ヒストン
ヌクレオソームを構成するタンパク質。コアヒストンによって構成されるヒストン八量体の周りに二本鎖のDNAが1.75回巻き付いた複合体がヌクレオソーム。
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ヌクレオソームを構成するタンパク質。コアヒストンによって構成されるヒストン八量体の周りに二本鎖のDNAが1.75回巻き付いた複合体がヌクレオソーム。
ヒストンのひとつ。リンカーヒストンとも呼ばれる。
コアヒストンのひとつ。ヒストンH2Bと複合体を形成する。
コアヒストンのひとつ。ヒストンH2Aと複合体を形成する。
コアヒストンのひとつ。ヒストンH3の末端は自由度が高く、メチル化やアセチル化、リン酸化といった化学修飾によって細胞の増殖などの情報の伝達に関与する。
ヒストンH4の20番目のリジン残基のメチル化は、染色体の凝縮やDNA修復応答、DNA複製や遺伝子発現などの機能を制御する。
ヒストンH5とは、鳥類などの赤血球に見出されるH1ヒストンファミリーの特異的なサブタイプであり、成熟した有核赤血球の核においてクロマチンの高度な凝縮と転写不活性化を担うタンパク質である。
ヒストンのアセチル基転移反応を触媒する酵素(アセチルトランスフェラーゼ)。
ヒストンアセチル化とは、クロマチンを構成するヒストンのアミノ末端テールにあるリシン残基にアセチル基が転移されるエピジェネティクス的な修飾機構のことである。
ヒストンアセチル化酵素とは、ヒストンのN末端テール部に存在するリシン残基のアミノ基へ、アセチル基を転移させる反応を触媒する酵素の総称である。
ヌクレオソームの形成や分解に関わるタンパク質(分子シャペロン)。
ヒストンタンパク質 ヒストンを参照。
ヒストンの脱アセチル化を触媒する酵素。18種類のアイソザイムが確認されている。
ヒストンH3やヒストンH4などヒストンのメチル化を触媒する酵素。
ヒストンメチル化とは、真核生物のクロマチンを構成するヒストンタンパク質のアミノ酸残基、主にリジン残基やアルギニン残基に対してメチル基が転移・付与される翻訳後修飾の一種である。
ヒストンメチル化酵素とは、ヒストンの特定のリジン残基またはアルギニン残基に対してメチル基を転移する反応を触媒する酵素の総称である。 エピジェネティクスにおいて中心的な役割を果たし、遺伝子発現の活性化や抑制を制御する重要なタンパク質群として知られている。
ヒストンメチル基転移酵素とは、ヒストンの特定のアミノ酸残基に対してメチル基を転移する反応を触媒する酵素の総称である。
ヒストン修飾とは、真核生物のクロマチンを構成するヒストンタンパク質のアミノ酸残基に対する、酵素的な化学修飾の総称である。
ヒストンH2AとヒストンH2Bによる二量体が2個、ヒストンH3とヒストンH4が2個ずつ結合した四量体がひとつの合計8つのヒストンによって構成される八量体のタンパク質。
ヒストン様タンパク質とは、主に原核生物や古細菌の細胞質内において、DNAと結合してその構造をコンパクトに折りたたみ、クロマチン様構造の形成や遺伝子発現の調節に関与するタンパク質の総称である。 真核生物が持つヒストンとは進化的な起源やアミノ酸配列において直接的な共通性を持たない場合が多いが、DNAを折りたた…
ヒストン脱アセチル化とは、ヒストンのアミノ末端テールにあるリシン残基からアセチル基が酵素的に除去される化学反応のことである。
ヒストン脱アセチル化酵素(histone deacetylase)
ATF2とは、転写因子の一種であり、bZIP型転写因子ファミリーに属するタンパク質である。
BRD4とは、エピジェネティクスの制御や遺伝子の転写調節において中心的な役割を果たすタンパク質であり、ブロモドメインおよびファミリー特異的なドメインを持つBETタンパク質ファミリーに属する分子である。 BRD4は、染色体上のヒストン尾部に存在するアセチル化されたリシン残基を認識して結合する特性を持っており、こ…
BRG1とは、哺乳類におけるクロマチンリモデリング複合体の主要な触媒サブユニットであり、ATP依存性クロマチンリモデリング因子の一つとして機能する遺伝子およびそれがコードするタンパク質のことである。正式な遺伝子名称はSMARCA4であり、SWI/SNF複合体の構成要素として転写制御やDNA修復などの多様な細胞内プロセスに…
転写補助因子のひとつ。p300と構造や機能が類似しており、ともに遺伝子発現制御に寄与する。
セントロメアタンパク質のひとつ。分子量17kDaのヒストンH3様のタンパク質。動原体の形成を起こす。
CHDのひとつ。p53とヒストンH1との三量体を形成することによってp53の転写活性能を抑制し、最終的にアポトーシスを阻害する。CHD8が欠損すると、p53が異常に活性化してアポトーシスが誘導される。
ヒストンH3のリジン残基をメチル化する酵素。Suv39hとも。
核酸のひとつ。デオキシリボ核酸とも呼ばれる。デオキシリボースを含む、細胞核の中の酸性を示す物質であることから名付けられた。
DNAの二重螺旋とは、デオキシリボ核酸(DNA)がとる立体構造であり、2本のポリヌクレオチド鎖が互いに逆向きに平行して走りながら、共通の軸の周りを右巻きに巻き付いた構造のことである。
DNAメチル化とは、エピジェネティクスを構成する主要な分子メカニズムの一つであり、DNAの塩基配列を変化させることなく遺伝子発現を制御する化学修飾のことである。 哺乳類においては、主としてシトシン塩基のピリミジン環の5位炭素原子へのメチル基の付加として生じ、5-メチルシトシンが形成される。
DNAメチルトランスフェラーゼのひとつ。DNA維持メチル化に必要なタンパク質のひとつ。UHRF1に認識された片鎖メチル化DNAを両鎖メチル化状態とする。
EGR1とは、C2H2型ジンクフィンガー構造を持ち、刺激に応じて急速かつ一過性に転写が誘導される即時初期遺伝子、およびそれがコードする転写因子である。
酵母から高等生物まで広く保存されているヒストンシャペロンのひとつ。
ヒストンシャペロン活性を持ち、rDNAのサイレンシングに関与するタンパク質。FK506結合タンパク質とも。
H1fooとは、哺乳類の初期胚発生および減数分裂の制御において重要な役割を果たす転写因子をコードする遺伝子、あるいはその遺伝子産物であるタンパク質である。
H3K27me3とは、ヒストンH3の第27番目のリシン残基がトリメチル化されたものであり、一般に遺伝子発現の抑制(サイレンシング)と深く関わるエピジェネティクスの重要なマークである。
ヒストンH3タンパク質の4番目のリジンのメチル化。現在調べられている全ての真核生物が共通して持つクロマチン修飾。
ヒストンアセチルトランスフェラーゼを参照。
HDAC阻害剤とは、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の酵素活性を特異的に阻害する低分子化合物の総称である。
DNAと非特異的に結合するタンパク質(非ヒストンタンパク質)。DNAの複製や組み換え、遺伝子転写に関与する。グランザイムAの基質。
KMT2Aとは、ヒストンメチル基転移酵素をコードする遺伝子であり、染色体11q23に位置するDNA結合タンパク質を生成する分子生物学および医学上の重要用語である。 かつてはMLL(Mixed Lineage Leukemia)とも称されていた。 この遺伝子はエピジェネティクスにおいて転写調節の中核を担っており、正常な造血や発生過程におい…
ヒストンH4の20番目のリジン残基を特異的にメチル化する酵素(ヒストンメチルトランスフェラーゼ)。PR-Set7とも呼ばれる。
N-CoRとは、核内受容体コプレッサー(Nuclear receptor corepressor 1)の略称であり、主に転写抑制因子として機能するタンパク質分子である。
転写補助因子のひとつ。ヒストンアセチルトランスフェラーゼとしての活性を持つ。CBPと類似した構造や機能を持つ。
ペプチジルアルギニンデイミナーゼのひとつ。p53により発現制御される。ヒストンのシトルリン化を介してクロマチン構造を変化させ、ダメージを受けた細胞に対してアポトーシスを誘導することが報告されている。
PRDM16とは、転写因子およびエピジェネティックなコアギュレーターとして機能し、哺乳類の発生や細胞分化、特に褐色脂肪細胞や筋由来脂肪細胞(ベージュ脂肪細胞)の分化誘導において中心的な役割を果たすタンパク質およびそれをコードする遺伝子である。
PRDMファミリーとは、特徴的なPRドメインを持つ転写因子群であり、発生、分化、および細胞周期の制御において極めて重要な役割を果たすタンパク質群の総称である。
RFTSドメインとは、タンパク質の構造および機能領域の一つであり、主にDNAメチル化酵素の制御や細胞周期の調節に関与する保存されたアミノ酸配列領域である。 RFTSは「Replication Foci Targeting Sequence」の略称であり、DNA複製部位(レプリケーション・フォーカス)へタンパク質を局在させる機能を持つことに由来して…
酵母が持つ遺伝子。この遺伝子が発現してできるタンパク質(SIR2)は、NAD依存的にヒストンH4の16番のリジンに特異的に脱アセチル化を起こす。
NAD依存的ヒストン脱アセチル化酵素。サーチュイン1とも。ATPの濃度が低下することで活性化する。
SIRT7とは、哺乳類におけるサーチュインファミリーに属するヒストンデアセチラーゼであり、主として核の仁に局在して転写調節やエピジェネティクスの維持に関与するタンパク質分子である。
SP1とは、主に哺乳動物の遺伝子発現調節において重要な役割を果たす転写因子であるSpecificity Protein 1の略称である。
Y染色体上に存在する、身体をオス化する遺伝子。Y染色体性決定領域。発見以前は精巣決定因子(TDF)と呼ばれた。
ヒストンH3の9番目のリジン残基を特異的にメチル化するヒストンメチルトランスフェラーゼを発現する遺伝子。
DNA維持メチル化に必須のE3ユビキチンリガーゼ。DNA複製後に生じる片鎖メチル化DNAを認識し、近傍のヒストンH3のユビキチン化を行う。
Xist RNAとは、哺乳類の雌におけるX染色体不活性化(XCI)の過程において中心的な役割を果たす長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)である。
X染色体不活性化とは、哺乳類のメスが持つ2本のX染色体のうち1本が機能的に不活性化され、クロマチンが高度に凝縮したバー氏体へと変化する現象である。
小胞体近傍で凝集した変異タンパクがダイニン依存性の逆行輸送によって微小管形成中心付近の細胞質で形成される凝集体。