嘔吐
延髄最後野や孤束核を中心とする嘔吐中枢の興奮によって起こる、食道上部の弛緩と腹部内圧の上昇によって胃の内容物を口腔から吐き出す現象。
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延髄最後野や孤束核を中心とする嘔吐中枢の興奮によって起こる、食道上部の弛緩と腹部内圧の上昇によって胃の内容物を口腔から吐き出す現象。
脳幹に存在する孤束核や最後野など。この部分が刺激されることで嘔吐が起こる。
セロトニン受容体のひとつ。求心性迷走神経末端に発現し、腸クロム親和性細胞から分泌されるセロトニンによって刺激されると嘔吐中枢を介して嘔吐が引き起こされる。
Aホルデインとは、精神神経科領域などで用いられる治療薬の名称であり、一般的にはハロペリドールを有効成分とする医薬品の商品名の一つである。
ウイルス性肝炎のひとつ。B型肝炎ウイルス(HBV)による感染症。
化学療法誘発性悪心・嘔吐を参照。
ピペリジンの誘導体。3-(2-メトキシベンジルアミノ)-2-フェニルピペリジンとも。
EPECとは、下痢などの消化器症状を引き起こす大腸菌の一種である腸管病原性大腸菌(Enteropathogenic Escherichia coli)の略称である。 EPECは、小児、特に乳幼児の間で下痢症の原因となる重要な病原体の一つとして知られている。
肝炎ウイルスのひとつ。豚や猪、鹿の筋肉や内臓をに存在する。
FOLFOX6とは、主に大腸がんなどの悪性腫瘍に対する化学療法として用いられる、複数の抗がん剤を組み合わせた多剤併用療法レジメンの一つである。
H3N2vとは、主に豚の間で流行しているインフルエンザA型ウイルスの亜型のうち、ヒトへの感染が確認された変異型ウイルス(variant virus)の一つである。 季節性インフルエンザウイルスとは遺伝的特徴が異なるため、ヒトの間では免疫がほとんどないか、あるいは非常に低い状態にあることが特徴とされる。
β-チャコニンとは、ジャガイモなどのナス科植物に自然に含まれるステロイドアルカロイドの一種であり、ソラニンやα-チャコニンなどとともにグリコアルカロイドに分類される化合物である。
頭蓋骨内部を覆う硬膜の内側にあるくも膜と、脳全体を覆う軟膜との間(くも膜下腔)に出血する脳出血のこと。死亡率が高く、後遺症が残る可能性の高い重篤な症状。
妊娠5〜8週に出現する悪心や嘔吐。漢字では悪阻。
自分や周囲が回転しているように見えたり、船に揺られているようなふらつき感じたりする症状。前者を回転性めまい、後者を浮動性めまいと呼ぶ。漢字では目眩。
アカカビとは、不完全菌類に分類される糸状菌(カビ)の一属であるフザリウム属の真菌の総称であり、植物に様々な病害をもたらすとともに、ヒトや家畜に対して有害な代謝産物を産生する生物である。
プロトペディニウム属の藻類が産生し、二枚貝に蓄積する貝毒。11種類が確認されている。
副腎皮質の異常によって、副腎皮質ホルモン(コルチゾール、アルドステロン、副腎アンドロゲン)が不足することで低血圧や脱水、電解質異常、色素沈着、下痢、嘔吐、精神症状などが現れる疾患。トーマス・アジソン(Thomas Addison)によって報告された。慢性副腎皮質機能低下症とも。
1873年にドイツで合成されたp-アミノフェノールの誘導体。解熱作用および鎮痛作用を持つ。APAPやパラセタモールとも呼ばれる。分子式は C8H9NO2
生きたアニサキスを摂取することで起こる症状。
シキミに含まれる有毒な有機化合物。嘔吐、意識障害、痙攣を引き起こす。セスキテルペンラクトン構造を持つ。
対人ストレスや心理的ストレス(痩せ願望や肥満への恐怖)が原因となる摂食障害(精神疾患)。神経性食欲不振症や神経性やせ症、拒食症、アノレキシア・ネルヴォーザとも呼ばれる。
ニューロキニンの受容体(NK1受容体)の拮抗薬。遅発性嘔吐に対して有効。2009年に承認された。商品名はイメンド。
モルヒネから合成される有機化合物。化学構造の一部がドーパミンと共通している。商品名はアポカイン。
ユキノシタ科アジサイ属の植物。漢字では甘茶。分類学的にはヤマアジサイの変種。甘味成分のフィロズルチンを含む。
慢性胃炎における消化器症状(腹部膨満感、上腹部痛、食欲不振、胸焼け、悪心、嘔吐)の治療薬。商品名はガナトン。
イボゲインとは、西アフリカ原産のキョウチクトウ科の植物であるイボガ(Tabernanthe iboga)の根皮などに含まれる天然物由来のインドールアルカロイドの一種である。
5-HT5受容体のアンタゴニスト。シスプラチンなどの抗がん剤によって起こる悪心や嘔吐に対する予防に用いられる。商品名はシンセロン。
サイトカインの一種。生体内では、細胞がウイルスに感染したときに、その細胞から産生され、ウイルスの増殖を阻害したりNK細胞を呼び寄せたりといった働きをする。インターフェロンという名前はウイルスの増殖を阻害(interfere)することから付けられた。
小児の腎臓に発生する最も代表的な悪性腫瘍。腎芽腫とも。
エコーウイルス4型とは、ヒトの消化管を主な増殖場とするエンテロウイルス属に分類されるウイルスの一種であり、無菌性髄膜炎や発熱性疾患などの多彩な臨床症状を引き起こす病原体の一つである。
エコーウイルス9型とは、ヒトを宿主とするエンテロウイルス属のピコルナウイルス科に分類されるウイルスの一種であり、主として小児における無菌性髄膜炎や発疹を引き起こす病原体である。
エボラウイルスによる、高熱と目や鼻からの出血を伴う感染症。ウイルス性出血熱に分類される。必ずしも出血が起こるわけではないので、エボラウイルス病(EVD)とも呼ばれる。2014年までの患者数は約2000人で致命率は54%。
セロトニン受容体(5-HT3受容体)に対する拮抗薬。化学療法誘発性悪心・嘔吐の予防に用いられる。商品名はゾフラン。
分岐鎖α-ケト酸デヒドロゲナーゼ複合体の先天的欠損が原因となる疾患。メープルシロップ尿症や楓糖尿病とも。
カタル性虫垂炎とは、虫垂の粘膜層および粘膜下層に限局した軽度の炎症が生じている状態であり、急性虫垂炎の初期段階として分類される疾患である。 虫垂は盲腸の先端に付着する細長い管状の器官であり、ここに何らかの原因で閉塞や炎症が起こることで虫垂炎が発症する。 急性虫垂炎は病理組織学的な炎症の進展度によって…
白金製剤である抗がん剤のひとつ。
カントングワとは、一般にカントンの嵌頓(かんとん)を指し、特にヘルニアなどの臓器や組織が本来の位置に戻らなくなり、血流障害や壊死を引き起こす重大な病態を意味する医学用語である。 ヘルニアの嵌頓が生じると、脱出した組織が絞扼されて血流が遮断されるため、緊急手術などの速やかな医療介入が必要とされる急性腹…
ガラクトースの代謝(ルロワール経路)に関わる酵素の異常によって血液中のガラクトース濃度が高くなる症状。
観賞用および食用となるアロエ。南アフリカ原産で江戸時代に渡来し、茎が伸びて立ち上がることからキダチ(木立ち)と名付けられた。成長するにつれて枝は多数に分岐する。俗称は医者いらず。
腹痛、嘔吐、便秘の三つの消化器症状。急性間欠性ポルフィリン症で見られる。
クリミア・コンゴ出血熱ウイルスの感染による出血熱。1類感染症のひとつ。
フェノールにメチル基が結合した芳香族化合物。メチルフェノールとも。分子式は C7H8O
5-HT3受容体の拮抗薬。抗がん剤の副作用(悪心、嘔吐)を抑制する作用を持つ。商品名はカイトリル。
ケトン型酸敗とは、糖尿病の合併症である糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)の別称であり、インスリンの著しい不足と血糖値の上昇、および血中のケトン体増加に伴う重篤な代謝性アシドーシスを引き起こす病態である。 インスリンは膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモンであり、血液中のグルコース(ブドウ糖…
モクレン科の落葉高木であるホオノキの樹皮。漢字では厚朴。健胃や鎮咳作用を持つ生薬。腹部膨満感や消化不良、便秘、嘔吐、咳などに用いられる。半夏厚朴湯や柴朴湯、平胃散などの漢方に含まれる。
ドクウツギ(特に果実)に含まれる、モノテルペン骨格を有する有毒なラクトン。ツチンよりも速やかに吸収され、さらにツチンの4倍以上の毒性を持つとされる。
スズランなどヒガンバナ科に含まれる、水溶性で有毒なアルカロイド(ヒガンバナアルカロイド)のひとつ。
嚥下反射や痛みの伝達に関わる神経ペプチド(タキキニン)。11個のアミノ酸から構成される。NK1受容体のリガンド。
サルモネラによる感染症。症状は急性の発熱、腹痛、下痢、嘔気、嘔吐など。幼児や高齢者では脱水に注意が必要。
サルモネラ属の細菌の総称。腸管上皮細胞に感染して胃腸炎や食中毒を起こすグラム陰性桿菌。サルモネラ菌に分類される細菌は2000種類以上が確認されているが、食中毒の原因となる代表はサルモネラ・エンテリティディス。
シアノ基を持つ化合物。シアン化合物や青酸化合物、シアニドなどとも呼ばれる。
初めて使用された抗がん剤。商品名はエンドキサン。
フクジュソウの全体に含まれる強心配糖体。特に根と根茎に多い。
シンノンブレウイルスとは、ハンタウイルス科オルソハンタウイルス属に分類されるウイルスの一種であり、ヒトにハンタウイルス肺症候群(HPS)を引き起こす主要な病原体である。
ジアルジアランブリア(ランブル鞭毛虫)による感染症。5類感染症のひとつ。
慢性アルコール中毒に対する治療薬(抗酒剤)。商品名はノックビン。
抗ヒスタミン薬のひとつ。痒み止めの有効成分。また、嘔吐中枢に作用し、その興奮を抑制することで悪心および嘔吐を予防する。商品名はドリエルやトラベルミン。
動揺病やメニエール病、放射線宿酔に伴う悪心や嘔吐、めまいに対する治療薬。商品名はドラマミン。
中米~南米のアンデス山脈原産のナス科の植物。茎(塊茎)が食用(芋)となる。日本には16世紀末にジャカルタから持ち込まれ、形が馬の鈴に似ていたことからジャガタライモや馬鈴薯と呼ばれた。