かつて麻酔として使用された有機化合物。NMDA受容体を阻害する。フェンシクリジンとも。
統合失調症の治療薬。ドーパミンD2受容体と5-HT2A受容体に対する強い遮断作用により抗精神病作用を示す。商品名はロナセン。
ブチロフェノン系の抗精神病薬のひとつ。統合失調症の治療薬。
大きな音を聞く直前に小さな音を聞いていると、小さな音を聞かずに突然大きな音を聞いたときよりも反応(驚き)が弱くなる現象。
統合失調症、術前・術後等の悪心・嘔吐に対する治療薬。抗ノルアドレナリン、抗ドーパミン、抗セロトニン作用を持つ。商品名はノバミン。
フェノチアジン系の統合失調症。商品名はニューレプチル。
共有結合で繋がれた一つの分子骨格中にカチオンとアニオンを同時に含む、分子内イオン対型アンモニウム塩の総称。コリンから生合成されるメチル基供与体。オスモライトとして作用する。
統合失調症や術前・術後の悪心・嘔吐、メニエール病などの治療薬。フェノチアジン系と同様の作用(ドーパミンD2受容体の抑制)を示す。商品名はトリラホンやピーゼットシー。
サボテンのペヨーテから抽出される、幻覚作用を持つアルカロイド。統合失調症のような症状を生じる。分子式は C11H17NO3
統合失調症に対する治療薬となる非定型抗精神病薬のひとつ。ドーパミンD2受容体および5-HT2A受容体に対する拮抗作用によって効果を示すと考えられている。商品名はリスパダールなど。
大脳皮質の神経細胞層を形成するために必要な巨大なタンパク質。リーリンの欠損は層構造を持つ神経系のほぼ全てに異常を起こし、滑脳症の原因となる。
レボメプロマジンとは、フェノチアジン系の抗精神病薬であり、主に統合失調症の精神症状の改善や、鎮静、鎮痛の補助などに用いられる薬剤である。 脳内のドパミン受容体などの受容体を遮断することで強い鎮静作用や抗精神病作用を示し、睡眠障害や不安、焦燥感の軽減に対しても処方されることがある。
中枢神系とは、一般に中枢神経系の誤記あるいは略記として用いられる言葉であり、生物の神経系のうち脳および脊髄を中心とした中枢部分を指す概念である。厚生労働省の用語解説等において、神経系は脳や脊髄からなる中枢神経系と、そこから身体各部へ広がる末梢神経系に大別されることが示されている。生物学および医学の…
中脳-大脳辺縁系路とは、中脳の腹側被蓋野から発せられ、大脳辺縁系の側坐核などの領域へ投射するドパミン作動性の神経路である。
中脳腹側被蓋野とは、中脳の腹側、黒質の内側に位置し、ドーパミン作動性神経細胞が豊富に存在する脳の領域である。
グルタミン酸受容体のうち、代謝型受容体(Gタンパク質共役型受容体)であるもの。脳神経系に広く発現し、記憶や学習など様々な感覚情報処理を司る。
血清ナトリウム濃度が 135mEq/L 未満となる状態。悪性腫瘍に伴う様々な症状によって起こるが、ADH不適切分泌症候群によるものが全体の三分の一と多い。