大腸
入口が小腸、出口は肛門につながっている消化管。長さは約2m。消化物が通過するのにかかる時間は25~30時間。
HEALTH WORDS INDEX
健康・医学・生物学の用語を調べる。
入口が小腸、出口は肛門につながっている消化管。長さは約2m。消化物が通過するのにかかる時間は25~30時間。
大腸の粘膜表面から発生するがん。盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸にできるものを結腸がん、直腸にできるものを直腸がんと区別される。直腸がんの方が、血便や下痢などの自覚症状が現れやすく、また直腸の粘膜が薄いため進行しやすい。
大腸カメラとは、内視鏡を用いて肛門から盲腸に至るまでの大腸全体の内腔を直接観察し、病変の有無を診断する検査法である。
大腸上皮を構成する全ての細胞に分化する幹細胞。
大腸上皮の恒常性を維持し、障害を受けた大腸上皮を再生する幹細胞。陰窩の底部に局在し、LGR5を発現する。
大腸に生じる炎症。主に潰瘍性大腸炎を指す。
大腸癌 大腸がんを参照。
哺乳類の腸などに住む細菌。
CYP経路依存的なEPAの代謝産物。アマニ油の摂取によって大腸で増加する。
国に対して発生報告が義務付けられている感染症のグループのひとつ。
免疫調整剤のひとつ。急性白血病、慢性骨髄性白血病の治療薬および潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患や臓器移植の際の免疫抑制剤として使用される。商品名はロイケリン。
AmpCとは、多くのグラム陰性菌の染色体上またはプラスミド上に存在するβラクタマーゼの一種であり、ペニシリン系やセファロスポリン系の抗菌薬を加水分解して不活化する酵素のことである。 βラクタマーゼ阻害薬であるクラブラン酸によって阻害されにくいという特徴を持ち、医療現場における薬剤耐性の問題において重要な耐…
変異によって大腸がんの発症の原因となる遺伝子。APCタンパク質を発現する。
大腸がんの発症に関わる遺伝子のひとつであるAPCから発現するタンパク質。
アクアポリンのひとつ。AQP3の発現増加は便秘に関わることが報告されている。
大腸上皮幹細胞の分化に関わる転写因子。
B-Rafとは、ヒト遺伝子の一つであり、細胞内のシグナル伝達経路であるMAPK/ERKシグナル伝達経路において重要な役割を果たすプロテインキナーゼをコードしている。
BACとは、大腸菌(Escherichia coli)のF因子(F plasmid)を基に構築された人工染色体ベクターであり、主としてゲノムプロジェクトにおいて巨大なDNA断片をクローニングし安定に維持するために用いられる分子生物学的手法の一つである。
膵臓がんや胆管がん、胆嚢がん、胃がん、大腸がんなどの腫瘍マーカー。
CAPとは、大腸菌などの細菌において炭水化物代謝に関与する遺伝子の発現を調節するタンパク質であり、一般にはcAMP受容体タンパク質(cAMP receptor protein: CRP)とも称される転写因子である。
炎症性ケモカインのひとつ。CCL3を介して腫瘍部位に集積したCCR5発現線維芽細胞が、増殖因子を産生し、大腸がん発症進展過程に重要な役割を果たしていることが報告されている。
ケメリンをリガンドとする受容体のひとつ。
CD151とは、細胞表面に発現するテトラスパニンファミリーに属する糖タンパク質であり、インテグリンなどの膜受容体と複合体を形成して細胞接着、細胞運動、シグナル伝達などの多様な生物学的プロセスの制御に関与する分子である。
大腸がんにおいて過剰に発現するがん抗原。
大腸菌が産生する毒素の一つ。
コリントランスポーター様タンパク質のひとつ。大腸、腎臓および回腸に高発現する。
DNA修復機構とは、細胞がDNAの塩基配列に生じた損傷を認識し、これを正常な状態へと復元するための多様な酵素的反応および生体防御システムのことである。生物の遺伝情報を担うDNAは、紫外線や放射線といった物理的要因、活性酸素などの化学的物質、さらにはDNA複製時のエラーなどによって、日々絶えず損傷を受けている。…
腸管凝集付着性大腸菌を参照。
腸管出血性大腸菌を参照。
EPECとは、下痢などの消化器症状を引き起こす大腸菌の一種である腸管病原性大腸菌(Enteropathogenic Escherichia coli)の略称である。 EPECは、小児、特に乳幼児の間で下痢症の原因となる重要な病原体の一つとして知られている。
ESDとは、内視鏡を用いた粘膜下層剥離術のことであり、早期がんなどの病変に対して高周波電気メスを用いて粘膜下層を剥離し、病変を一括切除する治療法である。
2型フィブロネクチンロイシンリッチリピート膜貫通タンパク質反発性神経ガイダンス因子。神経が伸びる際、このタンパク質が存在する領域には神経が入らないように働くタンパク質。
FOLFOX6とは、主に大腸がんなどの悪性腫瘍に対する化学療法として用いられる、複数の抗がん剤を組み合わせた多剤併用療法レジメンの一つである。
早期中胚葉の分化段階で発現している転写因子。肝細胞がんや膵がん、大腸がんなどのがんで発現が増加しており、がん細胞の増殖や転移に関わることが知られている。
Fra-1とは、AP-1(Activator Protein-1)転写因子複合体を構成するFosファミリー蛋白質の一つであり、FosL1(Fos-like antigen 1)遺伝子によってコードされる分子量約35〜40 kDaの核蛋白質である。
FUT2とは、フコースを特定の糖鎖に転移させる酵素であるフコース転移酵素のファミリーに属し、主に分泌型のABO式血液型抗原やLewis抗原の生合成に関与するフコース転移酵素2をコードする遺伝子である。
IFN-βのひとつ。大腸菌を宿主細胞として製造される。ヒトのIFN-βの17位のアミノ酸が置換され、1位のメチオニンと糖鎖が脱落した構造を持つ。多発性硬化症の治療薬。
RASのひとつ。がん遺伝子(オンコジーン)であり、変異によって大腸のポリープやがんの発生やコステロ症候群の発症に関わるとされる。
lacプロモーターとは、大腸菌(Escherichia coli)のラクトース代謝に関与するラクトースオペロン(lacオペロン)の転写を開始させるためのDNA上の領域である。
MEK2とは、マイトジェン活性化プロテインキナーゼキナーゼ2(Mitogen-activated protein kinase kinase 2)の略称であり、細胞内のシグナル伝達経路であるMAPK/ERK経路において中心的な役割を果たすタンパク質キナーゼ(不活性化酵素の一種)である。 ヒトにおいてはMAP2K2遺伝子によってコードされている。
大腸がんの組織などで高発現するマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)。マトリリシン(マトリライシン)とも。
N-ミリストイル化を触媒するトランスフェラーゼ。
NOX1とは、NADPHオキシダーゼ(NOX)ファミリーの構成タンパク質の一つであり、主として細胞膜上で活性酸素種(ROS)であるスーパーオキシドを産生する酵素複合体の触媒サブユニットである。
NTRK1とは、神経成長因子(NGF)の高親和性受容体であるTRKAをコードする遺伝子であり、ヒトの第1染色体の長腕(1q21-q22)に位置している。
2011年にヨーロッパで大規模な感染を引き起こした腸管出血性大腸菌。O104:H4の流行によりドイツで48名、スウェーデンで1名が死亡している。
腸管出血性大腸菌のひとつ。2011年に富山県を中心にO111による食中毒が発生し、86名が大腸炎に罹り、そのうち34名が溶血性尿毒症症候群、21名が脳症を併発し、5名が死亡した。
ベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌のひとつ。
腸管出血性大腸菌に分類される病原性大腸菌。H抗原としてH7を持つもの(O157:H7)が多い。
腸管出血性大腸菌のひとつ。基質特異性拡張型β-ラクタマーゼを産生することが報告されている。
病原性を持つグラム陰性菌の外膜から伸びる糖鎖。菌体抗原とも。
PAKとは、p21活性化キナーゼ(p21-activated kinase)の総称であり、細胞の骨格形成、細胞運動、細胞増殖、細胞生存などの多様なシグナル伝達経路を制御するセリン・スレオニンキナーゼの一種である。
大腸菌のペニシリン結合タンパク質。75kDa。バチルス・セレウスの胞子形成初期の細胞から検出される。
がん抑制遺伝子のひとつ。網膜芽細胞腫の原因となる遺伝子として発見されたことからその名が付けられた。
胃や小腸および大腸の消化管上皮細胞のアピカル側の微絨毛に局在する受容体型チロシンホスファターゼ。
Src(エスアールシー)とは、 Rous sarcoma virus(ラウス肉腫ウイルス)に由来するレトロウイルスの遺伝子であり、がん遺伝子( oncogene)として初めて発見された v-srcのホモログである c-Srcチロシンキナーゼをコードする遺伝子、あるいはそのタンパク質産物を指す用語である。Srcは非受容体型チロシンキナーゼの一つ…
大腸を構成する結腸の一部。下行結腸の後に続き、直腸に繋がる。
S状結腸憩室炎とは、大腸の壁の一部が袋状に外側へと飛び出した憩室に、糞石の詰まりや細菌感染などを原因として炎症が生じる疾患である。
代表的なバクテリオファージ。大腸菌などに取り付くDNAウイルス。バクテリオファージと言った場合、このT4ファージを指すことが多い。
腸管出血性大腸菌が産生するベロ毒素のひとつ。発見当初は志賀毒素様毒素と呼ばれ、後に志賀毒素と同一であることが確認された。
マンゴスチンのひとつ。大腸がん細胞(DLD-1株)においてサイクリン、サイクリン依存性キナーゼの発現を低下させ、p27の発現を上昇させることにより細胞周期をG1期に停止させることが報告されている。