細胞外基質
細胞の外を満たしている、生体組織のうち細胞以外の部分のこと。細胞外マトリックスとも呼ばれる
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細胞の外を満たしている、生体組織のうち細胞以外の部分のこと。細胞外マトリックスとも呼ばれる
ANGPTL7とは、アンジオポエチン様タンパク質ファミリーに属する分泌タンパク質であり、主として眼科学や腫瘍学の領域において研究されている分子である。 ヒトにおいてはANGPTL7遺伝子によってコードされており、角膜などの眼組織において比較的高い発現が確認されている生体分子である。
CD82とは、細胞表面に発現する糖タンパク質の一種であり、テトラスパニンファミリーに属する分子である。 かつては前立腺癌の転移を抑制する遺伝子の産物として発見され、KAI1とも称される。
HAS3とは、ヒアルロン酸を細胞外へ生合成する主要な酵素であるヒアルロン酸合成酵素ファミリーのアイソフォームの一つである。 ヒトを含む哺乳類において同定されている3種類のヒアルロン酸合成酵素(HAS1、HAS2、HAS3)のうちの一つであり、膜貫通型タンパク質として細胞質側からUDP-グルクロン酸とUDP-N-acetylglucosami…
がんに高発現するMT-MMP。自身が細胞外基質を分解する他、ゼラチナーゼAを活性化する作用を持つ。
神経系の細胞に発現する細胞接着分子(糖タンパク質)。神経細胞接着分子とも。
細胞に関わる様々な働きを制御するサイトカイン。細胞の増殖や分化を制御し、細胞死を促す。哺乳類では40種類のスーパーファミリーが確認されている。トランスフォーミング増殖因子βや形質転換成長因子βとも呼ばれる。。
プラスミノーゲン活性化因子のひとつ。1951年にヒトの尿から発見された。その遺伝子は10番染色体に存在する。
VEGF-Bとは、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)ファミリーに属する糖タンパク質であり、主に胎児発育や心臓をはじめとする代謝が活発な組織において血管の維持や生存に関与する生理活性物質である。
コラーゲンなどの細胞外基質タンパク質の過剰生成による臓器の線維化を促進するタンパク質。
哺乳類の卵を取り囲む膜(透明帯)を構成する細胞外基質に共通するドメイン。約260個のアミノ酸からなる。
ジストログリカンのサブユニット。細胞外でリガンドと結合する受容体としての機能を持つ。αジストログリカンと結合するリガンドは共通してラミニンのGドメインを持つ。
軟骨(軟骨組織の細胞外基質)の主要な構成成分となるコラーゲン。
Ⅵ型コラーゲンとは、主として細胞外基質に広く分布し、微小線維を形成するタンパク質の一種である。 哺乳動物の組織において、血管、神経、筋肉、皮膚などの間質に普遍的に存在し、細胞と細胞外基質の相互作用や組織の構造維持に重要な役割を担っている。
幹細胞ががん化したもの。普通のがん細胞に比べて数は少なく増殖も緩やかであるが、抗がん剤や分子標的薬、放射線治療では死滅しないとされる。
TGF-βにより腫瘍血管内皮細胞から形成され、がんの進展を促進する線維芽細胞。
マンヌロン酸とグルロン酸からなる直鎖のヘテロ多糖。昆布やわかめなど褐藻類の細胞外基質の主成分となる。その含量は乾燥重量の約30%を占めるとされる。海藻(Algae)から得られる酸性物質であることからその名が付けられた。
細胞表面に発現する、細胞外基質からの情報を読み取る働きをもつタンパク質(受容体)。細胞接着分子のひとつ。
細胞内にある小胞が細胞膜の内側に融合して、小胞の中身を外部に放出するサイトーシス。開口分泌や吐細胞現象とも呼ばれる。
歯のエナメル質の形成に必要な細胞外基質のタンパク質(エナメル基質)のひとつ。
歯のエナメル質の形成に関わる細胞外基質の総称。エナメル芽細胞から分泌される。
細胞外基質の成分のひとつ。間葉系細胞の凝集領域に特徴的に発現する。
カテキン類は、主に茶類に含まれるポリフェノール。渋味がある成分。茶ポリフェノールとも呼ばれる。
カテプシンのひとつであるシステインプロテアーゼ。リソソームのオートファジーに関わる。
白癬(水虫)やカンジダ症、癜風などに対する塗布剤の有効成分となるイミダゾール系抗菌剤。商品名はエンペシド。
細胞外基質のひとつであるムコ多糖。アミノ糖とウロン酸から構成される。主なグルコサミノグリカンはヘパラン硫酸とコンドロイチン硫酸。
常染色体優性遺伝疾患による難聴(DFNA9)の原因遺伝子であるCOCH (コーク)から発現するタンパク質。
動物の体内で最も多いタンパク質。細胞外基質のひとつ。身体を構成する全タンパク質の約30%を占める。皮膚や腱、角膜では水分を除いた分の80%程度を占める。
コンドロイチンが硫酸化した有機化合物。グルコサミノグリカンのひとつ。グルクロン酸とグルコサミンの繰り返し単位が直鎖状に結合したヘテロ多糖。分子式は C13H21NO15S
細胞外基質に存在するタンパク質のファミリー。
テネイシンXとは、細胞外マトリックスを構成する巨大な糖タンパク質の一種であり、主として結合組織の構造維持や弾性繊維の制御に深く関与している分子である。
細胞外基質を構成する150kDaの糖タンパク質。ラミニンと一対一で結合する。エンタクチンとも。
ニッチ細胞から供給される、または幹細胞ニッチに存在する分子。
細胞外基質のひとつ。基底膜に存在するタンパク質。
ヒアルロン酸と結合するプロテオグリカン。細胞外基質のひとつ。PG-Mとも。基本機能はコンドロイチン硫酸鎖による細胞接着阻害。
皮膚を構成する二つの層(表皮と真皮)や関節などの細胞外基質を構成するムコ多糖。ヒアルロナンとも呼ばれる。
細胞外基質となる構造タンパク質のひとつ。主なアミノ酸はシステイン。
細胞外基質となる糖タンパク質。細胞接着分子のひとつ。
プラスミノゲン活性化酵素とは、不活性な前駆体であるプラスミノゲンを限定分解し、タンパク質分解酵素であるプラスミンへと変換するセリン蛋白分解酵素の総称である。
プラズミノーゲンとは、主として肝臓で合成されて血液中や細胞外基質に存在する、分子量約9万の糖タンパク質であり、線溶系の中核を担う不活性なチモゲン(酵素前駆体)である。
プロテインキナーゼ(セリン・スレオニンキナーゼ)のひとつ。高血糖によって活性化される(主にPKCβ)。
グルクロン酸またはイズロン酸とN-アセチルグルコサミンからなる二糖単位が50~100回繰り返した糖鎖(硫酸化多糖)。生体内では糖タンパク質として存在する。ヘパラン硫酸の糖鎖は、糖鎖内部の硫酸基を介して細胞外で様々な分子と結合し、その働きを調節する。
細胞外基質に存在し、細胞と細胞外基質の相互作用のアダプター分子あるいはメディエーターとして機能する分子。
酵素活性に金属イオンを必要とするプロテアーゼ(メタロプロテアーゼ)のうち、唾液やコラーゲンなどの細胞外基質(結合組織)の成分を分解する酵素(コラゲナーゼ)。
結合組織の細胞外基質を構成する成分。多糖とウロン酸または中性糖からなるムチン。
メカノセンサーとは、生体が受ける機械刺激を物理的シグナルから化学的または電気的シグナルへと変換する受容体、細胞、あるいは分子装置の総称である。
基底膜を構成する、細胞接着に関わるタンパク質。3つのサブユニットから構成されるタンパク質。
グラム陽性菌の細胞表面に存在するグリセロリン酸。リポテイコ酸とも。
上皮間葉移行(EMT)とは、上皮細胞が極性を失い、間葉系細胞様の性質を獲得する一連の細胞生物学的プロセスのことである。
余剰な滲出液とは、炎症反応や血管透過性の亢進に伴い、組織から漏出したいわゆる滲出液のうち、創傷治癒のプロセスにおいて過剰となった液体のことを指す。
切断に伴って遊離する小ペプチドとは、生体内において前駆体タンパク質や大きなペプチドが特定の酵素による限定分解(切断)を受ける際に、その副産物として遊離してくる比較的小さなアミノ酸配列の断片を指す総称である。
卵細胞とは、有性生殖を行う生物における雌の生殖細胞であり、受精によってzygote|受精卵を形成する細胞である。
可溶型MMPとは、細胞膜に結合している膜型MMPから膜結合領域が切断されるなどして、細胞外基質などが存在する細胞外マトリックスや血液などの体液中に遊離して存在するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)のことである。
線維性結合組織のひとつ。Ⅰ型コラーゲンによる膠原線維が豊富で細胞成分が少ない結合組織。強靱結合組織や緻密結合組織とも。
成長軟骨帯とは、長骨の端部である骨端と骨幹の間、すなわち骨端線の部位に存在する硝子軟骨の層であり、小児および思春期の骨の長軸方向への成長を担う重要な組織である。
歯根膜細胞とは、歯の根の表面にある歯根膜に存在する線維芽細胞や間葉系幹細胞などの多彩な細胞群の総称である。
歯の中心部である疎性結合組織。神経や血管が集中する部位。歯髄細胞が存在する。
がん細胞が形成する、細胞外基質を破壊して浸潤や転移するための細胞膜構造。浸潤突起の形成は細胞増殖因子の刺激やインテグリン活性化、メカノトランスダクションなどにより誘導される。
牽引力とは、物理学や生物学、医学の分野において、物体や組織を引っ張ることで生じる力、またはそれを発生させる能力全般を指す用語である。
皮膚線維芽細胞とは、皮膚の真皮層に最も多く存在する間葉系細胞であり、細胞外基質を産生・維持することによって皮膚の構造的な恒常性を維持する主要な細胞である。