好中球
白血球のひとつ。中性色素によって染色される顆粒を多く持つため好中球と呼ばれる。成熟すると複数の細胞核を持つ分葉核好中球となるため、多核白血球とも。以前はミクロファージとも呼ばれていた。
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白血球のひとつ。中性色素によって染色される顆粒を多く持つため好中球と呼ばれる。成熟すると複数の細胞核を持つ分葉核好中球となるため、多核白血球とも。以前はミクロファージとも呼ばれていた。
好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(neutrophil gelatinase-associated lipocalin : NGAL)
好中球外トラップとは、好中球が自身の細胞外へDNAやヒストン、抗菌ペプチドなどを網状の構造物として放出し、病原体を捕捉して不活化・排除する生体防御機構のことである。
好中球減少症 無顆粒球症を参照。
好中球が特定の刺激に反応して細胞外へ放出する、細胞核内のクロマチンから成る網目状構造物。細菌、真菌、寄生虫等の外来微生物を補捉する生体防御メカニズムの一つ。
好中球遊走とは、好中球が血管内から組織へと移動し、化学物質の濃度勾配に沿って生体内の目的地へ向かう現象である。
20-カルボキシLTB4とは、アラキドン酸カスケードの代謝物であり、強力な炎症性脂質メディエーターであるロイコトリエンB4(LTB4)の主要な不活性化代謝物である。
抗好中球細胞質抗体を参照。
好中球の細胞質にあるMPO/PR3に対する自己抗体(抗好中球細胞質抗体)によって血管に炎症を生じる自己免疫疾患。国内における患者数は約1万人。60~70代に多い。
BLT1とは、ロイコトリエンB4(LTB4)の主要な高親和性受容体であり、Gタンパク質共役受容体ファミリーに属する膜受容体である。
ロイコトリエンB4受容体のひとつ。急性炎症反応を促進することが証明されている。ベンズアミジン基によって活性化が阻害される。
C/EBPのひとつ。軟骨細胞に発現し、骨の成長に関わる。
骨髄系細胞と一部のリンパ球系の細胞のみに発現するC/EBP。好中球の最終分化や増殖、マクロファージの機能に関与していることが報告されている。
アナフィラトキシンに分類される補体。糸球体内血栓形成に深く関与することが知られている。
CalDAG-GEF1とは、カルシウムおよびジアシルグリセロールによって活性化され、グアニンヌクレオチド交換因子として機能するタンパク質の一種である。
CD300aとは、主として免疫細胞の表面に発現し、細胞の活性化や抑制を制御する受容体分子である。 CMRF-35抗原ファミリーに属するI型膜蛋白質であり、ヒトにおいてはIgSFドメインを1つ持ち、細胞質内には抑制性のITIMモチーフを有している特徴がある。
ペア型受容体CD300ファミリーの一つであり、細胞を活性化させる免疫受容体。
大腸菌が産生する毒素の一つ。
CXCL2とは、ケモカインファミリーに属するサイトカインの一つであり、主として炎症性細胞の遊走や活性化を誘導するタンパク質である。 かつてはマクロファージ炎性タンパク質-2アルファ(MIP-2アルファ)や好中球活性化タンパク質-3(GROベータ)といった名称でも呼ばれていた歴史がある。
ケモカイン受容体のひとつ。好中球や単球(マクロファージ)に発現する。
ケモカイン受容体のひとつ。好中球に発現する。
CXCケモカインのひとつ。CXCL12をリガンドとする。好中球に発現する。
ケモカインのファミリーのひとつ。ケモカインが持つ4つのシステイン残基のうち、N末端側の2つのシステイン残基の間に1つのアミノ酸が存在するもの。α-ケモカインとも。
デオキシリボヌクレアーゼのひとつ。好中球細胞外トラップの分解に関わる。
FOLFOX6とは、主に大腸がんなどの悪性腫瘍に対する化学療法として用いられる、複数の抗がん剤を組み合わせた多剤併用療法レジメンの一つである。
ヒスタミン受容体のひとつ。骨髄や末梢白血球(好酸球、好中球)に高発現し、その遊走に関わる。他に胸腺、膵臓、結腸、小腸に見られる。
IL-17ファミリーは、T細胞などの免疫細胞から産生されるシグナル伝達物質であり、これまでにIL-17AからIL-17Fまでの6種類のメンバーが同定されている。
インターロイキンのひとつ。運動によって分泌量が増加する。
転写因子として働くタンパク質。顆粒球の前駆細胞においてGATA2の発現を誘導することで、好塩基球及びマスト細胞の分化・産生を促進する。
RASのひとつ。がん遺伝子(オンコジーン)であり、変異によって大腸のポリープやがんの発生やコステロ症候群の発症に関わるとされる。
ヘパトカインのひとつ。好中球を活性化する因子として同定された。
Mac-1とは、主にマクロファージや好中球などの白血球の表面に発現するインテグリンファミリーに属する糖タンパク質であり、CD11bとCD18のヘテロ二量体から構成される受容体である。CR3(補体受容体3)とも称され、iC3bやフィブリノゲン、ICAM-1などの多様なリガンドと結合することで、細胞接着、食作用、白血球の遊走とい…
CXCケモカインのひとつ。
MPOとは、日本語でミエロペルオキシダーゼと呼ばれる、主に好中球や単球などの造血細胞に豊富に含まれるヘム含有酵素である。 MPOは免疫系において重要な役割を果たしており、体内に侵入した細菌や真菌などの病原体をファゴサイトーシス(貪食)した際に、過酸化水素とハロゲン化物から強力な活性酸素種である次亜塩素酸を…
抗好中球細胞質抗体(ANCA)のひとつ。ミエロペルオキシダーゼに特異的。小〜中動脈の血管炎において確認される。
PDE4Bとは、ホスホジエステラーゼ4ファミリーに属する酵素の一種であり、細胞内のサイクリックAMP(cAMP)を加水分解して不活化する働きを持つ遺伝子およびそのタンパク質産物である。
PLCγ2とは、哺乳類の細胞内シグナル伝達において重要な役割を果たす酵素であるホスホリパーゼCアイソフォームの一つである。
抗好中球細胞質抗体(ANCA)のひとつ。プロテイナーゼ3に特異的。多発血管炎性肉芽腫症において陽性となる。
白血球に発現するP-セレクチンのリガンド。Th1細胞に重要とされる。CD162とも。
S100A8とは、カルシウム結合タンパク質であるS100ファミリーに属する分子量約11kDaの低分子タンパク質であり、主に好中球や単球などの骨髄系細胞の細胞質に豊富に存在する分子である。
ヘルパーT細胞の種類のひとつ。IL-17を産生する。分化や増殖にはIL-23が必要。
TRPチャネルのひとつ。活性酸素種のセンサーとして働く非選択性の陽イオンチャネル。ADPリボースや過酸化水素によって活性化される。好中球、マクロファージ、ミクログリアなどに発現する。
動物の発生や細胞の分化に関わるシグナル伝達経路。この経路の代表的なキナーゼとしてGSK3βが知られている。
デフェンシンのひとつ。αディフェンシンとも。
アクアポリン9とは、主に肝臓や白血球などの細胞膜に発現し、水だけでなくグリセロールなどの小さな非荷電性分子や尿素などを選択的に透過させるチャネル蛋白質である。
前骨髄球において初期に産生され、その細胞質に多数存在する、アズール色素によって染まる顆粒。一次顆粒とも。
アデニレートサイクラーゼ毒素とは、百日咳菌(Bordetella pertussis)などの病原菌が産生する重要な病原因子の一つであり、宿主細胞の免疫応答を撹乱する毒素である。
アレルギー反応とは、免疫系が特定の無害な抗原(アレルゲン)に対して過剰または異常な反応を引き起こす現象のことである。
体内(視床下部、脳下垂体前葉)で生合成されるエストロゲンのひとつ。テストステロンがアロマターゼに触媒されて生成される。更年期障害の症状や閉経後骨粗鬆症の治療薬となる。商品名はエストラーナ、ジュリナ、ディビゲル、ル・エストロジェル。
膵臓から分泌される、エラスチンを加水分解する反応を触媒する酵素。
弾性を持つタンパク質。コラーゲンの次に多く生体内に存在する。
14員環マクロライド系抗生物質のひとつ。ステアリン酸との塩(エリスロマイシンステアリン酸塩)として用いられることも多い。商品名はサワイやエリスロシン。
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚炎などに対する治療薬。ヒスタミンの遊離や好中球のロイコトリエンB4産生、アラキドン酸放出を抑制する。
CD20に対するモノクローナル抗体(ヒト抗体)。リツキシマブと抗原認識部位が異なり、よりCDC作用が強いとされる。商品名はアーゼラ。
抗体や補体によって食細胞の貪食が活性化されること。抗体の結合した異物がFc受容体の働きで効率よく貪食される作用。オプソニン化やオプソニン効果とも呼ばれる。
好中球から分泌されるセリンプロテアーゼのひとつ。
尿中に存在するカルシウム結合タンパク質。好中球の遊走などの炎症や免疫応答の調整に重要な役割をもつ炎症性タンパク質であるとされる。
β-ラクタム系抗生物質の一種。以下のような場合に使用が推奨される。
高い粘性を持つ多糖類。食品添加物(増粘剤、ゲル化剤)として使用される。キサンタンとも呼ばれる。通常は二重螺旋構造をしている。
側鎖が水素のみの最も単純な構造を持つアミノ酸。示性式は H2NCH2COOH