ユビキチン
細胞内に普遍的(ユビキタス)に存在することから命名された低分子量(8.6kDa)の分子。
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細胞内に普遍的(ユビキタス)に存在することから命名された低分子量(8.6kDa)の分子。
ユビキチンプロテアソーム系とは、真核生物の細胞内において不要になったタンパク質や異常なタンパク質を選択的に分解するための主要なタンパク質分解経路である。
ユビキチンプロテアゾーム系とは、真核生物の細胞内において不要となったタンパク質を特異的に分解するための主要なタンパク質分解機構である。
タンパク質のユビキチン化を触媒する合成酵素のひとつ。哺乳類では約700種類が確認されている。
ユビキチン修飾 ユビキチン化を参照。
タンパク質へユビキチンを付加する翻訳後修飾。ユビキチン修飾とも。
ユビキチン化を触媒する酵素。ユビキチン活性化酵素(E1)、ユビキチン結合酵素(E2)、ユビキチンリガーゼ(E3)が存在する。
ユビキチン化酵素のひとつ(E1)。
カルシウム結合タンパク質のひとつ。アポトーシス関連遺伝子2やPDCD6とも。
酵母のオートファゴソームの形成に関わるユビキチン様タンパク質。オートファゴソームの膜を広げる働きを持つ。ヒトのホモログはLC3。
AZFaとは、Y染色体の長腕(Yq11)に位置する無精子症因子(Azoospermia factor)領域の3つの主要な遺伝子座のうちの一つである。
B-Boxとは、細胞内の物質輸送や小胞体におけるタンパク質の品質管理機構などにおいて重要な役割を果たすドメイン、あるいは遺伝子ファミリーの名称である分子生物学用語である。
CRY2とは、植物から動物に至るまで幅広い生物に保存されている光受容体であり、概日リズム(体内時計)の調節や青色光に応答したシグナル伝達において中心的な役割を果たすタンパク質である。
CUL3(Cullin 3)とは、ユビキチン・プロテアソーム系においてタンパク質の分解を仲介するユビキチンリガーゼ(E3)複合体の主要な足場タンパク質を構成する分子である。 ヒトではCUL3遺伝子にコードされており、細胞内のタンパク質の代謝やシグナル伝達、細胞周期の制御など、多様な生物学的プロセスの維持に不可欠な役割…
DNAメチルトランスフェラーゼのひとつ。DNA維持メチル化に必要なタンパク質のひとつ。UHRF1に認識された片鎖メチル化DNAを両鎖メチル化状態とする。
F-boxタンパク質とは、約50アミノ酸からなる保存されたドメインであるF-boxモチーフを有するタンパク質の総称であり、ユビキチン-プロテアソーム系においてタンパク質の選択的な分解を担うSCF複合体の基質認識サブユニットとして機能する。
Fbxo31はSKP1-Cullin 1-F-boxタンパク質(SCF)複合体の構成成分として機能し、標的となるタンパク質にユビキチンを付加することでそのプロテアソーム依存的な分解を誘導する。
ユビキチンリガーゼを制御する転写因子。PPARγと拮抗する。
ユビキチンE3リガーゼ活性を持つタンパク質。p53に結合し、そのユビキチン化によって分解を誘導する。
HIF-2αとは、低酸素状態に対する細胞の適応反応を仲介する主要な転写因子である低酸素誘導因子(HIF)の構成サブユニットの一つであり、EPAS1遺伝子によってコードされているタンパク質である。
HIF-αとは、哺乳類の細胞が酸素濃度の低下に適応するために中心的な役割を果たす転写因子である低酸素誘導因子の構成サブユニットの一つである。
以下のHIFのサブユニットの総称。
NF-κBの活性を阻害するタンパク質。
NF-κBと会合し、その働きを阻害するタンパク質(IκB)。
ユビキチン化酵素(E3)の活性抑制に関わるタンパク質。CSN5とも。
KLHL3とは、ケルチ様ペプチドファミリーに属するタンパク質であり、ヒトではKLHL3遺伝子によってコードされている遺伝子産物である。
KLHL3遺伝子とは、ケルヒリドメインを持つタンパク質ファミリーの一種であるKLHL3タンパク質をコードする遺伝子である。
主にユビキチン化されたタンパク質を特異的に認識して、これをATP依存性にペプチドに分解するタンパク質分解酵素の複合体。
RING-CHファミリーの膜貫通型E3ユビキチンリガーゼ。
MHCのひとつ。通常の体細胞には存在せず、ヘルパーT細胞へ抗原提示を行う抗原提示細胞(プロフェッショナル抗原提示細胞)のみが発現している。構造としては1回膜貫通タンパク質であるα鎖(約230個のアミノ酸、約33〜35kDa)とβ鎖(約230個のアミノ酸、約27〜29kDa)からなるヘテロ二量体。
NOD1(Nucleotide-binding oligomerization domain-containing protein 1)とは、主として自然免疫に関与する細胞質性のパターン認識受容体である。 宿主の細胞内に侵入した病原体由来の分子パターンを認識し、炎症反応や免疫応答を誘導する重要なタンパク質として機能する。
E3ユビキチンリガーゼとしての活性を持つRAD。通常はRAD6によって活性化されるが、紫外線照射を受けるとNBS1がRAD6に代わってRAD18と結合し、紫外線による損傷部位にRAD18を誘導する。
RFTSドメインとは、タンパク質の構造および機能領域の一つであり、主にDNAメチル化酵素の制御や細胞周期の調節に関与する保存されたアミノ酸配列領域である。 RFTSは「Replication Foci Targeting Sequence」の略称であり、DNA複製部位(レプリケーション・フォーカス)へタンパク質を局在させる機能を持つことに由来して…
キナーゼの受容体共役タンパク質3。細胞死に関わる。
RNF213とは、もやもや病の主要な遺伝子座である13q染色体上に存在し、巨大なタンパク質をコードする遺伝子である。 もやもや病は、脳血管の主幹動脈が狭窄または閉塞し、その周囲に異常な血管網(もやもや血管)が発達する疾患であり、脳出血や脳梗塞を引き起こす原因となる。
RNAヘリカーゼと2種類のユビキチン結合タンパク質からなる、衝突リボソームを除去する活性を持つ複合体。
造血分化の際、クロスリンクDNAの傷を修復する分子機構で働くと考えられているタンパク質。ファンコニ貧血の原因遺伝子。FANCPやBTBD12とも。
SMAD6とは、トランスフォーミング成長因子-beta(TGF-$\beta$)および骨形成タンパク質(BMP)シグナル伝達経路を負に調節する抑制型SMAD(I-SMAD)ファミリーに属するタンパク質である。
構造がユビキチンによく似た小さなタンパク質。「小さなユビキチン様修飾因子」の略称。
TNF受容体のスーパーファミリー(CD40やRANK)の細胞内ドメインに結合するタンパク質。
オートファジーが特定の物質を認識するため受容体の一つ。TRIMタンパク質は特有の配列を持つタンパク質群で、ヒトでは82種類のTRIMタンパク質がある。ユビキチンリガーゼとして働く。
DNA維持メチル化に必須のE3ユビキチンリガーゼ。DNA複製後に生じる片鎖メチル化DNAを認識し、近傍のヒストンH3のユビキチン化を行う。
ユビキチン化されたタンパク質のユビキチン鎖を切断するペプチダーゼ。
メラニン合成酵素のメラノソームへの輸送を制御するタンパク質。
Vif蛋白とは、主としてレンチウイルス属のヒト免疫不全ウイルス(HIV)などがコードする約23kDaのアクセサリー蛋白であり、ウイルスの感染性を維持するために必須の分子である。
ユビキチンリガーゼのひとつ。KLF15にユビキチンを結合させることによって、その分解を促進する。
Xist RNAとは、哺乳類の雌におけるX染色体不活性化(XCI)の過程において中心的な役割を果たす長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)である。
140個のアミノ酸残基からなるタンパク質。神経細胞に局在し、シナプス可塑性や神経伝達物質の調整などを行う。
NF-κBの活性化経路において、リン酸化されたIκBαやp100、β-カテニンなどをユビキチン化することで、これらの分解を促進するユビキチンリガーゼ。FBW1とも。
エプシン2とは、細胞膜のエンドサイトーシスやクラスリン被覆小胞の形成に関与するタンパク質の一種である。
オートファソームとは、真核生物の細胞質内に形成される二重の生体膜構造を持つ二重膜小胞であり、マクロオートファジー(以下、オートファジー)の過程において細胞内の不要物や損傷したオルガネラを隔離膜によって包み込むことによって作られる構造体である。
シャーペロン(分子シャペロン)とは、細胞内においてタンパク質が正確な高次構造へと折りたたまれる(フォールディング)過程を助け、あるいは凝集を防ぐ機能を持つタンパク質群の総称である。
セパレースの活性を阻害するタンパク質。染色体の分離はセキュリンがCDC20依存的にAPC/Cを介してユビキチン化され、プロテアソームで分解されることで開始される。
サリドマイドなどの免疫調節薬(IMiDs)が標的とするタンパク質。
劣性遺伝のパーキンソン病の原因遺伝子。ユビキチンリガーゼであり、小胞体のPael受容体とα-シヌクレインを基質とする。
ヒストンメチル化酵素とは、ヒストンの特定のリジン残基またはアルギニン残基に対してメチル基を転移する反応を触媒する酵素の総称である。 エピジェネティクスにおいて中心的な役割を果たし、遺伝子発現の活性化や抑制を制御する重要なタンパク質群として知られている。
ヒストン修飾とは、真核生物のクロマチンを構成するヒストンタンパク質のアミノ酸残基に対する、酵素的な化学修飾の総称である。
ヒートショックプロテイン(HSP)とは、細胞が熱などのストレスにさらされた際に発現が誘導される一連のタンパク質の総称であり、生体のストレス応答において重要な役割を果たす分子シャペロンとして機能する。
プロリル水酸化酵素とは、タンパク質中のプロリン残基の水酸化を触媒する酵素の総称である。
2つの脂肪酸を持つグリセロリン脂質のひとつ。ケファリンとも。