大脳皮質
知覚、思考、記憶などの機能を司る脳の部位。大脳の外側に位置する薄いシート状に並んだ細胞からなり、クルミ状に折り畳まれた外見を形作っている。
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知覚、思考、記憶などの機能を司る脳の部位。大脳の外側に位置する薄いシート状に並んだ細胞からなり、クルミ状に折り畳まれた外見を形作っている。
大脳基底核が大脳皮質の各部位から入力された情報をそれぞれ異なる部位で処理した後、視床を介して大脳皮質の元の領域に戻す情報伝達経路のこと。
大脳皮質の神経細胞層のひとつ。星状の多極神経細胞からなる。この層への神経細胞の配置にはプロトカドヘリン20が重要。
大脳皮質の神経細胞層のひとつ。皮質脊髄路が存在する。
進化的に最も新しく、高度に進化した脳の領域。大脳皮質の約1/3を占める。
大脳基底核(特に淡蒼球と黒質)の神経細胞が死滅することが原因となる疾患。パーキンソニズムが現れる。
大脳皮質基底核症候群
大脳皮質拡延性抑制を参照。
神経細胞やグリア細胞の一過性興奮とそれに続く活動抑制を伴う一連の現象。虚血や低血糖などのストレスによる大脳皮質の興奮の高まりが全体に波のように三次元的に広がる。閃輝暗点や片頭痛、脳虚血、脳卒中、脳外傷、てんかんなどの患者の大脳皮質で確認されている。大脳皮質広汎性脱分極とも。
5-HT1F受容体とは、セロトニン(5-ヒドロキシトリプタミン、5-HT)の受容体サブファミリーの一つであり、Gタンパク質共役受容体(GPCR)のファミリーに属する分子である。 中枢神経系および末梢神経系の特定の領域に広く分布しており、セロトニン受容体の中でも1型受容体群(5-HT1受容体)に分類される。
セロトニン受容体のひとつ。大脳皮質や海馬、扁桃体、視床、視床下部などに発現する。
CA2とは、大脳皮質の海馬構造におけるCA1野とCA3野の間に位置する神経細胞層であり、アンモン角の組織学的な領域の一つである。
コリントランスポーターのひとつ。高親和性コリントランスポーターとも。580個のアミノ酸で構成され、13回膜貫通ドメインを持つ。
ドーパミンD1受容体に属するドーパミン受容体のサブタイプのひとつ。
Dab1とは、リー・ショルツ病(滑脳症)の原因遺伝子であるReelinシグナル伝達経路において中心的な役割を果たすアダプタータンパク質をコードする遺伝子、およびそのタンパク質の名称である。
EGR1とは、C2H2型ジンクフィンガー構造を持ち、刺激に応じて急速かつ一過性に転写が誘導される即時初期遺伝子、およびそれがコードする転写因子である。
直接塩素チャネルと連結するGABA受容体。主な抑制性シナプス伝達を担っている。脳の広範囲に分布し、様々な機能に関与することが知られている。
GATOR1とは、GATOR1複合体を構成する遺伝子群(条虫類における名称ではなく、主に哺乳類のmTORC1シグナル伝達経路を負に制御するタンパク質複合体を指す)であり、その変異は難治性てんかんなどの神経疾患の原因となる分子生物学的概念である。
アストロサイトに選択的に発現する、中間径フィラメントを形成する線維の構成タンパク質。アレキサンダー病の原因遺伝子。グリア線維性酸性タンパク質とも。
GluR4とは、中枢神経系における主要な興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸に応答する、AMPA型グルタミン酸受容体を構成する4つのサブユニット(GluR1-4、あるいはGluA1-4とも呼ばれる)の1つである。 遺伝子レベルではGRIA4によってコードされており、ヒトの染色体上に位置している。
脂肪酸結合タンパク質のひとつ。心臓由来脂肪酸結合タンパク質とも。
中枢神経(脳の大脳皮質や海馬)や自律神経節、胃などの分泌組織に存在するムスカリン受容体。
眼白子症の原因遺伝子として発見されたタンパク質。GPR143とも。黒質や線条体、孤束核、海馬、大脳皮質などに発現する。
ホスホジエステラーゼのひとつ。その変異が悪性腫瘍(悪性黒色腫)の浸潤に関わることが報告されている。
cAMPに特異的なPDE。主に炎症性細胞に分布し、炎症メディエーターおよび抗炎症メディエーターを制御する。
PDE9Aとは、ホスホエステラーゼ(PDE)ファミリーの一種であるホスホジエステラーゼ9A、およびそれをコードする遺伝子の名称である。
パルブアルブミンが発現する大脳皮質の介在ニューロン。抑制性ニューロン。介在ニューロンの約半数を占める。錐体細胞の活動を強く抑制すると考えられている。
Reelinとは、主として脳の発達および神経細胞の遊走や位置決めにおいて重要な役割を果たす大型の細胞外マトリックスタンパク質である。
SLC8A2とは、ナトリウム・カルシウム交換輸送体ファミリーに属する膜タンパク質であり、主に中枢神経系において細胞質内のカルシウムイオン濃度調節に関与する遺伝子およびそのコードするタンパク質である。
TRPC2とは、哺乳動物をはじめとする脊椎動物において発現する一時的受容体電位チャネル(Transient Receptor Potential channel: TRPチャネル)ファミリーのカチオンチャネルの一つである。
オピオイド受容体のひとつ。
オピオイド受容体のひとつ。
ベンゾジアゼピン受容体のサブタイプのひとつ。BNZ1受容体とも。
グリア細胞のひとつ。星状細胞や星状膠細胞、アストログリアとも。脳内の神経細胞の周りに存在する。ヒトの大脳皮質においては最も大きく、数も多い細胞。星型をしていることから名付けられた。
カハール・レツィウス細胞とは、哺乳動物の大脳皮質の発生初期における辺縁帯(のちの分子層)に特異的に出現し、大脳皮質の層形成において中心的な役割を果たす大型のニューロンである。スペインの神経解剖学者であるサンティアゴ・ラモン・イ・カハールとスウェーデンの解剖学者であるグスタフ・レツィウスによってそれ…
大麻(アサ、マリファナ)が含む多数の生理活性物質の総称。大麻の幻覚成分はΔ9-テトラヒドロカンナビノール。
アンモニアとグルタミン酸を基質としてグルタミンの合成を触媒するシンテターゼ。
味覚刺激に応答する神経細胞が味覚の種類によって分かれて存在すること。大脳皮質の第一次味覚野では活性化される脳部位に味覚の種類による違いがあることが報告されている。
N-アセチルグルコサミン-6-硫酸とガラクトースから成る二糖類を構成成分とするグルコサミノグリカン。
コリンとアセチルCoAからアセチルコリンを合成する反応を触媒する酵素。コリンアセチラーゼとも呼ばれる。
コンソリデーションとは、医学・生物学の文脈において、記憶や学習の成果が時間経過とともに安定化し、脳内で固定される神経学的・認知的なプロセスを指す用語である。
ゴルジ型とは、イタリアの神経学者カミッロ・ゴルジの名にちなむ神経細胞(ニューロン)の形態学的分類の一つであり、主として軸索が長く大脳皮質や小脳などの遠隔部位へ信号を投射する投影ニューロンを指すゴルジI型のことを指す場合が多い。
ナス科の植物に含まれるアルカロイド。アセチルコリン受容体であるムスカリン受容体の拮抗薬(抗コリン薬)のひとつ。
肉体や精神にかかる負荷のこと。
セレトニンとは、中枢神経系および末梢神経系に広く分布し、情動のコントロールや睡眠、体温調節など多様な生理的機能に関与する神経伝達物質および生理活性物質である。 化学名を5-ヒドロキシトリプタミン(5-HT)と称し、生体内では必須アミノ酸であるトリプトファンを前駆体として生合成される。
ドパミン受容体とは、神経伝達物質であるドパミンをリガンドとするG蛋白質共役受容体のファミリーであり、中枢神経系および末梢神経系において多様な生理的機能を調節する膜受容体である。
脳に快感をもたらす神経伝達物質。カテコールアミンのひとつ。ドパミンとも表記される。
中枢神経に存在する、神経伝達物質のドーパミンを放出する神経細胞。報酬系やドーパミン産生神経細胞、ドーパミン作動性神経とも呼ばれる。
ノルアドレナリンを神経伝達物質とする神経(神経細胞)。主に青斑核に存在する。
大脳基底核の神経回路のひとつ。大脳皮質から入力を受けた視床下核の神経細胞が直接、淡蒼球内節・黒質網様部に投射している経路。
パーキンソン病の四大症状。パーキンソン病以外では進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、多系統萎縮症(線条体黒質変性症)、レビー小体型認知症などで確認される。
大脳皮質を細胞構築学的に区分し、領野ごとに番号付けされたもの。1909年にドイツのコルビニアン・ブロードマン(Korbinian Brodmann)によって定義された。ブロードマンの脳地図とも。
プロトカドヘリンのひとつ。大脳皮質Ⅳ層の神経細胞に特異的に発現する膜タンパク質。
マイネルト基底核とは、大脳の基底核の一部を構成し、中枢神経系においてアセチルコリンを産生する主要なコリン作動性ニューロンの供給源として機能する神経核である。
NaSSAのひとつ。主に5-HT1A受容体やα1受容体に作用し、5-HT2A受容体、5-HT2C受容体、5-HT3受容体に対しては拮抗作用を示す。商品名はレメロン、リフレックス。
ラミナとは、生物学および医学用語において、薄い板状、層状、あるいは膜状の構造物を指す一般的な解剖学的名称である。
大脳皮質の神経細胞層を形成するために必要な巨大なタンパク質。リーリンの欠損は層構造を持つ神経系のほぼ全てに異常を起こし、滑脳症の原因となる。
脳が活動している睡眠。眼球の急速な動き(REM : rapid eye movement)が起こることが名前の由来。
大脳皮質の一部。触覚、痛覚、温覚の処理に関わる、体性感覚刺激に応答する領域。手の触覚を司る領域。
目から外側膝状体を経て伝わる情報を受け取る視覚野。右目の情報は左に、左目の情報は右へ伝わる。