クエン酸回路
解糖系から送られてきたピルビン酸をアセチルCoAとし、1分子のアセチルCoAから計9分子のATP(2分子の二酸化炭素、3分子のNADH、1分子のFADH2、1分子のATP)を得る反応。TCA回路やトリカルボン酸回路、クレブス回路とも呼ばれる。
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解糖系から送られてきたピルビン酸をアセチルCoAとし、1分子のアセチルCoAから計9分子のATP(2分子の二酸化炭素、3分子のNADH、1分子のFADH2、1分子のATP)を得る反応。TCA回路やトリカルボン酸回路、クレブス回路とも呼ばれる。
クエン酸回路において生成されるジカルボン酸。α-ケトグルタル酸とも呼ばれる。
4'-ホスホパントテン酸とは、生体内における重要な補酵素である補酵素A(CoA)の生合成経路の中間体として見出される有機化合物である。
ビタミンB2の活性型のひとつ。フラビンアデニンジヌクレオチド。リボフラビンにアデノシン二リン酸が結合した有機化合物。
TCA回路(tricarboxylic acid cycle) クエン酸回路のこと。
α-ケト基とは、カルボニル基(C=O)の隣接する炭素(α位)に別のカルボニル基が結合した構造、あるいはカルボニル基の隣の炭素原子がケトンとしての酸素原子を持つ官能基の総称である。 一般的には、有機化合物におけるカルボニル炭素の隣(α位)にオキソ基(ケト基)が存在する構造を指し、生化学や有機化学の分野におい…
アミノ酸がアミノトランスフェラーゼの働きによってアミノ基を失った化合物。示性式は R-C(=O)-COOH
ミトコンドリアとペルオキシソームで行われる脂肪酸の代謝(酸化)。
クエン酸回路において、クエン酸からシス-アコニット酸を経てイソクエン酸に異性化する反応を触媒する酵素。一般に鉄硫黄クラスターを有し、クエン酸とイソクエン酸の可逆的変換を触媒する。血清鉄の測定に応用されている。
化学式 C6H6O6、示性式 (COOH)-CH2-C(COOH)=CH-COOH で表される有機化合物。以下のシス-トランス異性体がある。
アコニット酸ヒドラターゼとは、クエン酸回路(TCA回路)の構成成分であり、クエン酸からシス-アコニット酸をへてイソクエン酸への異性化反応を触媒する酵素である。
コエンザイムA(CoA)の誘導体。活性酢酸とも呼ばれる。クエン酸回路においてピルビン酸から生成される。
アデノシンに3つのリン酸が結合した有機化合物。塩基としてアデニンを持つヌクレオシド三リン酸。ATPとも。
化学的にはアミノ基(‐NH2)とカルボキシル基(‐COOH)とをもつ有機化合物の総称。タンパク質(ペプチド)を構成する要素となる。基本となる化学構造は以下の通り。示性式は H2N-CHR-COOH
飢餓時にアミノ基転移反応を経て炭素骨格が異化される。糖原性アミノ酸は糖新生経路で血糖になり、ケト原性アミノ酸はクエン酸回路で酸化される。
クエン酸の異性体。クエン酸回路において、酢酸からシス-アコニット酸を経て生成される。オキサロコハク酸の前駆体となる。
クエン酸回路において、イソクエン酸をオキサロコハク酸を介して2-オキソグルタル酸に代謝するデヒドロゲナーゼ。
クエン酸回路において利用されるジカルボン酸。ホスホエノールピルビン酸やアミノ酸のアスパラギン酸とアスパラギンの前駆体。オキザロ酢酸とも。
カルボキシラーゼとは、基質に二酸化炭素(または炭酸水素イオン)を導入するカルボキシル化反応を触媒する酵素の総称であり、リアーゼあるいはリガーゼに分類される酵素群である。
梅干しやレモン、みかんなどの柑橘類に含まれる、無色・無臭の有機化合物。その和名はレモンの一種である枸櫞(くえん)に由来する。分子式は C6;H8O7
クエン酸サイクル クエン酸回路のこと。
クエン酸回路の最初の反応である、オキサロ酢酸とアセチルCoAからのクエン酸生成を触媒するシンターゼ。
クレブス回路 クエン酸回路のこと。
グリコリシスとは、グルコース(ブドウ糖)がピルビン酸または乳酸へと分解される一連の代謝経路であり、糖代謝の中心的な生化学的プロセスである。
クエン酸回路で代謝されないグリシンとセリン(セリンはグリシンに変換される)の代謝経路。
ヒトの肝臓において、空腹時に脂質の分解によって生成される以下のケトンの総称。全て強い酸性を示す有機化合物。
糖ではなく脂質(からできるケトン体など有機酸)を主な栄養源とする状態または、その状態によって引き起こされるケトン体の蓄積によって起こる症状。ケトン症や高ケトン血症とも呼ばれる。
ビタミンB1の欠乏症の治療薬。
ジカルボン酸のひとつ。琥珀を蒸留した際に得られたことから名付けられた。容易に水分子を失って無水コハク酸となる。
GABAシャントにおいて、γ-アミノ酪酸がGABAトランスアミナーゼによって代謝されてできる有機化合物。
シス型のアコニット酸。クエン酸回路において、アコニターゼ(アコニット酸ヒドラターゼ)に触媒されたクエン酸の脱水によって生成され、イソクエン酸に代謝される。
コハク酸とコエンザイムAが結合した有機化合物。分子式は C25H40N7O19P3S
クエン酸回路において、スクシニルCoAをコハク酸とCoAに分解する反応を触媒するシンテターゼ。このときGDPがGTPとなる。
トリカルボン酸回路 クエン酸回路と同じ。
ビタミンB群に属するビタミンのひとつ。ビタミンB3と呼ばれることもある。
炭素数16の飽和脂肪酸。生体内に最も多く存在する。
ビオチンを補酵素(補欠分子族)として必要とする酵素。ビオチン依存酵素とも呼ばれる。
グルコースやフルクトースから解糖系によって生成される最終産物であるカルボン酸。
解糖系とクエン酸回路を繋ぐ役割する酵素。ビオチン酵素のひとつであり、触媒活性部位に補酵素となるビオチンがペプチド結合している。
ミトコンドリア内に局在する、解糖系で得られたピルビン酸からクエン酸回路で必要なアセチルCoAを生成する不可逆反応を触媒する3種類の酵素の複合体。ピルビン酸脱水素酵素複合体とも呼ばれる。
クエン酸回路においてフマル酸をリンゴ酸へ変換する反応を触媒する酵素。フマル酸ヒドラターゼとも。
リポアミドデヒドロゲナーゼとは、様々な酵素複合体の構成成分として補酵素であるNAD+やFADを介した酸化還元反応を触媒するフラボプロテイン(フラビンタンパク質)である。
酸味があるジカルボン酸。分子式は C4H6O5
代謝経路とは、生体内において一連の酵素触媒反応によって分子が別の分子へと順次変換されていく一連の生化学的プロセスのことである。
細胞単位でエネルギーを産生するために行われる呼吸。細胞呼吸や組織呼吸とも呼ばれる。
必須アミノ酸のうち以下の種類は、その枝分かれ構造から分岐鎖アミノ酸と呼ばれる。分枝鎖アミノ酸とも。
体外から必要な気体を取り込み、同時に体内の不要な気体を放出する生命活動。
糖(グルコース)が代謝される一連の過程。主に解糖系からクエン酸回路、電子伝達系の一連の化学反応を指す。
糖質以外の物質(乳酸やピルビン酸、プロピオン酸、アミノ酸、グリセロールなど)からグルコースを生成すること。糖新生は食事からのグルコースが無く、肝臓内のグリコーゲンも使い果たした場合に脳で必要な血糖を維持するために行われる。
脂肪酸代謝とは、生物体における脂肪酸の合成、分解(酸化)、および代謝調節に関する一連の生化学的経路の総称である。 エネルギー産生や細胞膜の構造維持において極めて重要な役割を果たしている。
脂肪酸酸化とは、生体内において脂肪酸が分解され、エネルギーを産生する一連の代謝経路のことである。 主としてミトコンドリアおよびペルオキシソームにおいて進行し、生体の主要なエネルギー源の一つとして機能している。
補酵素A合成とは、すべての生物に必須な補酵素である補酵素A(CoA)を、ビタミンB5(パントテン酸)を出発物質として生合成する一連の代謝経路である。
補酵素FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)とは、さまざまな酸化還元酵素の補酵素として機能し、生体内での電子移動反応において中心的な役割を果たすヌクレオチド誘導体である。
コハク酸をフマル酸に酸化するデヒドロゲナーゼ。コハク酸-CoQレダクターゼやコハク酸デヒドロゲナーゼとも。
細胞質で起こる糖(グルコース)の代謝経路。酸素を必要としない。ほとんどの真核生物や嫌気性細菌ではエムデン-マイヤーホフ-パルナス経路(EMP経路)が利用されるが、一部の生物ではエントナー-ドウドロフ経路が利用される。
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。
グルタミン酸にグルタミン酸デヒドロゲナーゼが作用し、NAD+やNADP+を消費して2-オキソグルタル酸(α-ケトグルタル酸)とアンモニアが生成される反応。
酸化的な脱炭酸。例えば、クエン酸回路における2-オキソグルタル酸(α-ケトグルタル酸)からスクシニルCoAへの代謝。
呼吸鎖の一部。解糖系とクエン酸回路から送られてきた水素と酸素を用いてATPと水を合成する反応系。