クリアランス機構
クリアランス機構とは、生体が代謝物、異物、老廃物、病原体などの不要物を血液、組織、あるいは器官から排除し、体外へ排泄あるいは無毒化する一連の生体防御および恒常性維持のための生理学的仕組みのことである。
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クリアランス機構とは、生体が代謝物、異物、老廃物、病原体などの不要物を血液、組織、あるいは器官から排除し、体外へ排泄あるいは無毒化する一連の生体防御および恒常性維持のための生理学的仕組みのことである。
ある一種類の抗体のみを産生できるB細胞が予め体内に複数種類存在しており、抗原が侵入すると、その中から侵入した抗原に反応できるB細胞(形質細胞)のみが増殖して、その抗原と結合できる抗体を大量に産生するという説。
血漿や赤血球に不規則抗体があるかを検査する試験。
尋常性乾癬や関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、掌蹠膿疱症の治療薬。抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体(ヒト抗体)。商品名はトレムフィア。
肺や腎臓に起こる自己免疫疾患(Ⅱ型アレルギー)。基底膜に対する自己抗体が原因。抗糸球体基底膜抗体病とも。
グラム染色によって赤く染まる細菌。大腸菌やコレラ菌、ペスト菌、サルモネラ菌など。
グラム染色によって紫色に染まるグラム陽性の細菌。ブドウ球菌やレンサ球菌、破傷風菌、結核菌、ボツリヌス菌など。
グリコプロテインHとは、ヘルペスウイルス科のウイルスが持つエンベロープ(外膜)上に存在する保存性の高い糖蛋白質であり、通常グリコプロテインLと複合体を形成して宿主細胞への侵入や細胞融合に必須の役割を果たす膜蛋白質である。
グリピカン2とは、細胞膜外表面にGPIアンカーを介して結合するヘパラン硫酸プロテオグリカンファミリーのメンバーであり、主として神経系の発生や軸索誘導において重要な役割を果たす糖タンパク質である。
グリピカン3(GPC3)とは、細胞膜にグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカーを介して結合する糖鎖修飾タンパク質であり、グリピカンファミリーに属する細胞表面ヘパラン硫酸プロテオグリカンの一つである。
急性白血病の治療(抗体療法)に用いられるヒト化抗体(抗CD33抗体)。商品名はマイロターグ。
TNF-αに対するモノクローナル抗体(ヒト抗体)のひとつ。関節リウマチの治療薬。商品名はシンポニー。
サイトカイン受容体とは、免疫系や造血系をはじめとする生体の多様な細胞応答を制御するサイトカインが特異的に結合し、そのシグナル伝達を細胞内へ仲介する細胞膜受容体の総称である。
シグレックのひとつ。免疫細胞表面のシアル酸に結合するとすることで、その免疫細胞の機能を抑制する作用を持つ。
分子量58000〜64000程度の分子シャペロン。
シャーガス病とは、クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)という寄生虫によって引き起こされる人獣共通感染症であり、アメリカ大陸の熱帯地域を中心に風土病として分布している疾患である。
IL-6に対するキメラ抗体。米国においてキャスルマン病に対する治療薬として承認されている。多発性骨髄腫や固形がん、骨髄異形成症候群に対しても有効とされる。
シンノンブレウイルスとは、ハンタウイルス科オルソハンタウイルス属に分類されるウイルスの一種であり、ヒトにハンタウイルス肺症候群(HPS)を引き起こす主要な病原体である。
ストレプトリジンSとは、主にA群溶血性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)によって産生される酸素安定性の溶血毒(細胞膜障害性毒素)である。
ウイルスのエンベロープ膜に突き刺さる形で表面から突出しているタンパク質。Sタンパク質とも。
乾癬(尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬)や強直性脊椎炎の治療薬。抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体(ヒト抗体)。商品名はコセンティクス。
EGFR(HER1)に対するモノクローナル抗体(キメラ抗体)。商品名はアービタックス。
関節リウマチに対する抗TNF-α抗体のひとつ。Fcを欠如しPEG化したモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。セルトリズマブ・ペゴルとも。商品名はシムジア。
セレジストとは、ヒトインターフェロン・ベータ(IFN-$\beta$)製剤の一つであり、遺伝子組み換え技術によって製造される組換えタンパク質医薬品である。
ある抗原が陰性化し、同時にその抗原に対する抗体が陽性化すること。特にB型肝炎におけるHBe抗原の陰性化に伴うHBe抗体の陽性化を指す。セロコンバージョンの後、一般的にはウイルス量が減少して感染力は低下および肝機能が改善が起こる。
コロナウイルス(SARS-CoV-2)の生体内への侵入に必要なウイルスの構造タンパク質(Sタンパク質)に対するモノクローナル抗体。
タイサブリとは、一般名をナタリズマブとする、遺伝子組換え技術を用いて製造されたヒト化モノクローナル抗体であり、主として多発性硬化症などの自己免疫疾患の治療に用いられる免疫抑制剤および生物学的製剤である。
生薬となるナツメの果実。漢字では大棗。
毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。
タンパク質間相互作用とは、2つ以上のタンパク質分子の間で特異的な物理的接触が生じる現象、あるいはその結合を指す言葉である。
キラーT細胞が持つ、その活性化の抑制に関わる受容体である免疫チェックポイント(CTLA-4、PD-1)をブロックする抗体。免疫チェックポイント阻害剤とも。
ツツガムシ病とは、リケッチア科に属するOrientia tsutsugamushiによって引き起こされる急性の感染症であり、ダニ類の一種であるツツガムシの幼虫に吸血されることで感染する人獣共通感染症である。
表皮の角化細胞同士の接着を行うタンパク質。角化細胞の細胞膜を一回通過する膜タンパク質で、細胞外にある領域にはカドヘリンリピートと呼ばれる110個程度のアミノ酸の配列を複数持つ。
デスモプレキンとは、細胞間接着装置の一つであるデスモソームを構成する主要なタンパク質であり、上皮細胞などの間で強力な機械的ストレスに対する耐性を維持するために不可欠な細胞骨格連結因子である。
既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎や喘息の治療薬となる遺伝子組換えIgG4モノクローナル抗体(ヒト抗体)。IL-4受容体のαサブユニット(IL-4Rα)に特異的に結合することによってIL-4とIL-13のシグナル伝達を阻害する。商品名はデュピクセント。
免疫チェックポイント阻害剤となるIgG1κモノクローナル抗体(ヒト抗体)。商品名はイミフィンジ。
不活化ワクチンの一種。病原体が産生する毒素から毒性を無くし、免疫(抗体)を得るために必要な部分のみを残したもの。
IL-6の受容体(膜型および可溶型)を遮断する作用を持つモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。商品名はアクテムラ。関節リウマチや慢性炎症に伴う貧血に対して有効とされる。
HER2の細胞外ドメイン(HER2)に選択的に結合し、そのシグナル伝達を阻害したりADCC作用を誘導したりするモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。マウスのモノクローナル抗体のCDRを人間の遺伝子に組み込んだヒト化抗体。商品名はハーセプチン。
トラスツズマブにエムタンシン(DM1)を結合させた抗体。T-DM1とも。商品名はカドサイラ。
2つのグルコースが結合してできる二糖類。還元末端を持たないため還元性がない。分子式は C12H22O11
α4インテグリンに対するモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。多発性硬化症の再発予防及び身体的障害の進行抑制に用いられる。商品名はタイサブリ。
PD-1に対するIgG4モノクローナル抗体(ヒト抗体)。商品名はオプジーボ。
抗リン脂質抗体症候群を引き起こす新しい自己抗体。抗β2GPI/HLA-DR抗体とも。
ネクチン-4とは、細胞接着分子であるネクチンファミリーに属する1回膜貫通型の糖蛋白であり、免疫組織化学において特定の腫瘍を検出するためのバイオマーカーとして臨床的に利用される分子である。
アトピー性皮膚炎による痒みの原因である、IL-31とその受容体の結合を阻害するモノクローナル抗体(ヒト化抗体)。中外製薬株式会社が創製した。
融合細胞のこと。例えば、抗体を生成するためにBリンパ球とがん細胞を融合させたものなどがある。
エピトープの一種。抗体と結合はできるが、免疫応答を引き起こす能力が無い抗原。血液中の他のタンパク質と結合することで、初めて完全抗原となる。不完全抗原とも呼ばれる。
甲状腺における自己免疫疾患のひとつ。甲状腺機能亢進症やグレーブス病とも呼ばれる。
リンパ節や脾臓、小腸などの粘膜に存在する二次リンパ器官であり、腸管関連リンパ組織(GALT)の構成要素。粘膜上皮を介して体内に入った抗原が集積する。
EGFRに対するIgG2モノクローナル抗体(ヒト化抗体)。EGFRの二量体化を阻害する作用を持ち、転移性大腸がんに対する使用が認可されている。商品名はベクティビックス。
熟していない青いパパイアに含まれるプロテアーゼ。熟したパパイアにはほとんど含まれていない。
抗体の抗原結合部位。抗体のVHとVLの間に形成される。
パリエタル細胞とは、胃の胃底腺に存在する上皮細胞の一種であり、塩酸および内因子を産生・分泌する機能を持つ細胞である。
ビタミンBのひとつ。ビタミンB5とも呼ばれる。補酵素として、糖や脂質(脂肪酸)の代謝に関わる。例えば、ピルビン酸からのアセチルCoAの合成や脂肪酸からのアシルCoAの合成など。
モノクローナル抗体の種類のひとつ。キメラ抗体の中で、マウスの抗体の割合を最低限まで減らしたもの。
モノクローナル抗体のひとつ。ヒト抗体遺伝子の大部分を導入したマウスに抗原を注射して作られる抗体。ヒトから摂取した抗体という意味ではない。
扁形動物門 吸虫綱 有輪目 住血吸虫科に分類される人体寄生虫であり、アフリカ大陸および中東地域を中心に広く風土病として分布している。
レスベラトロールの代謝によって生じるポリフェノール。レスベラトロールにヒドロキシ基が結合した構造を有する。
フュージョンとは、生物学、医学、遺伝学などの分野において、2つ以上の異なる実体(細胞、遺伝子、タンパク質、組織など)が結合または融合する現象や技術を指す総称である。