姿勢
姿勢とは、身体の空間的な位置関係、あるいは重力に対する身体の保持状態を指す医学的・生理学的な用語である。 広くは立位、座位、横臥位などの体位全般を意味し、狭義には各関節の屈曲・伸展などの組み合わせによる動的および静的な身体の構えを表現する。
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姿勢とは、身体の空間的な位置関係、あるいは重力に対する身体の保持状態を指す医学的・生理学的な用語である。 広くは立位、座位、横臥位などの体位全般を意味し、狭義には各関節の屈曲・伸展などの組み合わせによる動的および静的な身体の構えを表現する。
姿勢保持とは、重力などの外力に対抗し、身体の各部位の位置関係を適切に維持して安定した姿勢を保つ生体の機能および運動制御のプロセスである。
脚の表面の皮膚から深部の筋肉や骨にかけて、むずむずする不快な感覚が起こり、静止した姿勢(座る、寝る)をとりにくくなる症状。痒みや痛みなどを感じる場合もある。レストレスレッグス症候群または下肢静止不能症候群とも。
代表的な脊髄性筋萎縮症(Ⅰ型)。座った姿勢を維持することができない重症なもので、人工呼吸を行わなければ2歳までに死亡することが多い。SMN1がコードするSMNタンパク質の発現不全が原因として知られている。
長時間同じ姿勢でいることによって静脈の流れが滞り血栓ができ、それが血液に含まれ移動することで起こる様々な疾患のこと。飛行機の狭い座席(エコノミークラス)に長時間座ったままの状態が続くことで起こることからその名が付けられた。
痙攣や不随意運動期に見られる異常な姿勢保持。他者にさせられた姿勢を取り続ける。強硬症とも。
姿勢や骨の変形の矯正や固定を行う治療用装具。
筋肉の不随意収縮が起こり、思い通りに身体を動かせなくなる難病。大脳基底核において、不必要な運動を抑制する信号が弱まっていることが知られている。
蚊(ヤブカ属)に媒介されるチクングニアウイルスによる感染症。アフリカ、アジア、南米、インド半島などの温かい地域で確認される。
安静時から出現し、姿勢や動作に伴って増強する規則正しい緩徐な不随意運動が病巣の反対側に出現する疾患。赤核上部が選択的に侵されて生じる。
メスがマラリアの原因となるマラリア原虫を媒介する蚊。漢字では羽斑蚊。
パーキンソン病の四大症状。パーキンソン病以外では進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症(線条体黒質変性症)、レビー小体型認知症などで確認される。
コショウ科の植物。果実は漢方のひとつ。漢字では畢撥。
自律神経の調節異常(失神)の起こりやすさを調べる検査。
ポリウレタンとは、ウレタン結合(-NH-COO-)を主鎖に持つ高分子化合物の総称であり、多種多様な合成樹脂、ゴム、繊維、発泡体として産業や医療など幅広い分野で利用されている物質である。
側方への姿勢制御が障害され、それによる立位および歩行の障害が起こる状態。病巣側に身体が不随意に倒れる。前庭脊髄路や脊髄小脳路などが責任病巣とされている。
下後鋸筋とは、胸郭の背部下方に位置し、胸腰筋膜を介して下位胸椎および上位腰椎の棘突起から起こり、下位肋骨の外面へと斜め上方外側に向かって停止する骨格筋の一つである。
下腿の筋肉。その足関節の制御は姿勢保持に重要とされる。
中間皮質とは、主として小脳の皮質において、外側の外側皮質(大脳小脳に相当する領域)と内側の虫部との間に位置する脳の組織学的領域のことである。
臥位のひとつ。背中を下にして横になった状態。仰向けの姿勢のこと。背臥位とも。
側腹壁とは、腹部の両側面に位置し、前方の腹直筋から後方の背部の筋肉および脊柱に至るまでの範囲を構成する、皮膚、皮下脂肪、筋膜および複数の筋肉からなる壁状の構造物である。
臥位のひとつ。体の左側または右側を下にして横になる姿勢。
先行性姿勢調節とは、随意運動に伴って生じる身体の重心の乱れを予測し、その運動の開始前または同時に、姿勢を安定させるためにあらかじめ起こる筋活動のことである。 APAとも略され、ヒトが円滑な運動を遂行する上で不可欠な神経生理学的メカニズムの一つである。
内側前庭脊髄路とは、内側前庭神経核を起始核とし、脊髄の頸髄および上部胸髄の前庭脊髄路反射や姿勢反射に関与する下行性伝導路である。
前庭神経上核(ぜんていしんけいじょうかく)とは、脳幹の橋上部に位置し、前庭神経からの入力を処理する主要な神経核の一つである。
身体の同側の抗重力筋の制御に関与し、非自覚的な姿勢コントロールを行う上で重要な役割を果たす神経機構。
前脊髄小脳路とは、脊髄の白質に存在し、下肢や体幹からの固有感覚や皮膚からの感覚情報を小脳へと伝達する上行性の神経線維束である。
黄色ブドウ球菌などの細菌が脊椎に感染して、脊椎に炎症や化膿が起こる症状。
固縮とは、主として錐体外路障害によって生じる筋緊張の異常な亢進状態であり、他動運動に対して全可動域にわたり一様な抵抗を示す現象である。
大動脈弓や頚動脈洞に存在する圧受容器(動脈圧受容器)の反射。
圧迫とは、物体や生体の組織に対して外側から持続的に力を加え、その容積を縮小させたり、血流や神経の伝導を妨げたりする物理的な作用およびその状態を指す。
基底核変性症とは、大脳基底核を中心とする神経変性疾患の総称であり、主に錐体外路症状を特徴とする疾患群である。 人間の脳の深部に位置し運動の調整や制御に重要な役割を果たす大脳基底核や関連する神経系において、神経細胞が進行性に変性および脱落することで発症する。
脊椎を構成する骨や軟骨の変形によって、脊椎を通る脊髄を圧迫されて様々な症状が現れる疾患。
後頭骨の後頭鱗の外側中央に存在する隆起。
身体を横にしている時、身体の向きを変える運動。
首を動かそうとすると痛みがあり、頭を回せない状態。起床時に起こることが多い。
平衡とは、可逆的な化学反応において正反応の速度と逆反応の速度が等しくなり、見かけ上反応物がこれ以上増加も減少もしない状態で化学平衡の状態にあることをいう。
平衡覚とは、身体の傾きや回転、および重力の方向を感知し、姿勢や平衡を保つための感覚である。
後脊髄小脳路とは、脊髄の白質に存在し、下肢や体幹の深部感覚(筋紡錘や腱器官からの固有感覚)を同側の小脳へ伝える上行性の神経線維束である。
いわゆるギックリ腰。急性腰痛症とも呼ばれる。
痛みが長期間(6ヶ月以上)続く腰痛。
椎間関節症とは、脊椎の後方に位置する椎間関節に生じる変性や炎症を原因として、腰痛や背部痛、臀部から下肢にかけての疼痛や痺れを引き起こす疾患である。
楔状とは、硬い材料や組織の断端あるいは全体が、一方が厚く他方が薄い鋭利な三角形(くさび型)の形態を示す状態を指す医学・解剖学的な形状表現である。
ふわふわと揺れているような感覚のあるめまい。真っ直ぐ歩けなかったり姿勢を保てなかったりする。脳内の異常が主な原因。
血行が悪くなり、血管の一部がこぶ状になることで起こる痔。いぼ痔とも呼ばれる。
ある運動を実行する際に、主動筋の興奮のみではなく、それに対応する拮抗筋の抑制を起こす神経活動が起こること。
椎間板ヘルニアの一種。神経根が椎間板ヘルニアにだけ圧迫されている状態のもの。
橋と延髄の網様体から脊髄に向かって下る様々な神経線維。
肩や首など、頭の周りの筋肉が緊張することで起こる頭痛。長時間同じ姿勢を続ける人に起こりやすいとされる。頭蓋周囲の筋緊張や血行悪化などの末梢性要素に加え、慢性型ではうつや不安障害の共存が多いことが指摘されている。
肺に入ることのできる空気の量。年齢や体格、姿勢などの影響を受ける。
背面とは、解剖学および生物学用語において、動物の身体の背側、すなわち腹側に対する部位を指す用語である。
背骨(脊柱)を正面から見たとき、左右どちらかに曲がっており、X線撮影により10度以上の湾曲が確認される症状。変性側弯症とも。
いわゆる背筋。脊椎の伸展と側屈、骨盤の前傾など体幹の可動性を作り出す筋肉の総称。脊椎から離れて存在する。
受精から生後4ヶ月の間に起こる、脳の形成異常による麻痺。大脳皮質の虚血や脳内出血も原因となる。運動や姿勢に不自由さがあるが、脳の病気そのものは進行しない。
腰椎で起こる椎間板ヘルニア。坐骨神経痛の原因となる。
腰に痛みのある状態のこと。痺れを伴う場合もある。正式には腰痛症と呼ばれる。腰回りだけではなく、下肢の痛みや痺れが出る場合は坐骨神経痛と呼ばれる。
腰腸肋筋とは、背部の浅層に位置する脊柱起立筋を構成する筋肉の一つであり、仙骨、腸骨、および腰椎から肋骨にかけて走行する筋である。 背骨の伸展や側屈などの運動に関与する重要な体幹の筋として知られている。
腰椎の脊柱管を通る神経(神経根、馬尾神経)が圧迫されることで起こる脊柱管狭窄症。坐骨神経痛の原因となる。
腹部の筋肉の収縮によって腹腔内にかかる圧力。腹腔内圧とも。
臥位のひとつ。腹を下にして寢る姿勢。俯せとも。